セーヌ川とエッフェル塔

パリの美術館巡り1 翌朝も再びセーヌ川へと向かって

〜パリ3大美術館などについて〜


いよいよパリでの美術館巡り開始。
2023年10月下旬、朝が遅いフランス、まだ薄暗い朝7時、平日の人がほとんどいないホテルのレストランにて、まずはしっかり腹ごしらえ。


私は普段、仕事は事務作業が中心でそれほど体力を使わないこともあり、朝はお腹がすいたとしっかり感じない限りはコーヒーくらいで済ますことが多いのですが、旅先ではあちこちを歩き回り、食べることよりも見たいという欲求が強くなるため、朝食だけはガッツリ取るようにしています。
もちろん、本当は食べることも好きなので、一人ではない旅路では食事の時間も重視しますが、限られた時間をどう使うかとなってくると、一緒にいる人を気にしなくても良い時は、食べることが優先順位ではなくなるということなのです。
水分だけはしっかりと取るようにし、脱水症状などをおこして元も子もなくならないように配慮して動くようにしています。

さて、お腹を満たし、8時過ぎにホテルを出て、10時からの見学を予約しているオランジュリー美術館へと向かいます。

その道すがらに撮影した建物。

ポンピドゥー・センター/国立近代美術館


こちらは、ポンピドゥー・センター(Centre Pompidou)
1977年に開館し、奇抜な外観で話題となった総合文化芸術センターです。
写真はルナール通り(Rue du Renard)沿いで、センターの裏口側にあたります。

この5・6・7階に、パリ3大美術館の一つである国立近代美術館(Musée National d’Art Moderne)が入っているので、もちろん立ち寄りたい場所でしたが、私に残っているパリでの時間は二日間のみ。
初めてのパリで絶対に行きたいところとして私自身が考えていた優先順位から、今回は国立近代美術館に入館することは諦めていたので、せめてもと、目的地へ行くための経由地に組み込むだけにとどめ、外観だけを眺めてきました。

次の写真が、先ほどの写真の逆サイド側です。
こちらが正面玄関で、国立現代美術館へは建物の外にむき出しになっているチューブ状のエスカレーターを上がっていくのだそう。

ポンピドゥー・センター/国立近代美術館

国立近代美術館は有料ですが、センターへは無料で入館できます。
せめて1階のミュージアムショップだけでも入りたかったけれど、開館は11時から。
10時に予約済みのオランジュリー美術館へと向かわなければ。

ポンピドゥー・センター/国立近代美術館
Centre Pompidou/ Musée National d’Art Moderne

住所:Place Georges-Pompidou, 75004 Paris, France
Webサイト:https://www.centrepompidou.fr/fr/


ちなみに、パリ3大美術館と言われる残り二つは、ルーヴル美術館(Musée du Louvre)オルセー美術館(Musée d’Orsay)です。

初めてパリを訪れた私は、近現代アートよりもまずはゴールデンエイジのアートを、と考えていたので、国立近代美術館は諦めても、ルーヴルオルセーは外さなかったのですが、ポンピドゥー・センターのオフィシャルサイトにちょっと面白い動画がありまして。


私は、帰国してからこの動画を見て、パリ3大美術館の一つである国立近代美術館が入ったポンピドゥー・センターでも、意外と知らない人は多いようだということを知り、私にはそれがむしろ貴重に感じ、やはり入ってみたかったと悔やんでしまったというのが、後日談です・・・

・・・気を取り直して、先へ進みましょう。

前夜にも通ったパリ市庁舎(Hôtel de Ville)前へと再び。

パリ市庁舎


正面には五輪モニュメントが掲げられ、きたるパリ2024オリンピックを大々的にアピールしていました。

パリ市庁舎
Hôtel de Ville

住所:Pl. de l’Hôtel de Ville, 75004 Paris, France
Webサイト:https://www.paris.fr/


そして、朝のセーヌ川(la Seine)

セーヌ川


夜の風景も良かったですが、朝方の静かな情景もやはり良いですね。


運河に囲まれた都市は、そこここに架かる橋を見比べるのも楽しいです。

エッフェル塔を背景に見える橋は、歩行者専用の橋の一つでパリで最初の鉄橋として知られるポン・デ・ザール橋(Pont des Arts)、日本語に訳して芸術橋

セーヌ川とエッフェル塔


セーヌ川左岸にある芸術アカデミー(Académie des Beaux-Arts)と右岸の芸術の宮殿(Palais des Arts)とも呼ばれたルーヴル宮を結ぶ橋であったことからあったことからこの名が付けられたそうです。

ポンデザール橋
Pont des Arts

住所:Pont des Arts, 75006 Paris, France


次は、ポン・デ・ザール橋(Pont des Arts)のたもとから見たルーヴル宮(Palais du Louvre)


この場所から向こう岸に見えるのが、フランス学士院 (Institut de France) の一つである芸術アカデミー(Académie des Beaux-Arts)です。

フランス学士院/芸術アカデミー

芸術アカデミー
Académie des Beaux-Arts
住所:23 Quai de Conti, 75006 Paris, France
Webサイト:http://www.academiedesbeauxarts.fr/


しばしセーヌ川の風景を楽しんだ後、ルーヴルの敷地内に入りました。


ルーブルの西側に広がるチュイルリー庭園(Jardin des Tuileries)です。


この美しい庭園の設計は、ヴェルサイユ宮殿(Palais de Versailles)の庭園をも担当し、フランス式庭園の様式を完成させた造園家アンドレ・ル・ノートル(André Le Nôtre、1613- 1700)によるものとのことです。


そのチュイルリー庭園(Jardin des Tuileries)の西端にオランジュリー美術館(Musée de l’Orangerie)はあります。

オランジュリー美術館


オランジュリー美術館といえば、印象派の巨匠クロード・モネの代表作「睡蓮」。

などなど、こうなってくると、また長くなりそうなので、続きは次回に。

オランジュリー美術館
Musée de l’Orangerie

住所:Jardin des Tuileries, 75001 Paris, France
Webサイト:https://www.musee-orangerie.fr/


パリのような街の風景
夜と朝とでは
あなたはどちらがお好きですか?


2023 フランスブルゴーニュ 1日目 その1

〜パリ シャルル・ド・ゴール国際空港からブルゴーニュへ向かった初日〜


10月末、台湾を経由してフランスへ行って参りました。
無事日本へと戻って来てからの日常は、相変わらず職場のごたごたが絶えないのが現実で、休日はただただ何も考えたくなくなり、ブログを記述するペースも遅くてタイムラグが大きくなる一方ですが、私自身、次回のより良き旅へと活かしたいので、牛の歩みなりでも記録しておこうと思います。

まずは、フランスでの1日目から。


…その前に。飛行機の乗り継ぎについてよく聞かれるので、補足しておきます。
私が今回往路で乗った便の、台湾台北の桃園国際空港からフランスパリのシャルル・ド・ゴール国際空港への乗り継ぎ時間は4 時間 45 分ですが、割とあっという間でした。

”世界の素晴らしい空港ランキング”では上位には上がらないものの、桃園国際空港は大きくて、保安検査を通った後のショッピング&フードエリアも広くラウンジ等の設備も充実しており、空き時間を有意義に過ごすことができます。

記載した写真は検査通過後に撮影したものですが、制限エリア外も盛り沢山です。
もし時間的に余裕があったら、乗り継ぎにもっと時間をとっても良いくらいだと思えました。

桃園国際空港 第2ターミナル 3・4階(制限エリア)

さていよいよ、台北からパリへと向かうわけですが、出発の時刻が予定よりも大幅に遅れ、飛行機へと乗り込むまで、何もない搭乗ゲートの待合室で1時間近く待機することに。

そして、ようやく乗った飛行機での移動時間はおよそ15時間。

それだけでかなりのパワーを消耗するとともに、無事シャルル・ド・ゴール国際空港へ到着したものの、今度は、友達との待合せ場所へ向かうための高速列車に間に合うだろうかとの焦りが。

シャルル・ド・ゴール国際空港 第1ターミナル 1階

いつもだと空港の写真も多少撮りますが、全くその余裕なく。
なので実は、上の写真は帰りに撮ったものです。

とはいえ、余裕がなかったのは、この全く初めての海外の場所で、時間的余裕のない状況で、電車の乗り換えをし、予約済みの高速列車に間に合うだろうかという私の気持ち的なもので、実際は、もともとゆとりを持って予定を立てていたので、余裕というほどの余裕は無くなったものの、落ち着いて動けば時間的には問題ないだろうという状況でした。

というわけで、冷静な心を保ちつつ(写真撮る余裕はないけど)、スタッフの方々に行き方を尋ねつつ、無事、目的の電車に乗ることができました。

電車の席に座れてホッと一息ついたところで、ようやくカメラをバッグから取り出して、フランスに降り立ってからから初めて撮った写真がこれ(笑)。

RER B線(シャルル・ド・ゴール国際空港とパリ市中心部を結ぶ高速郊外鉄道)車内

シャルル・ド・ゴール国際空港
Aéroport de Paris-Charles de Gaulle

住所:95700 Roissy-en-France, France
Webサイト:https://www.parisaeroport.fr/roissy-charles-de-gaulle


フランスでの初日は、今回の旅の目的の一つである友人との再会です。
彼女が住むのはブルゴーニュ(Bourgogne)で、待ち合わせ場所としたディジョン(Dijon)へと向かうルートは以下の通り。

  1. シャルル・ド・ゴール国際空港 第1ターミナル
    *ターミナル間は無料の無人電車CDGVALで移動
    ・まずはエレベーターでCDGVAL乗り場の2階へ
    ↓ ターミナル1〜3は5分程度
  2. シャルル・ド・ゴール国際空港 第3ターミナル
    ↓ 構内を徒歩で数分
  3. 高速郊外鉄道RER シャルル・ド・ゴール空港Aéroport Charles de Gaulle)駅にてB線乗車
    ・切符自動券売機でパリ行きのチケットを購入
    ・パリ市内であれば下車駅全て料金は同じ
    (2023年10月時点€11.45)
    ↓ 主要駅停車便で約40分
    (直行は30分、各駅停車の場合は50分)
  4. RER シャトレ・レ・アール(Chatelet Les Halles)駅にてA線乗車
    *B線を降りたホームのすぐ隣がA線

    ↓ 約2分(1駅)
  5. RER リヨン(Gare de Lyon)駅(地下)
    リヨン駅は広いので徒歩移動の為の時間的余裕が必要

    ↓ 構内を徒歩で数分
  6. 高速列車TGV リヨン(Gare de Lyon)駅(地上階 Hall2)11:56発

    ↓ 1時間35分(停車駅なし)
  7. TGV Dijon駅 13:31着

ドキドキオロオロもしたけれど、無事に予定通り、待ち合わせ場所のディジョン(Dijon)駅に到着できました。

ディジョン駅 構内

特になぜそんなにドキドキしたかというと、先に述べた通り、高速列車のチケットを予約済みだったからです。
フランスの国鉄SNCFが運営する高速列車TGV(ティー・ジェー・ヴェー)は、日本で言えば新幹線のようなもの。
と言えば想像がつきますよね?
そうです。それなりのお値段!
全席指定席で、1等席と2等席の二つの値段設定による車両があり、1等は空いてる席の中から希望する席を選ぶことができますが*、2等は詳細な席の指定ができません**。また、1等席は高い分、1名席がゆったり広めかつ防犯上の安心感があるということで、私は初めての1時間半の道のり、安心感を優先させました。

SNCFでの直接の予約であればこの選択ができますが、各国の言語に対応する交通・旅行情報検索サービス(Omio(オミオ)やKlook(クルック)といったものなど)からの予約では1等席でも自分で席を選択することはできない上、手数料が発生します。

**2等席は、通路側か窓側かという指定のみで、1等席のようにシートマップによりピンポイントで指定することができません。

そのお値段98ユーロ。日本円にしておよそ1万6千円。
今の日本人にとっては色々と何かとお高いフランス、ユーロ!絶対に乗り遅れたくない!!
もちろん、待ち合わせしてる友達にも迷惑かけるし(そこが本来はとても重要…)。

ちなみに、新幹線と同様に取る時期などによって変動するので、もっと早く取っていればもう少し安かったのでしょう…

SNCFアプリのTGVチケット予約済画面。既に使用後なので消えていますが、利用時は駅員さんが読み取るためのQRコードが表示されます。

実は今回、日本出発の直前までは、シャルル・ド・ゴール国際空港からパリ市内までの移動は、エアポートバスを利用しようかと思っていたのです。
理由は単純に、海外の初めての場所でいきなり電車の乗り継ぎは手間取るかもしれないから、市内までは直行のバスに乗ってしまった方が良いだろうと考えていたから。
それに、日本のサイトで検索すると「空港〜パリ市内移動はバスが良い」という書き込みが多いので、自分もそうするべきかな、と。

でも念の為、会う約束をしていた友人に伺ってみたら、バス到着地のオペラ(Opera)からリヨン駅までの移動も考えるとこっちの方が早いし移動しやすいのではと今回のルートを勧めていただきまして。
「RERの治安を心配しているの?」とのことでしたが、私自身は特にそういうわけでもなかったですし。
列車によるルートは私もチェックはしていて、早いこともわかってはいたけど、日本サイトでのバスによるルートの強調度合いに押され、いまいち考えが及ばなかっただけのこと。
友人から伺ったことで、なんか列車のみのプランで行けそうかも、と思うことができ計画を変更しました。

往路で私が乗ったTGVはこれと同タイプ。外観はどっしり重厚感がありますが、車内については、正直、新幹線の方がずっと綺麗で、その点では我が国に軍配を上げたい。

結果的に、今回は飛行機が遅れたこともあり、エアポートバスの場合では直行といっても限られた本数で時間もかかるので、往路は全て鉄道で予定を組んで正解でした。

もちろん、私の今回の予定がブルゴーニュまで行くからということもあったろうし、海外での個人旅行はある程度は慣れていないと、ということもあるかもしれませんが、誰かの、特に日本人だけの「絶対これがいい」的な話は、鵜呑みにするべきではないのだろうなと改めて感じました。
インターネット上で多く見かけるお話は参考にしつつも、何事も広い視野を持って、自分なりのやり方というものを模索することを楽しみつつ、豊かさにつながる行動をしてゆきたいです。

左手がフランスの主要駅の一つリヨン駅。大きな時計塔がシンボルとなっている駅舎のなんと美しいこと…(復路にて撮影)

リヨン駅
Gare de Lyon

住所:Pl. Louis Armand, 75012 Paris, France
Webサイト:https://www.gares-sncf.com/fr/gare/frply/paris-gare-lyon


毎回『改めて』何かを感じる海外一人旅。
そんなこんなで、今日も移動の話で長くなってしまいましたので、良きフランスを感じた体験についてはまた次回に…


あなたは
駅舎に感動することは
ありますか?

パリ エッフェル塔

仙台から出国し台湾を経由してフランスへ

〜全便 EVA AIR(エバー航空)による渡航記録〜


久々の海外一人旅、目指したのは、高校時代の同級生が住む国フランス
コロナ禍が明けたら真っ先に行くのはそこだと決めていたことがようやく実現し、無事帰ってまいりました。

仙台市民の私は仙台からダイレクトに出国したくて、今回、仙台から台湾を経由してフランスへと向かう航空便を利用しました。
これが、チケット購入検討時の目論見通り、人混みが苦手な私にとっては好都合で、移動や手続きの快適さを実感しましたので、しっかり記録しておこうと思います。

仙台国際空港 展望デッキからの眺め

この度私が利用した航空便はすべて、台湾の航空会社であるEVA Airエバー航空
すべて同じ航空会社だと、乗り継ぎ時の検査や手続きもすんなりだし、預け入れ荷物についてもロストバゲージの不安が減ります。

旅程は以下の通り(時刻は現地時間*)です。

<往路>
仙台から台湾(台北)を経由してフランス(パリ)へ

出発
場所:仙台空港(Sendai, Japan (SDJ))
日時:10 月 22 日 (日) 16:05
↓(所要時間 : 4 時間 45 分/便名:EVA Airways 117)
到着
場所:台北 桃園國際機場(Taipei, Taiwan (TPE-Taoyuan Intl.) ターミナル 2)
日時:10 月 22 日 (日) 18:55

*日本と台湾の時差:1時間(日本が台湾より1時間早い)

 =乗継時間 : 4 時間 45 分=

出発
場所:台北 桃園國際機場(Taipei, Taiwan (TPE-Taoyuan Intl.) ターミナル 2)
日時: 10 月 22 日 (日) 23:40
↓(所要時間 :  15 時間/便名:EVA Airways 87)
到着
場所:パリ シャルル・ド・ゴール国際空港(Paris, France (CDG-Roissy-Charles de Gaulle)ターミナル 1)
日時 : 10 月 23 日 (月) 8:40

*サマータイム**における台湾とフランスの時差:6時間(台湾がフランスより6時間早い)

**サマータイム:フランスを含むEUでは、サマータイム(夏時間)の期間は3月の最終日曜日から10月の最終日曜日まで

スマホにエバー航空のアプリを入れて。チケットの確認やWEBチェックイン等ができ、搭乗口の変更や遅延のお知らせも随時入ってくるので便利(もちろんアプリなしでもWEBサイトからでも可能)。

<復路>
フランス(パリ)から台湾(台北)、台北にてストップオーバー***し、仙台へ

***ストップオーバー:またはレイオーバー。目的地に向かう途中の乗継地で24時間以上滞在すること

出発
場所:パリ シャルル・ド・ゴール国際空港(Paris, France (CDG-Roissy-Charles de Gaulle)ターミナル 1)
日時 : 10 月 28 日 (土) 11:20
↓(所要時間 :  13 時間 15 分/便名:EVA Airways 88)
到着
場所:台北 桃園國際機場(Taipei, Taiwan (TPE-Taoyuan Intl.) ターミナル 2)
日時:10 月 29 日 (日) 6:35

 =台北にてストップオーバー:2 泊 3 日=

出発
場所:台北 桃園國際機場(Taipei, Taiwan (TPE-Taoyuan Intl.) ターミナル 2)
日時:10 月 31 日 (火) 10:15
↓(所要時間 : 3 時間 10 分/便名:EVA Airways 118)
到着
場所:仙台空港(Sendai, Japan (SDJ))
日時:10 月 31 日 (火) 14:25

(ただし、そうはきっちり予定通り行かないのが航空事情。実際には予定時刻から多少変動があったことを申し添えます)

仙台国際空港 3階フロア

仙台から東京の成田や羽田までは電車なり飛行機で行くにも時間がかかるし、特に国際便の場合はフライト時刻の2時間くらい前までには空港に到着しておくのがベターで、便の出発時間によっては前日から空港近辺に宿泊する必要もあったりして費用もかさみます。
また、どちらの空港も大きいのでカウンターはたくさんあるし、人も多く、チェックイン手続きや荷物を預けるだけでも長い列に並ばなくてはならないし、保安審査にも時間がかかります。

その点、仙台空港なら、国内便も国際便も、保安検査の入り口は別なれど、そこを通過すれば待合のフロアは一緒という規模なので、手続きに時間が取られない点でラク。
ただその分、お店も少ないので、待ち時間をショッピングで楽しみたいという人には不向きかもしれませんが・・・

仙台国際空港 2階フロア エバー航空カウンター(私は事前にWEBチェックインを済ませており、荷物を預けるのみだったので、あっという間に済みました)
仙台国際空港 2階フロア 国内線と国際線の保安検査場の位置関係

もちろん、東京まで行けば、フランスまでの直行便が出ていて、乗り継ぎなしで目的地に辿り着けるに越したことはありませんが、費用はそれなりとなります。

飛行機代の支出を抑えたかったら、どこかを経由していくことを選択せねばならず、東京からでもアジアを経由地とするパターンがよく考えられるので、仙台からフランスへの直行便がなくとも、仙台から出国してアジアの空港を経由して行けば、仙台から東京までの移動のワンステップを省くことができ、出国手続きがラクな上、費用を抑えることができます。

仙台国際空港 2階 国際線保安検査場入口
仙台国際空港 2階 保安審査を通過すれば国内線も国際線も一緒の搭乗待合室

ちなみに、私の今回の飛行機代にいくらかかったのかというと、税およびサービス料込で21万8千円。
これを高いという人もいるかもしれませんが、私の場合、仕事の都合上どうしても日程が限られていて、金額だけを優先して決めることができません。
限られた日程の範囲内で、東京から発つ便なども含めかなり検索したのですが、この金額はその中でもトータル的にみて安い方でした。
金額だけを優先して旅程を組めるのであれば、もっと安くできたろうと思います。

もちろん経由地をさらに増やしたり、乗り継ぎ時間が長くなる便を選ぶなど、移動に時間をかけることでもコストを抑えるのは可能ですが、それはそれで時間にだいぶ余裕がないとそれも難しいです。

また、私は一人旅で好きに動きたいし、旅程を交通機関から宿泊施設、回るルートなどを自分で考えることも楽しみたいタイプなのですべてを自分で決めていますが、場合によっては団体ツアーの方がよっぽどトータル的には安くなることもあります。
自分にとってのプライオリティを明確にしておけば、より良い旅が実現するだろうと思います。

結論として、今回の旅は私にとって、期間的にもコスト的にも概ね満足するものとなりました。
概ね、というのはパリでのホテル代の異常な高さに納得できかねるから。(苦笑)
本日は飛行機に関してのみの話で終わりますが、その辺も含め、フランスや台湾における記録は後日アップいたします。

最後に、2023年10月22日(日)の仙台空港の様子をもう一枚。

仙台国際空港 展望デッキ

私が仙台から台湾へと渡る飛行機に乗ったのは日曜日だったこともあったからでしょうが、この人出。
日本では未だマスクをしてる人は多いですが、コロナ禍が明けたことを改めて実感しました。

余談ですが、フランスではマスクをしてる人に出会うのは1日にせいぜい2・3人でした。
お国柄の違いを身をもって知るのもまた面白い海外旅ですよね。


あなたは
どの航空会社が
お好みですか?

今年こそフランスへ

〜2023年実現へ向けて〜


2023年4月。新年度となりました。
通常の月初業務である給与計算や請求書作成に加え、年度末締め、退職者、新入職員の諸々処理、市へのたくさんの届出などなど、明日からの仕事を思うと気が重いのが正直なところですが、今日が休日で良かった。
年度末最終日が金曜だったので、いきなり新年度を迎えるよりは、しっかり切り替えして仕事に臨める気がします。

法人の管理者の一人という立場になったこの1年、プライベートでは家を買ってリノベーションして引っ越ししてで本当に目まぐるしかった。
泣きたくなるような気持ちになる日もあって、それこそ現実逃避したくて遠くへ旅したい!と思ったりもしたけれど、コロナも落ち着かない中、現実はそう簡単にいかなくて、県外に出たのは、東京と栃木への2回のみ。

一昨年の時点では友達の住むフランスへ行こうと思ってたけど、それこそ叶うわけがなく、、、
ではあったのですが、今思えば、そういうタイミングではなかったのだろうと思います。
ここで集中すべきことがあったからでもあるのだろうと。

私のような職種の立場には、コロナが5類に分類されてからが海外に行くのが相応しいし、現状では私しかできない仕事を他のスタッフにお願いすることも、昨年であれば厳しかったけど、今からなら数ヶ月あればできるはず。

今年こそフランスへ旅するタイミングだと思うので、その準備をしていこうと、仕事に追われている中でも、そんな想いを密かに高めている今日この頃です。

そのようなわけで、相変わらずブログは書けずながらも、インスタグラムへはフランスから友達が送ってくれた画像を投稿していました。

今更だけど、本当に便利な世の中ですね。
自分がいる地球の場所のほぼ反対側にいる友達と”今”を共有できる。
そして、いただいた画像を軽く編集させてもらっちゃったりして、さも自分が撮ったかのように投稿するという・・・笑

本当は現地で拝見したいところだけど、私がフランスに行った時にはきっと入居者さんもいらしてお目にかかれないでしょうから、せめてポストさせていただいて記録しておきたいと思いました。

日本で築40年以上の集合住宅というとだいぶ古い方で価値も下がりますが、フランスでは築100年越えてもその価値は高いのだそうです。
とは言え、パリの中心地に、年季の入った物件を自分で作業してリノベーションした部屋を貸し出すなんて、すごいなぁ。
しかも、パリ郊外にある自宅の方も、また自分達で修復するという話を伺い、私は本当にまだまだだなぁと思わされます。

こうやって、現地に行かずとも情報交換するだけでも良い刺激をもらえて、私も頑張ろうと思えるわけですが、やっぱり何より、百聞は一見に如かずなわけでもあり。
自分自身が、パリのアートと、ブルゴーニュの自然に触れ、旧友と語らう癒しの旅。
ますます高まるフランス旅実現への想い・・・

そして次は、久々にちゃんと自分の写真でのポストです。
「いいね!」少ないと、本の著者さんやフランスに住む友達に申し訳ない気持ちもあるのだけれど、フランス在住の日本人ユニットでいらっしゃるトリコロル・パリさんによる「フランスの小さくて温かな暮らし」は、発刊されてからしばらく経つし、私自身は人気者になりたいわけでも「いいね !」ほしくて投稿してるわけではなく(以前はセオリーに沿っていいね周りもしていたけれども、私にはしんどくて…)、むやみやたらと繋がりたくはないし、必要な情報収拾と、自分自身の意思確認、真に想いを共有できる人と繋がることが私の本来の願いなので、ご理解いただきたく。

世の中には、旅人として生きている人や、仕事上海外へ行くのが当たり前の人もいて、もちろん、普通にサラリーマンしてても海外旅行に出かける人だってたくさんいて、そんな人から見たらそこまで頑張らないとダメ?と思われるかもしれないけれど、私の現状、今の職業と立場を使命としている以上は、これくらい気持ちを高めていかないと、海外への旅は実現できないので…

でもそのお蔭で、日々を生きるテンションもモチベーションも上がっていきます。
いよいよ新年度初日、明日からも頑張っていこう✰⋆。:゚


あなたは
この新年度
何を糧に生きますか?

親友の素敵な住まい@フランス

La Vieille Forge ラ・ヴィエイユ・フォルジュ


先日、およそ10年ぶりに友人からメールが届きました。
このHPを見てというわけではなく、私のことをふと思ってメールくれたとのこと。
はじめに」でも書きましたが、私はここ10年以上、塞ぎこんで、ほとんどの古い友人と連絡を取っていませんでした。
でも、このHP開設を機に、状況を変えていかなければと思っていたところでのタイミングだったので、まるで想いが通じたかのようでした。

彼女、久美子ちゃんとは、高校時代、3年間ずっとクラスが一緒でした。
名前順の出席番号によって、いつも私の後ろに久美子ちゃんがいた縁もあり、仲が良くなりました。

高校卒業後、ほどなくして海外に渡った久美子ちゃん。
10年程前、彼女が一時帰国していた時に会ったのを最後に、時々どうしてるかなと思いつつも、連絡せずにいました。
なので、先日メールが来た時は、泣けるほど嬉しかったです。
ほとんど使っていないメールアドレスだったけど、生かしてて、良かった。

そして今回、ご紹介するのは、彼女の現在の住まい、フランスB&Bについてです。
B&Bとは、Bed & Breakfast、朝食付の宿泊 というわけで、お宿を経営されてます。


お宿の名前は、

La Vieille Forge
ラ・ヴィエイユ・フォルジュ

フランスのモルヴァン地方自然公園に佇む、とっても素敵な石造りの民家。

Webサイトのフォトギャラリーには写真が趣味のご主人が撮られたという、素敵な写真がアップされています。
そちらから一部を、転載させていただきますね。


フランスの穏やかな田舎暮らしを堪能している彼女。
ずっと会っていなかった友達が、現代のネット社会のおかげで、急に近く感じられ、幸せです。
新型コロナによって、もうしばらく海外には出られませんが、次の行き先は、これで決まりです♪

是非、彼女のWebサイト → La Vieille Forge もご覧くださいませ。
なお、当HPリンクのページにもバナーを置かせていただきました。


あなたは
田舎暮らし
興味ありますか?

トップの写真について

心が温まるチューリップの季節♪

当サイトのトップに掲載中の写真について、紹介させていただきます。
チューリップを背景にした鴨のいる風景、こちらは、オランダに行った時の写真です。
オランダと言えば、風車や歴史地区の世界遺産、ゴッホやフェルメールらによる名画、そして最も人気なのが、チューリップ。
特に4〜5月はチューリップの季節で、オランダで花のテーマパークとして有名なキューケンホフ公園では、国のシンボルであるチューリップを中心に、色とりどりの花々が咲きほこります。

開園を待つ大勢の人
園内にある風車の展望台

さて、私もお花は大好きですが、私の旅行のテーマは、主に「美術と世界遺産などの芸術に触れること」と決めています。そんな私にとって、優先順位を決めた時、限られた旅行時間の中で「花のテーマパーク」は上位に来ません。
なのですが、ちょうどこの時は、オランダ旅行へ行く予定にした時期が5月だったので、せっかくだからキューケンホフへも行ってみようと思ったのでした。

実際のところ、とても美しい広大な花の公園に、私は夢中になってしまいました。
写真が趣味の人間にはたまらない快晴のお天気に恵まれたこともあり、絶え間なくシャッターを切り、瞬く間に時間が過ぎてしまいました。
トップに記載の写真は、その時、輝くチューリップと気持ち良さそうに池に浮かぶ鴨が可愛らしくて撮影したものです。この写真もそうですが、敷地内にはたくさんの水辺があって、そこに草花が反射するのがまた素敵なんです。

園内中央の大ききな池の周辺
トップ写真の別バージョン

オランダの花のテーマパーク「キューケンホフ公園」、お花好きにはもちろん、そうでない人にもとってもお勧めの場所です!
とは言っても、新型コロナで当分海外になんて行けませんね・・・
けど、チューリップが美しい季節は日本も同じです。

外出が自粛されているので、不必要には出歩いていませんが、体がなまってしまうので、私は朝早起きして、時たま付近をちょっとだけ散歩しています。もちろん、人との距離を保つことに注意を払って。
今朝も6時頃、近くの公園へ行きました。その公園は、先日までは桜が美しかったですし、花壇も、いつも温かい方々の手によって整備されていて、とっても綺麗なんです。
まさに今はチューリップが咲いてきたところで、可愛らしく美しい景色に心が和まされます。
それに、チューリップに限らずとも、至る所で春の草花が見られます。必要最低限の買い物に出かけるような短時間でも、自然の美しさに感動することはできますよね。

開くのが楽しみなチューリップのツボミたち
小さなパンジーの目線

ちなみに、チューリップの花言葉は、恋の告白、片思い、博愛、思いやり。

花は、季節を感じるとともに、花言葉を知るのも、楽しいですよね。

なお、本記事には、いつも花を知るポケットブックとして利用している『花屋さんの「花」図鑑』を参考にしました(絶版のため現在は古本か電子書籍のみのようです)。お花屋さんにある最低限知っておくと良いお花について、花言葉付きでコンパクトにまとめられているので、重宝してます。

あなたは草花に心があたたまる
という感覚忘れていませんか?

知っておきたい221種 最新版 花屋さんの「花」図鑑 『花時間』特別編集

ジャルパックのお買い得!海外ツアー