2023年秋のフランス旅行計画

〜仙台から出国そして旅のテーマは世界遺産〜


幾度となく告げてきたフランス旅への想い・・・


その実現も間近です。
実は、先月(7月)は私の誕生日だったので、自分へのプレゼントに!という理由付けで、今年の秋にフランス旅行することを決断し、航空チケットの購入を済ませました。

地球の歩き方「パリ&近郊の町」とそれをもじったコンビニ菓子
(普段コンビニ菓子はほとんど買わない私ですが、その航空チケットを取った日にたまたまコンビニに寄ったら、地球の歩き方「パリ&近郊の町」をもじったコンビニ菓子を発見し、引き寄せを感じて思わず購入)

今回は、ヨーロッパへ行く経路としては初めて、仙台から出国し、台北経由でパリへと向かう飛行機を選択。

日本在住の人がヨーロッパへ行くとなると、一般的には成田空港や羽田空港からの出国かと思いますが、仙台市民の場合、東京までの交通費がかかるし、飛行機の時間によっては、空港近隣で一泊する必要があったりと、出国以前に時間も費用もかかってしまうので、仙台空港からダイレクトに出国して、経由地を挟みつつでもパリに行けるというのは、仙台市民としてはとてもありがたいです。

とは言え、国内での飛行機さえ、コロナ禍以降一度も乗っていない私。
飛行機の乗り方ってどんなだったっけなんて感覚の上、一人旅でいきなり仙台から出国するのはかなり緊張感あり・・・

仙台空港 展望デッキ
仙台空港 展望デッキ(2019年12月撮影)

でも、飛行機は大好きだし、ワクワク感の方が優っているので、楽しみでなりません。

というわけで、航空チケットは取ってしまったので、今、具体的な訪問先の計画を練っています。
行き当たりばったりの旅を楽しむ人も多いと思いますし、私自身も本当はそういった形に憧れはあるのですが、どうしても仕事の休みが限られている私には、旅行日数も短くなってしまうので、予め予定を立てるのは絶対に必要な作業。
ですが、これもまた楽しくて。
このワクワクな気持ちで練っている楽しい旅の計画を、備忘録として、綴っておこうと思います。


さて、アート好き世界遺産検定2級保持者である私の旅のテーマは自ずと決まってきます。

フランスには世界遺産2023年8月時点で49件も登録されていて、パリだけに限っても世界遺産としての見所は沢山あります。

私のたった数日の滞在期間のみでは、全てを回るのはどうしても不可能なので、まずはパリで押さえておきたいのは、文化遺産として1991年に登録された「パリのセーヌ河岸Paris, Banks of the Seine)」の構成資産に含まれる以下のスポット。

ルーブル美術館Musée du Louvre

プティ・パレPetit Palais パリ市立美術館

オルセー美術館Musée d’Orsay

シャイヨー宮Palais de Chaillot

サン・ルイ島île Saint-Louis

2000年の歴史都市として栄えてきたセーヌ河畔に広がる数々の構成資産の中から、ざっと一部抜粋しただけでも、こんなに。
ああ、想像するだけでもうっとりする世界遺産パリのセーヌ河岸Paris, Banks of the Seine)」。

でも、パリをご存知の方からは、逆にこれだけで良いの?と突っ込まれるかもしれませんね。
しかしながら、私、今回のパリ滞在は2・3日程度の予定なもので・・・
ルーブル美術館だけでも数日かかっても見切れないのはわかっていますが、大好きな美術館でも2時間程度までと時間制限をかけてまわるしかありません。

そして何より、向かうはフランス
世界遺産の構成資産となっていない場所でももちろん、素敵スポットはあるわけで。

それに今回の旅の目的の一つは、フランスモルヴァン自然公園に住む友達との再会でもあるので。

計画に組み込みたいことは他にも沢山。
その辺りについては、また次回メモります。


あなたがおすすめの
パリのスポットは
どこですか?

感動のフジコ・ヘミング ピアノソロコンサート

1年延期の待ちわびた公演に涙


昨年(2022年)3月16日に起きた大地震の影響により公演延期となってしまった、そのおよそ2ヶ月半後の6月5日にここ仙台で開催されるはずだったフジコ・ヘミング ピアノソロコンサート

チケットを購入し心から楽しみにしていた私は、延期とわかった当初は、ただでさえ残念でならない気持ちでしたし、丸々1年ほど延期ということで、フジコ・ヘミング氏の年齢等考えると1年後に間違いなく開催されるだろうかと少し不安もよぎってしまいました。

”延期公演決定”と明記された「フジコ・ヘミング ピアノソロコンサート」の看板


でしたが、先日、無事開催されまして。
1年待ちわびたこの時。
もう、心が震えてたまりませんでした。

2023年6月11日(日)、会場は東京エレクトロンホール宮城、15時の開演予定時間を数分過ぎ、コンサートホールがライトダウンされ、いよいよかと胸が高鳴るところ、ステージの裾からまず見えたのは手押し車。
そう、フジコ・ヘミング氏は御年90歳の現役ピアニスト・・・
独特の風貌は健在ながら、その姿を見ただけで、よくぞはるばる仙台までいらしてくださいましたと涙が出てきてしまいました。

ピアノの前の椅子に腰掛け、指を軽く揉んだ後、始まった演奏の一曲目はシューベルト即効曲変ト長調
優しく叙情的な音色にたちまち引き込まれ。
会場の所々から、鼻をすする音も聞こえ、目頭を押さえる姿もあり、涙ながらに感動している人が私以外にもたくさんいるのだということも感じました。

第1部で9曲目、一言だけマイクで話す時もはさみましたが、およそ40分間ピアノを弾き続け、20分の休憩後の第2部では、予定されていた5曲に加え1曲プラスの6曲目。
そのフィナーレはもちろんフジコ・ヘミングの名を知らしめしたリストラ・カンパネラ

その演奏が終わった時には当然のごとく多くの拍手がありました。
一般的にはそこで一旦奏者が幕に戻った後、再度ステージ上に現れてされるアンコール演奏ですが、彼女の弱ってしまった足の都合上でしょう、そのままマイクを持って「たくさんの拍手をありがとうございます。それではアンコールにベートーベン月光を弾きます」と述べられ、今度こそ本当に最後の演奏。
静かで美しい旋律に包まれ、感動もクライマックス。


私はフジコ・ヘミング氏のコンサートは、過去にも1度だけ行ったことがあるのですが、それはもう10年以上も前のことでした。
彼女は遅咲きのピアニスト、その時でも既に70代、ピアノを愛でるように柔らかに奏でる中にも時に情熱から生み出される力強さもあり、その表現は素晴らしくて大感動しましたが、さらに現在は90歳。
あの頃に比べてミスタッチもあり、力強さに欠けるのも当然のことだろうと予測はしていた通りではありましたが、今回演奏された全部で16曲目、どれもが究極のテクニックを必要とする名曲尽くしで、それらを弾き切った体力と精神力に驚くとともに、『私の前に姿を見せてくれて、演奏を聴かせてくれて、素晴らしい時間を本当にありがとうございます』と感謝の気持ちでいっぱいになりました。

アンコール演奏も終わって、拍手喝采。
ここは日本で特にシャイな人種で知られる東北地方仙台なので会場の全員がそうではない中でも、もちろんスタンディングオベーションを送る人は大勢。
手押し車を使ってステージを去るフジコ・ヘミング氏が立ち止まって笑顔で手を振る姿に、私も思わず「かわいい!ありがとう!」とつぶやき、手を振りました。

ちなみに、私は一人で行ったのですが、私の両隣もそれぞれ一人の女性客で。
どちらの方も瞳に涙を浮かべ、「良かったですね」「素晴らしかったですね」と私に声をかけてくださって、見知らぬ人同士で互いに感動を分かち合うというひと時も持てて、本当に豊かな時間でした。
今思い返すだけでも泣けてくるほどに・・・

しかも、混雑や人の列に並ぶようなことは苦手なこともあり、基本的にコンサートグッズというものはほとんど買わない私なのですが、この時ばかりはそれを苦とは思わず、1万円以上購入してしまいました(笑)


フジコ・ヘミング氏については、衣装を自分で作ることでも有名ですが、幼少の頃からピアノを弾くこととともに絵を描くのも好きだったという彼女のその唯一無二のアートセンスも素晴らしくて、本当に大好きです。


私はと言えば、このところしばらく仕事に追われていて体調も崩しがち、よく眠れない日も続いており、このコンサート翌日も朝8時前からの通常勤務に18時半から会議と長丁場になる予定の日だったのですが、おかげで力をもらえ、『自分が生きてたからこそこんなに素晴らしい体験ができるのだ、やっぱり私は生かされているんだな、感謝して生きなければ。明日からも頑張ろう』と思えることができ、穏やかな気持ちで眠りにつけ、朝は目覚めよく、良い週のスタートを切ることができました。

モノにはあらず(グッズ買ったけど)、演奏をするコトそのいっときだけで人に感動と力を与えるアーティストって本当にすごい。
その存在に感謝、自分の命があることにも感謝。
ありがとうが溢れる気持ちに、心から感謝です。


関連記事:画家としての一面を持つフジコ・ヘミング


あなたは
最近どんなことに
感動しましたか?

アトリエ虹色たまごさんによる臨床美術作品展

東北電力グリーンプラザにて開催


絵を描く、オブジェを作るといった創作活動そのものを楽しむプロセスを通して、認知症の予防や改善、心の解放や意欲の向上、なんらかの問題をかかえた子供たちの回復を目指して開発された臨床美術
日本の医師、美術家、ファミリーケア・アドバイザーがチームとなって始まった臨床美術の研究と実践は1996年がスタートとその歴史はまだ浅いですが、現在では日本全国(わずかながら海外でも)に点在する臨床美術士さんが人々の幸せ、あたたかい世界の広がりを願って活躍されています。

臨床美術士の資格を持つ私自身はというと、ここしばらくはコロナや環境の変化などで臨床美術の活動が停滞していますが、先日久々に研修会に参加し、「スタンピングで描く藤の花」というプログラムを実践してきました。

春の風に揺れる藤の花のイメージが、およそ1時間程度で立派な絵画作品として完成しました。
ブドウにも見えなくもないかもしれませんが、それもご愛嬌で(笑)、いつも斬新な発想による技法に感心する臨床美術のプログラムですが、今回も身の回りの材料を用いてスタンピングで描くというプロセスによって、具象と抽象の合間と言えるような面白い作品として仕上がり、自己肯定感もアップするとともに、心身リフレッシュできました。

ちょうど間も無く、ここ仙台で、臨床美術の作品展が開催されるとのことですので、お知らせさせていただきますね。


一般社団法人アトリエ虹色たまごさん主催による
第5回作品展 児童~成人、高齢者、障がい者の臨床美術

個々の内なる力を信じて”をコンセプトに、14の参加施設、団体の賛同のもと開催。

児童館、視覚障がい者、生涯学習の一環から、地域活動、臨床美術士の方々他による120点~140点の作品が堂々展示されるそうです。

<日程>
2023年5月23日(火)~5月28日(日)
10:00~18:00 最終日は16:00

<場所>
東北電力グリーンプラザ アクアホール
(仙台市青葉区一番町3丁目7−1)

<入場料>
無料

展示見学の合間に楽しめるミニコンサートも企画されているとのこと。
《ミニコンサート(40分間)》
 5月27日(土)14時~ 竪琴
 5月28日(日)14時~ 琴と三味線

また、チラシには記載されていませんが、ワークショップも実施されるそうです。
《臨床美術ワークショップ》
 5月24日(水)・26日(木) 13:00~17:00
 *料金:無料 *持ち物:不要

ユニークなアイディアに富んだ臨床美術のアートプログラムは、アート制作が好きな方はもちろん、アートに苦手意識を持っている方でも、きっと楽しめると思いますので、興味のある方はお気軽に参加してみていただきたいです♪

なお、東北電力グリーンプラザは下図のとおりです。


あなたは
どんなアート制作を
楽しんだことがありますか?

クリスタルボウル奏者 陽蘭さんとの出会い

仙台在住のサウンドセラピスト陽蘭さんのアトリエを訪ねて その1


2023年もあっという間に5月、ゴールデンウィーク突入です。
コロナ自粛もほぼ解禁状態になりつつあるこの連休、きっとあちこちが賑わっていることでしょう。

私は人混みや騒々しい所は得意ではないので、アートスペースのあるマイホームの整備をのんびり進めつつ、気が向いたら近場にふらっと出かけるくらいにして、ゆったり過ごす連休にするつもりです。

なので、まずはここ最近サボり気味のブログを更新。

取り上げさせていただくのは、仙台在住のサウンドセラピストでいらっしゃる陽蘭さん。
タイトルに記載した通り、クリスタルボウルを奏でる方です。

さて、クリスタルボウルについて、あなたはご存知ですか?
その生演奏を聴いたことはありますか?
歴史も浅い楽器ということで、まだまだ知る人ぞ知るかもしれないですね。
というわけで、まずは、以下のインスタグラムポストをご覧くださいませ。

インスタグラムで述べた通り、それまでクリスタルボウルのライブ演奏を聴いたことはなかったので、体験できる機会はないかなと思っていたところ、昨年ウェブ上で陽蘭さんの存在を知りまして。

クリスタルボウル奏者さんはもちろん他にもいらっしゃるわけですが、私にとってのポイントは、仙台を拠点に活動されているということと、アート(美術)やアロマセラピーなどと掛け合わせた演奏会を企画されているという点で、私の大好きなことばかり!是非とも陽蘭さんに直接お会いしたいと思ったのです。

色々な興味深い企画をされているのでどれも体験してみたいところでしたが、クリスタルボウルの生音に触れたことがなかった私は、陽蘭さんのアトリエ/サロン Atelier Blossom を訪れた初回は、まずはクリスタルボウル音浴セラピーのソロセッションでシンプルにその美しい音を堪能させていただきました。
そこでクリスタルボウルの良さを改めて知るとともに、陽蘭さんの安心できる人柄に惚れ込み、すでに数回、Atelier Blossom に足を運んでいます。

先月は、陽蘭さんとセッションが楽しめる「癒しのアート」に参加させていただきました。


ところで、この連休はゆったり過ごしたいと最初に述べましたが、”ゆったり”というと、皆さんはどのような過ごし方をされますか?
ここ最近の私はといえば、”ヒーリング”がキーワードの一つで。

”ヒーリング”を日本語に言い換えるとしたら、”癒し”を思い浮かべるのではないでしょうか。
日本語の”癒し”という言葉には、肉体や精神の疲れを解消する、ストレスから解放されるという意味合いがあります。
ゆったりと癒されて心身の緊張をほぐす・・・もちろんそれも正しい。
のですが、”癒し”を逆に英語にすると”relax(リラックス)”が近いようでして、実はヒーリングhealingとは、英英辞書を引くと

1 the treatment of illness using natural powers or prayer rather than medicine
2 the process of becoming healthy and strong again

ロングマン現代英英辞典より

直訳すると、以下の通り。
1)薬ではなく自然の力や祈りを使って病気を治療すること
2)再び健康で強くなる方法

クリスタルボウルの倍音にも、まさにこの効能があるというわけです。
さらに、クリスタルボウルの音が響く中にアートワークの実践を取り入れたりすると、その効果も倍増するということですね。

上述した陽蘭さんとのアートセッションでそれを実感したのですが、実はこの連休初日、再び陽蘭さんのアトリエ/サロン Atelier Blossomを訪れ、「小顔矯正×音浴セラピー」を体験してきまして、これこそ真のヒーリングであるとますます実感 ♪

詳しくは、また次回にアップさせていただきたいと思います。


あなたは
クリスタルボウルの生音を
体験したことがありますか?


挿絵画家としての佐藤忠良

宮城県美術館で開催中の「生誕110年 傑作誕生・佐藤忠良」展も終盤につき


丸一ヶ月ぶりのブログ更新なので、まずは私事ですが近況報告。
2023年も明けたと思ったらもう3月後半に差し掛かりました。
2022年度も終盤を迎え、私が勤める保育園も卒園と入園(保育園は卒園式後も卒園児が通います)、新たな職員体制、そして法人における予算決めやら役員の入れ替わりなどで、とーってもバタバタしております。
現在の職につくまでは毎年必ず行っていた地元の東日本大震災追悼も、昨年同様、今年も仕事のため行けずで(涙)。
各SNSもログアウト状態にし、仕事に集中しておりました。
貴重な自分の時間はというと、我が家をリノベーション購入したことで確定申告して節税せねばと必要書類の収集やら申告手続きなどで時間を割かねばならず。

ブログ更新されてない、SNSログインもされてない、で、気にかけていただいた皆さま、ご心配おかけし申し訳ありませんでした。
ちゃんと生きてます。

さて、前回記録したのは、ここ宮城県の出身で、日本を代表する彫刻家の一人である佐藤忠良氏の展覧会についてでした。

後期展覧も行くと述べていたのですが、あっという間に終了日(2023年3月26日)近付いてきてしまい、行けるかどうかの瀬戸際に・・・
皆さまはもう行かれましたでしょうか?

本当は後期展覧には3月上旬には行こうと思っていて、そうしたら改めて記事にしようと思っていたのですが、未だ行けておりませんので取り急ぎ、インスグラムへのポストをアーカイブしておくとともに、佐藤忠良氏の絵本挿絵画家としての側面と、同氏が挿し絵された、知る人ぞ知るかもしれないおすすめ文庫をご紹介したいと思います。

佐藤忠良氏の彫刻作品は、アート好きでも特別そうでなくとも、宮城県民の方は何気に目にしてご存知と思うのですが、しかし、その彫刻家さんが、日本人ならほとんどの方が知る絵本の名作「おおきなかぶ」の挿絵をされていたということについては、まだまだ知らない方もいらっしゃるようなので、ここでしっかり言及しておきたいと思いました。

インスタへもポストした通り「おおきなかぶ 」の挿絵原画は、今回の特別展で公開されていますので、是非多くの方々に、素晴らしい佐藤忠良氏の彫刻作品とともに楽しんでいただけたらなと思います。

その想いを込めまして、次にポストしたのがこちら。

小さな町の風景」は、主に児童図書の出版を手がける「偕成社」による文庫で、佐藤忠良氏が挿絵されている一冊なのですが、今回の美術展では取り上げられていませんし、杉みきこ氏による美しい文章の一部は多くの方が知るであろうものの、この文庫本に佐藤忠良氏が挿絵されていることはあまり知られていないだろうと思い、インスタグラムへポストさせていただきました。

それでは最後に、杉みきこ氏による美しい文章の一部を振り返ってみましょう。

「小さな町の風景」ー 第1章「坂のある風景」より
『あの坂をのぼれば』

—あの坂をのぼれば、海が見える。
少年は、朝から歩いていた。草いきれがむっとたちこめる山道である。
顔も背すじも汗にまみれ、休まず歩く息づかいがあらい。

中略

—あの坂をのぼれば、海が見える。
のぼりきるまで、あと数歩。なかばかけだすようにして、少年はその頂に立つ。
しかし、見下ろすゆくては、またも波のように、くだってのぼって、そのさきの見えない、長い長い山道だった。

少年は、がくがくする足をふみしめて、もういちど気力を奮い起こす。

中略

—あの坂をのぼれば、海が見える。
少年はもういちど、力をこめてつぶやく。
しかし、そうでなくともよかった。
いまはたとえ、このあと三つの坂、四つの坂をこえることになろうとも、かならず海に行き着くことができる、行きついてみせる。
白い小さな羽根をてのひらにしっかりとくるんで、ゆっくりと坂をのぼってゆく少年の耳に —あるいは心の奥にか— かすかなしおざいのひびきが聞こえはじめていた。

「小さな町の風景」(偕成社出版/杉みき子著)p.18-21より


「おおきなかぶ」で内田莉莎子さんが表現された「うんとこしょ、どっこいしょ」のリズムの心地よさ同様に、反復される「あの坂をのぼれば、海が見える」の響き、記憶のある方は少なくないと思います。

私は、佐藤忠良さんを深掘りしている時に、杉みきこさんのこの文庫本の存在を知り、さらに懐かしくも美しい文章に触れ、喜びを感じました。
イメージをきっかけに素敵なテキストに出会うという感覚が私は好きです。
アートや文学を楽しむメソッドのひとつとしてもオススメです。


あなたは
絵本についての
記憶がありますか?

「生誕110年 傑作誕生・佐藤忠良」展

宮城県美術館にて待望の開催


先日訪れた今年初の宮城県美術館


待ちわびていた「生誕110年 傑作誕生・佐藤忠良」展が開催中です。
”待ちわびていた”ことにはいつもより特別な理由があります。
なぜなら、この特別展は、本来は昨年(2022年)の春に開催されるはずだったから。
昨年3月16日に起きた震度6強の福島県沖地震によって、宮城県での開催は延期となり、ようやく今年(2023年)2月4日(土)より開催されています。

それにしてもね。
昨年の秋に宮城県美術館で開催された「ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展」の混み具合とは打って変わっての静けさ・・・

アート好きとしては、人けのないギャラリーでゆったりじっくりと作品を見ることができるのは嬉しいことではあるのですが、日本を代表する彫刻家の一人であり、宮城県出身の誇れるアーティストの一人である佐藤忠良氏の特別展、宮城県民の皆さんには是非見て欲しいなぁとしみじみ思います。

宮城県美術館生誕110年 傑作誕生・佐藤忠良」展 チラシ(表)

例えば前述の激混みだった「ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展」の場合、その話題性に飛びついて見に行った人が多かったようで、”フェルメールと聞いて見に行ったけどよく知らない作家の作品が多くて微妙だった”という声も聞きました。
アートに深い興味がない方の意見かと思いますが、そんな人にこそ、現在開催中の「生誕110年 傑作誕生・佐藤忠良」展を是非見てみて欲しい!

(「ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展」はもちろん私も見に行ったし、実際大変興味深かったけれども、あまりの人気ぶりで、レアなものに価値を感じてしまう私は、これはブログには綴らなくてもいいかなという気持ちになり、記録せずでした。。。)

宮城県美術館生誕110年 傑作誕生・佐藤忠良」展 チラシ(裏)

佐藤忠良氏の彫刻作品は馴染みがあるからこそ、見れば見るほど彫刻の面白さを感じやすいのではないかと思うし、絵本挿絵画家としての佐藤忠良氏については有名なことだけど、意外と知らない人もいらっしゃるかと思うので、この機会に誰もが知る絵本の名作「おおきなかぶ」の原画の美しさに触れてほしい。

おおきなかぶ」と言えば、私は今回初めてそのレリーフを拝見し、感銘を受けました。
”レリーフ”とは浮き彫り細工のことで、絵本「おおきなかぶ」の名場面がブロンズ彫刻として制作されたもので、普段は佐川美術館に所蔵されている貴重な作品、大変見応えがありました。


特別展のチケットで、宮城県美術館併設の佐藤忠良記念館も観覧できるので、普段はそちらまで周らない方もこれを機にハシゴして、佐藤忠良の世界に浸るのはいかがでしょう。
記念館の方には動物の彫刻などもあり、親子で楽しめるギャラリーであることも知る人ぞ知るポイントだったりします。

また、美術館屋外にも佐藤忠良氏の作品はいくつかあるので、少しずつ春の訪れも感じる今日この頃、ゆっくりと散歩してみるのも良きです。
屋外だと、彫刻作品と、自然の光によって映し出される影とのコントラストを楽しむことができるのでオススメです♪

最後に、以下の写真は宮城県美術館の敷地内屋外で私もお気に入りな場所の一つ。
佐藤忠良氏と切磋琢磨の友であったと言われる舟越保武氏「りんごを持つ少年」が佇む一角です。


奥深い彫刻、美術の世界に浸る時間。
私にとっては、静かに心豊かになれるひととき。
混沌とした現世でも、生かしていただき、平和な時間を持つことができることに、深く、感謝します。


あなたは
カタチの面白さに
触れたことがありますか?


”版画を買って、お家に飾ろう!”展

晩翠画廊に東北にゆかりある版画作家さんが集結


2023年、私にとって今年最初の晩翠画廊


仙台晩翠通りにあるギャラリー「晩翠画廊」では、毎年様々な企画展がされていて、今年もすでに4件目ということですが、私がこちらで今年初めて拝見したのが、本日まで開催の「版画を買って、お家に飾ろう!」展。
ギリギリセーフで行くことができました。


版画を買って、お家に飾ろう!」展は、晩翠画廊さんで2020年から定期的に開催されている、仙台・東北にゆかりある版画作家さんによる作品展で、様々な作家さんによる作品を見ることができ、個展とはまた違った楽しさを感じられる展示会です。


私が大好きな岡沢幸さんの作品は、ギャラリー入り口を入ってすぐのところに。


総勢30名による素敵な作品がずらり。


版画と一口で言っても、技法も様々、作家さんの個性も様々で、見ていて楽しい。


MYOSAI明才)さんは、宮城県名取市のご出身、同郷にて、私にとって地元の誇りである存在のお一人。


あるがあくさんのご作品、写真ではその素敵さが伝えられないのが残念。


斎藤正和さんの幻想的な世界観、素敵。やはり皆様に実物を見てほしい・・・


個人的には、抽象的な表現に惹かれる今日この頃かな。


アートのある暮らし、やっぱり癒されます。


今回は見るだけにとどまりましたが、次回の「版画を買って、お家に飾ろう!」展より、ぜひ我がアートスペースにお迎えできるように準備しておきたいと思います♪


あなたは
どんなアート作品に
癒されますか?


小5のカホン奏者と歯科医兼シンガーソングライター:キャプテンミッドナイト

マスダトモヒロ(父)とマスダユウト(長男)のユニット


1週間前のことではありますが、2023年の年明け初に訪れたライブハウスは北仙台ペニーレーンにて、カホンとギターのユニット「キャプテンミッドナイト」のライブを楽しんできました♪

カホンとギターと言っても、なんとカホン奏者は小学5年生!
ギターとボーカルを担当するマスダトモヒロ氏のご長男。


マスダトモヒロ増田知弘)氏。
仙台一番町にある歯科医院「トモデンタルクリニック」の院長を務める傍ら、シンガーソングライターとしてギターを奏でながら歌うほか、ラジオのパーソナリティーや楽曲提供など、音楽活動にも精力的に取り組んでいます。

そんな増田くん通称マストモは、私の高校時代の同級生で、学科は別だったけど、彼はバスケットボール部員、私はバスケ部マネージャーだったので、仲良しの友達でもありましたが、高校卒業後徐々に疎遠になり、昨年、20年以上ぶりで再会し、そして今年、初めて彼のライブに行くことができました。

しかもそれは、マストモと彼の小学5年生の息子ユウトくんとのユニット「キャプテンミッドナイト」のライブ。
小5にして、昨年カホン奏者としてデビューしたユウトくんは、以前はドラムを叩いていたのだけど、コロナを機に、スタジオに行かなくてもできるということで、カホンに転身、今はドラムよりもずっと面白いとカホンを演奏するのを心から楽しんでいるそうで、将来がとっても楽しみです。


上のフライヤーは、ユウトくんデビュー時のもの。
ギターを持っているのがマストモ、カホンに座っているのがユウトくん。
かわいくて、たくましくって、大ファンになっちゃいました♪

それにしても増田くん、歯科医と音楽活動を両立し、家族との時間も大切にし、心根あたたかく、尊敬します。
高校当時、彼はギターや彼女との時間などなどにも忙しくて、バスケ部マネージャーとしては部活をサボらないでほしかったものだけど、今思えば、当時から、部活に、勉強に、ギターに、彼女に(笑)、人一倍活動的だった増田くんだから、今もこうしてやりこなせているのでしょうね。
こんな友達がいるとすごく励みになります。仲良くしてくれて、本当にありがとう。

さて、キャプテンミッドナイトとしてのライブは、今月20日に代々木でも開催されるとのこと。
新年早々にすごいですね。
私は今月は東京へは行けそうにないので、仙台での予定を確認したところ、4月15日(土)に、仙台NEO BROTHERZ(本町1丁目9−23)でのライブがあるそうです。


実は、キャプテンミッドナイトは、ギター、カホンに、ピアノが加わってフルメンバーとのことで、4月にはそのトリオでプレイしてくれたら嬉しいですね。楽しみです。

*1月28日追記:上記のライブは、諸事情により中止となったそうです。残念でした。
でも他にも予定たくさん抱えてるそうですので、こちらご参照ください♪
https://twitter.com/masutomo5104

最後に、ありがたくいただきましたマスダトモヒロのCDをご紹介。

ミニアルバム「ファーランド」(5曲入)のジャケットを飾るのは増田くんの次男ヒロトくん。
この堂々たる変顔。彼もきっと大物になるに違いない。
たったひとつ」(3曲入)のかわいい絵は、ユウトくんがもっと小さな頃に描いたものだそうで。
色の選択も良いし、上手。

キャプテンミッドナイトのロゴマークもユウトくんのデザインによるものなのだそうです。
アートセンス抜群ですね。


これからがますます楽しみ。応援してます♪♪


あなたは
どんな楽器に
興味がありますか?

岡沢幸さんの版画展 “かさなる線、描く形 ”

仙台藤崎ギャラリーにて開催されました


先週末になってしまいますが、ここ仙台の銅版画家 岡沢幸おかざわみゆきさんの個展にお邪魔しました。

今年(2022年)6月に、仙台のアートギャラリー蒼SOU&SOで拝見した岡沢幸さんの個展はファブリック展だったのですが、今回は版画展ということで。

もちろん、さんによって生み出されるファブリックはとても個性的で魅力的なのですが、是非じっくり見てみたいと、ずっと気になっていた銅版画も展示されるとのことで、今回の版画展は楽しみにしていました。

以下は、お送りいただいたご案内葉書。

以前、さんの版画作品を見た時に、宇宙観のようなものが漂う中に感じる静寂にすごく惹かれてしまいまして。
以下がその時、仙台のアートギャラリーTURNAROUNDでの展示の様子についてインスタグラムへのポストを再掲します。

この動画にはおさめていなかったのですが、小さな銅版画作品も拝見でき、ブルーやグリーンというアースカラーに、交わるシルバーの輝きが美しくて癒されて、いつまで見てても飽きなくて。
岡沢幸さんの作品、他も見てみたいな、そして、いつか自分のそばにも置いておきたいな・・・と思ったのでした。

そして、今回行くことができた、岡沢幸さんの版画展かさなる線、描く形」。

仙台藤崎の美術ギャラリーで、11月24日(木)〜30日(水)まで開催されていました。

大胆な構図と彩色が印象的で、他に類を見ないドライポイント作品。

美大生時代、初め、版画の技法の一種で細かな作業が必要となるメゾチントを叩き込まれた岡沢幸さんは、緻密であることだとか、こうあるべきということに囚われていた感があったそう。
ですが、引っ掻くだけのシンプルな作業であるドライポイントを取り入れてからは、大胆で良いのだという感覚を得、偶発的に生み出される表現の面白さや、イメージを描く以上に作品を生み出すまでの行為そのものを楽しめるようになったのだそうです。

もともとは抽象画には苦手意識があった私でも、岡沢幸さんの感性には不思議にとても惹かれるものがあって。

具象と抽象のあいまった表現に、どこか感傷的でもありつつ静けさと穏やかさの中に、宇宙的なパワーのようなものを感じるというか。

胎内記憶のお話から着想を得たという「In the sky with Diamond」や、植物の根のイメージによって表現された「garden」と題されたシリーズが、私はとても好きです。

残念ながらガラスへの反射があってあまり綺麗に写真が撮れなかったので、さんご自身がインスタグラムに過去に投稿されていた記事をこちらにシェアさせていただきます。

また、今回の藤崎での展覧会は終わってしまいましたが、現在、岡沢幸さんのステンシル作品が、アキウルミナートの一環で、秋保の蕎麦カフェ「SOBA to GARETT あずみの」で展示されているそうですので、こちらも転載させていただきますね。

さて、私のアートスペースにもようやく作業テーブルが入ったので、整備に本腰を入れていこうと思います。
もしかしたら、我がアートスペースには岡沢幸さんご本人の投稿にも見当たらなかった、グリーンとシルバーのきらめきが素敵な「garden」をお迎えすることになるかな・・・

アートは、単に見るだけでも感性が刺激されるのですが、やはり、作家さんご自身より作品に秘められたストーリーを伺うと、その奥深さにますます惹かれ面白さを感じると同時に、自分自身のイマジネーションの幅が広がる気がします。
この度も、貴重なお話をたくさんお聞かせいただき、本当にありがとうございました。


あなたは
どんな時に
想像力が膨らみますか?

贅沢なライブ♪ カホンの祭典 in 仙台

複数人によるカホン演奏も、ギター&ピアノとのセッションも最高!


先週の日曜日(2022年9月11日)のことですが、仙台のライブハウス PENNY LANE で開催された「カホンの祭典 HAKO FES」に行ってきました。

Cajón

ペルー発祥の打楽器カホン(Cajón)。
私は10年以上前に、ピアノとカホンのユニットである「→Pia-no-jaC←ピアノジャック)」による演奏でカホンという楽器を知り、→Pia-no-jaC← のライブに是非行ってみたいと思ったものの、その機会には恵まれずそのまま月日が立ち、いつの間にか私の頭の中でのその存在は消えてしまっていたのですが(申し訳ない…)、昨年の10月24日に仙台の西公園で開催された「東北 HAPPY HOLIDAY 2021」で、複数人のカホン奏者によるカホンの祭典を生で観て、聴くことができて、その迫力のパフォーマンスに感動し、→Pia-no-jaC←による曲も再び聴くようになるとともに、カホンの祭典もまた機会があったらいいなと思っていたのでした。

そしてその数ヶ月後、積極的に利用していないTwitterだったけど、たまたまカホンの祭典によるツイートを目にして、「カホンの祭典 HAKO FES」が今年仙台にも来るということを知り、すかさずフォロー&リツイートし、予定もキープ。
(私もフォローしていただけ、とても嬉しく、ライブ絶対行くって思いました!ありがとうございました^ ^)

しかも、チケットを予約してくれた、私の古き良き友、歯科医でミュージシャンの増田(マスダトモヒロ)くんに言われるまで知らなかったのだけど、仙台でのHAKO FESでは、東北 HAPPY HOLIDAYの主催者である@なおポップさんも出演されるということで、私の中で楽しみな気持ちが倍増。
(ありがとね、増田くん!・・・ちなみに増田くんの小学生の息子くんも将来が楽しみなカホン奏者!)

@なおポップさんは、数回このブログでも取り上げさせていただいてる画家の中川和寿さんとセッションされることも多く、故に私もイベントはよくチェックしていたのですが、なかなか都合がつけられないでいて(元映画館をリノベーションしてオープンされた「誰も知らない劇場」での公演は特に行きたかった…)。
それに東北 HAPPY HOLIDAYの時は、出店のお手伝いでの参加だった為、ゆっくり演奏を聴くことはできなかったこともあったので、ようやく今回、@なおポップさんのトークも演奏も、心から楽しませていただくことができる機会となり、本当に嬉しかったです。

@なおポップさんのインスタグラム投稿より、ライブ当日の写真をこちらにもシェアさせていただきますね。

なおさんのおっしゃるとおり、本当に音楽は熱く、でもトークや企画がゆるーく温かで、来場者全員を巻き込んでのとっても素敵なライブでした。

カホンという楽器、箱型の打楽器を人の手で叩いて演奏するというシンプルなものだけにその奥は深く、一人が演奏するだけでも迫力がありますが、複数人によるカホン奏者による演奏は、それはもう圧巻なもので。かっこよすぎて鳥肌立つほど。

この仙台での公演は、村岡広司さん、りょーちんさん、nanamiさん、キラキラみさこさん、由利裕行さん、かずきーんぐさん、KAZUさんの、7人のカホン奏者に、ゲストとして、@なおポップさん(ギター)、NANAKISARAさん(ピアノ)で、アーティストさんが全員で9名!

NANAKISARAさんのことはこの日はじめて知ることができましたが、ピアノ経験者でピアノ音楽好きな私としては、本当にラッキーでした。
素敵なピアノ伴奏に、とても優しいけれど力強い、引き込まれてしまう魅力ある歌声。
しかも、絵も描かれるということで、私好みの感性をお持ちの方。ご縁に心から感謝です。

複数人のカホンだけでもすごいのに、ギターとカホンのセッション、ピアノとカホンのセッション、最後には7人のカホン奏者と、ギター、ピアノ、全員でのパフォーマンス、観客も共に盛り上がり、本当に素晴らしかったです。

途中には、愉快なカホン座談会だったり、同じ音源に合わせて、カホン奏者一人一人が自分なりの演奏をする企画もあり。特にこの企画、BGMは同じ音源なのに、奏者が違うだけで、印象の異なる音色が表現されるというのが、とっても興味深く、面白かったです。

とにかく、盛りだくさんで、贅沢なライブでした。
これで当日チケットでも3,500円て、お得すぎる。なんか申し訳ないくらい・・・これは是非とも応援したい!

そう感じましたので、後日、投げ銭させていただきました^ ^
カホンの祭典 HAKO FES 配信チャージ購入サイト

仙台の人をはじめ全国の、もっともっとたくさんの方々にこの楽しさを共有してもらえたら良いなって、心から思います。

素敵なライブ体験させていただき、本当にありがとうございました。

さて。
そして、今年もまもなく@なおポップさん主催の東北 HAPPY HOLIDAYが、ここ仙台で開催されます。
10月23日(日)、西公園にて。
入場無料で、こちらもめっちゃ贅沢なイベントです。

今年は記念すべき10年目なんですね!おめでとうございます!!
いつも赤字覚悟で続けてこられて、、、すごいですね。ありがたいですね。

というわけで、ハピホリが挑戦中のクラウドファンディング 、私も応援させていただきました。
1,000円から応援できるので、一人でも多くの方がお気持ちを寄せてくださったらなって思います。

「東北 HAPPY HOLIDAY 2022」クラウドファンディング (CAMPFIRE)

「生きた音楽」それは確実に人生に彩りを与え、豊かさが拡がります。
人は生まれながらにして、感性を持ち、古来からの人間的あるいは野生的感覚で、音楽をはじめとしたアート(想いを表現する活動・作品)によって、幸せを体で、ハート(心臓。ココロ。頭ではなく)で、感じることができるもの。
そういったことを気づかせてくれるアーティストの皆さまに、心からの敬意と感謝を捧げます。




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