多様性を大切にする誰もが生きやすい世界へ

子どもから大人まで10人に1人といわれる発達障害への理解


発達障害』について、考えたことがありますか?
「生きづらさ」を感じている人、その多くが実は『発達障害』の可能性があると言われています。

発達障害は、今や子どもから大人まで10人に1人とされ、自分自身がその可能性もあれば、近隣の人がその可能性もあり、発達障害の当事者はもちろんそうでない人も、互いに付き合い方の難しさを感じているなど、問題は意外と近くに潜んでいたりして、つまりは、発達障害への理解は、全ての人が生きやすい社会へつながるといっても言い過ぎではないということです。

日本において発達障害が認識されるようになったのは、「発達障害者支援法」が2005年に施行されてからのことです。
まだわずか15年ほどですね。

この背景には、昔は単に「活発な子」とか「わんぱくな子」と言われていたような子どもたちが、現代社会の許容範囲が狭くなったことで「問題のある子」ととらえられやすくなったから、という見方もありますし、特に日本は、みんなが同じであることが当たり前で多様性を認める環境の構築を不得意としてきたため、昨今になって、独特の言動・行動特性のある人は周りから受け入れられにくい、または本人が周りとなじめないといった問題が表面化し、かつ、この多様性を認めることのできないこれまでの日本の性格そのものを問題視するようになってきたためという見方もあります。

さて、私は先日、仕事で発達障害に関するセミナーを受ける機会に恵まれました。
セミナーは2部制で、第1部が大学教授の先生による講演、第2部ではご自身が発達障害だという当事者の成人男性によるお話がありました。

演者の先生は、信州大学医学部こどものこころの発達障害医学研究室教授の本田秀夫先生。
TV出演や、出版物も多く、著名なかたです。

こちらは本田先生のご著書の一部ですが、産業カウンセラー・保育士資格を持つミュージシャン手島将彦氏との共著書『なぜアーティストは生きづらいのか? 個性的すぎる才能の活かし方』気になるタイトルですね。

「ミュージシャン」いわゆる「アーティスト」には、強い個性を持つ人、時には変わり者呼ばわりされる人もいます。
特異な個性や才能を持つがゆえに、生きづらさを感じる人々。
この本では、一般の常識を越えているという点で、発達障害を抱える人が潜む可能性の高い音楽業界を例にとって述べられていますが、発達障害と健常者の境界線は曖昧であり、多くの人にその傾向があるということを理解する上での参考になります。


ここ数年、政府をはじめ企業においても、“ダイバーシティdiversity多様性を尊重する環境Diversity and Inclusion個々の違いを受け入れ、認め合い、いかしていくことへの転換”を声高に言われるようになりましたが、こんな時代だからこそ、「みんなと同じである必要はない」ということや、それぞれの「自分の人生は自分で生きてく」という「個を尊重する」こと、新たな社会の実現への可能性が広がる「多様性を育む社会」の構築とはどういったことなのか、一人でも多くの人が意識できるようになることが重要ではないかと思います。

それは、誰もが生きやすい世界人として豊かな生きかたができる世界の創造へと、つながってゆくのではないでしょうか。

そんなことを、今回の発達障害への学びを通して、改めて感じているところです。


あなたにとって
そこは
生きやすい世界ですか?

心があたたまるクリスマスプレゼント

思いがけなく届いた美しいバラの花束


家に帰宅して数分後、突然ドアフォンが鳴りました。
モニターを確認すると、宅急便屋さんが。

今日届くものはないはずなのに、なんだろう・・・

ドアを開けると、大きな箱の届け物です。
その箱には見覚えがありました。

そうだ、去年も、この時期、叔母がバラの花束を送ってくれたっけ・・・

叔母は、バラを育てるお仕事をしています。
バラって、それだけで様々な種類があって、色もとりどり、見ているだけで本当に幸せな気分になりますよね。
そんな美しいお花を育てるのは、実はかなり大変だって、ご存知でしょうか?

叔母の指に刺さった棘を何度も見たことがあります。
棘が抜けず、驚くほど腫れてしまった指も。
グローブをつけて作業しても、新鮮なバラの強力な棘には効かないそうで。
また、長時間、立ちっぱなしの作業。
今のような冬の寒い時期はハウスの中は暖かいかもしれませんが、夏場はサウナ状で汗だくになるので何度も着替えるといいます。
想像以上の体力勝負。私だったら無理かもって、思います。

そうやって大切に育てられたバラたち。
思いがけなく届いたクリスマスプレゼント。
いつもいつもこうやって私のことを気にかけてくれる、心優しい叔母。
感謝しかありません。

さて、せっかくの美しい包装を解くのは勿体無い気もするけれど、お花さんたちのためには早めに水揚げさせてあげましょう。

しばらく私の朝の日課は、この美しいバラたちの水切り。
それは、穏やかで幸せなひと時。
明日もさわやかに目覚められそうです。


ちなみに、このバラの生産と発送は、宮城県名取市の「宮城野バラ工房 梶農園」さんから。
およそ1万㎡の敷地に16棟のハウスを設け、年間約100万本のバラを出荷する宮城県内で最大規模のバラ生産農園です。

国内最大の取扱量を誇る東京の花き市場の品評会で、グランプリを受賞したこともあるという梶農園さんのバラの品質は本物。
その農園のある名取市は私の出身地。地元の誇りでもあります。

ところで、お花のお水は毎日変えた方が良いわけですが、付いてくる花の栄養剤を入れて、そのお水をすぐ替えるのは勿体無いですよね。
(お水を替えるのが億劫な人は栄養剤を花瓶の水に溶かしましょう)
なので、私は栄養剤を溶かした水を霧吹きに入れておいて、毎朝、花瓶の水を入れ替え、水切りしたお花を活け、その霧吹きでお花と葉っぱにシュッシュします。
私は、このひと時が大好きです。
水滴の輝く花びらも素敵ですし。
特に冬場は、この作業を毎日するとお花が驚くほど持ってくれて、幸せ気分もずーっと続きます♪

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あなたは
何色のバラが
お好きですか?

幸せ指数が高い「与える人」Go-Giver

与えれば与えるほど、その人は多くを得る


あたえる人があたえられる』日本語版ではそうタイトルがつけられた本(海と月社 )。
2008年に米国で出版され、各国でベストセラーとなった『THE GO-GIVER』は、「21世紀のデール・カーネギー」の異名を持つ元トップセールスマンのボブ・バーグ&ベテランライターのジョン・デイビッド・マン(山内あゆ子訳)の共著です。

※デール・カーネギー(Dale Breckenridge Carnegie):1888年アメリカのミズーリ州出身の、話し方(スピーチ)に関する研修講師であり作家で、自己啓発業界の偉人と言われる。著作『人を動かす(How to Win Friends and Influence People)』と『道は開ける』(How to Stop Worrying and Start Living)』が今でもベストセラー。


ところで、これとよく比較されるものに『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 』(アダム・グラント/三笠書房)という本もあります。
こちらの方がここ最近も人気で、書店の話題の本のコーナーに並んでいるのを見かけることもあります。
しかしながら結構分厚く、論理的で細かな描写で綴られているので、読書好きさんじゃないとハードルが高いかもしれません。


その点、『あたえる人があたえられる(THE GO-GIVER)』の方は、『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 』のちょうど半分くらいで、内容も物語形式になっていますので、多くのかたが楽しめる作りではないかと思います。

ちなみに私も、購入した時はゆっくりじっくり読むつもりでいたのですが、文章が平易で読みやすく、物語がよく出来ていて、先が気になってしまって、結局一晩で読み終えました。

常に自分のことで頭がいっぱいだった主人公のジョーが、出会った初日から自分に感謝を示してくれたビンダーという紳士から、数名のお手本となる人物を紹介してもらいながら学びを得て、変わってゆく物語で、全部で14章で構成されています。
各章のタイトルは以下の通りです。


主人公のジョーと読者は、全部で5つの法則を学ぶことになります。


誰だって、「与えられたい」。
でも、いつも「ない」ことを嘆いて「ほしい」とばかり思って生きていても豊かな人生など送れない。
「得る・取る・奪う」ことに躍起になるよりも、「与える」ことに心を尽くせば自ずと人生は豊かになる。

与えることで人に喜ばれれば自分も嬉しく幸せな気分になるし、そればかりか、その利他の心が、やがては他力を得る。
そして、そうやって与えられたものを心を開いて受け取ることで好循環が生まれる。
そんなことを教えてくれる一冊です。


あなたは与えられたい人?
それとも
与えたい人ですか?



子どもたちを守りたい!アスイクさんのクラウドファンディング

仙台のNPO法人アスイクさんの「食糧支援×見守りプロジェクト」


『困難を抱えた子どもたちが、多様な関係の中ではぐくまれ、見守られる社会』をつくるために様々な事業を行うアスイク」という名称の、貴重な活動に取り組んでいるNPO法人が、仙台にあることをご存知でしょうか?

アスイクさんは、東日本大震災後に避難所での学習サポートをきっかけに作られた団体ですが、今では、仙台市の榴岡に事務所を置き、保育園や児童館、子ども食堂の運営などなど、震災に関わらず、宮城県内の困難を抱える子ども達の支えとなる活動をされています。

アスイクさんについては、以前ご紹介させていただいた通り、その存在を私が知ったのは、およそ1年前にアスイクさんの求人情報を目にしたことがきっかけでした。

子どもたちの幸せを願って/NPO法人アスイクさんの取り組み

当時は技術職につきたいと思い訓練校に通う直前でしたので、求人への応募ではなく、アスイクさんの活動内容を詳しく知りたいと思って説明会に行ったのがご縁で、当サイトのリンクページにもバナーを置かせていただいております。

現在、私が落ち着いた職場は、10年ほど前に私が秘書を務めていた先生がご退官後に理事長・園長を任されている保育園で、技術職ではなく、保育士資格を持つ事務員という、結局のところ事務員なのですが、アスイクさんとは近しい環境なので、親近感は増し、ますますアスイクさんを応援したい気持ちでいっぱいです。

そんな子どもたちの幸せを守るために活動されているアスイクさんが、只今クラウドファンディングにチャレンジ中です。

新型コロナウイルスの影響が出始めた今年(2020年)の3月から始めたという「食糧支援×見守りプロジェクト」。
生活が困難な子どもたちの家庭に食糧を届けるというものですが、この活動を通して、各家庭に潜む問題の発見につながったり、あたたかな心のつながりができたりと、単なる食料の支援のみで終わらないことがポイントの、素晴らしい取り組みです。

しかしながら、このプロジェクトを継続したくとも資金が足りていないとのことで、このクラウドファンディングに応募したそうです。
期間は2020年12月31日までで、目標金額は1,200,000円(300世帯への支援)。
12月15日20時現在、得られた支援総額は508,000円(サポーター44名)とのこと。
もちろん、私も応援しています!
目標が達成され、たくさんの笑顔がもたらせれることを願います。

是非、一人でも多くのかたにアスイクさんの存在と取り組みについて知っていただき、一緒に応援してもらえたらいいなと思います。

支援サイト(まちくるファンド仙台)
https://machi-kuru.com/fp/51

生きづらさを感じる人が少しずつでも減って、あたたかくて幸せな世界がどんどん広がっていきますように☆彡

アスイクさんのHPは、こちら☆


あなたも
未来を担う子ども達の
支援者になりませんか?

「希望」 旅するフォトグラファー Shu Ito のメッセージ

写真家 伊藤秀海さんの2021年カレンダー


仙台出身の写真家、伊藤秀海イトウシュウ)さんの写真が好きです。
伊藤秀海さんは、世界を旅し、国内外の自然や文化の素晴らしさを写真で伝えていらっしゃいます。

秀海さんの写真集1「LIKE NO OTHER」(ニュージーランド)

ところで、いい写真を撮るには、タイミングを狙ったり、構図を考えたり、いろいろ計算することが大事になってきます。
ワンショットのために様々な思考を巡らすことが、写真撮影の醍醐味でもあります。
また、現在では、撮影後のデジタル処理で、撮影当初の画像を相当変化させることも可能で、フィルムしかなかった頃に比べて写真の楽しみ方が増え、とても良い時代になったと思います。


ですが、あまりにも作りこまれたものはしっくりこないタイプの私。
いいね!がほしいからそれを狙って撮られてたり、目を引くため売るために修正や編集がガチガチに加えられているようなものには、すごいなーと感心はできても感動はできないのです。

その点、訪れた場所や出会った人が素敵だと感じたから撮影し、この気持ちを共有したいという想いが伝わってくるのが秀海さんの作品。
スタジオやセットでは絶対に表現できない、本物の一瞬が、たった一枚の写真から感じることができます。

秀海さんの写真集2「Just Like Sisters」(三島とニュープリマス)

周りからは「自分の好きなことで食べていくのは大変だ」と言われつつも、

一番好きで得意な事を仕事にすることが、その人にとっての一番の幸せ

写真家として写真を撮り続ける事は、夢を諦めかけている人たちに勇気を与える可能性がある

という自分自身のの声を大切にし、写真家 × 旅人 という生き方を実現させている秀海さんだからこそなのでしょう。

そして、秀海さんは今年で3作目のカレンダーを販売中です。
私も購入させていただき、手元に届いたところでした。


バインダーとセットのカレンダーなので、立てても、掛けてもOK。

バインダー背面にはShu Itoのクールなロゴが刻印されています。
2021年が終わった後も愛用させていただきましょう♪


さて、本作の写真のテーマは、「空と海と光」。私も大好きなモチーフです。
各月毎、美しい風景写真と共に秀海さんが伝えたいメッセージ付き。


秀海さんのウェブサイトにおいて各月の言葉が公開されていますので、ここでもシェアさせていただきますね。

希望に満ちた道筋を照らす光は、前を向いた時に見えてくる。
(1月 ギリシャ ケルキラ島)

誰にでも、この鳥のように世界を羽ばたく事は出来る。
それを望むか、望まないかは、自分次第。
(2月 メキシコ プエルト・バヤルタ)

忙しい生活の中で、立ち止まって空を見上げる時間は、忘れがちだけど尊い時間。
(3月 オランダ アムステルダム)

この世界は、全てが合わさって一つの奇跡なのだ。
(4月 フィジー サブサブ島)

静けさと同時に、海と空の二つの世界が交わった。
(5月 フィリピン マニラ)

朝起きて船頭へ出ると、おとぎばなしの世界に出てくるような形の島が目の前にあった。
人生は冒険なのだ。

(6月 クック諸島 ラロトンガ)

大海原にいる、一羽の海鳥の存在感は、圧倒的だった。
(7月 マニラ湾 フィリピン)

荒波を越えていく時こそ、力を抜いてみよう。
風や波に身を任せて。
(8月 ニュージーランド アカロア)

空を追いかける事は、夢を追いかける事。
止まることを考えず、ただ夢中になって。
(9月 ノルウェー ベルゲン)

まるでオーロラのような、オレンジ雲のカーテン。
この瞬間、時間が止まった感覚がした。
(10月 メキシコ ラパズ)

様々な形や色、性格や個性があるから面白い。
周りと違っている自分を、認めてあげよう。
(11月 アメリカ ハワイ)

見たものを美しいと思える感性と、全てに感謝出来る心。
それだけあれば、十分なのだ。
(12月 クロアチア ドブロブニク)


美しい風景写真に添えられた言葉に、希望を与えられます。
私が一番お気に入りなのは、12月の
「見たものを美しいと思える感性と、全てに感謝出来る心。それだけあれば、十分なのだ。」
世界遺産として登録されているクロアチア ドブロニクの、夕刻のアドリア海と要塞が映された写真もとても素敵です。

ちなみに、占星術では、今年(2020年)の12月22日に「土の時代」から「風の時代」へと移行すると言われていますね。
2021年は大転換の幕開けなんだそうです。
これまで続いてきた物質的なところに価値基準を置く「土の時代から離れて、空気感精神といったものに価値を持つ「風の時代へと移っていくのだとか。
まさにそんな「風の時代」という響きとメッセージ性ともに、ぴったりのカレンダー。

良い年を迎えられそうな気がします。
2021年も素敵な1年になりますように☆


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あなたは
新しい年を迎える準備
初めていますか?

3時のおやつ展@ガラス工房尚

楽しくて美味しくなる♪3人のガラスと金属の素敵なコラボレーション


今日(2020年12月6日)が最終日ということで、事前に皆さんにお伝えできないのが残念だったのですが、ユニークで楽しい、心が和む素敵な展示会に行ってきました。


先月の初旬にもお邪魔した、秋保のガラス工房 尚さんからいただいた、今回の特別展のご案内。


ガラス工房 尚さんは、仙台市から秋保に向かって、秋保大滝の手前にあります。


シーダーギャラリー
ガラス工房に併設した、喫茶スペースもあるギャラリーです。


今回の企画は、3人のアーティストによる、「3時のおやつ」をテーマにした楽しい展示。


主催者の鍋田尚男さんのガラス作品は、鮮やかなデザインが施されていますが、これは、熱でガラスをやわらかくし、様々なガラスを溶着させるフュージングという技法で作られているんだそうです。
色も線も全く描いてない、凄技!
どれだけ手間と時間がかかることか・・・


こちらは、金属作家の永井佳奈子さんの、とってもユニークな作品。
思わず笑ってしまう、おもしろさ溢れるものばかり。
金属って聞くと冷たそうなイメージだけど、永井さんの作品には、ほっこりしたあたたかさを感じます。


そして、さらにガラス作家の沖知江子さん。
こちらは、植物を中心とした女性的な絵付けが素敵な、小物入れやお皿などの作品たち。
どれも心が癒されます。


3時ではなかったけれど、せっかくなので、私もおやつタイムにさせていただきました。
沖さんの作品にのった洋梨のコンポート。可愛らしくて、見てるだけでも美味しい。


今回は、秋保の人気のスイーツ屋さん「豆あん」さんのカステラも選ぶことができたので、ラッキーでした♪


自然に囲まれたガラス張りの開放的なギャラリーは、光が差して、とても気持ちが良く、穏やかな時間を過ごすことができます。


最後に、今日のお土産は、透明感が美しい、カトラリーレスト。


べっこう飴みたいで、美味しそう!と、思ってしまうのは私だけではないはず・・・


きらめく透明感が美しくて素敵です。


お箸を置くと、こんな感じ。


スプーンやフォークを置くとこんな感じ。


また大切にしたい宝物が増えました。
今日も、心が豊かになる幸せに、感謝。ありがとうございます☆

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ガラス工房尚/シーダーギャラリー
住所:宮城県仙台市太白区秋保町馬場丸山12−1
電話:022-399-5728
営業:10:00 〜 16:00 or 17:00
定休日:水曜日・木曜日
(特別展中等は変更あり)
Webサイト:
https://www.facebook.com/glasssho/
インスタグラムhttps://www.instagram.com/glassstudiosho/

2020年内の企画展は今回のおやつ展が最後だそうですが、通常営業はされています。
また来年も素敵な企画展示のご案内をいただきましたら、当サイトでもお伝えしたいと思います♪


あなたの
和める場所は
どこですか?

青い鳥 クリスマスにもおすすめの絵本

クリスマス・イブを舞台にした不朽の名作 チルチルとミチルの物語


チルチル・ミチル。
誰もが知る響きだとは思いますが、それがなんの話だったか、意外と詳しくは知らない人も多いようですね。

チルチルとミチルは、ベルギーの詩人で劇作家のモーリス・メーテルリンク作「青い鳥」に出てくる主人公兄妹の名前です。

貧しい木こりの子、チルチルとミチルが、魔法使いに頼まれて、クリスマス・イブに、幸せの象徴である「青い鳥」を探しに出かけるお話。
動物や、身の回りのモノをお供におとぎの国を冒険する、結構ハラハラドキドキで、子どもから大人まで興味をそそられる物語ですが、テーマ性がシビア。『幸福とは何か』について考えさせられるとても深い内容です。


人生いかに生きたらいいのか」という探求の哲学を持っていたというメーテルリンク
青い鳥」の主題も『死と生命の意味』で、ノーベル文学賞を受賞し、世界の名作として、映画や舞台化されたり、児童以上向けに文庫本として出されているものもあれば、小さな子ども向けに絵本として出されているものまで、様々なバージョンがあります。

私は、子どもの頃、こんな感じ(下図)の絵本を持っていて、自分と同じ年頃の兄妹が不思議な冒険をするという物語が想像力を掻き立てれ、気に入って、なんども繰り返して読んだことを覚えています。


ただ、クリスマスの時のお話だったということは、大人になって改めてこちらの本を見るまでは全く記憶になく・・・


こちらは、世界文化社出版の1969年刊「世界の名作」という絵本シリーズのもので、文は高田敏子さん、絵はいわさきちひろさんによるものです。

青い鳥」については、以前ご紹介した日野原重明先生のご著書(テンダー・ラブ―それは愛の最高の表現です。)に取り上げられていたことをきっかけに、改めて読んでみたいと思いまして、どれにするか悩んだのですが、いわさきちひろさんの絵が素敵だな〜と感じて購入したものです。


先に示したアニメ風のコンパクトな絵本に比べ、こちらは字数もページ数も多く、いわさきちひろさんによる挿絵が美しく、絵本の中でも、大人も十分に楽しめる内容となっています。


付録として、メーテルリンクについての裏話や、子どもに読み聞かせるためのポイントなどが、解説として掲載されている点も気に入ってます。

日野原先生の本にしても、こちらもそうなのですが、私がお気に入りの本は絶版となってしまっているものが多く、できればこれからも多くの人に触れていただきたいのですが、そうもいかないようなのが残念です・・・
ご興味のあるかたは、古本もしくは図書館で、ご覧くださいませ。

でも、私は持っていないのですが、いわさきちひろさんの絵による「青い鳥(あおいとり)」は、文章は立原えりかさんで、講談社から出されているものもあり、こちらはまだ新品で手に入れることができます。


もし、いわさきちひろさんの絵がお好きであれば、こちらも良いかもしれません。

2020年の締めくくりに、自分へのクリスマスプレゼントとして、本当の幸せについて考える本「青い鳥」を、手に取ってみるのはいかがでしょう・・・?

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あなたの
青い鳥は
どこにいますか?


クリスマスって・・・?

喜びと、感謝の気持ちで、心豊かに迎えよう♪


今年も残り1ヶ月を切ってしまいました。
いろいろ切ない思いにかられてしまうこの時期ではありますが、少しでも豊かな日を送るために、これまでは何気なく過ごしていたことについて、ちょっと改まって考えてみるのはいかがでしょう・・・

現在、私は縁あって、可愛くて元気な子どもたちの声が響き渡る、キリスト教系の保育園でお仕事をさせていただいてます。
クリスチャンでなくとも入園できるし、職員も同様なのですが、当園にとってクリスマスはとても大切なイベント。
ということで、園長先生が、クリスマスの意義についてレクチャーしてくださいました。
私なりの解釈も含め、講義の内容を簡単にまとめてみますね。

今から2000年ほど前、ユダヤの国はローマ帝国という大きな国に支配され、人々は貧困や重圧に苦しんでいました。
争いや憎しみにも満ちた国。救いを求める人々。
ある意味では、今の世ともあまりかわりなかったかもしれません・・・

神様はこのような闇の世界をよしとはせず、神の子イエス様を光の子の人間としてこの世に誕生させたのでした。

クリスマスは、神様がその一人子であるイエス・キリストを人間の救い主(メシア=キリスト)としてこの世にプレゼントしてくださった、という神様の愛の出来事への応答として、イエスの生き方にならい愛の生活をすることを約束する時、自分のすべての生きた身と命を神様に捧げる生き方の一つの徴(しるし)、感謝の徴として、献金を捧げたり、プレゼントの交換をして喜びを共にする時なのです。
そこに、権力や野心などは存在しません。

ジョット「東方三博士の礼拝」 出典:wikipedia

美術絵画でもよくテーマとして取り上げられる「東方三博士」の図画からもわかるように、イエス・キリストの居場所は博士たちが援助を求めた王宮ではなく、粗末な馬小屋の飼い葉桶の中でした。
最初のクリスマスは、庶民の代表である羊飼いや宿屋、一般民衆や東方からの世界を代表する人々からお祝いされたということです。
クリスマスは裕福なお金持ちが贅沢するようなことではなく、全くその逆なんですね。
神の愛は、誰にも平等です。

クリスマスは、私たちが神様に愛され祝福されている存在であることを確認する喜びの時、感謝の時。
そう心にとめながらクリスマスまでの期間を過ごすだけでも、いつもよりちょっと豊かでハッピーな日々を送れそうな気がします。


あなたは
クリスマスの意味
考えたことありますか?

映画で知る「マザー・テレサ」

オリビア・ハッセー主演による2003年公開の映画


こんな不安な時代だからこそ改めて知っていただきたいマザー・テレサについて、これまでは報道写真家の沖守弘氏による本(マザー・テレサ あふれる愛)を中心に述べてきましたが、今回はマザーのことを知るのにオススメの映画をご紹介させていただきたいと思います。

マザー・テレサに関しての映画はいくつかありますが、まずご覧いただきたいと思うのがこちらです。

映画「マザー・テレサ」DVD(表面)


日本の歌手 布施明と結婚していたことでも知られるイギリス女優 オリビア・ハッセーOlivia Hussey)がマザー・テレサ役を演じた伝記ドラマ「マザー・テレサ(Madre Teresa/Mother Teresa)」。
2003年にイタリア・イギリスで製作され、2005年に日本で公開されました。

映画「マザー・テレサ」DVD(裏面)


マザー・テレサが87歳で生涯に幕を閉じたのは1997年ですので、その6年後に作られたということになります。

マザーを演じたオリビア・ハッセーは、マザーと活動を共にしていたシスターにこの映画の感想を尋ねたところ、「まるでマザーを見ている様だった」っと好評だったそうですよ。

このことは、以下の映画の予告編の後半で見ることができるオリビア・ハッセーのインタビューでも言われていて、興味深く感じていただけるかと思いますので、よろしければご覧になってみてください。


私も、マザー・テレサのニュースやドキュメンタリーの映像で見ていた生前の姿、また沖守弘氏をはじめとする方々の記事などで読んでいるイメージにも、かなり近いと感じました。

1時間50分でマザーの50年間を語る映画ですので、かなりギュッっとまとめられてしまってますが、多くの困難の中でも自分の使命を果たすためだけに、上手に周りを巻き込みつつも信念を貫いた、強くあたたかな女性としてのマザー・テレサがわかりやすく描かれていると思います。


また、現代社会のあり方にも訴えるようなシーンもありました。
「組織」は持ちたくないというマザーでしたが、支援を集めるためには戦略も必要だと言う神父の進めで協会が設立されます。もちろん、人助けに戦略なんていらないと言うマザーでしたが・・・
そして、この映画の終盤で、ニューヨークで行われている協会の経営会議、いわゆる現代の会社でよく見かける場面ではあるのですが、そこで会議の進行者が「来年の予算は増額が必要だが歳入の見込みがない」と話しているところ、マザーはテーブルに並べれらているミネラルウォーターの値段を給仕に尋ね「3ドルもあれば子どもが1年学校に通える」と呟き、そして「今日からこの協会は存在しません」と言って席をたってしまいます。

組織であれば当然といえば当然のよくあるギスギスした経営会議。
計画だ戦略だ、効率的な運営うんぬん言って突き進むことだけを考えていると、本来の大事なことを見失ってしまうこともある。
マザーが組織を持ちたくないと言っていたのはこういうことなんだなと、私もお金を得るために働いてはいるけれど、それが人の喜びに繋がってこそ幸せなんだという心を忘れないようにしようと、改めて考えさせられました。

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忠実さと、人間のふれあいを忘れない心を/不安な現代にこそ多くの人に知ってほしいマザー・テレサの言葉


あなたの
使命は
なんですか?

マザー・テレサ デラックス版 [DVD]
マザー・テレサ デラックス版 [DVD]

忠実さと、人間のふれあいを忘れない心を

不安な現代にこそ多くの人に知ってほしいマザー・テレサの言葉


先日、栃木に行って来ました。
過去に勤めていた職場で自ら命を絶ってしまった人がいて、その人のご実家が栃木のため、それから毎年必ず、お焼香をしに訪れるようにしているためです。

私も、兄であり父のような存在だった叔父が、震災で心を病んで命を絶ってしまったこともあって、元職場で亡くなったかたのご両親とは心が通ずるところもあり、悲しいきっかけではあるのですが、同胞のような良い関係を築いています。

このご夫婦の亡くなった息子さんにしろ、私の叔父にしろ、亡くなってから数年の月日は経っていますが、その悲しみは、消えることはありません。

確かに、時間が癒してくれている部分はあります。
「運命ということなのかもしれない、起きてしまったことは仕方がないし、残された私はその死を無駄にしないような生き方をして行こう」と、嘆いてばかりいられないことを、私たちは悟ることができています。

しかしやはり、「なぜ死んでしまったの、あなたが突然いなくなってしまったことはあまりにも悲しすぎる」という気持ちは、ずっと残っています。
この気持ちが消えることはないでしょう。
平常時は考えないようにしていても、ふと考え始めれば、涙は勝手に溢れてきます。

今、コロナの問題によって、世界で自殺者が急増しているといいます。
特に、この日本ではその数が多く、コロナの感染によって招かれる死亡者数以上であることが、海外からも驚かれているほどとのことですね。
そもそもとして日本は、裕福で平和な国と言われながらも、メンタルヘルスの大きな問題を抱えていることが、この悲しい現実に繋がっているという見方もあります。

自分の心に抱える苦悩を人に言えない重圧な環境、そして、そんな本来であれば違和感のある環境を、当たり前と感じてしまっている人々・・・

このような時代だからこそ、自分たちの感覚がおかしくないか、人としての感情とはどういったものであるかを、思い直す必要があるのではないかと感じています。

そんな中で、一人でも多くのかたに今一度触れてほしいと思うのが、マザー・テレサの言葉です。

マザー・テレサを知らない人の方が少ないでしょうけれども、改まって触れたことがあるという人はあまりいないのではと思いますので、ここで少しご紹介したいと思います。

人間のほほえみ、人間のふれあいを

忘れた人がいます。


これはとても大きな貧困です。


先に述べた日本の抱える「メンタルヘルスの問題」というのは、マザー・テレサの言葉を借りて言えば、「心の貧しさ」ではないでしょうか。

心からの楽しさや嬉しい気持ち、幸せな気持ち、感謝の気持ちで笑顔になれているか、うわべだけでない本当の心の触れ合いを持てているか。

一人ひとりが心から笑える日々を送り、損得なしで人間関係を育くんでいくことで、本当の豊かな社会に繋がっていくのではないかと思います。

神が私に望んでいらっしゃるのは、
事業を成功させることではなく、
忠実に生きることなのです。

神と相対して生きているとき、
大切なのは結果ではなく、
忠実さなのです


小さな事に忠実でありなさい。

小さな事の中に

あなたの強さが宿るのですから


ここでマザーの言う『忠実でいる』ってどういうことでしょう?
私は、正直に生きるとか、自分の信念をブレさせないこと、等身大の自分を大切にする、心を込めて物事に取り組むとか、そういうことかなと思っています。

小さなことにも忠実に、そして人としてのあたたかい感情を失わないように生きていきたいです。

なお、マザー・テレサに関しては、報道写真家の沖守弘氏の著作「マザー・テレサ あふれる愛(講談社青い鳥文庫)」について述べた記事もありますので、よろしければ、こちらも併せてご覧いただけましたら幸いです。

愛の人 マザー・テレサ その1/マザー・テレサを取材し続けた沖守弘氏
愛の人 マザー・テレサ その2/マザー・テレサを取り巻く人々

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