今年こそフランスへ

〜2023年実現へ向けて〜


2023年4月。新年度となりました。
通常の月初業務である給与計算や請求書作成に加え、年度末締め、退職者、新入職員の諸々処理、市へのたくさんの届出などなど、明日からの仕事を思うと気が重いのが正直なところですが、今日が休日で良かった。
年度末最終日が金曜だったので、いきなり新年度を迎えるよりは、しっかり切り替えして仕事に臨める気がします。

法人の管理者の一人という立場になったこの1年、プライベートでは家を買ってリノベーションして引っ越ししてで本当に目まぐるしかった。
泣きたくなるような気持ちになる日もあって、それこそ現実逃避したくて遠くへ旅したい!と思ったりもしたけれど、コロナも落ち着かない中、現実はそう簡単にいかなくて、県外に出たのは、東京と栃木への2回のみ。

一昨年の時点では友達の住むフランスへ行こうと思ってたけど、それこそ叶うわけがなく、、、
ではあったのですが、今思えば、そういうタイミングではなかったのだろうと思います。
ここで集中すべきことがあったからでもあるのだろうと。

私のような職種の立場には、コロナが5類に分類されてからが海外に行くのが相応しいし、現状では私しかできない仕事を他のスタッフにお願いすることも、昨年であれば厳しかったけど、今からなら数ヶ月あればできるはず。

今年こそフランスへ旅するタイミングだと思うので、その準備をしていこうと、仕事に追われている中でも、そんな想いを密かに高めている今日この頃です。

そのようなわけで、相変わらずブログは書けずながらも、インスタグラムへはフランスから友達が送ってくれた画像を投稿していました。

今更だけど、本当に便利な世の中ですね。
自分がいる地球の場所のほぼ反対側にいる友達と”今”を共有できる。
そして、いただいた画像を軽く編集させてもらっちゃったりして、さも自分が撮ったかのように投稿するという・・・笑

本当は現地で拝見したいところだけど、私がフランスに行った時にはきっと入居者さんもいらしてお目にかかれないでしょうから、せめてポストさせていただいて記録しておきたいと思いました。

日本で築40年以上の集合住宅というとだいぶ古い方で価値も下がりますが、フランスでは築100年越えてもその価値は高いのだそうです。
とは言え、パリの中心地に、年季の入った物件を自分で作業してリノベーションした部屋を貸し出すなんて、すごいなぁ。
しかも、パリ郊外にある自宅の方も、また自分達で修復するという話を伺い、私は本当にまだまだだなぁと思わされます。

こうやって、現地に行かずとも情報交換するだけでも良い刺激をもらえて、私も頑張ろうと思えるわけですが、やっぱり何より、百聞は一見に如かずなわけでもあり。
自分自身が、パリのアートと、ブルゴーニュの自然に触れ、旧友と語らう癒しの旅。
ますます高まるフランス旅実現への想い・・・

そして次は、久々にちゃんと自分の写真でのポストです。
「いいね!」少ないと、本の著者さんやフランスに住む友達に申し訳ない気持ちもあるのだけれど、フランス在住の日本人ユニットでいらっしゃるトリコロル・パリさんによる「フランスの小さくて温かな暮らし」は、発刊されてからしばらく経つし、私自身は人気者になりたいわけでも「いいね !」ほしくて投稿してるわけではなく(以前はセオリーに沿っていいね周りもしていたけれども、私にはしんどくて…)、むやみやたらと繋がりたくはないし、必要な情報収拾と、自分自身の意思確認、真に想いを共有できる人と繋がることが私の本来の願いなので、ご理解いただきたく。

世の中には、旅人として生きている人や、仕事上海外へ行くのが当たり前の人もいて、もちろん、普通にサラリーマンしてても海外旅行に出かける人だってたくさんいて、そんな人から見たらそこまで頑張らないとダメ?と思われるかもしれないけれど、私の現状、今の職業と立場を使命としている以上は、これくらい気持ちを高めていかないと、海外への旅は実現できないので…

でもそのお蔭で、日々を生きるテンションもモチベーションも上がっていきます。
いよいよ新年度初日、明日からも頑張っていこう✰⋆。:゚


あなたは
この新年度
何を糧に生きますか?

Shu Ito 写真展「 Pulse -屋久島の鼓動-」東京で開催中

旅する写真家 Shuさんが捉えた屋久島の素晴らしい自然に癒されたい


ここ仙台出身の写真家Shu Ito(伊藤秀海)さんの個展について、先日、当ブログでも簡単に告知させていただいたところでしたが、いよいよ始まりました!

展覧会の準備風景

告知させていただいた記事はこちら
日本の魅力を伝える写真家 Shu Itoさんの情味溢れる動画/「クールジャパンコンテスト2021」にノミネートされるのも納得!


以下は、Shuさんのインスタグラムサイトで、今回の写真展開催前日、会場(ケンコー・トキナー ギャラリー)の設営完了後にポストされたものです。

写真好きなら知っている「ケンコー・トキナー」は、カメラのレンズに利用するフィルターにおいて日本を代表するメーカーさんです。
フィルターって種類がたくさんあって、メーカーも数社あるので、どれが良いか迷うのですが、ケンコー・トキナーさんなら間違いないだろうと思って、私も愛用してます♪

そんな大手ケンコー・トキナーさんがShuさんのスポンサーとなってから初の記念すべき今回の写真展が、先日2022年4月13日(水)より開催されているのです。

というわけで、こちらは、ケンコー・トキナーさん制作によるShuさんの個展のPR動画。


こちらでもお話しされているように、フィルターやカメラの機能を活用した抽象的な表現がされた作品も展示されていて、じわじわと人気度がアップしているようです。

特に今回は、展示されている写真を購入できるのはもちろんのこと、更には気に入った作品を別途ピュアWプリントにして購入できるというとっても嬉しいスタイルが取られているのだそう!

ピュアWプリントとは、写真がいわばステンドグラスみたいな感じで光を透過して、両面からその美しさを楽しむことができる特殊な印刷なのですが、そのプリントによるShuさんの作品がとっても人気なんです。

ピュアWプリントによるShuさんの作品についての記事はこちら
写真家 伊藤秀海 (Shu Ito)のフォトインテリア/美しい風景と光が奏でる素敵なアート
写真家 Shu Ito @東北 HAPPY HOLIDAY 2021/素敵すぎたイベントに忘れない感動と心からの感謝


さて次は再び、Shuさんがインスタグラムへ投稿された過去Picです。
昨年(2021年)の8月に、Shuさんが初めて屋久島を訪れ、現在へと至るきっかけとなった時のものですね。


美しいもの感動できるものを捉える眼力って、養われるものだと思います。
海外と日本各地を旅し、様々な風景や人と文化に出会って豊かな心とその眼力を培ってきたShuさんによって捉えられた自然は、生き生きとしていながら、荘厳さの中に静けさや優しさが宿っていて、本当に美しい。

日本人である私たちでさえも情報化社会の現代で忘れがちな、ここ日本の素晴らしい自然の描写、Shuさんのアーティスティックな表現力もますます磨かれていて、一見の価値ある展覧会です。

今回の写真展もまたきっかけとなって、今後Shuさんの活躍の場や作品展の開催もますます増えることと思います。
たくさんの方々に笑顔あふれ価値ある出会いがもたらされ、幸せが広がって行きますように★彡



会場であるケンコー・トキナー ギャラリーについてですが、東京中野区にあるケンコー・トキナー本社ビルの2階に、フィルターやそれ以外にも様々なカメラグッズを扱うショップがあり、その隣にギャラリーが併設されていて、入場は無料です。

『伊藤秀海 写真展 Pulse – 屋久島の鼓動 -』
会期:2022年4月13日(水)〜4月25日(月)
会場:ケンコー・トキナー ギャラリー
住所: 〒164-8616 東京都中野区中野5-68-10 KT中野ビル2F
開館時間: 11:00 – 19:00(火曜定休)


あなたは
どんな風景に
心が癒されますか?

日本の魅力を伝える写真家 Shu Itoさんの情味溢れる動画

「クールジャパンコンテスト2021」にノミネートされるのも納得!

※3月15日に下部に追記をしたのでそれ以前にご覧になった方は今一度m(_ _)m


敬愛する”世界を旅する写真家 Shu Ito伊藤秀海)”さんが動画の新作を先月(2022年2月)リリースされているので、ちょっと遅ればせながらも、ここで皆さまと共有できればと思います。
タイトルは「This is what we are proud of / 日本の誇り 2021」★彡

ところで、私はテレビは一応持っているけれど、朝のニュースチェックとよっぽど好きな番組を見る以外は、パソコンと映画鑑賞のためのモニターと化してます。
そして、映画は好きだけど、動画が氾濫するこの現代ですが、時間を取られる動画は、よほど時間に余裕がある時で、かつ、間違いなく自分にとって価値あるもの、興味が惹かれるものでない限り、まず見ません。

そんな私ですが、ShuさんのYouTubeチャンネルは登録していたので、今回制作された作品もすぐにチェックすることができ、日本らしさを感じるこの心あたたまる動画はたくさんの人に見て欲しいなぁと思い、リリースされた2月の時点でTwitterには呟いてみたのですが、SNS苦手でTwitterこそ始めて間もない私、大した波及効果もないのでそのうちブログに取り上げてみようと考えていたところだったのですが、この度、内閣府が企画する「クールジャパン動画コンテスト2021」に、めでたくノミネートされたとのことで!

https://twitter.com/cjcontest2021/status/1501870907006070788?s=20&t=ip6Z8rT-zwLK6hHuYEeugQ
上図はTwitter画面ですが、「クールジャパン動画コンテスト2021」の公式Webサイトはこちらです。
https://cj2021.go.jp/

Shuさんの作品は、シンプルに映像とBGMだけでまとめられた2分弱の動画ですが、これが、何度観ても飽きないほど良いです。

好みはあるかと思いますが、いかにもプロモーションというものより、予め計算されたものではないナチュラルさ、真のストーリーが宿っていると感じられるものに、やはり心が打たれます。

日々の忙しない生活の中で忘れがちな、ここ日本にある素晴らしい自然、本来の日本ならではの食と文化、人々の朗らかで飾らない姿。

そんな心に響く情景を瞬時に捉える写真家としての眼力に加え、音楽家のお母様に育てられた幼少期のエレクトーン・ピアノ仕込み、奏でたいと思った曲を即興で弾ける絶対音感を持つ音楽的才能にも恵まれたShuさんによって映像と音楽による調和をよく考えて作られた動画作品だからこそなのでしょう。

各部門合わせて424件の応募があったそうですが、その中からノミネートされたのも納得できます。


以下は、この動画に添えられている、Shuさんによるコメントです。

____________

This is what we are proud of Japan.
I spent most of my 20’s in overseas.
I came back to Japan due to spread of COVID-19 in July 2020, then started to seek the beauty of Japan nature and culture.
I was amazed by seeing Japanese old culture that have been here for many many years, which I didn’t have any ideas before I came back.
In this video, I’d like to share the food culture of Japan, how we grow rice/mandarin as well as the majestic nature that we have here in Japan.

日本の自然、食文化、人の在り方
20代の殆どを海外で過ごし、コロナをきっかけに日本へ帰国。
まだ当時は若かったのか、それとも外の世界を見る事で、気付くことが出来たのか。
自分の生まれ育った国には、まだ未知の景色や歴史、文化が沢山ありました
今回の動画は、日本の持つ大自然と食のあり方をテーマに制作したものです。

____________

さて、今回の動画には、Shuさんが以前インスタグラムに投稿した動画で、私もとってもお気に入りのタイムラプスの映像も一部挿入されていたので、それもこちらでシェアさせていただきますね。

未だコロナ禍にある状況ですが、無事海外渡航が可能となる時には、ずっと思い続けているフランス・スイスの旅を実現させたいと思っている私に、この映像がスイスっぽく思えて(まだ行ったことないのに)、夢を膨らませてくれることもあり、ブックマークして朝のお目覚め後に何度となく拝見してます ♪

あ、、それって逆に言うと、ここ日本には、いくらでも海外に劣らない素晴らしい環境があるということかもしれませんね・・・

この自然豊かな日本に生まれ、生かされている私たち。
島国として守れらてきた環境と、先祖たちが築いてきた文化に感謝して、これからも心豊かに日々を過ごしてゆこう。
そう改めて思わせていただける素敵な動画作品に、心からありがとうございます✿


さて、そんな写真家Shuさんの個展が、来月(2022年4月)東京で開催されます!展覧会タイトルは「Pulse 屋久島の鼓動」。
UNESCO世界遺産として登録され、世界でも有数の自然遺産として日本の誇りでもある屋久島は「洋上のアルプス」と例えられるほどの特徴的な地形で、多雨地域。その環境で育まれた屋久杉による景観が日本随一の自然美であると称えられています。
その屋久島を現在拠点として活動しているShuさんによって表現される世界。
以下は、この写真展開催にあたってのShuさんのメッセージです。

______________

2020年の7月にコロナの影響で日本へ帰国後、旅先で出会った屋久島という場所。
そこで目にしたのは、目まぐるしい天候の変化、そして”水の循環 ”でした。
海が水蒸気となり空に上がり、雨を降らせてそれが川となり、滝となり、また海へ戻っていく。
その様はまるで、水には意志や記憶があるようにさえ感じ、私たちはただ生かされている存在であることに気付かされました。
今回の展示では、変化する水の形を32点の作品で表現いたします。

___________

今回の写真展は、Shuさんのスポンサーでもあるカメラのレンズフィルターで日本を代表するメーカー「ケンコー・トキナー」さんの東京中野区にあるギャラリーで開催されます。

ケンコー・トキナーギャラリー
会期:2022 年4⽉ 13 ⽇(⽔)〜4 ⽉ 25 ⽇(⽉)
時間:11:00 – 19:00 (火曜定休日)
後援:屋久島観光協会
会場所在地:東京都中野区中野5-68-10 KT中野ビル2F

写真展直前の4月10日(日)に、写真家×シンガーソングライター×画家の3人のアーティストさんによるトークイベントが開催されるそうです☆
会場:ヴィジョナリー・ワーク・ガレージ
詳細はこちら→https://peatix.com/event/3194418
ケンコー・トキナーギャラリーが会場となる今回のShuさんの写真展のDMデザイン

ネガティブな話題が尽きない現代におかれても、あたたかで純粋、柔軟な心を持ち、その人自身の心の在り方、自らがやりたいことを貫く姿勢で豊かな気持ちは育んでいけるもの。
そんな希望と幸せのスパイラルが、これからもさらにShuさんを取り巻く環境で広がっていくのでしょうஐ⋆*♡・:*ೄ·*♪.。.:*・゚✽


写真展開催に関する記事はこちら
Shu Ito 写真展「 Pulse -屋久島の鼓動-」東京で開催中/旅する写真家 Shuさんが捉えた屋久島の素晴らしい自然に癒されたい


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日本のどんなところが
お好きですか?

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2021年も残すところあと2週間を切ってしまいましたね。
今年1年を共に過ごさせていただいた、写真家 Shu Ito(伊藤 秀海イトウ シュウ)さんの2021年カレンダーはまもなく大切にファイリングすることになるので、いつでもこのブログで見ることができるように、勝手に動画としてまとめさせていただきました♪
各月に添えられたShuさん自身によるメッセージも付記しておきます。

1月希望に満ちた道筋を照らす光は、前を向いた時に見えてくる。(ギリシャ ケルキラ島)
2月誰にでも、この鳥のように世界を羽ばたく事は出来る。それを望むか、望まないかは、自分次第。(メキシコ プエルト・バヤルタ)
3月忙しい生活の中で、立ち止まって空を見上げる時間は、忘れがちだけど尊い時間。(オランダ アムステルダム)
4月:この世界は、全てが合わさって一つの奇跡なのだ。(フィジー サブサブ島)

5月静けさと同時に、海と空の二つの世界が交わった。(フィリピン マニラ)
6月:朝起きて船頭へ出ると、おとぎばなしの世界に出てくるような形の島が目の前にあった。人生は冒険なのだ。(クック諸島 ラロトンガ)

7月大海原にいる、一羽の海鳥の存在感は、圧倒的だった。(マニラ湾 フィリピン)
8月:荒波を越えていく時こそ、力を抜いてみよう。風や波に身を任せて。(ニュージーランド アカロア)

9月空を追いかける事は、夢を追いかける事。止まることを考えず、ただ夢中になって。(ノルウェー ベルゲン)
10月:まるでオーロラのような、オレンジ雲のカーテン。この瞬間、時間が止まった感覚がした。(メキシコ ラパズ)

11月様々な形や色、性格や個性があるから面白い。周りと違っている自分を、認めてあげよう。(アメリカ ハワイ)
12月見たものを美しいと思える感性と、全てに感謝出来る心。
それだけあれば、十分なのだ。(クロアチア ドブロブニク)

ところで、昨年Shuさんのカレンダーを紹介させていただいた時に、占星術によると2021年は、これまで長く続いた「土の時代」から「風の時代」へと移行する年なのだそうということを述べました。

「希望」 旅するフォトグラファー Shu Ito のメッセージ/写真家 伊藤秀海さんの2021年カレンダー

物質的なところに価値基準を置く「土の時代」から離れて、空気感や精神といったものに価値を持つ「風の時代」へと移った今年2021年は、あなたにとってはどんな1年でしたか?

この「風の時代」はまだしばらく続くそうです。
しばらく、というのは、200年とのことですから、2021年を生きている私たちにとっては命を全うするまで、ということですね。
「風の時代」とは、ものに縛られたり、型にはまることがなく、自由で、多様性に富んだ世界観とのこと。
これを、あなたはどう捉えるでしょう。

私は特に信心深いタイプではないですが、このメッセージにはとても共感できるので、この流れに乗って、『与えられた環境の中でもできる限りにフレキシブルな私』を生きてゆきたい、そう思っています。

さて、この「風の時代」に相応しい生き方を貫いているのが、写真家のShuさんです。
彼によって制作された来年のカレンダーは今年以上に洗練されて素敵なので、もちろん2022年も共に過ごさせていただくことにしました。

2022年のShuさんのカレンダー、気になる方もいらっしゃるでしょうから、こちらもご本人の許可を得てご紹介させていただきます。


旅する写真家 Shu Itoさんの2022年カレンダーのタイトルは『Compass of your soul – 魂の羅針盤』。
今回も月毎にShuさんによるメッセージが添えられていますが、2021年版に比べシンプルかつインプレッシブ。

素敵に年齢を重ねよう。(1月 ミャンマー バガン)

Aging gracefully.(Bagan, Myanmar)

与える人であろう。(2月 カンボジア シェムリアップ)

Be a giver.(Siem Reap, Cambodia)

働くときはシャープに、遊ぶ時は本気で。(3月 ノルウェー ベルゲン)

Work sharp, play hard.(Bergen, Norway)

時間は有限だが、未来は無限だ。(4月 ロシア サンクトペテルブルク)

Time is limited, but your future isn’t.(Saint Petersburg, Russia)

考えるんじゃなく、感じるんだ。(5月 ラオス ルアンパバーン)

Don’t think, just feel.(Luang Prabang, Laos)

自分だけの視点と世界観を持って。(6月 日本 屋久島)

Have your own Perspective.(Yakushima, Japan)

まずは自分自身を幸せに出来る人に。(7月 モンテネグロ コトル)

Make yourself happy before others.(Kotor, Montenegro)

自信は与えられるのでなく、自分で創るのだ。(8月 スペイン マラガ)

Be confident in yourself.(Malaga, Spain)

今やるか、二度とやらないか。決めるのはあなた。(9月 ギリシャ サントリーニ島)

Now or never, you decide.(Santorini, Greece)

私たちの命は、大自然の中のほんの一部だ。(10月 アメリカ グランドキャニオン)

We are a part of naure.(Grand Canyon, USA)

魂を解放して。(11月 ニュージーランド ワナカ)

Free your spirit.(Wanaka, New Zealand)

私はもう準備が出来ている。(12月 スコットランド クイーンズフェリー)

I am ready.(Queensferry, Scotland)

from the 2022 calendar produced by SHU ITO


Shuさんの2021年カレンダーと同じスタイルで、A4サイズのクリップボード付き。
2021年版を購入済みの人にはありがたく、クリップボード無しのタイプも別途販売されています。

ファンの意見も大事にして、2022年版は2021年版よりも写真のサイズ大きめに取られていたり、素敵な写真がクリップで挟まれてしまわないように配置に工夫をされたりと、嬉しい配慮がなされています。
また、満月、新月の情報の記載も追加されていて、月が好きな方、占い好きな方、などにも重宝されそうです。

画像で比較するとこんな感じで、より洗練されているのがわかりますね。

Shuさんのカレンダー2021年版と2022年版の比較(クリップボードはいずれも2021年版)

販売予定数だった100部は早くも完売してしまったとのことで、急遽50部追加販売され、残り20部ほどだそうです(12月19日時点)。
気に入ったカレンダーを持つと新たな月を迎えるのが楽しくなりますが、150部中の一つって更に特別感が増しますね。

Shuさんの販売サイトはこちらです♪
https://shuito.stores.jp/

なお、明日(2021年12月20日(月))まで、Shuさんが写真家となるきっかけとなった地ニュージーランドの、ニュープリマス市と姉妹都市である静岡県三島で、写真展が開催されています。

会場は、カフェRiviere(三島市広小路町1-17)。現地での様子を、写真と動画でシェアしていただきました。

写真好きな人、カフェが好きな人、アート好きな人、Shuさんが好きな人、etc…
たくさんの好き、豊かな気持ちが集っている素敵な展覧会、遠くにいながら垣間見させていただけ、嬉しいです。

これを節目に、日本が誇る世界遺産の土地 屋久島へと拠点を移すShuさん。
彼が捉える素晴らしい自然や文化、そして心身を解き放った人々の幸福な姿、さらなる感動を私たちに与えてくれるのでしょう。心から応援しています。

ShuさんのWebサイト
https://shu-photography.com/ja/shu/


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紅葉の秋保プチ旅/自然と美食と芸術を満喫する秋の一日



あなたは
新しい年のイメージ
できていますか?




世界遺産の運河都市アムステルダム回顧

400年の歴史を持つオランダの環状運河都市


TVを普段ほとんど見ない私でも愛好している番組、毎週日曜の午後6時から放映されるTBSの「世界遺産」、本日(2021年5月9日)の内容は『アムステルダムの環状運河地区 〜 400年前に誕生!人工の水上都市』ですね。


オランダの首都アムステルダムは、水路が街の中にはりめぐらされた運河の街。
この運河地区は「アムステルダムの中心部:ジンフェルグラハト内部の17世紀の環状運河地区」(Seventeenth-century canal ring area of Amsterdam inside the Singelgracht)という名称で2010年に世界遺産として登録されました。

世界遺産として認められるには、「世界遺産条約履行のための作業指針」で定められた10項目登録基準の一つ以上に当てはまる必要があります。
このアムステルダム環状運河地区登録基準(ⅰ)(ⅱ)(ⅳ)

(i):人類の創造的資質を示す傑作。
(ii):建築や技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展において、ある期間または世界の文化圏内での重要な価値観の交流を示すもの。
(iv):人類の歴史上において代表的な段階を示す、建築様式、建築技術または科学技術の総合体、もしくは景観の顕著な見本。

この世界遺産についての説明を、「世界遺産検定2級公式テキスト くわしく学ぶ世界遺産300」より参照して、以下に記載します。

アムステルダム旧市街から一番外側の運河「ジンフェルグラハト」まで扇状に広がっている環状運河は、16世紀末から17世紀初頭にかけて、新しい港湾都市プロジェクトとして整備された。
運河間の泥沢地から排水して干拓した土地に市街地を広げ、運河沿いには切り妻屋根を持つ均質的な建物が立ち並び、港から入った物資は運河を通って街の隅々にまで運ばれた。
アムステルダムの急速な拡大は、大規模な都市計画の見本として、19世紀まで世界の都市計画に影響を与えた。

さて、「緊急事態宣言」及び「まん延防止等重点措置」が発令されている、この2021年のコロナ禍中のゴールデンウィークも、何処にも行けずあっけなく終わってしまいましたので、またいつか旅行できる日を夢見て、今日は、過去に訪れたアムステルダムを、写真で回顧してみようと思います。

私が訪れたのは2019年のちょうど今頃の時期、アムステルダム運河地区散策の当日はあいにくの空模様でした。


東京駅とよく似ていると言われるアムステルダム中央駅を中心に運河が広がっています。
駅前には運河クルーズ運行会社がたくさんあり、世界遺産運河のクルージングを楽しむことができます。


歴史を感じる美しい運河。様々な橋の形状も面白い。


ところどころに跳ね橋があります。


アムステルダムの家並みといえば、これ。
カラフルで楽しげなものもあれば、モノトーンでシックなところも。


市庁舎として建設されたアムステルダム王宮
屋根に立つギリシャ神話の巨人アトラスの像は、アムステルダムのシンボルの一つ。


今は博物館となっているアンネフランクの家
かなり人気のスポットで数週間前には予約する必要があり、私は残念ながら、入館できませんでした。


絶対に訪れたかったレンブラントの家
偉大な画家レンブラント・ファン・レインが1639年から20年間住んでいた家を利用した美術館もアムステルダムの街中にあります。


2019年はちょうどレンブラントの没後350周年だったので、レンブラント出生のオランダに是非行きたい!と思って訪れたのでした。
アムステルダム旧市街から一番外側の運河「ジンフェルグラハトSingelgrachtシンゲル運河)」沿いに、美術ファンなら必ず訪れたい「アムステルダム国立美術館Rijksmuseum)」があります。
ここでも、レンブラントの特別展が開催されていました。


アムステルダム国立美術館は、ゴッホの「自画像」や、フェルメールの「牛乳を注ぐ女」などの所蔵品はさることながら、その建物自体も素晴らしく、とても広くて数時間では見切れないけれど、ここはレンブラントの名作「夜警」が収蔵されていることでも有名です。
レンブラントの没後350周年ということもあって訪れたオランダ、この作品を見ないわけにはいかないのですが、ご覧の通り、すごい人でした。


大勢の人に圧倒されましたが、挫けずにいいポジション陣取って、しっかり堪能しました。


400年の歴史を持つアムステルダムの運河都市、素晴らしい世界遺産と芸術を味わえる旅でした。
またそんな旅に行ける日はいつだろう・・・


あなたの
旅の思い出の地は
どこですか?


「くわしく学ぶ世界遺産300<第5版> 世界遺産検定2級公式テキスト」マイナビ出版
「くわしく学ぶ世界遺産300<第5版> 世界遺産検定2級公式テキスト」マイナビ出版

あの日からもうすぐ10年

東日本大震災から静かに復興している閖上


年明け初めて、自分の生まれた地「閖上(ゆりあげ)」に行って来ました。
閖上は、宮城県名取市の港町です。

少し雲がかってはいましたが、寒さ和らぎ爽やかなお天気に恵まれ、気持ち安らぐ時間を持つことができました。

2011年3月11日、東日本大震災が発生したあの日から、もうすぐ10年という節目を迎えます。

無慈悲にも壊滅してしまった閖上ですが、ゆっくりと静かに復興しています。

閖上の砂浜と穏やかな太平洋。
この海があのおぞましい津波と化したとは想像もしたくないです。

あの津波を受けて、長い長い堤防が設けられました。
今では、散歩、ランニングにはうってつけの環境。

そして、昨年(2020年)10月には「名取市サイクルスポーツセンター」が復活をとげました。

同施設は、1975年に開設され、私にとってはもちろん、閖上で生まれ育った人なら何度となく訪れたであろう思い出の場所。

1周4キロの「サイクリングロード」や「おもしろ自転車広場」に、スポーツコート、さらには日帰り入浴も可能な天然温泉も備えた名取ゆりあげ温泉「輪りんの宿」が併設され、震災前より充実したレクリエーション施設として復活した「名取市サイクルスポーツセンター」。
東北の新しいレジャースポットとして再出発されたこと、閖上出身者として、とても嬉しく思います。

宿泊施設「輪りんの宿」の屋上からは、広大な景色を臨むことができます。

伊達政宗の命じにより物資輸送のために開削された貞山堀(ていざんぼり/貞山運河)の周辺も、綺麗に整備され、喧騒のない静かな時間を過ごすことができます。

貞山堀を挟んで「名取市サイクルスポーツセンター」の対岸側は、釣り船の出船場となっています。
手ぶらで釣りが楽しめるサービスなどもあるそうですよ。

閖上港朝市が開かれる場所付近の堤防も整備され、そこから眺める並んだヨットと広浦湾の風景は、昔と似ている部分もあり、ノスタルジーを感じます。

あの日からもうすぐ10年。
変わってしまったけれども、懐かしい風景もあり、私のルーツはここにあることに変わりないんだなと感じるとともに、生かされていることに感謝し、この尊い命を精一杯、大切に生きようと、改めて思えました。

清々しくも穏やかで、幸せな時を過ごせたことに、心からありがとう・・・


名取市サイクルスポーツセンターのWEBサイト


あなたの
大切な場所は
どこですか?

「希望」 旅するフォトグラファー Shu Ito のメッセージ

写真家 伊藤秀海さんの2021年カレンダー


仙台出身の写真家、伊藤秀海イトウシュウ)さんの写真が好きです。
伊藤秀海さんは、世界を旅し、国内外の自然や文化の素晴らしさを写真で伝えていらっしゃいます。

秀海さんの写真集1「LIKE NO OTHER」(ニュージーランド)

ところで、いい写真を撮るには、タイミングを狙ったり、構図を考えたり、いろいろ計算することが大事になってきます。
ワンショットのために様々な思考を巡らすことが、写真撮影の醍醐味でもあります。
また、現在では、撮影後のデジタル処理で、撮影当初の画像を相当変化させることも可能で、フィルムしかなかった頃に比べて写真の楽しみ方が増え、とても良い時代になったと思います。


ですが、あまりにも作りこまれたものはしっくりこないタイプの私。
いいね!がほしいからそれを狙って撮られてたり、目を引くため売るために修正や編集がガチガチに加えられているようなものには、すごいなーと感心はできても感動はできないのです。

その点、訪れた場所や出会った人が素敵だと感じたから撮影し、この気持ちを共有したいという想いが伝わってくるのが秀海さんの作品。
スタジオやセットでは絶対に表現できない、本物の一瞬が、たった一枚の写真から感じることができます。

秀海さんの写真集2「Just Like Sisters」(三島とニュープリマス)

周りからは「自分の好きなことで食べていくのは大変だ」と言われつつも、

一番好きで得意な事を仕事にすることが、その人にとっての一番の幸せ

写真家として写真を撮り続ける事は、夢を諦めかけている人たちに勇気を与える可能性がある

という自分自身のの声を大切にし、写真家 × 旅人 という生き方を実現させている秀海さんだからこそなのでしょう。

そして、秀海さんは今年で3作目のカレンダーを販売中です。
私も購入させていただき、手元に届いたところでした。


バインダーとセットのカレンダーなので、立てても、掛けてもOK。

バインダー背面にはShu Itoのクールなロゴが刻印されています。
2021年が終わった後も愛用させていただきましょう♪


さて、本作の写真のテーマは、「空と海と光」。私も大好きなモチーフです。
各月毎、美しい風景写真と共に秀海さんが伝えたいメッセージ付き。


秀海さんのウェブサイトにおいて各月の言葉が公開されていますので、ここでもシェアさせていただきますね。

希望に満ちた道筋を照らす光は、前を向いた時に見えてくる。
(1月 ギリシャ ケルキラ島)

誰にでも、この鳥のように世界を羽ばたく事は出来る。
それを望むか、望まないかは、自分次第。
(2月 メキシコ プエルト・バヤルタ)

忙しい生活の中で、立ち止まって空を見上げる時間は、忘れがちだけど尊い時間。
(3月 オランダ アムステルダム)

この世界は、全てが合わさって一つの奇跡なのだ。
(4月 フィジー サブサブ島)

静けさと同時に、海と空の二つの世界が交わった。
(5月 フィリピン マニラ)

朝起きて船頭へ出ると、おとぎばなしの世界に出てくるような形の島が目の前にあった。
人生は冒険なのだ。

(6月 クック諸島 ラロトンガ)

大海原にいる、一羽の海鳥の存在感は、圧倒的だった。
(7月 マニラ湾 フィリピン)

荒波を越えていく時こそ、力を抜いてみよう。
風や波に身を任せて。
(8月 ニュージーランド アカロア)

空を追いかける事は、夢を追いかける事。
止まることを考えず、ただ夢中になって。
(9月 ノルウェー ベルゲン)

まるでオーロラのような、オレンジ雲のカーテン。
この瞬間、時間が止まった感覚がした。
(10月 メキシコ ラパズ)

様々な形や色、性格や個性があるから面白い。
周りと違っている自分を、認めてあげよう。
(11月 アメリカ ハワイ)

見たものを美しいと思える感性と、全てに感謝出来る心。
それだけあれば、十分なのだ。
(12月 クロアチア ドブロブニク)


美しい風景写真に添えられた言葉に、希望を与えられます。
私が一番お気に入りなのは、12月の
「見たものを美しいと思える感性と、全てに感謝出来る心。それだけあれば、十分なのだ。」
世界遺産として登録されているクロアチア ドブロニクの、夕刻のアドリア海と要塞が映された写真もとても素敵です。

ちなみに、占星術では、今年(2020年)の12月22日に「土の時代」から「風の時代」へと移行すると言われていますね。
2021年は大転換の幕開けなんだそうです。
これまで続いてきた物質的なところに価値基準を置く「土の時代から離れて、空気感精神といったものに価値を持つ「風の時代へと移っていくのだとか。
まさにそんな「風の時代」という響きとメッセージ性ともに、ぴったりのカレンダー。

良い年を迎えられそうな気がします。
2021年も素敵な1年になりますように☆


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あなたは
新しい年を迎える準備
初めていますか?

CAT ART展@石ノ森萬画館

東日本大震災から復興した石巻で楽しむ面白建築&アート+海の幸


この漫画大国日本では知っているかたも多いとは思いますが、宮城県の北に位置する石巻市には、日本マンガ界の巨匠・石ノ森章太郎の名がつく博物館「石ノ森萬画館」があり、地域を漫画の街として盛り上げています。

石巻駅構内にて

私は特に漫画ファンではないですが、石ノ森萬画館についてはずっと前からあの奇抜な形状の建物が気になっていました。

海に囲まれた島に佇む、宇宙船のような建物「石ノ森萬画館」

いつか行こうと思いつつも、これまで通り過ぎたことしかなかったのですが、面白そうな展示会がされてるからと友達が誘ってくれて、先日、ようやく訪れることができました。

石巻駅前
石巻駅の建物もそこかしこに石ノ森萬画キャラ
石巻駅の喫茶店も石ノ森萬画キャラ
石巻駅正面

石ノ森萬画にて開催されている特別企画展は「CAT ART展 ~シュー・ヤマモトの世界~」。
期間は2020年9月12日(土)〜11月29日(日)です。

アメリカを拠点に活動するイラストレーターSHU YAMAMOTOの、美術史を彩る絵画をモチーフにしたCAT ART(キャットアート)による、多くの人を笑顔にさせる面白可愛い展覧会です。

猫または漫画または美術好きには面白く、年齢層も幅広く楽しめる展示です。

猫・漫画・美術の3つとも好きなかたにはたまらない企画ではないでしょうか。

石ノ森萬画館の付近は散歩にも最高です
そこだけ近未来な感じの、石ノ森萬画館の風貌
石ノ森萬画館の正面玄関
石ノ森章太郎氏が「漫画」を「萬画」と表現したので、この表記なのだそう
漫画な世界が見えてきます・・・
石ノ森萬画館2階の展示室入口
展示は撮影可能
美術好きじゃなくても教科書とかで見たことのある親しみある絵がたくさん
グスタフ・クニャムト「アデーレ・ニャウアーの肖像」(元はグスタフ・クリムト「アデーレ・バウアーの肖像」)
それぞれに付いているタイトルとコメントが、ネコ目線で笑えます
抽象芸術までネコ化・・・

個人的に特に面白いと思ったのは、モンドリアンコンポジション(赤と青と黄色で構成されているアノ絵)までネコ化されていたところ。モンドリアンじゃなくて、ニャンドリアン作です(笑)

石巻は東日本大震災の被災地。被災当時から復興への様子も廊下に展示されていました。この奥に展望喫茶があります。
石ノ森萬画館3階の展望喫茶から見た景色
展望喫茶の窓の外にも石ノ森萬画のキャラクターが・・・
石ノ森萬画館のリーフレット
石ノ森章太郎萬画、現代のお子様にはあまり馴染みないでしょうが、老若男女に楽しんでもらいたいという思いが伝わる
いしのまき元気いちば」で新鮮な海の幸や宮城の食材を購入できる(この写真の右手)

萬画館のある場所の対岸側には「いしのまき元気いちば」というお土産とレストランの広い施設があります。
新鮮な海の幸がお得に購入できるので、お車のかたは是非、クーラーボックスご持参で!

私が訪れた時には、秋刀魚や牡蠣など、焼きたてを食べることができました♪

宮城県石巻市は東日本大震災の甚大な被害を受けた場所ですが、世界を誇る漫画と新鮮な海の幸で盛り上げようと、頑張っています。
石ノ森萬画館は、休日でもそんなに混まない意外な穴場かもしれませんので、今回のCAT ART展をきっかけに足を運んでみるのはいかがでしょうか・・・?



あなたは
萬画の国・いしのまき
をご存知でしたか?

紅葉の秋保プチ旅

自然と美食と芸術を満喫する秋の一日


爽やかな朝を迎え、素敵な日になりそうな予感のした本日は、まさに充実の一日でした。

友達二人と、秋保(あきう)へのプチ旅。
午前9時30分に南仙台駅で待ち合わせで、友達が車で迎えに来てくれて、そこから秋保へ向かいました。

さて、秋保といえば、「秋保温泉」♪
温泉地として有名ですが、宮城県民の私たち、今回は温泉以外で楽しみます。

まず立ち寄ったのは、「アグリエの森」。
広場もあって、家族連れにはうってつけなロケーション。

ここは、お茶の井ヶ田が運営する施設なんですって。
おなじみのお茶の井ヶ田のお土産のほか、地元から県外の様々な製品や、新鮮なお野菜や生花など、広い館内にたくさん並んでました。

次に向かったのは、「万華鏡美術館」。

1999年にオープンしたこの施設、実は世界初の万華鏡専門の美術館なんだそうです。
出身県に‘世界初’があるって、誇りですね。

ちょっとシュールなゾウさんがお出迎え。
(ボタンを押すと)シャボン玉を吹いてくれます。
入ってすぐのところに大きな万華鏡が置いてありました。
お花が飾られた台を回しながら覗くととっても綺麗!早速心を掴まれます。
カメラで撮影すると・・・
展示の一部は撮影が可能です。
これも万華鏡。
鏡のマジック。面白い♪
友達に向こう側に行ってもらうと・・・
ウケる・・・
ちょっと何やってるかわかりませんが・・・
これも、ローマの真実の口を模したユニークな万華鏡。

想像以上に楽しめました。
万華鏡って奥が深いんですね。綺麗だし、色々感動。

次に向かったのは、「秋保・里センター」。
カラフルな植物で彩られていました。

ここには、名取が本店でハンバーグが有名な「HACHI(ハチ)」が入っているので、こちらで昼食にしようと思ったのですが、ちょうどぴったりお昼時だったこともあり、とっても混んでました・・・

そこで、昼食はずらして、先に進もうということになり、次に向かったのは、勝負の神様として知られる「秋保神社」。

立派なイチョウの木と立ち並ぶ願掛けの旗。
神様のいるところって、なぜだか神秘的な雰囲気です・・・

それぞれの人生に勝つことをお祈りしたら、次に向かったのは秋保でとっても有名という豆腐屋さん「太田とうふ店」へ。

お店は、秋保大滝に向かう途中、ほとんど何もない通りにポツンと建っています。
県内外からお客さんが来られるということで、夕方には売れ切れちゃうそうです。
私たちが立ち寄った時で午後1時くらいでしたが、すでに品薄でした。
というわけで、一人でこんなに購入。
お店で購入して、そこで開封して食べていくこともできます。
気持ちの良い軒下で、実食。
お豆の濃厚な旨味を堪能できるお豆腐に感動します。

次に向かったのは、「秋保大滝」。

まずは不動尊でお参り。
山をくだって、美しい紅葉と流れ落ちる滝を拝みます。

ちょっとした山歩きで運動して、今度こそ昼食を。ということで、不動尊向かい側にあるお蕎麦屋さんへ。

手打ちそばの店「二代目たまき庵」は天然舞茸の天ざるが有名なのだそう。
是非食べたいと入店しましたが、ここも並んでました。
でも二組ほど待てば座れるということだったので、待つことにしました。

ようやく食にありつけた時は午後3時でした。
でも、ここに来なければ食べられない天然舞茸の天ぷらとお蕎麦。
とっても美味しかったので、結果ここにして良かったと3人で幸せに浸りました。

こちらは麺がとても太い田舎蕎麦。
私は、本日残り一食という粗挽そばをいただきました。
麺の太さの違いは一目瞭然ですね。

そして最後に向かったのは、実は本日の真の目的であったところ。

ガラス工房 尚」さんは、今日(というか、いつも)車を出してくれた美香さんの勤務先。
美しくて個性的な作品の展示は圧巻です。
白を基調としたギャラリー兼カフェ。
落ち着く空間で、美味しいコーヒーや紅茶をいただくこともできます。
本日(2020年11月8日)まで、仙台出身の旅する写真家伊藤秀海( Shu Ito )さんの写真が展示されていました。
特殊プリントされた美しい写真が、ガラス工房尚さんのガラスフレームで飾られるという貴重なコラボレーション。

秀海さんの世界観から生まれる写真たち、素敵です。
今日は、それらの美しい写真のみならず、実際に秀海さんにお会いし、お話することができて、私は幸運です!

秀海さんの情熱を直に感じて、やっぱり私も楽しく写真を撮り続けようって改めて思えました。
ありがとうございました!!

三島とニュープリマス「Just Like Sisters
ニュージーランド写真集 「LIKE NO OTHER

写真集は二冊とも購入し、サインもいただけたので、大事にします。
そして、世界を股にますます活躍されること間違いないであろう伊藤秀海さんを、私は心から応援します。

工房をあとにしたのは、午後5時半くらいでした。すっかり真っ暗・・・

最後にご参考まで、今回の秋保の旅での訪問先の位置関係は下図の通りです。
(クリックすると拡大ページが開きます)

宮城県の山の中につき、車で動くのが一番です。
バスも出ていることは出ているのですが、移動ポイントが広範囲となるので、車をお持ちでないかたや県外からお越しのかたはレンタカーのご利用が便利です。


秋保を満喫した充実の一日。
コロナで自制状態が続いていて、日本から一歩でも出たくてウズウズしているこの頃ではありますが、こうやって地元を改めて見直すことで感じる幸せもあるわけで、それは本当にありがたいことです。
幸せに生かしていただけていることに、心から感謝します。

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あなたは
どんな秋を
感じていますか?

震災を経て9年の閖上(ゆりあげ)の海

まちは生まれ変わっても、海の景色は変わらない


本日、2020年7月23日(木)は、海の日、日本国民の祝日です。
通常は、7月の第3月曜日が海の日とされていますが、今年は、オリンピックがある予定だったために日程が調整されました。
新型コロナにより、オリンピックは延期され、その意味はなさないものとはなりましたが、毎日忙しく働く日本人にとって、祝日があるというのはやはり嬉しいことですね。

ところで、「海の日」というのは、海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願うために制定されているのだそうです。

内閣府HP:「国民の祝日」について

というわけで、本日は、私の生まれ育った海のまち閖上(ゆりあげ)について、現在の様子を、写真にて紹介させていただこうと思います。

閖上は、宮城県仙台市の隣に位置し、仙台空港の所在地でもある名取市のまちの一つで、太平洋に面した地区です。
江戸時代には仙台藩直轄の港で、仙台に魚介類を売り栄えました。
伊達政宗が掘らせたという日本最長の運河「貞山運河」(地元では貞山掘り(ていざんぼり)と言ってます)を使い仙台城下に海産物を運んだのだそうです。

現在の貞山堀

そんな歴史と海に幸に恵まれた地区ではありますが、2011年3月11日、発生した大地震によって、最大浸水高9.09mの津波に襲われた閖上の沿岸部は、完全に飲み込まれてしまいました。

今年(2020年)5月に「名取市震災復興伝承館」がオープン。見学は無料です。

私の実家も、港のすぐそばでしたので、根こそぎ流されてしまいました。
震災後、復興に尽力する人々もいる中、私はなかなか訪れる気になれなかったのですが、この度、初めて数時間、自分が生まれ育った閖上に滞在しました。

伝承館内には宮城県の学生さんらによって作られた、当時を再現したジオラマがあります。
私の家はこの辺り。ちゃんと名前があったので嬉しいです。
私の家があったあたりは、現在では工場地帯となっています。

すっかり町並みは変わってしまい、どこに来たのかわからない寂しい気持ちになってしまうのが、ここで育った人間としての正直な心情ですが、海の静かな情景と、塩と磯の香りに懐かしさを感じました。

ヨットハーバーは震災前よりずっと広く立派になりました。

子供の頃、港が遊び場の一つでした。
再生されてはいますが、現在のこの港の風景は、当時の様子に近いものがあり、なんだかとてもホッとする気持ちになりました。

この雰囲気は震災前にだいぶ近いです。
昔ながらの魚市場もなければ船も減ってしまいましたが・・・
港の対岸

津波という悲劇に見舞われましたが、普段はこんなに穏やかな景色。


震災前同様、釣りを楽しむ人も大勢います。

震災前に比べて、釣りもしやすくなったように見えます。
私は釣りしないんで、よくわかりませんけれども・・・
2019年にオープンしたかわまちテラス閖上
食事やスイーツ、この地の特産物を見て食べて楽しめる、色々なお店が並んでいます。

浜や食堂」さんで「しらすW丼」をいただきました。
閖上産北限しらすの生しらすと釜揚げしらすの丼ぶりです。
テラスで海を眺めながら食事が楽しめます♪

浜やさんのインスタグラムはこちら

対岸に見える小高い丘は、仙台市荒浜地区の「避難の丘
2020年5月に完成し、標高10m、頂上部は正方形で面積約5700㎡で、仙台市内にある5つの避難の丘で最大規模とのことです(2020年7月現在)。
この写真の奥に仙台のまちが広がっています。
釣りをしている人たちの前に流れるのが名取川で、この対岸が仙台市です。

この海に襲われたのは悲しいことではありますが、その、人間に対する自然の怒りによって、いろんなことを考えるきっかけになったし、やっぱり、自分の育った場所の海って愛しいんだなー、この海に囲まれた島国としての日本だからこそ、誇れるものや恩恵がたくさんあるんだなーと、しみじみと感じ、改めて感謝しました。


あなたの
思い出の海は
どこですか?