My New Year’s resolutions ☆

2021年に掲げる迷いなき抱負


コロナによる緊急事態宣言が発令され、昨年の4月、外出もできなくなった時に、こんな時代だから、自分も含め人々が安らげて笑顔になれるようにと、自身の学びも兼ねて一から独学でこのWebサイトを作りました。

現状ではまだまだ単なる趣味のサイトで、皆さんのお役にたてるような働きができていませんが、取り組んでみて感じているのは、「自分の想いが整理されて明確になる。ナラティブ(語り)の効果の一つとも言えるのかも。」ということで、自分のやりたいこと、取り組むべきことの顕在化に役立つということを知ることができました。

関連記事:
臨床美術におけるナラティブ(語り)/そして、「いてくれてありがとう」という語り

自分のノートに書くのと違って、公開するわけですから神経は使いますが、その分、ここに書いたことは自分の中にしっかりと落とし込むことができるように感じます。

というわけで、先日取り上げた「抱負/New Year’s resolution」についても、心を解きほぐして想い至った私自身の2021年の迷いなき決意を、ここで具体的に書き残しておこうと思います。

前回の記事:
What’s your New Year’s resolution?/「抱負」という言葉の意味

〜2021年の抱負〜


★ 美術検定2級に合格する

世界遺産検定2級に合格する

ピアノを20年前に弾けたくらいに少しでも近づける

臨床美術のセミナーやボランティアに積極的に参加する

中古マンションをリノベーションして、自宅併設のギャラリー兼アトリエを持つ

(今年は計画と着工)


趣味としてやりたいこと、単なる願望であればまだまだ出てくるのですが、まずは「抱負」として、今年はこれらを目標としました。
自分自身の心の豊かさ創出につなげるための想いではありますが、この中でも、臨床美術に関することと、ギャラリーを持つことは、まさにあたかかくてやさしい世界を広めるためです。

臨床美術については、このサイトでも何度か述べていますが、その素晴らしさを知っていただくにはまだまだ足りませんし、私自身、昨年はあまり活動ができなかったので、今年は腰を据えて取り組んでいきたいと思っています。

臨床美術に関する記事のまとめはこちら

そして、私がギャラリーを持ちたいというのは、アート的なことは好きだけど、私自身は創作力に乏しいので、私のものとして作品を飾りたいとかそういうことではなく、私の周りには素晴らしい芸術センスを持つ人が多いので、そういった方々が創り出したものを少しでも多くの人にご覧いただきたいという想いがあるからです。

また、その場を、普段は自分のワークスペースとすると共に、臨床美術も含めなんらかのセミナーや、ワークショップができる空間として活用できるようにしたいのです。
私は人前に出るのも苦手なので、これも、才能を持て余している、私ではない皆さまがたに活躍してもらえる場にしたいと考えているためです。

オランダを代表する画家レンブラントの家の内観の一部
左:たくさんのエッチング(銅版画)作品を生み出された小部屋
右:レンブラントがインスピレーションを高めるために集めたコレクションを再現した小部屋
レンブラントの家は、美術館として公開されている(オランダ アムステルダム)
右:レンブラントが数々のマスターピース(傑作品)を創出したラージスタジオ。現在はワークショップ等にも利用されている。(スタジオ/studioとは、本来は、芸術家のアトリエ・工房などのことをいう)

私は長いこと、それこそ中・高・短大と続けたバスケ部のマネージャーに始まり、社会人となってからは、オフィスワークを効率よくこなすための様々な資格を取りつつ、アシスタント・秘書といった仕事をしてきたので、自分には裏方が向いていると思っています。
保育園の運営スタッフという本業の傍ら、多様な人々が豊かな心を開放して集える環境作りに貢献したいです。

自分の好きな分野に、自分のできる力を注いで、一人でも多くが、安らいで笑顔になれるあたたかな連鎖を生み出すための、リアルな活動へ一歩前進すること。
それが、私の2021年の抱負です。


あなたには
何か迷いは
ありませんか?

レトロかわいいオールド&プレミアノリタケ

戦前戦後の芸術的里帰陶磁器


ポストを開けると、A4サイズで、厚めな本でも封入されていそうな郵便物が入っていました。
でも、封筒に記されている会社名には覚えはあるのだけど、ここ数日では何の購入の記憶はなく・・・
しかしながら、書店はもちろん、ネットでも本を買うことが多い私。
何かネット検索でもしている時に間違ってポチッちゃったのかな・・・?
と不安に思いつつ、恐る恐る封を開けたら、1冊の図録が。

図録に加え、2021年の卓上カレンダーのプレゼント

これ、なんか知ってる・・・
てか、持ってる・・・?

送り主は「敬誠アート」さん。
薩摩焼瀬戸焼隅田焼横浜焼オールドノリタケ等の『和骨董』とゲーベルローゼンタールフッチェンロイターマイセンKPM等の『西洋陶磁器磁器人形』を取り扱う古美術商さんです。

薩摩焼

瀬戸焼

隅田焼

横浜焼

過日のある日、仙台三越に行った時に、たまたま催事として1階フロアで敬誠アートさんが出店されていまして。

芸術的な骨董品がずらりと並んでいたので、思わず足を止めました。
艶やかな陶磁器の数々。美しいだけでなく、デザイン的にも面白いものがたくさんあり、見ているだけで楽しいものでした。

ゲーベル

ローゼンタール

フッチェンロイター

マイセン

私は特にブランド好きというわけではないのですが、ノリタケは日本を誇るブランドとして、今では高級なものから庶民的なものまで製品が取り揃えられていて、身近に感じられるブランドとして、もともと好感を持っていました。
そして数年前に仕事で名古屋に行った際に、ノリタケミュージアムに立ち寄ったのですが、そこで興味深い制作過程や歴史を知り、たくさんの美しい製品を見たらファンになりまして。

そんなノリタケの、今から100年程前の明治・大正時代に主にアメリカに輸出され、里帰りしたという陶器『オールドノリタケと、戦後の1945〜1960年頃に製造された『プレミアノリタケの品々も、三越での催事で展示販売されてたんです。

オールドノリタケ

プレミアノリタケ

オールドノリタケ

プレミアノリタケ

芸術的な骨董品といえば、もちろんそれなりのお値段。
購入できたとしても、使うというより、大事に飾るというイメージ。
ですが、中には普段使い出来そうなものもありまして。

オールドノリタケのピンディッシュと、プレミアノリタケのレトロかわいいカップとソーサーのセット、購入しちゃいました。

戦後に欧米に輸出されたこのヴィンテージなカップとソーサーは「スナックセット」と言うのだそう。
絵の具のパレットのような形のソーサーはお菓子なんかも一緒にのせられて、使い勝手も良しなプロダクト。

流行りものよりもレアなものや人と同じではないものに惹かれる私。
これもノリタケなのー?ってところが気に入ってます♪

ちなみに、かぼちゃの器は、「JAPAN」の刻印があるので里帰りした日本製であることは間違い無いのだけど、メーカーは謎というお品だそうで。
熱心な担当者さんが「根拠なくこれもオールドノリタケですと嘘はつけませんので」と教えてくれ、一品もので可愛かったので購入。

そしてその時に、販売されていた図録が、数々の芸術的な陶器が掲載されていて眺めているだけでも面白く、せっかくの機会だからと一緒に購入していたんです。

それが、今回送られてきたものと同じだったというわけでした。
既に買っていたものと同じお品だけど、3,000円する図録、プレゼントとはありがたいことです。
興味のある人にプレゼントしよう♪

敬誠アートさんのギャラリーは千葉県我孫子市にあるとのことで、行ってみたいとは思っていますが、このコロナ禍にあってはそうもいかないので、しばらくはこれ見て楽しみます。
敬誠アートさん、ありがとうございました☆


あなたは
古いもの or 新しいもの
どちらがお好きですか?

3時のおやつ展@ガラス工房尚

楽しくて美味しくなる♪3人のガラスと金属の素敵なコラボレーション


今日(2020年12月6日)が最終日ということで、事前に皆さんにお伝えできないのが残念だったのですが、ユニークで楽しい、心が和む素敵な展示会に行ってきました。


先月の初旬にもお邪魔した、秋保のガラス工房 尚さんからいただいた、今回の特別展のご案内。


ガラス工房 尚さんは、仙台市から秋保に向かって、秋保大滝の手前にあります。


シーダーギャラリー
ガラス工房に併設した、喫茶スペースもあるギャラリーです。


今回の企画は、3人のアーティストによる、「3時のおやつ」をテーマにした楽しい展示。


主催者の鍋田尚男さんのガラス作品は、鮮やかなデザインが施されていますが、これは、熱でガラスをやわらかくし、様々なガラスを溶着させるフュージングという技法で作られているんだそうです。
色も線も全く描いてない、凄技!
どれだけ手間と時間がかかることか・・・


こちらは、金属作家の永井佳奈子さんの、とってもユニークな作品。
思わず笑ってしまう、おもしろさ溢れるものばかり。
金属って聞くと冷たそうなイメージだけど、永井さんの作品には、ほっこりしたあたたかさを感じます。


そして、さらにガラス作家の沖知江子さん。
こちらは、植物を中心とした女性的な絵付けが素敵な、小物入れやお皿などの作品たち。
どれも心が癒されます。


3時ではなかったけれど、せっかくなので、私もおやつタイムにさせていただきました。
沖さんの作品にのった洋梨のコンポート。可愛らしくて、見てるだけでも美味しい。


今回は、秋保の人気のスイーツ屋さん「豆あん」さんのカステラも選ぶことができたので、ラッキーでした♪


自然に囲まれたガラス張りの開放的なギャラリーは、光が差して、とても気持ちが良く、穏やかな時間を過ごすことができます。


最後に、今日のお土産は、透明感が美しい、カトラリーレスト。


べっこう飴みたいで、美味しそう!と、思ってしまうのは私だけではないはず・・・


きらめく透明感が美しくて素敵です。


お箸を置くと、こんな感じ。


スプーンやフォークを置くとこんな感じ。


また大切にしたい宝物が増えました。
今日も、心が豊かになる幸せに、感謝。ありがとうございます☆

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ガラス工房尚/シーダーギャラリー
住所:宮城県仙台市太白区秋保町馬場丸山12−1
電話:022-399-5728
営業:10:00 〜 16:00 or 17:00
定休日:水曜日・木曜日
(特別展中等は変更あり)
Webサイト:
https://www.facebook.com/glasssho/
インスタグラムhttps://www.instagram.com/glassstudiosho/

2020年内の企画展は今回のおやつ展が最後だそうですが、通常営業はされています。
また来年も素敵な企画展示のご案内をいただきましたら、当サイトでもお伝えしたいと思います♪


あなたの
和める場所は
どこですか?

郁子さんのやさしくてあたたかな絵画作品

仙台の「カフェ&ギャラリー ガレ」でほっとするひととき


芸術の秋。アート好きには嬉しい響き・・・
今回は、臨床美術ボランティアを通して親しくなった福井郁子さんからご案内をいただき、仙台立町の住宅地に佇むカフェ&ギャラリー ガレ(Galle)さんで開催されている絵画展に行って来ました。


「まど展」と題された宮城県の画家さん6人による絵画展。
2020年11月2日(月)〜11月14日(土)、絵を愛する人をあたたかく見守っていらっしゃるカフェ&ギャラリー ガレさんでの展示。


カフェの入り口。この素敵なドアを開けるのが好きです。


こぢんまりとして落ちく店内に画家さんたちの作品が展示されています。


6人の画家さんによる作品たち。
それぞれの個性ある表現を楽しませていただきました。


以下の3点はいずれも郁子さんの作品です。
今回は静物画を中心に展示されていました。


こちらの2点は、臨床美術プログラムによるオイルパステルで描かれた作品。


このような形で、何気に臨床美術の認知活動にも取り組まれていらっしゃいます。


美味しいコーヒーもご馳走になり、穏やかな時間を過ごさせていただきました。

ところで、今回私がお邪魔した際には、こちらのカフェが入ったマンションが外壁工事中でしたので、外観は、昨年夏に撮影させていただいたものをアップしますね。


いつも季節を感じる花々で彩られているのが素敵で、カメラのシャッターを切らずにはいられません。


こちらは、その時開催されていた、同じく郁子さんとお友達でいらっしゃる安伊子さんの二人展の様子です。


郁子さんは、ここカフェ&ギャラリー ガレさんで定期的に展示をされています。

さらに過去に遡って、こちらは2018年12月に開催された個展のお知らせ。
(残念ながらその時はカメラ持参せず)


郁子さんにお会いし、そのやさしさとあたたかさ溢れる作品たちを拝見させていただく度に、心が安らぐとともに、アート好きな人間として心地よい刺激を受けています。

ちなみに、郁子さんがよく表現技法として使われている塩水彩。
私も郁子さんにその手法を教わってから、時々楽しんでいます。


この水彩技法については以前詳しく記載した通りです。
当サイトの背景画像について/誰でも手軽に楽しめる♪ 塩を使った水彩技法

絵が苦手な人でも、誰にでも気軽に楽しんでいただける技法ですので、芸術の秋、よろしければお試しになってみてください♪

 

カフェ&ギャラリー ガレ(Galle)
住所:宮城県仙台市青葉区立町21
電話:022-265-7063
営業:
 月〜金 10:00~18:00
 土曜日 11:00〜18:00 
 日曜・祝日定休
 (展示会の最終日などは営業時間が短縮されます)
Webサイト:http://cafegallesendai.cocolog-nifty.com/blog/


あなたも
芸術の秋
楽しんでみませんか?


紅葉の秋保プチ旅

自然と美食と芸術を満喫する秋の一日


爽やかな朝を迎え、素敵な日になりそうな予感のした本日は、まさに充実の一日でした。

友達二人と、秋保(あきう)へのプチ旅。
午前9時30分に南仙台駅で待ち合わせで、友達が車で迎えに来てくれて、そこから秋保へ向かいました。

さて、秋保といえば、「秋保温泉」♪
温泉地として有名ですが、宮城県民の私たち、今回は温泉以外で楽しみます。

まず立ち寄ったのは、「アグリエの森」。
広場もあって、家族連れにはうってつけなロケーション。

ここは、お茶の井ヶ田が運営する施設なんですって。
おなじみのお茶の井ヶ田のお土産のほか、地元から県外の様々な製品や、新鮮なお野菜や生花など、広い館内にたくさん並んでました。

次に向かったのは、「万華鏡美術館」。

1999年にオープンしたこの施設、実は世界初の万華鏡専門の美術館なんだそうです。
出身県に‘世界初’があるって、誇りですね。

ちょっとシュールなゾウさんがお出迎え。
(ボタンを押すと)シャボン玉を吹いてくれます。
入ってすぐのところに大きな万華鏡が置いてありました。
お花が飾られた台を回しながら覗くととっても綺麗!早速心を掴まれます。
カメラで撮影すると・・・
展示の一部は撮影が可能です。
これも万華鏡。
鏡のマジック。面白い♪
友達に向こう側に行ってもらうと・・・
ウケる・・・
ちょっと何やってるかわかりませんが・・・
これも、ローマの真実の口を模したユニークな万華鏡。

想像以上に楽しめました。
万華鏡って奥が深いんですね。綺麗だし、色々感動。

次に向かったのは、「秋保・里センター」。
カラフルな植物で彩られていました。

ここには、名取が本店でハンバーグが有名な「HACHI(ハチ)」が入っているので、こちらで昼食にしようと思ったのですが、ちょうどぴったりお昼時だったこともあり、とっても混んでました・・・

そこで、昼食はずらして、先に進もうということになり、次に向かったのは、勝負の神様として知られる「秋保神社」。

立派なイチョウの木と立ち並ぶ願掛けの旗。
神様のいるところって、なぜだか神秘的な雰囲気です・・・

それぞれの人生に勝つことをお祈りしたら、次に向かったのは秋保でとっても有名という豆腐屋さん「太田とうふ店」へ。

お店は、秋保大滝に向かう途中、ほとんど何もない通りにポツンと建っています。
県内外からお客さんが来られるということで、夕方には売れ切れちゃうそうです。
私たちが立ち寄った時で午後1時くらいでしたが、すでに品薄でした。
というわけで、一人でこんなに購入。
お店で購入して、そこで開封して食べていくこともできます。
気持ちの良い軒下で、実食。
お豆の濃厚な旨味を堪能できるお豆腐に感動します。

次に向かったのは、「秋保大滝」。

まずは不動尊でお参り。
山をくだって、美しい紅葉と流れ落ちる滝を拝みます。

ちょっとした山歩きで運動して、今度こそ昼食を。ということで、不動尊向かい側にあるお蕎麦屋さんへ。

手打ちそばの店「二代目たまき庵」は天然舞茸の天ざるが有名なのだそう。
是非食べたいと入店しましたが、ここも並んでました。
でも二組ほど待てば座れるということだったので、待つことにしました。

ようやく食にありつけた時は午後3時でした。
でも、ここに来なければ食べられない天然舞茸の天ぷらとお蕎麦。
とっても美味しかったので、結果ここにして良かったと3人で幸せに浸りました。

こちらは麺がとても太い田舎蕎麦。
私は、本日残り一食という粗挽そばをいただきました。
麺の太さの違いは一目瞭然ですね。

そして最後に向かったのは、実は本日の真の目的であったところ。

ガラス工房 尚」さんは、今日(というか、いつも)車を出してくれた美香さんの勤務先。
美しくて個性的な作品の展示は圧巻です。
白を基調としたギャラリー兼カフェ。
落ち着く空間で、美味しいコーヒーや紅茶をいただくこともできます。
本日(2020年11月8日)まで、仙台出身の旅する写真家伊藤秀海( Shu Ito )さんの写真が展示されていました。
特殊プリントされた美しい写真が、ガラス工房尚さんのガラスフレームで飾られるという貴重なコラボレーション。

秀海さんの世界観から生まれる写真たち、素敵です。
今日は、それらの美しい写真のみならず、実際に秀海さんにお会いし、お話することができて、私は幸運です!

秀海さんの情熱を直に感じて、やっぱり私も楽しく写真を撮り続けようって改めて思えました。
ありがとうございました!!

三島とニュープリマス「Just Like Sisters
ニュージーランド写真集 「LIKE NO OTHER

写真集は二冊とも購入し、サインもいただけたので、大事にします。
そして、世界を股にますます活躍されること間違いないであろう伊藤秀海さんを、私は心から応援します。

工房をあとにしたのは、午後5時半くらいでした。すっかり真っ暗・・・

最後にご参考まで、今回の秋保の旅での訪問先の位置関係は下図の通りです。
(クリックすると拡大ページが開きます)

宮城県の山の中につき、車で動くのが一番です。
バスも出ていることは出ているのですが、移動ポイントが広範囲となるので、車をお持ちでないかたや県外からお越しのかたはレンタカーのご利用が便利です。


秋保を満喫した充実の一日。
コロナで自制状態が続いていて、日本から一歩でも出たくてウズウズしているこの頃ではありますが、こうやって地元を改めて見直すことで感じる幸せもあるわけで、それは本当にありがたいことです。
幸せに生かしていただけていることに、心から感謝します。

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あなたは
どんな秋を
感じていますか?

名作復活上映「海の上のピアニスト」

20年の時を経て上映される完全版


8月半ばから開催されていた、映画館フォーラム仙台における「エンニオ・モリコーネ追悼特集」。
以前書きました時には、この特集、9月24日までということで、「海の上のピアニスト」の上映も同じく24日までということだったのですが、10月1日(金)にまで伸びたようです。
実は私、24日までの都合がつかないでいたので諦めていた所でしたが、おかげで、観に行くことが出来ました♪

関連記事:
映画や音楽好き必見 ‘映画音楽 ’にスポットをあてた貴重な映画/これまでにないドキュメンタリー「すばらしき映画音楽たち

当初チラシでは9/24までだったが「海の上のピアニスト イタリア完全版」は10/1(金)までに延長♪

海の上のピアニスト」は、全編に渡って、映画音楽の巨匠モリコーネの美しい音楽が堪能できる名作で、日本で初公開されたのは1999年、それから20年ほどぶりで、4Kデジタル修復版およびイタリア完全版として復活上映中です(2020年9月26日現在)。

「海の上のピアニスト 4Kデジタル修復版&イタリア完全版」チラシ(表)

1900年に豪華客船の中で生まれ、“ナインティーン・ハンドレッド(1900)” と名付けられた男の子が凄腕のピアニストとして成長しつつも、生涯船を降りることなく数奇な人生を歩んだことで伝説となったというファンタジー映画(フィクション)です。

映画の中で、副主演であるトランペッターの男性(役名:マックス)が「本当の話」と言って物語が進められていることもあり、実話かと勘違いもされてしまう映画ですが、フィクションです。

また、実際に存在し、ジャズを作った人とも言われているジェリー・ロール・モートンを、物語の中でナインティーン・ハンドレッド(主人公)のピアノ対決相手として登場させていることもあって、よりリアルっぽく感じさせられちゃうわけなのですが、そこがこの映画の見所でもあります。

ジェリー・ロール・モートン
(Ferdinand “Jelly Roll” Morton)
1890〜1941年。
米国ルイジアナ州ニューオーリンズ出身のピアニスト、バンドリーダー、作曲家。
(wikipediaより)

この、ジェリーとナインティーン・ハンドレッドの、それぞれのピアノ演奏による対決シーンは圧巻です。
ピアノ曲が好きな人はもちろん、そうでない人も、時を忘れて見入ってしまうこと請け合いです。

でもふと現実に帰ると、映画の中では二人とも誰もが息を止めてしまうような演奏をするわけだけど、そもそもこれは、演技。本当に演奏している人がすごすぎる!そして、これほどのピアノ弾きの演技をする俳優もすごい!って、そっちの感動が最終的に増します・・・

「海の上のピアニスト 4Kデジタル修復版&イタリア完全版」チラシ(裏)

今回公開されたイタリア完全版は、当初のものより50分ほども長い映画ですが、物語の展開が軽快で、笑えるところもたくさんあり、そしてちょっと悲しくもあるお話なのですが、見所がたくさんあって、3時間も長くは感じません。

個人的には、ピアノの演奏を心から楽しんでいるナインティーン・ハンドレッドを見ていると気持ちがいいのと、悪い人が出てこなくて(一瞬意地悪そうな人も最終的に良い人)、みんな心温かく、人間味あふれる感じが、好きだなーと感じる映画です。


そして、私にとってお気に入りの一つである、この映画のサントラCDはこちらです。
ピアノソロ、オーケストラ、バンド調ありとバラエティーに富み、中にはノリのいい曲もあって楽しめつつも、穏やかな気持ちになりたいときには最適なアルバムです。

「海の上のピアニスト」オリジナル・サウンドトラックCDの表と裏面

このCDに付属のブックレットには、エンニオ・モリコーネ(訳:ジャパンタイムズ)による以下のメッセージが添えられています。

私が、ジュゼッペ・トルナトーレ監督の映画「海の上のピアニスト」のために作曲したこの音楽は、これまでに私が手がけたどの映画音楽にも見ることのできない特質を備えていると信じています。

この映画は真のミュージカル映画であり、そのために私は心理学、歴史、言語学から音楽的技巧や名人技(この映画が一人の音楽家、独学の偉大なピアニストについての物語だからなのですが)といったモチーフや、壮大で情緒的な音楽シーンあるいは親密で安らぎのあるシーン、またあるいはエンターテインメントに満ち溢れた楽しいシーンやそうかと言えば徹底したリアリズムのシーンといったさまざまなテーマの音楽シーンを相手に奮闘しなければなりませんでした。

これら全てのモチーフが見事に溶け合い、その結果この映画の特質を観客の皆様に十分に楽しんでもらうためになくてはならない表現力が生み出されているのだと思います。

私は、この映画とその音楽がそれらにふさわしい成功を収めることを願ってやみません。

この映画音楽は、扱われているテーマの多様性からいっても、私のこれまでの作品の中で最も成功を収めた作品の一つに数えられることでしょう。

ご本人がそう述べられている通りの、素晴らしい音楽そして映画の名作です。
是非、観て、聴いて、その素晴らしさを感じてください♪


あなたの
お気に入りの映画音楽
はなんですか?

「海の上のピアニスト」オリジナル・サウンドトラック

目からウロコのピアノ練習方法

悩める奏者に嬉しい、春畑セロリさんの本「ピアノのお悩み解決クリニック」


以前の投稿「私のピアノ人生」にて、音楽家 春畑(はるはた)セロリさんによる本「ピアノのお悩み解決クリニック 練習向上編」を紹介しますと述べてから、だいぶたってしまいました。ごめんなさい。
最近、“ピアノ習ってます、練習頑張ってます”というお子さんによく出会うので、是非とも、ご紹介しておきたいと思います。

春畑セロリさんは、舞台、映像、イベント、出版のための音楽制作、作編曲、演奏、執筆、音楽プロデュースなどでご活躍されていますが、その公式のプロフィールでは自らを「さすらいのお気楽者」とおっしゃっていて、執筆される本の内容も、頭でっかちじゃないところがとても好きです。

春畑さんのオフィシャルウェブサイトもそのお人柄を感じる、すごく楽しげな雰囲気♪

春畑セロリさんの公式WEBサイト
http://www.trigo.co.jp/

さて、「ピアノのお悩み解決クリニック 練習向上編」は、初心者から上級者まで、また、子どもから大人までの、ピアノ練習者が抱える50のお悩みを、Q&A方式で紹介されている本です。

ピアノ演奏発展途上のお子さんから、初めてピアノにトライする人や、私のように過去に経験はあるけどブランクがあって自信喪失気味のタイプの大人まで、今更聞けないようなお悩みに、春畑さんが明快に回答してくれます。

例えば、
・一度ブランクを作ったら、あせらず初心にかえる
・ピアノは音楽なんだから、楽しく弾くのが大事
・趣味のピアノにルールはありません
・魅力を感じる教材や、好きな曲が載っている曲集を選ぶ
・その曲に執着してもいいから、とりあえず先へ行く
というように、気持ちが軽やかになるアドバイスが盛りだくさんです。

もう少し具体的に、一部を抜粋させていただきますと、
Q「大人になってからピアノを始めるのは、指が固まっているから絶対無理などと言われたが、かっこよく弾けるようになりたい」
という30歳の女性に対して、
A「大人には大人のピアノがある。あなたにあった練習方法を」
というご回答。
「大人は、『初心者』だけど『幼児』ではないのだから、最初から芸術、アートとしての音楽を楽しむことができる。指が動かないことなんかへのかっぱ。動かない指を楽しもう」そして「教則本なんかブッとばせ。好きな曲を徹底的に引きましょう」とも述べられています。

「アートとしての音楽を楽しむ」
子供の頃、基礎が大切だからと教則本に従ってひたすらやってきたタイプにも、目からウロコな指南です。

さらに個人的にとても共感できたのはこちら。
Q「大きくなったらピアニストかピアノの先生になりたい。1日どれくらい練習すればいい?」
という12歳の女の子に対して、
A「問題は練習の量じゃない。もっと大切なことにも目を向けて」
というご回答。
「音楽だけじゃなくて、美しい絵を見たり、本や詩を読んだり、歴史をひもといたり、お芝居や映画を観たりして、いろいろな芸術に親しむことも価値あること。あなたの心が豊かになればなるほど、あなたの演奏も豊かになるのですから」

日頃から様々な芸術や文化に触れて、感性を磨くことで、表現力が豊かになり、自然と演奏の技術も磨かれて、さらには心の豊かさもますますアップする。好循環ですね♪
こういったことは、本来、大人から子どもに、伝えるべきとても大事な事柄ではないかと思います。

ピアノに限らずですが、音楽に親しむというのは、人生を豊かにする生業の一つなのだから、それなりに弾けるようになったとしても、それが、強制によるものだったり、苦痛ばかり伴うようなものでは、ちょっと違うと思います。
また、楽しむことが大事、とはいえ、楽しくできる方法を必死で探してまで続けようとするのも無理があって、何か違うような気がします。

自分の心がそれを好きと本当に思っているかどうか。
結局、それが一番大事で、好きならば、楽しく♪
そういうことなのかな、と思います。


あなたの
心から好きと思える
趣味はなんですか?


ピアノのお悩み解決クリニック 練習向上編

日本三景 松島の素敵ポイント 風景編

日本が誇る自然 歴史と文化のある素晴らしい芸術的風景


宮城県の観光地・松島について、今回は「日本三景」と言われるその素晴らしい風景を、写真にてご紹介させていただきます。

JR仙石線 松島海岸駅
松島海岸駅前(後ろの和風家屋は交番)
松島海岸駅から徒歩2・30分の山の頂上「西行戻しの松」展望台からの眺め
展望台「西行戻しの松」には、絶景レストラン「le Roman ロマン」がある
le Roman ロマンFacebook
江戸時代の俳人 松尾芭蕉も訪れた「雄島(おじま)」
雄島」の絶景ポイント
雄島」は修行僧が集った霊場である
雄島」から見た「福浦橋」
雄島」から見た松島の町並み
浪打浜公園
茶室「観瀾亭」と、伊達家の大名道具が展示されている「松島博物館
散歩するのが気持ち良い海岸沿い
瑞巌寺の境外仏堂「五大堂
五大堂」の、将来を見据える橋とされる「透かし橋(縁結び橋)」
重要文化財「五大堂」と、絶景ポイント
松島の臨済宗妙心寺派の仏教寺院「瑞巌寺
瑞巌寺」の洞窟遺跡群
瑞巌寺」本堂前
瑞巌寺「復興地蔵堂」東日本大震災の復興祈願として地蔵菩薩が安置されている
縁を取り持つ寺院とされている「円通院
福浦橋」へ向かう海岸沿い
縁を引き寄せる出会い橋と言われる「福浦橋
松島のパワースポット「福浦島(ふくうらじま)」は県立自然公園に指定されている
たぬき明神
風情を感じる港ではカモメもくつろぐ
松島東浜海岸付近
先の記事でご紹介した「藤田喬平ガラス美術館」はこの近く

松島について、今回のご紹介は以上です。
絶景スポットは、本当はもっとたくさんあって、お伝えしきれません。
是非、訪れて、歴史ある美しい景色と松島の海の風を感じていただけたら幸いです。

松島のWebサイトはこちら
松島観光協会 「日本三景松島」

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海とガラスと庭園のミュージアム@日本三景松島/美術作品のみならず水上庭園も素敵♪藤田喬平ガラス美術館
日本三景 松島の素敵ポイント お土産編/松島、宮城の素敵雑貨や美味しいお土産たくさんあります


あなたは
我が国の誇り日本三景を
巡りましたか?

花の芸術 ハーバリウム

女子的話題 今更ながら初挑戦


ハーバリウム(herbarium)は、元々、植物学において保存された植物標本の集積(植物標本集)を指す言葉だそうで、ここ数年では、ボトルに植物を入れて専用のオイルで満たし、手軽におしゃれな空間を演出できるインテリアとして、女性に人気のものとなっています。

先日、この WEBサイトのロゴイメージを作る際に、花器を購入した「花材通販はなどんやアソシエ」さんにて、色々見ていたら、一目見て惹かれたガラスのボトルがありまして、これを機に、私もハーバリウム、挑戦してみようと思ったのです。

購入したものは、こちらです。

女子なら、大抵憧れる、ガラスの靴を模したボトルグラス。
まさにここ数年流行っているハーバリウムにうってつけと思い、ハーバリウム用のオイルとブリザーブドフラワーも一緒に見繕って、購入してみました。

作り方は、ネットで調べてみたのですが、いたってシンプルで。
予め、清潔にしておいたボトルの中に、お好みのドライフラワーをピンセットで入れていき、そこにオイルを流し入れて出来上がり、というものです。

このボトルの場合、ちょっと口が小さいので、少々、お花が入れづらかったです。
口が広めの方が、大きめのお花にも難なく対応できるかと思います。
オイルを入れて、気泡を抜きます。

細かい注意点はありますが、個人的な印象としては、非常に簡単!というものでした。

既成の物を購入するのも悪くないですが、こんなに簡単なのであれば、自分の好みで作ってみる方が楽しくて気分転換にもなる上に、愛着も湧いて、お気に入りのインテリアになりますよね。

誰にでも気軽にトライできるお花の楽しみ方だと思います♪


花材通販はなどんやアソシエ」さんはこちら

(関連記事はこちら「サイトロゴ(アイコン)を作りました☆」)


あなただけの
オリジナルのインテリア
いかがですか?

 

ベートーヴェン 生誕250周年

気軽に楽しみたい、ベートーヴェン♪


先日、葛飾北斎の生誕260周年について書きましたが、今年の生誕●●年記念には、もう一人、偉大なアーティストの存在として、ベートーヴェンがあげられます。

今年、2020年は、ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン(Lutwig van Beethoven:1770年12月16日~1827年3月26日)、生誕250周年です。

ベートーヴェン生誕の地ドイツや、活躍の地ウィーンでは様々な催しが予定されています。
こちらもコロナの影響で予定通りとはいかないものの、会期が延長されたり、配慮がなされているようです。

ここ日本でも、クラシックファンはもちろん、そうでない人にも楽しんでもらおうと、記念サイトがオープンされたり、様々なイベントなどが企画されていています。


また、ちょうど今(2020年5月28日現在)発売中の雑誌「BRUTUS(ブルータス)」では、ベートーヴェン特集というわけではないのですが、「クラシック音楽をはじめよう」というタイトルで特集が組まれています。

見開き1ページのみですが、生誕250周年にちなんで「ベートーヴェンって、何がそんなにスゴイの?」という記事もあります。
そちらによると、

当時の音楽家は、教会や宮廷に雇われる社会的地位が低い立場だった。にも関わらず、苦労を重ねながら自立した媚びない芸術家として活躍したのがベートーヴェン。死後は“芸術家の理想”となった。

とのこと。

ちなみに、BRUTUSでクラシック音楽特集をするのは初めてなんだそうで、なかなか、面白いですよ♪

こちらの動画は、ザルツブルクの音楽大学の指揮科を首席で卒業した水野蒼生(みずのあおい)氏が、「もしベートーヴェンが今この曲を演奏したら、どうなるだろう?」というコンセプトのもとエレキやドラムなどバンド編成を率いてレコーディングした、日本では「運命」として知られる「交響曲第5番」です。

賛否両論ありそうですが、特に若い世代には人気のようです。

私もこちらが入ったアルバムを買いました。「交響曲第5番(運命)」のアレンジは現代的で面白いですけど、個人的には、他の曲の方が落ち着いてて、最近の精神状態には好ましい気がしています。

クラシック音楽は、現代的で親しみやすいアレンジがなされているものも多いので、普段クラシックなんて聴かないというかたにも楽しんでいただけるものは結構あると思います。

音楽は、クラシックに限らず、同じ曲でも、編曲によって、好みが分かれるところや、同じ楽譜、同じ楽器でも、演奏する人によって、雰囲気が変わったりするのも、面白いポイントですよね。
演奏する方も聴く方も、楽しみかたが自由で、人間の豊かさを育てる素敵な文化だと思います。

自立した媚びない芸術家、ベートーヴェンの音楽、これを機に、楽しまれてみるのはいかがでしょうか♪


あなたは
ベートーヴェンの「運命」
どのタイプがお好きですか?

水野蒼生 BEETHOVEN -Must It Be? It Still Must Be-