My New Year’s resolutions ☆

2021年に掲げる迷いなき抱負


コロナによる緊急事態宣言が発令され、昨年の4月、外出もできなくなった時に、こんな時代だから、自分も含め人々が安らげて笑顔になれるようにと、自身の学びも兼ねて一から独学でこのWebサイトを作りました。

現状ではまだまだ単なる趣味のサイトで、皆さんのお役にたてるような働きができていませんが、取り組んでみて感じているのは、「自分の想いが整理されて明確になる。ナラティブ(語り)の効果の一つとも言えるのかも。」ということで、自分のやりたいこと、取り組むべきことの顕在化に役立つということを知ることができました。

関連記事:
臨床美術におけるナラティブ(語り)/そして、「いてくれてありがとう」という語り

自分のノートに書くのと違って、公開するわけですから神経は使いますが、その分、ここに書いたことは自分の中にしっかりと落とし込むことができるように感じます。

というわけで、先日取り上げた「抱負/New Year’s resolution」についても、心を解きほぐして想い至った私自身の2021年の迷いなき決意を、ここで具体的に書き残しておこうと思います。

前回の記事:
What’s your New Year’s resolution?/「抱負」という言葉の意味

〜2021年の抱負〜


★ 美術検定2級に合格する

世界遺産検定2級に合格する

ピアノを20年前に弾けたくらいに少しでも近づける

臨床美術のセミナーやボランティアに積極的に参加する

中古マンションをリノベーションして、自宅併設のギャラリー兼アトリエを持つ

(今年は計画と着工)


趣味としてやりたいこと、単なる願望であればまだまだ出てくるのですが、まずは「抱負」として、今年はこれらを目標としました。
自分自身の心の豊かさ創出につなげるための想いではありますが、この中でも、臨床美術に関することと、ギャラリーを持つことは、まさにあたかかくてやさしい世界を広めるためです。

臨床美術については、このサイトでも何度か述べていますが、その素晴らしさを知っていただくにはまだまだ足りませんし、私自身、昨年はあまり活動ができなかったので、今年は腰を据えて取り組んでいきたいと思っています。

臨床美術に関する記事のまとめはこちら

そして、私がギャラリーを持ちたいというのは、アート的なことは好きだけど、私自身は創作力に乏しいので、私のものとして作品を飾りたいとかそういうことではなく、私の周りには素晴らしい芸術センスを持つ人が多いので、そういった方々が創り出したものを少しでも多くの人にご覧いただきたいという想いがあるからです。

また、その場を、普段は自分のワークスペースとすると共に、臨床美術も含めなんらかのセミナーや、ワークショップができる空間として活用できるようにしたいのです。
私は人前に出るのも苦手なので、これも、才能を持て余している、私ではない皆さまがたに活躍してもらえる場にしたいと考えているためです。

オランダを代表する画家レンブラントの家の内観の一部
左:たくさんのエッチング(銅版画)作品を生み出された小部屋
右:レンブラントがインスピレーションを高めるために集めたコレクションを再現した小部屋
レンブラントの家は、美術館として公開されている(オランダ アムステルダム)
右:レンブラントが数々のマスターピース(傑作品)を創出したラージスタジオ。現在はワークショップ等にも利用されている。(スタジオ/studioとは、本来は、芸術家のアトリエ・工房などのことをいう)

私は長いこと、それこそ中・高・短大と続けたバスケ部のマネージャーに始まり、社会人となってからは、オフィスワークを効率よくこなすための様々な資格を取りつつ、アシスタント・秘書といった仕事をしてきたので、自分には裏方が向いていると思っています。
保育園の運営スタッフという本業の傍ら、多様な人々が豊かな心を開放して集える環境作りに貢献したいです。

自分の好きな分野に、自分のできる力を注いで、一人でも多くが、安らいで笑顔になれるあたたかな連鎖を生み出すための、リアルな活動へ一歩前進すること。
それが、私の2021年の抱負です。


あなたには
何か迷いは
ありませんか?

What’s your New Year’s resolution?

「抱負」という言葉の意味


新たな年となり、ほどなく仕事が始まって、もうあっという間に迎える週末。
あなたにはどのような1週間でしたでしょうか・・・?

私もご多聞に漏れず、とにかく仕事に集中する怒涛の1週間でした。
給料も含めた精算処理に、役所への提出物処理、新年度の体制づくりに向けての度重なる打ち合わせなどに、運営側の立場として残業もできないため、限られた時間の中でかなり集中して業務にあたる日が続きました。
が、そんな仕事の合間にも、職員室の窓越しに手を振ってくれる可愛い子どもたちに癒され、また、心あたたかい先生たちとの笑顔の交流もあったりで、過去の職場で抱えていたような精神的ストレスはなく、今は心からやりがいを感じ、楽しんで仕事ができていることもあり、感じるのは心地よい疲れ。
お蔭で、夜はベッドに入ってすぐに眠りにつき、朝は爽やかな目覚めで始まる毎日でした。

美しい朝焼けに感動できる心の余裕

とはいえ、このような感じで半ば流されるように毎日を過ごし、うかうかしていると、きっとこの2021年もあっという間に終わってしまうんですよ〜
というわけで、私もまずは目標を掲げ、これから1年大事に過ごしていかねばと思っているところです。

Time is flying never to return.
時間は飛び去り、二度と戻らない。

(ローマ最盛期の詩人で西洋の父といわれるVergilius/ウェルギリウスの名言)

さて、新年のこの時期、日本人同士で会話しても改めて言うことではないかもしれないけど、英会話教室で先生から言われる言葉のナンバー1じゃないかと思うのが、

What’s your New Year’s resolution?

ワッツ ユア ニュー イヤーズ レゾリューション。
あなたの新年の抱負はなんですか。
英語の先生も、そうちゃんと日本語で教えてくれたりもしますね。

でもこの日本でいう「抱負」。
今更改めて意味を確認するほどでもないと言われるかもしれませんが、「抱負」とは、広辞苑によると、「心中に抱き持っている計画や決意」という意味。
なのに、なぜ、負けを抱くって書くのと思いませんか?

そんなこと考えるのって私だけかなーとか思いつつもググってみたら、意外と示唆されていました。

抱負」の「負」は、「負ける」の意ではなく、何かを背負うとか負担するということで用いる「負う」の意味なのだそうです。

抱き背負う思い。
責任を伴った意志とでもいいましょうか、強い決意というわけで、単なる願望ではないのが「抱負」なんですね。

対して、resolutionの方はといいますと。
まず、この単語には、日本語の「抱負」同様に、決意、決心、他には解決や解像度などの意味があります。

そして、英単語の語源サイト「Gogengo!」によりますと、

resolution
 re-「強意」se「それ自身」lut「ほどく」-ion「こと、もの」
 自身の迷いを解きほぐすこと
 【名】決心

http://gogengo.me/words/990

とありました。

自身の迷いを解きほぐすこと」だとは、日本とはまた異なる解釈からきているところが面白いと思いませんか?
他にも少し違った解釈もありましたが、個人的には、この「自身の迷いを解きほぐす」という響きがとても好きです。

抱負」と「resolution」それぞれの深い意味を踏まえつつ、私も新年の抱負/New Year’s resolutionを掲げようと思います。


あなたの
新年の抱負は
なんですか?