仙台出身の写真家 Shu Ito(伊藤秀海)凱旋展示!

無料音楽イベント「東北HAPPY HOLIDAY2021」で出展されます!!


ここ仙台で2012年から開催されている無料音楽イベント「東北 HAPPY HOLIDAY」♪
開始当初はライブハウスで行われていたものですが、野外フェスへと規模が拡大、昨年はコロナ禍によってオンライン開催となってしまいましたが、今年、コロナ感染対策も万全に、満を持して野外開催されることとなりました。

東北 HAPPY HOLIDAY 2021」は、仙台市後援のもと、寄付やボランティア、有志によって開催される無料音楽祭で、ステージでは音楽のみならずダンスやパフォーマンスアートの公演もあります。

そして、野外ならではのお楽しみ、飲食店に雑貨やワークショップ等のブースが立ち並び、イベントを盛り上げます。

こちらは2019年10月6日に開催された東北 HAPPY HOLIDAY2019」のドキュメント映像。
会場の雰囲気に加え、たくさんの笑顔と感動が生まれた様子が、よくわかりますね。

東北 HAPPY HOLIDAY 2019のドキュメント映像

そして、それこそハッピーなことに、いよいよ行われる東北 HAPPY HOLIDAY 2021」にて、仙台出身の写真家であるShu Ito伊藤秀海イトウシュウ)さんが出展することになっています!

シュウさんは、旅する写真家で、世界の景色と人の文化をテーマに撮影する他、講演活動や観光PRの撮影など、幅広く活動しています。

国内外問わず、老若男女に愛されるシュウさん。
私も彼の生き方と作品が大好きで、これまで当ブログでも数回ご紹介させていただいてます。

写真家 伊藤秀海 (Shu Ito)のフォトインテリア/美しい風景と光が奏でる素敵なアート
「希望」 旅するフォトグラファー Shu Ito のメッセージ/写真家 伊藤秀海さんの2021年カレンダー
紅葉の秋保プチ旅/自然と美食と芸術を満喫する秋の一日

旅する写真家であるシュウさんは、普段は仙台にいませんが、10月24日(日)に開催される東北 HAPPY HOLIDAY 2021」のために、ここ地元仙台へ凱旋、出展されます。

会場はこちら。

東北 HAPPY HOLIDAY 2021の会場マップ

西公園内に、KEYAKI・ICHOU・AOBAと3ヶ所のステージが設置され、シュウさんのブース「SHU’s PHOTOGRAPHY」は、メイン会場となるKEYAKIエリアの出入り口付近に設置されます。

シュウさんが各地で撮影した素敵な写真によるフォトインテリアの他、このイベント開催日を皮切りに販売開始するという2022年のカレンダーも出品されます♪♪

旅する写真家 Shu Ito2022年カレンダータイトルは『Compass of your soul – 魂の羅針盤』。
各月に、シンプルでありながらも素敵なメッセージも添えられているとのことで、2021年版に引き続き、こちらもとても楽しみです。

ちなみに、先にも記しました通り、東北 HAPPY HOLIDAY 2021」は、仙台市後援、コロナ感染対策も万全とのことで、私も当日は会場にてお手伝いさせていただきます。

東北 HAPPY HOLIDAY 2021の感染対策のご案内ページ

このところ、雨続きの仙台ですが、24日は晴れの予報♪
充実した楽しい日曜になりますように!

東北 HAPPY HOLIDAY 2021

◾️日付 2021年10月24日(日)

◾️時間 午前11:00~午後7:30

◾️場所 仙台市 西公園
   (お花見広場)

◾️交通 地下鉄東西線 大町西公園
    バス 大町西公園前

◾️公式WEBサイト
 https://tohokuhappyholiday.jimdo.com/


あなたは
どんな休日を
過ごす予定ですか?

情動感じる造形 香月泰男のマチエール

生誕110年 香月泰男展 @宮城県美術館


前回(2021年8月15日)投稿した「るーぷる仙台で2大ミュージアムを巡る!まずは『古代エジプト展』」に続き、仙台市博物館の次に訪れた宮城県美術館で開催中の特別展についてを、本日は紹介させていただきます。

その日、仙台の観光バスるーぷる仙台にて巡ったのは、「ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展」が開催されている仙台市博物館、そして「生誕110年 香月泰男展」が開催中の宮城県美術館です。

るーぷる仙台宮城県美術館を訪れる際に降車する停留所は「国際センター駅・宮城県美術館前」。
ここから歩いて2分ほどで宮城県美術館に到着します。

しかしながら、再び、ここ宮城も独自の緊急事態宣言が発令されました。期間は8月20日(金)より9月12日(日)まで。
「混雑した場所への外出半減、不要不急の外出を自粛するように」とのことで、飲食店や施設等の時短要請などは出ていますが、るーぷる仙台は運行を停止しておらず、展覧会も中止はされていません。

今回私が訪れたのは平日で宣言前でしたが、仙台市博物館は、平日にもかかわらず、多くの人が訪れていました。
「エジプト展」というテーマ、夏休みということもありお子さん連れが多く、土日祝日なら完全に密な状態になるかもしれないと想像します。
宣言が出された今は、入場はある程度制限されているかもしれません。

さてしかし、私が博物館を訪れた日と同日、宮城県美術館の方はといえば、とっても静かでした・・・

夏は緑が生い茂り、空気がみずみずしく感じて、お天気の日は美術館付近を散歩するのもとても気持ちが良いのですが・・・

話題の展覧会が開催されると、宮城県美術館のカフェはいつも人がいるのですが、この日は人けもなく・・・

私にとっては絶対に見たいと思っていた特別展だったので、ゆったりじっくり観覧することができそうだと、嬉しくはあるのですけれども。

2021年7月3日(土)から9月5日(日)まで、宮城県美術館で開催されいるのは生誕110年 香月泰男展」です。
この静けさ、香月泰男(かづきやすお)の名を知る人は多くはないということなのかもしれませんね。

香月泰男(かづきやすお)は、1911年10月25日、山口県大津郡三隅村(現在の山口県長門市三隅)に生まれ、62歳でその故郷において生涯を閉じるまで、独自の創作活動を貫き、20世紀中頃の美術界に大きな足跡を残した画家です。
今年、生誕110年を記念して、ここ仙台を皮切りに、大規模な巡回展が始まりました。
(宮城県での本展覧終了後は、神奈川県立近代美術館新潟市美術館練馬区立美術館足利市立美術館と巡回する予定とのことです)

香月泰男は幼少の頃から紙さえあれば何かを描き、無口でおとなしく、友だちと遊ぶよりひとりで裏山に登って風景を描く方が楽しいという人物だったそうです。
幼くして両親と離別し兄弟もいないという寂しい過去を持つ香月泰男にとって、絵を描くことは自分だけの世界を創ることであり生きる喜びであったのかもしれません。

1936年に東京美術学校(現在の東京藝大)を卒業したのちは、美術教師として教鞭をとる傍ら、独自の制作にも意欲的で、文部省美術展覧会で特選となるなど、名が知られるようになります。
しかし戦時のこと、1939年には第二次世界大戦が勃発し、1942年に香月も召集令状を受け、4年半の戦争とシベリア抑留により画業を中断することとなります。

死をも覚悟した画家が生み出す作品には、静かながらも情動がみなぎっており、見る者の心を捉えます。

宮城県美術館で開催の「生誕110年 香月泰男展」のチラシ
(画像をクリックするとPDF画面が開き拡大できます)

生誕110年 香月泰男展」のキャッチフレーズのようにもなっている香月泰男による名言、

生きることは、私には絵を描くことでしかない。

香月は他にも数々の含蓄ある言葉を残しており、今回の展示会でも、それらの言葉が造形作品とともに掲示されています。

展覧会では、主要な展示物には説明書きが付けられるものですが、作品を生み出した作家本人の言葉というものが添えられるのは、他人がつけた解説よりもずっと興味深く、味わいが増します。
今回の展示会の面白さは、そこにもあると思います。

次の画像は、1998年に出版された香月泰男の画文集の表紙です。

「画文集」とされている通り、造形物の写真の他、香月泰男による言葉がたくさん掲載されています。
香月婦美子婦人によって語られた「夫・香月泰男の思い出」というページもあり、現在では絶版の貴重な冊子で、私はこれがどうしても欲しくてしばらく前に中古で購入したものです。いかにも古本という匂いが漂うのですが(苦笑)、この中身はちょと他にはない逸品で、私の宝物の一つとなっています。

この本の表紙を開くと、カバーのそでに書かれている一文。
これには誰もが惹きつけられるのではないかと思います。

“ 生きることも捨て身でかからなければならぬ。
 愛することも捨て身でかからなければならぬ。
 芸術を生むことも。
 恋人を愛することも。”

彼が造形した作品の数々は当然のこと、寂しい幼少期やシベリア抑留という辛い過去とともに、だからこそ得られたであろう描く喜びや愛を知った香月泰男が残した言葉に、深い感動を覚えます。

最後に、今回の展示会生誕110年 香月泰男展」の図録は、こちらです。
表紙の作品は「公園雪」というタイトル。

展覧会では、私以外に来ていた二人組の女の子が、この作品(公園雪)を見て「わーっ」と声をあげていて、私も横で「わかる、その感動」と心の中で呟いていました(笑)
静かな冬の公園に表現された人の足跡、まるで、雪の上をサクサクと歩く足音が聞こえてきそうなこのマチエールは、是非とも実物を見ていただきたいです。

ところで、マチエールとは、matière、フランス語で材料や材質、素材を意味し、英語だとマテリアル(material )の意ですが、美術用語として、作品の素材感を指すために使われます。

様々な画材を混ぜるなどして技法の研究に熱心だった香月泰男の独特な表現、そのマチエールを感じるには、間近で、時には離れて、実物を鑑賞するに限ります。

なお、香月泰男は石、木、紙、缶などで創ったおもちゃや彫刻作品も残しており、今回の展覧会では少しですがそれらの立体物も展示されています。
人間愛と平和をテーマに創作を続けた香月泰男の貴重な作品の数々と出会える機会、感染予防をしっかりとして、足をお運びくださいませ。


あなたは
どんなマチエールが
お好きですか?

るーぷる仙台で2大ミュージアムを巡る!まずは「古代エジプト展」

アートが満喫できる仙台市街のミュージアム巡り


せっかくの夏休み、このところジメジメしていますが、皆さまはいかがお過ごしでしょう。
私は、運良く晴れた日に、ここ仙台の2大ミュージアム巡りをして参りました。

勝手に仙台の2大ミュージアムと名付けましたが、今回行ってきたのは、現在(2021年8月15日)、「ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展」が開催されている仙台市博物館と、「生誕110年 香月泰男展」を開催中の宮城県美術館です。

ところで、仙台には、るーぷる仙台という観光バスがあるのですが、地元の方はどのくらい利用されるのでしょうね・・・?
観光バスっていうと、県外からの観光者向けと捉えがちですが、るーぷる仙台も『仙台の観光バス』ですから、当然のこと、仙台街中の主要な観光スポットを巡るバスなわけで、県外の観光者じゃなくとも、ルートの各ポイントについては仙台市民なら知っておきたいところですよね。

特に、るーぷる仙台で巡るスポットは、アート好きという方には是非お勧めしたいもので、私も当然お気に入りで、時々利用することがあります。
仙台市博物館宮城県美術館も、るーぷる仙台には停留所があって、この2か所を1日でゆったり回るのに一日乗車券を利用するのが便利なんです。

るーぷる仙台は、どこで乗ってどこで降りようが、一回乗車につき、大人260円・小児130円です。
一日乗車券は、大人630円・小児320円なので、3回以上乗ることになるなら一日乗車券がお得で、購入特典とし入場料等が割引されるスポットもあるので、2回乗車だとしてもお得になることもあります。

(画像をクリックするとPDF画面が開き拡大できます)

私は、今回、一日乗車券を購入し、仙台駅前博物館・国際センター前宮城県美術館前メディアテーク前と3回乗車、かつ美術館の企画展観覧では100円の割引を受けることができました。

ちなみに、私は今回平日に行ったので、博物館の特別展は「平日割引」によってなんの提示をしなくても100円割引されたのですが、るーぷる仙台の一日乗車券特典として、博物館も土日祝日には100円割引が受けられます。

また、下図のマップで見てもお分かりいただけるように、博物館から美術館へは直線で結ぶと割と近く、歩いても15分程度なので車だとすぐですが、るーぷる仙台周遊では20分近くかかります。
私はたまにしか乗らないので、このバスにのんびり乗る時間も楽しんでます。それに、暑い夏や雨、雪の場合は助かりますしね。

コロナ禍もあって、るーぷる仙台を利用するのはかなり久々でしたが、お蔭でちょっと新鮮な気分を味わうこととなり、これも今回のリフレッシュに繋がったのかもしれません。

さて、早速出発ということで、こちらはるーぷる仙台のスタート地点である仙台駅前停留所ですが、2021年8月現在、仙台駅前ロータリーは工事中で、ちょっとごちゃごちゃしています・・・
これまでの場所と異なるので、過去にも利用したことがある方はご注意を。

今回、仙台駅前から乗車して、一番初めに降りたのは、博物館・国際センター前停留所。
以下の写真は博物館とは逆方面の景色です。この「大橋」の向こうが仙台の商店街。

大橋の下に流れるのは広瀬川で、この川を外堀として伊達政宗が建立した仙台城の敷地が広がります。
緑豊かで、宮城県民憩いの土地。

るーぷる仙台仙台城跡(本丸跡)まで行けますが、実は、仙台市博物館は、仙台城三の丸跡地に建っているので、博物館の庭からも仙台城の本丸跡地まで散策しながら歩いて行くことができます。

そして、博物館手前にある五色沼は、日本フィギアスケート発祥の地として有名で、天然のスケートリンクとして利用されていたのは昔のことではありますが、ここ宮城の地から荒川静香選手、羽生結弦選手というオリンピックメダリストが輩出されたことで、よく知られるようになりました。

バスを降りてから徒歩5分もかからずに、仙台市博物館に到着します。
建物に向かって左手に静かな庭が広がり、散策路を歩いて仙台城本丸跡地へ行くことができます。

博物館を入ってすぐの1階窓口で展覧会の入場券を購入して、2階の特別展示場へ。


仙台市博物館では、2021年7月9日(金)より「ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展」が開催されていて、ファラオ(古代エジプトの君主)たちの棺が一堂に集まった展示は圧巻だと話題を呼んでいます。

ライデンは、オランダの首都アムステルダムの郊外に位置する小さな町で、芸術の巨匠レンブラントの生誕の地でもあり、オランダ最古の大学都市とされています。世界で最初に日本学科が設置(1855年)されたのはライデン大学なのだそうです。「ライデン国立古代博物館」の他「日本博物館シーボルトハウス」があり、実は日本と馴染みが深い場所なんですね。

私にとっては、オランダライデンも、世界遺産であるエジプトピラミッド地帯も、実際に一度は訪れたいと思っている場所なので、そんな意味でもこのコロナ禍にはとっても貴重な機会。

古代エジプト展チラシ(表)
(画像をクリックするとPDF画面が開き拡大できます)

棺は全部で6人分だったかと思うのですが、一部屋にズラーッと立ち並んで、文字通り圧巻でした。
今回の展示所蔵の本場ライデン国立古代博物館が棺を立てて展示することを発案したのが、実はこの特別展のポイントでもあるようです。
確かに、棺を一堂に立てて展示って、ありそうでなかったですよね。

私には、ミイラにして納められる貴族たちをイメージして作られたであろう棺に描かれた顔の表情が、どれも優しげだったのが印象的でした。
特にハイトエムハトという女性の表情が最も口角が上がっていて、とても愛され感漂っていて、棺という言葉からは寒々しいイメージしか湧かないのに、この古代エジプトの棺からはなんだか暖かさを感じてしまいました。
是非とも、皆さんにも見ていただいて、どんな感想を持ったかお聞きしてみたいところです。

古代エジプト人の芸術感性を存分に感じることができる装飾品がたくさん展示されており、歴史に苦手意識のある方でも、アートには興味あるという方であれば、とても楽しめる内容ではないかな。

そして、この展示会のもう一つの目玉は、世界初のミイラCTスキャン研究成果の公開です。
CTスキャンというと病院をイメージすると思うのですが、こうやって歴史やアートの解明にも貢献してくれるなんてと感動してしまいました。

アートとサイエンスって相反するようで、融合したらそれはそれで面白いものなんだよねって、改めて思えた展示会でもありました。

古代エジプト展チラシ(裏)

以上、るーぷる仙台仙台市博物館についてで長くなってしまいましたので、同日に巡った宮城県美術館で展示されている生誕110年 香月泰男展」については、次回アップしたいと思っています。

でもこちら、エジプト展と同様、仙台での展示終了日が2021年9月5日(日)なんです。残り3週間です。
香月泰男(かづきやすお)氏という画伯を知らない方は多いかもしれませんが、こちらも是非オススメしたいアーティストなので、少しでもアートに興味のある方であれば、知識なくともまずはご覧になられること、推奨いたします。

情動感じる造形 香月泰男のマチエール/生誕110年 香月泰男展 @宮城県美術館


古代エジプトの芸術
あなたはどれが一番
気になりますか?

待望のYOU&Gクラファン返礼品!

それは支援者の願いに応えたオリジナルケーキ♪


今年(2021年)3月にも取り上げさせていただいたパウンドケーキ店 YOU&Gさん。

YOU&Gさんはそれまで、時々催事には出店するけれど、基本的には通販という形のみで運営されていたパウンドケーキの専門店でしたが、4月に、ここ仙台に実店舗を開店されました。

しっとりずっしり魅力の詰まった至福のパウンドケーキ/パウンドケーキに愛と情熱をかける“YOU&G”実店舗がまもなくオープン

前回書きましたように、YOU&Gさんはこの時、実店舗を構えるための資金確保へとクラウドファンディング に挑戦されていて、「あなただけのオリジナルなパウンドケーキを送る」というとても魅力的なコースがあり、こちらに私もエントリーさせていただきました。

人気を呼んだYOU&Gさんのこのクラウドファンディング 挑戦はあっという間に目標額を達成し、その後も最終日まで支援者を増やし続けましたので、返礼を受ける方の立場としても、手作りのパウンドケーキをこれだけの人たちに送るなんて、相当大変じゃないかと、正直なところ、少々心配にもなりました。

特に、私の選んだコースは予め商品が決まったものでなく、個人のリクエストに合わせた商品を作って送る、しかも、パウンドケーキ1品に、サレ1品(ケーク・サレ:フランス生まれの甘くない塩味のおかずケーキ)をオリジナルで作ってくれるというものだったので、エントリーしておきながら、なんて大変な企画をされたんだろうと思ったりしました(苦笑)。

クラウドファンディング 期間終了後には、ご丁寧にお礼と楽しみにお待ちくださいとの手書き(このご時世に手書きのお手紙はコピーでも温かみがありますよね)のお便りが届き、その後にメールが届いて、好みなどについてを確認されるアンケートに応え(今はWEBで手軽にアンケート集計できるいい時代!)、しばらくの期間お待ちしていました。

そして、この度、待ちに待った返礼品が届きました♪

予め応えたアンケート、詳細は忘れてしまいましたが、当然のことながら、食についての好みと要望を問われるもので、私は基本的に好き嫌いはなくなんでも食べるのでシェフにお任せするが、強いて言えばチーズ系が好き、そして地元(宮城)の特産品を活用していただきたいとリクエストしたと記憶しています。

宅急便で届いた箱を開けると、とても丁寧な包装に、使われている材料、保管方法から食べ方のポイントなど、お品の説明も詳しくて、心遣いが伝わります。


包装を開けるワクワク感が高まったところで、いざお目見え♪
下の写真の手前がケーク・サレで、奥がパウンドケーキです。

素材がゴロゴロ入っていそうなのは一目瞭然、美しい見た目にも楽しませていただけます。

まずは、ケーク・サレの方からいただいてみました。
生地の色味が黄色がかっているのは、ベースがトマトだから。鹿島台デリシャスファームのトマトだそうです。
そして、枝豆には仙台だだちゃ豆、ハムには岩出山ジャンボンメゾンのお品が使われ、ゴーダチーズにチェダーチーズと、具材がたっぷりです。

オーブントースターで焼いていただいてみると、完全に私が大好きなお味で、ワインにもピッタリ。
こんなサレ、自宅でゆっくり食べることができるなんてと、週末の夜食時間、なんてありがたいんだろうとしみじみ幸福感に浸りました。

そして、実は私、今回いただいたお品のおかげで、岩出山ジャンボンメゾンさんを知りました。
厚切りのお肉が美味しくて、早速HPチェックしましたよ。
宮城県大崎市岩出山の工房ジャンボン・メゾンのHP
宮城県内であれば大手スーパーなどでも販売されているようなので、もしかしたら私もこれまで食べたことはあったのかもしれませんが、この度、改めてお名前を意識し、こんな貴重なハム・ソーセージ生産社が県内にあったのね、と出会いに感謝。

私は田舎生まれで、そのコミュニティの狭さに窮屈さを感じ、小さい頃から地元を出たいと思って県外にいたこともある人間なので、恥ずかしながら、自分のルーツがある地元に少しでも恩返しできたらと思うようになったのはこの数年のことです。
地元のこともまだまだ知らないことが多く、こういった形で、文字通り、東北の生産者と全国の消費者を繋いでくれるYOU&Gさんには本当に感謝ですね。


さて、もう一品は、こちら。
宮城県産ブルーベリーと、蔵王産クリームチーズを使ったパウンドケーキです。
見た目にも可愛らしくて、これも美しいアート。

宮城県民ならみんな大好き(チーズ好きなら間違いなく)な蔵王産のクリームチーズが練りこまれた生地に、ちょうど旬を迎えたフレッシュなブルーベリーの甘酸っぱさが閉じ込められて、幸せなティータイムを持つことができました。

いずれも私がリクエストしたチーズと、地元の素材がふんだんに使われていて、甘いのとしょっぱいの、美味しい両者がいただけて、大満足の贈り物でした。

個人的にはサレも商品化していただけたら、多分お店にはそうそう行けない分、もし行ったら甘いケーキもしょっぱいサレも両方買うんだけどなと思うところですが、サレは賞味期限のこともあるから難しいのかな・・・

何はともあれ、YOU&Gさん、実店舗開店、本当におめでとうございました。
そして、クラウドファンディング の素敵な返礼品も、本当にありがとうございました。

(画像をクリックするとPDF画面が開いて拡大できます)

ちなみに、私は現在車を持っておらず、愛子(あやし)にはそうそう行くことがないので、開店されたお店にはまだ行くことができていませんが、カフェを併設した実店舗では、私もこのブログで時々取り上げさせていただいているガラス工房尚さんのお皿が使われているそうなんです。
そのコラボした実物を見て、食とアートを楽しみたいので、是非とも、そう遠くない日にお邪魔させていただきたいと思っています♪

高級パウンドケーキ YOU&G(ユージー)
住所:宮城県仙台市青葉区愛子東6−3−27
電話:070-1147-0987
営業:10:00 〜 17:00
定休日:月曜日
Webサイト:https://cookyastore.thebase.in/



あなたがオススメしたい
地元食材は
なんでしょう?

親友との再会

生かされてきたことに改めて感謝した日


今日、高校卒業以来の、一人の友人に会うことができました。
私にとっての高校卒業以来、それは、20年以上振りで会ったということです。

久しぶりすぎるようでいても、私の高校時代は充実した濃厚な青春時代だったので、細かいことは忘れているものの、ある部分では非常に鮮明で、忘れ難い思い出なのです。
なので、今日、その友人との再会を迎えるまでは、まるで昔の恋人にでも会うような、ちょっとしたドキドキ感があったわけですが、いざ会ったその瞬間、もちろん大感動!
でもそれ以上に感じたのは、何年ものブランクを感じさせない、何とも言えぬ安心感でした。

彼女は、現在、横浜暮らし。
その彼女と再び連絡が取れるようになったのは、今年(2021年)4月のことです。
やたらめったら不必要に人と繋がる必要はないと思っている私ですが、このサイトを開設してからは、FacebookとInstagramもある程度は活用していまして、そしてこのコロナ禍、同じく必要に迫られた部分もあってSNSを使うようになった彼女が私を見つけてくれたのがきっかけです。
(やたらめったら繋がりたくなくても、SNSというものには、「繋がりたい」と思える人との出会いにも恩恵があるのは事実ですね)

彼女のご実家の事情でこの7月に数日だけ仙台に帰ってくるという連絡を受け、今日、何年以上も振りで再会したのです。
今日は彼女が横浜に戻る日ということで、会ったのはランチタイムの仙台駅新幹線改札付近。
彼女は私をすぐに見つけてくれました。
「変わってない!!」
嬉しいお言葉。
でも、あんたも変わってないよ!
高校卒業以来とは思えない、安心感。

今日は、これしか載せる写真がありませんが・・・
仙台駅3階の利久のイタリアン CUCINAで美食と共に友人との再会を味わいました♪

私は、本当に高校時代の友人たちには恵まれていて、彼女も当時からリスペクトできる親友の一人。
懐かしい話はもちろん楽しく、そしてそれ以上にこの再会で得た収穫は、紛れもなく互いの現在のあり方と抱えている想いです。

彼女は、高校卒業後、しっかり先を見据え、手に職をつけると言って歯科衛生士となり、それで生計を立てる傍ら、聖書を拠り所とした教育活動をライフワークとして続けているのです。

私は勝手に、彼女は、歯科衛生士の仕事と、聖書教育の両方で収入を得ているのだろうと思い込んでいたのですが、実は、現在の収入源はパート勤務としての歯科衛生士のお仕事のみで、あとは完全にボランティアだとうことを、今日、聞きました。

自分を貫いているな。

彼女の話を聞いていてそう思いました。

私にとって、共通する過去を持つ友人との思い出話はもちろん楽しいですが、それ以上に興味深く感じることができるのは、やはり、現在はどうであるかということと、そしてこの先どうなりたいかという「希望」の話に他なりません。

だって、私たちは生かされているのだから。
この命を無駄にしないように、有意義に生きていかねば。

そう、改めて思えた、当たり前の毎日の中の、とても貴重な今日。

生かしていただいていることに、感謝します。ありがとうございます。
私は、だから、明日からも生きていきたいと思えるし、生きていけるのだ。

そう深く思えた、日常の一コマでした。


あなたにとって
安心できる存在とは
何ですか?

カフェ パンプルムゥスのパンケーキ

人を幸福な気持ちにさせるアイディア満載のお店


今日は友達が誘ってくれて、仙台で人気のカフェ「パンプルムゥス(Pamplemousse)」に行ってきたので、久々の食レポです。

そこは、仙台街中の雑居ビルの3階、通りからの一見では、ビルの中にこんな素敵な一角があるとは思いもしませんが、口コミ、SNSでかなりの人気のお店のようです。

お店の外観の写真は撮り損なってしまったので、お店の公式ホームページ等をご参照くださいね。

パンプルムゥス 仙台店
住所:〒980-0021 仙台市青葉区中央1-7-18 日吉第一ビル3F
電話:022-208-8899
営業:毎日 11:00~21:00
Webサイト:https://akashia-mitsubachi-youhoujou.com/pamplemousse-sendai/info/

パンケーキが看板メニューとのことですが、トーストやカフェ飯など、選択肢は豊富。
中でも「畑が見えるランチ」そのネーミングと、可愛いイラストに、実物を五感で味わってみたいという気持ちも湧きましたが、それはパンケーキではないランチプレート、せっかく初めての来店、やはりまずはパンケーキにしようと思いました。

パンケーキ!
・・・そう絞ったところで、やはり悩みます。
どれもこれも美味しそう。
今月の「季節のパンケーキ」は「ブルーベリーチーズパンケーキ」ですって。
ブルーベリーは今が旬、そしてチーズ好きとしては、かなり惹かれたのですが、それは安定の美味しさでしょうと思ったので、あえて冒険してみることにしました。

選んだのは、期間限定の「チキントマトパンケーキ
甘くないお食事系のパンケーキです。
サラダにスープ、たっぷりの粉チーズ付き。

注文してからじっくり焼かれるパンケーキには20分を要しますが、外はカリッ、中はフワフワの食感が良い!
そのパンケーキと、トロトロチーズにカマンベールチーズ、トマトとチキンがしっかりマッチしていて、美味しい♪

そして、サイドメニューにオーダーしたのは、シャーベット状のたくさんのフルーツとゼリーがカラフルで涼しげな「フルーツポンチ」。
特製のシロップがさっぱりした甘さで、パクパクいけちゃいます。


こちらは友達が頼んだ、シュワシュワ弾ける炭酸とグリーンが美しい「ミントソーダ」に、迫力のパンケーキ「いちご&バナナ&マウンテンクリーム」!


ところで「パンプルムゥス」とはフランス語(pamplemousse)で、意味は「グレープフルーツ」のこと。
なぜこの名にされたのか、そしてそこかしこにアヒルがいるのは謎だけど、可愛いらしくてセンス抜群なイラストのメニューといい、目で見ても楽しくて美味しい料理、そこにいるだけで朗らかな気持ちになる場所。
どうしたら多くの人に喜んでもらえるだろうという気持ちで作られていることが伝わってくる、居心地の良い空間でした。


ちなみに、この「パンプルムゥス」さん、秋田県にある「あかしあミツバチ養蜂場」が運営しているお店で、ここ仙台の他にも、秋田店、盛岡店と展開されているのだそう。
どちらもアヒルさんがいることに変わりないですが、それぞれの個性があるそうですよ。
他の店舗にも訪れてみたいものですね。


フワットロ or カリッフワ
あなたはどちらの
パンケーキがお好みですか?

アカデミー賞受賞作「ノマドランド」に見る壮大な風景と生きる意味

ドキュメンタリータッチの雄大なロードムービー


再び映画ネタではありますが、この度鑑賞してきた映画「ノマドランド(原題 Nomadland)」について、もっと早く観てもっと早めにオススメすべきだったと感じているので、遅まきながらも投稿します。

まずは、この映画の告知用チラシをご覧ください。(画像をクリックするとPDF画面が開きます)

映画「ノマドランド」チラシ(表)
映画「ノマドランド」チラシ(裏)

このチラシは、先月(2021年4月)末に行われたアカデミー賞授賞式開催前に作成されたものなので、”本年度アカデミー賞最有力”と記載されていますが、授賞式では結果、作品賞監督賞(クロエ・ジャオ)、主演女優賞(フランシス・マクドーマンド)と、主要を含む最多3部門を制覇しました。
それ以前にも数々の受賞を成し遂げ、話題となっている作品です。

映画「ノマドランド」は、アメリカのジャーナリスト ジェシカ・ブルーダーJessica Bruder)によって執筆された本「ノマド:漂流する高齢労働者たち(原題 Nomadland: Surviving America in the Twenty-First Century/2017年出版)」が元になっています。

本「ノマド:漂流する高齢労働者たち」の表紙
(春秋社出版/2018年10月)

この本は、ジェシカ・ブルーダー氏が自ら車上生活を試み、3年以上の歳月をかけてノマド数百人を取材して書かれたノンフィクションで、映画「ノマドランド」は、このノンフィクションに、主人公として架空の人物であるファーン(フランシス・マクドーマンド)を登場させて作り上げられたフィクションです。

ネバタ州のエンパイアという企業城下町が破綻し、住み慣れた住居を失ったファーンという名の、夫に先立たれた60代の女性が、キャンピングカーを生活しやすいように自分で改造しつつ、ノマドワーカーとして季節労働の現場を渡り歩いて送る路上生活の中、ゆく先々で出会うノマドたちとの心の交流を描かれた物語。

次の動画は、「ノマドランド」の特別映像です。メイキングのショート版として興味深くご覧いただけるかと思います。

実在のノマドが本人役で登場していたり、物語としての父と息子を演じる俳優たちが実際リアルな親子だったり、エンパイアの存在と破綻も現実の話で、ノンフィクションとフィクションが混ざり合い、ドキュメンタリータッチなカメラワークのなかで繰り広げられるオスカー俳優マクドーマンドの表現はあまりにも自然で、まるで、フィクションではなく本当にドキュメンタリーを見ているような感覚になります。

この映画には、フィクション特有の事件が起きるとか特別大きな盛り上がりはなく、淡々とストーリーは続くのですが、ネバダ、カリフォルニア、アリゾナ、サウスダゴタと4つの州に渡って展開される、広大なアメリカの自然を背景にした美しい映像、サウンドトラックは叙情的なピアノ音楽でシンプルにまとめられていて、焚き火の音や波や風の音とという自然の音色を感じさせ、全てが共存してそこにいるかのような安息感と共に、静かな気持ちに浸ることができます。

「ノマドランド オリジナル・サウンドトラック」ジャケット
(画像をクリックするとYouTube musicのアルバム試聴ページにリンクします)

ちなみに、クロエ・ジャオ監督、『自然にインスパイアされた美しいクラシック音楽』でググってヒットしたルドヴィコ・エイナウディLudovico Einaudi)の『Elegy for the Arctic』からエイナウディ氏がアルプスの山中を歩きながら作曲した『Seven Days Walking』というアルバムを見つけ、彼にオファーしたそうですよ。

Elegy for the Arctic』の映像、凄いです!
圧巻の大自然とコラボした繊細なピアノ演奏は、素晴らしいアート!!


ところで、ここ数年よく見聞きするようになった「ノマドライフ」という言葉。
このイメージとしては、「好きな場所に住んで、好きなように働き、自由に生きる」といった感じで、私も、過去に人の腹黒さを感じてしまう仕事や自分の人生そのものに疑問を感じた時に、憧れを抱いた生き方です。

しかし、映画「ノマドランド」を通して、本来のノマドの生き方の裏には、社会の様々な問題が隠されていることや、気軽な考えでは到底やり通せることができない実情など、深く考えさせられるものがありました。

でも一方で、この映画の主人公ファーンをはじめとする登場人物たちの、苦境にあっても自身の信念を貫き、それぞれのやり方でもってしなやかでしたたかに生きるさまは、観るものに希望を与えてくれます。

映画「ノマドランド」パンフレット

このパンフレットに記載されている監督クロエ・ジャオ氏へのインタビューによると”あなたを定義しているものを失った時、あなたは自分を取り戻せますか”という問いかけがこの映画のテーマであるとのこと。

ここ仙台での上映(フォーラム)は5月20日(木)まででもうすぐ終わってしまうので、文頭で述べましたように、もっと早くお勧めすべきだった映画「ノマドランド」ですが、このような作品こそ、是非、大きなスクリーンで観て壮大な風景を味わうとともに、人生について内省する機会にしていただければと思います。
→追記:フォーラム仙台での公開が5月27日(木)までに伸びました!人気作は公開期間が伸びることがあります。嬉しいですね♪
→→6月3日(木)までさらに延長されました!!
→→→またまた延長!6月10日(木)まで!!
→→→→さらに延長!6月17日(木)まで!!

さて、この映画の中でファーンがたくさんの人と出会い交わされる会話はどれも深いのですが、ここは是非とも記しておきたいと感じた一節を、最後に取り上げさせていただきます。

それは、ファーンが、ある青年に再会し、自分のサンドイッチと青年のビールを交換し、会話を交わすシーン。
地元に恋人がいて手紙を書くことがあるという話を聞き、今時手紙を書くとは効果が高いと褒めるのですが、青年は気が利いたことは書けないと言います。
そこで、ファーンは詩を送ったらどうだと提案します。
青年に聞かせたのは、自分の結婚式に詠んだというシェイクスピアの「ソネット18番」。
それを聞いた後に去ってゆく青年の姿は、逆光に輝いて美しく、何か吹っ切れたような力強さを感じました。

君は夏の日よりも美しく穏やかだ
風が5月のつぼみを散らし
夏の輝きはあっけなく終わる
太陽は時に照り付け
かと思えば暗く陰る

どんな美しいものもいつか衰える
偶然か自然の成り行きによって

だが君の永遠の夏は色あせず
美しさが失われることもない
ましてや死に神が君を死の影に誘うこともない
君は永遠に詩の中に生きる
人が息をし 目が見えるかぎり
詩は生き続け 君に命を与え続ける

Shall I compare thee to a summer’s day?
Thou art more lovely and more temperate.
Rough winds do shake the darling buds of May,
And summer’s lease hath all too short a date.
Sometime too hot the eye of heaven shines,
And often is his gold complexion dimmed;
And every fair from fair sometime declines,
By chance, or nature’s changing course, untrimmed;
But thy eternal summer shall not fade,
Nor lose possession of that fair thou ow’st,
Nor shall death brag thou wand’rest in his shade,
When in eternal lines to Time thou grow’st.
So long as men can breathe, or eyes can see,
So long lives this, and this gives life to thee.

ソネット集 18番 / ウィリアム・シェイクスピア(訳:牧野琴子)
The Sonnets no.18 / William Shakespeare


ノマドランド」公式サイト



あなたの人生において
美しく感じられることは
何ですか?



逆輸入!驚異のコマ撮りSF超大作 JUNK HEAD

映画製作未経験者の挑戦によるストップモーションアニメ


コロナ禍になって2度目のGW。
相変わらずの状況が続いているのでまだまだ気軽に出かけられませんが、せめて、映画くらいは観たい。
家でもどこでもネット配信で映画が楽しめる時代となっても、やっぱり大画面と音響が楽しめる「映画館」で観たい!
というわけで、仙台の東口にあるチネ・ラヴィータに行ってきました。
こちらは大勢の人でごった返すこともない、こぢんまりとした落ち着いた映画館なので、映画好きにはありがたい環境です。

さて、今回チョイスしたのは「JUNK HEAD」。
とーっても気になっていた作品です。

映画「JUNK HEAD」のチラシ(表面)

製作者は堀貴秀(ほりたかひで)氏。お名前からわかる通り、日本人の方。
2017年に発表され、海外の映画祭などで話題になっていたものが、ここ日本では今年3月末から上映開始されたというわけで、いわゆる逆輸入映画です。

さて、主なスッタフ・キャストは以下の通り。
 監督:堀貴秀
 原案:堀貴秀
 デザイン:堀貴秀
 編集:堀貴秀
 撮影:堀貴秀
 照明:堀貴秀
 音楽:堀貴秀近藤芳樹
 声優:堀貴秀・三宅敦子・杉山雄治

ご覧の通り、堀貴秀氏、一人でほとんどこなされています。
そして、映画時間は99分。
ですが、制作期間はなんと7年!
というのも、氏は、元々アートワーク専門の仕事をしていたものの映画製作は未経験で、思いつきと独学によって一人で製作を始めて、まず完成した30分の作品に4年を費やし、その後、出資を得て、他のスタッフも迎え本格的な製作活動を経て、それだけの期間がかかったのだそう。
およそ14万コマの撮影を、全て手作りのフィギュアとセットで完成させたという、CGではなく、手作業で地道に作られたこの作品、人形を使った「実写」であるわけで、CGアニメにはない温かみやリアルさを感じる面白さがあります。
また、映像や写真で見たらミニチュアとは思えないセットは、芸術的でもあり、圧巻です。
アナログな技法って、コンピュータ科学や情報技術が進んでも絶対に廃れないだろうなと思いました。

映画「JUNK HEAD」のチラシ(裏面)

私が今回この映画が気になったのはその製作過程にありますが、SF系が好きな私には、物語の内容も楽しむことができました。
舞台設定は3385年の地下世界。
マリガンという人類に次ぐ知的生命体の開発を巡っての、おもしろおかしい壮大なストーリーとなっています。
ちょっと不気味な世界観でグロテスクな描写もあり、これがもし人間の実写版だったら私は苦手かもしれませんが、人形アニメーションなので、愛嬌もあり、ジョーク、ユーモアも散りばめられていて、面白かったです。

エンドロールも良かったですよ。
堀貴秀氏が一人でいろいろこなしているので、その名前が連続して並んでいるのがまず笑えてしまうのと、背景に映画の撮影風景が映し出されていて、まさに私が興味を持ったのはこの部分だったので、嬉しかったです。
でも、ハリウッド映画だったらスタッフ・関係者の名前がズラーッと続いて時間がかかるエンドロールも、「JUNK HEAD」はスタッフが少ないため、あっという間に終わってしまったのがちょっと残念でした(笑)

映画「JUNK HEAD」パンフレットの最終ページ

さて、パンフレットは、1,500円。ちょっと高いなと思ったけど、55ページ!納得。
久々ですよ、こんな気合いの入った分厚いパンフレット(笑)
撮影用のカメラはEOS Kissといった一眼レフカメラ初心者向けのものをはじめ数台のみ、パソコンは2台で低スペックだとか、自作の撮影器具、スタジオに利用した自宅兼工場の紹介、人形の製作工程やイメージ画、絵コンテなどなど、盛りだくさん。
製作の裏話が詳細で、こちらも楽しめます。

映画「JUNK HEAD」のパンフレット

年齢や経験関係なく、情熱があればすごいこともできるんだなと、励まされると共に、今までに見たことのない感覚を得られる映画でした。
ストップモーションアニメ、フィギュアものって、気味が悪くて好きではないという人もいらっしゃると思いますが、映画は芸術的観点も含めて楽しんでいるという方には是非オススメしたい作品です。

なお、仙台(チネ・ラヴィータ)での公開は5月6日(木)までです。
→追記:その後、仙台フォーラムで上映されています。5月20日(木)まで!
→さらに伸びて5月27日(木)まで!!人気作品ということですね♪
→→またまた6月3日(木)まで延長されました!!
→→→大人気!さらに延長!6月10日(木)まで!!
→→→→どこまで延びるの?!6月17日(木)まで!!
JUNK HEAD」公式サイト



あなたが
情熱を持てることは
なんですか?

遠距離結婚を貫いた画家と美容師 その1

おしんのような経験を持つ美容師


私の祖母は、101歳でこの世を去りました。
大正、昭和、平成を生きた、強くて優しい人でした。
美容師として80歳まで働いた祖母は、亡くなる少し前の体が衰弱するまで、必ず朝は早起きをして薄化粧をし、身だしなみを整える人で、年齢も常に10歳以上は若く見られていました。

1950年代の美容室の様子(出典:wikipedia)

私は、そんな祖母が大好きで、ずいぶん一緒に時間を過ごしました。
祖母のベットは大きくてフカフカだったので、時々、寝かせてもらいに行ったり。
年と共に足がかなり弱っても、あちこち行くのが楽しいと言う祖母とはよく出歩きました。
私の腕に回された祖母の手の感覚は今でも残っているくらい。
祖母からはたくさんの話を聞きました。

祖母は、宮城県名取市の港町である閖上に、3人兄妹の末っ子として生まれました(1歳で亡くなっている兄がいるので厳密には4人兄妹)。
祖母を産んで間も無く、29歳という若さで亡くなってしまった母親のことは覚えておらず、酒豪だった父親は宮大工だったこともあり芸術への造詣が深い人だったとのことでした。

祖母が生まれた大正初期といえば戦時のこと、米騒動が起きた時代で、落ちてしまった米一粒でも拾って食べたと言います。
そんな幼少期を経て、10代でとある美容院に奉公に出された祖母は、自身の手に職をつけることを願っていましたが、そこでは、小さい子供の世話や家事手伝いといったことしかさせてもらえず、食事も十分に与えられず、粗末に扱われたそうです。

数年後、もう嫌だと言って戻ってきた後は女学校に通わせてもらい、卒業後は今度こそ無事に美容院に勤めることができました。
そこは休みがほとんどない仙台中心部の美容院。住み込みで、早朝から夜中まで仕事づくめ、かなり忙しかったといいます。
有名人では、淡谷のり子さん(ブルースの女王と呼ばれた日本のシャンソン界の先駆け。若い人は知らないでしょうけど…)を対応したことがあったとか。

淡谷のり子/1930年代(出典:wikipedia)

美容師さんというと今では人気の職業ですし、たくさんの美容室があってどこに行けば良いのか迷うほどですが、祖母が若かった時代というのは、女性が手に職をつけるのも難しい時代、美容師もまだまだ稀な職業で、一般的なサラリーマンのお給料の倍はしたのだそうです。
しかも、指名してくれるお客さんもいて、そういった人からはチップももらえていたそう。
おしんのような屈辱的で辛い経験を経ている祖母には、仕事づくめの毎日でも、美容師として働けることに心からやりがいを感じ、本当にありがたかったのだそうです。

※おしん:橋田壽賀子氏の原作で大ヒットした、明治時代末期の女中奉公に出された少女のドラマ

ところで、女性の皆さんは、「日本髪」をされたことはありますでしょうか?
現代では日常では当然する人はいないヘアスタイル「日本髪」、女優さんだってカツラをかぶる現代、もうその髪型を作れる人は少ないわけですが、私の祖母は伝統的な日本髪を結うことができる人だったので、ウチでは、祖母の孫にあたる女子(従姉妹と私)は節目に日本髪を祖母に結ってもらうという儀式のようなものがありました(記念撮影をするだけですが)。

「日本髪」ってそのヘアスタイルを見ただけでも、どうやって結ってるのって思いませんか?
実際、その作業は結構な時間がかかりますし、髪の毛に鬢付け(びんつけ)油を塗って引っ張りながらされるのはただただ辛くて、痛い痛い言いながらひたすら耐えていたことしか記憶にありません・・・
でも、大好きな祖母に、自分の長く伸ばした髪の毛を日本髪にしてもらって、着物の着付けもしてもらったことは、かけがえのない一生の思い出です。
ちなみに、私の母親も美容師なので、着物の着付けは祖母と母が一緒にしてくれました。
実家は美容室だったので、何度となく着物を着る機会がありましたが、今思えば、それも貴重で幸せなことでしたね。

さて、話はまた若かりし祖母の話に戻ります。
毎日忙しくて食事を取る時間もままならなかったけれども、美容院のそばには飲食店があってよく駆け込んで食べていたことや、休みが取れたときは映画館に行って一日中ずっと大好きな映画を観ていたこと(昔は今のように指定席制じゃないから一度入ればずっといられる)、超繁忙期の年末年始は明け方まで働いたけどそのまま友達と初詣に行ったとか、楽しいこともたくさんあってとっても充実していたのだそうです。

昭和初期の仙台駅(出典:wikipedia)

そして、そんなある日、仙台の街の中で、絵を描いてる一人の男性に出会った・・・

それが、私の祖母と祖父の出会いというわけですが、長くなりましたので、続きはまたの日に書かせていただきます。


続きはこちら
遠距離結婚を貫いた画家と美容師 その2/ずっと秘密にされてきた二人の馴れ初め



おしんの時代
あなたには
想像がつきますか?

親切なサービスに感動

コセキカメラさんの心意気


東日本大震災が起こる数年前に、私の父は癌でこの世を去りました。
父は、電機会社に勤める営業マンだったにも関わらず、プロのカメラマンかと勘違いされるくらい、趣味でいつも一眼レフカメラを手にしていました。
父が亡くなった後、カメラを確認したらフィルムが入っていたのですが、その頃はどうにも辛くて、現像する気になれず、放置してしまっていました。
そして起きてしまったあの未曾有の大震災。
閖上の実家ごとカメラも失い、ひどく後悔し、それからというもの、私も一眼レフカメラを持つようになりました。

父は何台もカメラを持っていましたが、最終的に落ち着いたのはCanonだったので、私も同じく。

さて、2ヶ月ほど前の、2月13日に起きた福島県沖地震。
震度5強という大きな揺れがおさまった後、真っ先に確認したのは、カメラでした。
家にあるものの中で最も高価なものでもありますしね・・・

私はいつでも思いついた時(特に美しい朝焼け)にシャッターが切れるように、テーブルの上にカメラを置いているんです。
それがあの地震で吹っ飛んでいたのですが、無事、電源ON、シャッターも切れて、画像が確認でき、ホッと胸を撫で下ろしました。

しかし、数日後、よくよく見たら、撮った画像に微かに線が写り込んでいる・・・

中央上部から斜めに線が写り込んでいるのが分りますでしょうか?

またもやドキドキしながらレンズを確認したら、カメラのレンズではなく、レンズを覆っているフィルターにヒビが入っていることが分りました。

ガーン・・・でも、フィルター付けといて良かった!!フィルター付けてなかったらレンズがやられちゃってたかもだよー!
フィルターに感謝しつつ、外して新しいのに付け替えようと、手をかけました。
が、しかし、全く回らず・・・

素手では絶対無理だと思い、ネットで調べると、フィルタールーズという道具があることを知り、購入し、試してみたのですが、それでも全く回らず、外れません。

お店に持っていって依頼とかしたらお金かかるんだろうな、そう思って購入した安価なフィルタールーズでしたが、どうしようもないので、諦め、カメラ屋さんに持っていくことにしました。

ちょうど昨年の夏に、自宅から歩いて20分くらいのところに、コセキカメラさん(1946年仙台に創業)がオープンしていたので、そちらへ持参することに。

出典:まちくる仙台(画像をクリックするとまちくる仙台のコセキカメラさん紹介ページへリンクします)

「フィルターが衝撃とかで噛んじゃって取れなくなることはよくありますよ。こうなっちゃうと、もう破壊するしかないね」と店長さん。
そうでしょうねと思っていたし、自分ではどうしようもないので、ああ、お金いくら取られるのかしら、と不安を抱きつつ、お願いしました。

こういうカメラお父さん持ってたなーと店内に並ぶ様々な中古カメラを眺めながら、待つこと数十分・・・
かなり苦戦していらっしゃいましたが、なんとか外していただくことができました。

ペンチなどでフィルターの破壊作業をしていただいたので多少枠に傷はついたけど、撮影には問題なし☆

「おいくらですか?」とお尋ねしたところ、「サービス(無料)です」とのこと!
時間と労力をかけていただいたのに、無料とは、なんて素敵な心意気なんでしょう!
「何かあったらまた来てね」とのお声がけもいただけ、もう、心から感謝いたしました!!

ちなみに、ついでに雑貨を購入させていただいたのですが、たまたま私が欲しかったフォトフレームが店頭展示品のみだったとのことで、値引きもしてくださいました。
コセキカメラさん、本当にありがとうございました。

写真・カメラ好きに寄り添ってくれる、素敵なお店。
マステや、カードが豊富で、おしゃれ、おもしろ雑貨も取り扱われているので、写真趣味さんのみならず、誰でも気軽に立ち寄ることのできるお店です。

地元のカメラ屋さんていいな。また来ます!って思えるお店って、こういう所よね♪
と、喜びと感謝で、あたたかな気持ちになれた日でした。



コセキカメラ
住所:〒980-0014 宮城県仙台市青葉区本町2丁目3-10
電話:022-222-3560
営業:10:00〜19:00
定休日:火曜
Webサイト:https://www.koseki.co.jp/works/shop.html
(ブログ:https://inctec.exblog.jp/

場所は、広瀬通と東二番丁通りの交差点にある、仙台広瀬通郵便局の入ったビルなので、わかりやすいです。
時々ギャラリースペースで展示などもされているので、フラッと立ち寄って、気分転換にも♪


あなたの
心があたたまるお店は
どこですか?