Shu Ito 写真展「 Pulse -屋久島の鼓動-」東京で開催中

旅する写真家 Shuさんが捉えた屋久島の素晴らしい自然に癒されたい


ここ仙台出身で私も大好きな写真家Shu Ito(伊藤秀海)さんの個展について、先日、当ブログでも簡単に告知させていただいたところでしたが、いよいよ始まりました!

展覧会の準備風景

告知させていただいた記事はこちら
日本の魅力を伝える写真家 Shu Itoさんの情味溢れる動画/「クールジャパンコンテスト2021」にノミネートされるのも納得!


以下は、Shuさんのインスタグラムサイトで、今回の写真展開催前日、会場(ケンコー・トキナー ギャラリー)の設営完了後にポストされたものです。

写真好きなら知っている「ケンコー・トキナー」は、カメラのレンズに利用するフィルターにおいて日本を代表するメーカーさんです。
フィルターって種類がたくさんあって、メーカーも数社あるので、どれが良いか迷うのですが、ケンコー・トキナーさんなら間違いないだろうと思って、私も愛用してます♪

そんな大手ケンコー・トキナーさんがShuさんのスポンサーとなってから初の記念すべき今回の写真展が、先日2022年4月13日(水)より開催されているのです。

というわけで、こちらは、ケンコー・トキナーさん制作によるShuさんの個展のPR動画。


こちらでもお話しされているように、フィルターやカメラの機能を活用した抽象的な表現がされた作品も展示されていて、じわじわと人気度がアップしているようです。

特に今回は、展示されている写真を購入できるのはもちろんのこと、更には気に入った作品を別途ピュアWプリントにして購入できるというとっても嬉しいスタイルが取られているのだそう!

ピュアWプリントとは、写真がいわばステンドグラスみたいな感じで光を透過して、両面からその美しさを楽しむことができる特殊な印刷なのですが、そのプリントによるShuさんの作品がとっても人気なんです。

ピュアWプリントによるShuさんの作品についての記事はこちら
写真家 伊藤秀海 (Shu Ito)のフォトインテリア/美しい風景と光が奏でる素敵なアート
写真家 Shu Ito @東北 HAPPY HOLIDAY 2021/素敵すぎたイベントに忘れない感動と心からの感謝


さて次は再び、Shuさんがインスタグラムへ投稿された過去Picです。
昨年(2021年)の8月に、Shuさんが初めて屋久島を訪れ、現在へと至るきっかけとなった時のものですね。


美しいもの感動できるものを捉える眼力って、養われるものだと思います。
海外と日本各地を旅し、様々な風景や人と文化に出会って豊かな心とその眼力を培ってきたShuさんによって捉えられた自然は、生き生きとしていながら、荘厳さの中に静けさや優しさが宿っていて、本当に美しい。
とっても心が癒されます。

日本人である私たちでさえも情報化社会の現代で忘れがちな、ここ日本の素晴らしい自然の描写、Shuさんのアーティスティックな表現力もますます磨かれていて、一見の価値ある展覧会です。

今回の写真展もまたきっかけとなって、今後Shuさんの活躍の場や作品展の開催もますます増えることと思います。
たくさんの方々に笑顔あふれ価値ある出会いがもたらされ、幸せが広がって行きますように★彡



会場であるケンコー・トキナー ギャラリーについてですが、東京中野区にあるケンコー・トキナー本社ビルの2階に、フィルターやそれ以外にも様々なカメラグッズを扱うショップがあり、その隣にギャラリーが併設されていて、入場は無料です。

『伊藤秀海 写真展 Pulse – 屋久島の鼓動 -』
会期:2022年4月13日(水)〜4月25日(月)
会場:ケンコー・トキナー ギャラリー
住所: 〒164-8616 東京都中野区中野5-68-10 KT中野ビル2F
開館時間: 11:00 – 19:00(火曜定休)


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あなたは
どんな風景に
心が癒されますか?

臨床美術で描く朝日の風景画

色鉛筆で気軽にできるアートプログラム


前回は、「この休日はどんなことをして心身が豊かになったのか?」を綴ろうと思ってたのだけど、前置きが長くなり本編となってしまったので、今回はその辺に触れたいと思います。

さて、私の休日は、大好きなアートの時間に費やすことが多いです。
アート=芸術にもいろいろありますが、ARTとは、オックスフォード英英辞典によると

the use of the imagination to express ideas or feelings, particularly in painting, drawing or sculpture

Oxford Learner’s Dictionaries

これを、グーグル翻訳すると、「特に絵画、デッサン、彫刻におけるアイデアや感情を表現するための想像力の使用」となります。

これはシンプルに言ってしまうと、アートとは、想いを何らかの方法によって「表現すること」だろうと思います。

上記の辞典では「特に・・・」と主に美術の分野に関して言及していますが、人が想いを「表現」する方法は、書、音楽、写真・映像、詩・小説などの文学、演劇などなど、多岐に渡ります。

アートっていうと敷居が高いものだと感じる方も少なくないようですが、このように「表現する」にも実はたくさんの方法があって、誰もが気軽に生活の中に取り入れることができて、本来の人としての豊かさを養うことができる素晴らしいツールなんですよね。

また、アーティストを「表現者」と言うように、その響きにはなんだかすごく特別なものを感じてしまう部分もありますが、感情を持つ人間というのは、そもそも誰もが表現者なのではないかと思います。

子どもの頃は誰もが純粋な表現者だったはずが、いつの間にか枠にはめられ、表現できる自由を失っていきます。
抱えている想いを閉じ込めて生きるのが当たり前の世界は窮屈です。
内なる想いを素直に表に現して、自分自身の人生を描いていくことで、豊かな世界は広がっていきます。

人生は周りによってコントロールされるものではなく、自分自身で創造していくもの。
そう、人生そのものがアート!

そんな気持ちで過ごすのと、なんとなく過ごすのには、同じ環境でも、過ごす時間の質にかなりの差が出ます。


・・・さて、また前置きが長くなってしまいそうなので、「アート」についてはこれからも時々語っていくこととしまして、今日の本題に入りますね。

臨床美術プログラム「朝日の風景画


このブログでも時々紹介している「臨床美術」は、まさに誰もが表現を楽しむことができるアートワークです。
アートを身近に取り入れるきっかけとして、最良です♪

なんとなく美術的な創作活動をしてみたいなと思っても、例えば絵を描くとして、いきなり、何か描いてみたら、好きに描いたらいいよなんて言われても、一般的にはそれがそもそも難しいわけですが、「臨床美術」では独自のアートプログラムによって、絵を描く、オブジェを作るといった創作活動そのものを誰もが楽しむことができるプロセスが準備されています。

私は、子どもの頃は画家になりたいという夢を持っていたのですが、大人になるにつれてその想いが薄くなり、美術の世界から遠のき、そのまま殺伐とした社会で揉まれていたらすっかり表現力が落ちてしまい、心から楽しいと思えることもほとんどない毎日、公私ともに辛いことがたくさんあって、生きるのも嫌だった時に東日本大震災が起き、実家を失うと共に身近で多くの人がこの世を去っていくという現実に直面した時に、命を無駄にしてはいけない、命を与えられたからには豊かな気持ちで生きてゆきたい・・・と思った時に出会ったのが「臨床美術」でした。


今日は、その中のプログラムの一つである、「朝日の風景画」をやってみましたので、動画でサクッとご紹介しますね。


この臨床美術プログラム「朝日の風景画」は、使用する画材は色鉛筆と用紙数枚に、のりとハサミを準備すればOK。
時間にしても1時間かかりませんので、気軽に楽しむことができます。

朝日の風景を思いのまま描いていいよと言われても、画家でもない、特に絵心なんてないって感じてる方にはハードルが高すぎですが、臨床美術なら大丈夫です。
そして、臨床美術をやっていくうちに、感性が磨かれ、技術的な応用力もついていくので、自然と表現力も豊かになっていきます。
こうやってアートを生活に取り入れることで、これまで見ていた同じ景色への捉え方が変わったり、当たり前だと思っていたことが実はすごくありがたいことだということに気がつくことができて、様々な事柄に感動できるようになることを実感します。

心が喜ぶ「臨床美術」によるアートワーク。
ぜひ多くの人に体験いただきたいです。


臨床美術についての記事のまとめはこちら↓


あなたが好きな
”アート”とは
どんなものですか?

日本の魅力を伝える写真家 Shu Itoさんの情味溢れる動画

「クールジャパンコンテスト2021」にノミネートされるのも納得!

※3月15日に下部に追記をしたのでそれ以前にご覧になった方は今一度m(_ _)m


敬愛する”世界を旅する写真家 Shu Ito伊藤秀海)”さんが動画の新作を先月(2022年2月)リリースされているので、ちょっと遅ればせながらも、ここで皆さまと共有できればと思います。
タイトルは「This is what we are proud of / 日本の誇り 2021」★彡

ところで、私はテレビは一応持っているけれど、朝のニュースチェックとよっぽど好きな番組を見る以外は、パソコンと映画鑑賞のためのモニターと化してます。
そして、映画は好きだけど、動画が氾濫するこの現代ですが、時間を取られる動画は、よほど時間に余裕がある時で、かつ、間違いなく自分にとって価値あるもの、興味が惹かれるものでない限り、まず見ません。

そんな私ですが、ShuさんのYouTubeチャンネルは登録していたので、今回制作された作品もすぐにチェックすることができ、日本らしさを感じるこの心あたたまる動画はたくさんの人に見て欲しいなぁと思い、リリースされた2月の時点でTwitterには呟いてみたのですが、SNS苦手でTwitterこそ始めて間もない私、大した波及効果もないのでそのうちブログに取り上げてみようと考えていたところだったのですが、この度、内閣府が企画する「クールジャパン動画コンテスト2021」に、めでたくノミネートされたとのことで!

https://twitter.com/cjcontest2021/status/1501870907006070788?s=20&t=ip6Z8rT-zwLK6hHuYEeugQ
上図はTwitter画面ですが、「クールジャパン動画コンテスト2021」の公式Webサイトはこちらです。
https://cj2021.go.jp/

Shuさんの作品は、シンプルに映像とBGMだけでまとめられた2分弱の動画ですが、これが、何度観ても飽きないほど良いです。

好みはあるかと思いますが、いかにもプロモーションというものより、予め計算されたものではないナチュラルさ、真のストーリーが宿っていると感じられるものに、やはり心が打たれます。

日々の忙しない生活の中で忘れがちな、ここ日本にある素晴らしい自然、本来の日本ならではの食と文化、人々の朗らかで飾らない姿。

そんな心に響く情景を瞬時に捉える写真家としての眼力に加え、音楽家のお母様に育てられた幼少期のエレクトーン・ピアノ仕込み、奏でたいと思った曲を即興で弾ける絶対音感を持つ音楽的才能にも恵まれたShuさんによって映像と音楽による調和をよく考えて作られた動画作品だからこそなのでしょう。

各部門合わせて424件の応募があったそうですが、その中からノミネートされたのも納得できます。


以下は、この動画に添えられている、Shuさんによるコメントです。

____________

This is what we are proud of Japan.
I spent most of my 20’s in overseas.
I came back to Japan due to spread of COVID-19 in July 2020, then started to seek the beauty of Japan nature and culture.
I was amazed by seeing Japanese old culture that have been here for many many years, which I didn’t have any ideas before I came back.
In this video, I’d like to share the food culture of Japan, how we grow rice/mandarin as well as the majestic nature that we have here in Japan.

日本の自然、食文化、人の在り方
20代の殆どを海外で過ごし、コロナをきっかけに日本へ帰国。
まだ当時は若かったのか、それとも外の世界を見る事で、気付くことが出来たのか。
自分の生まれ育った国には、まだ未知の景色や歴史、文化が沢山ありました
今回の動画は、日本の持つ大自然と食のあり方をテーマに制作したものです。

____________

さて、今回の動画には、Shuさんが以前インスタグラムに投稿した動画で、私もとってもお気に入りのタイムラプスの映像も一部挿入されていたので、それもこちらでシェアさせていただきますね。

未だコロナ禍にある状況ですが、無事海外渡航が可能となる時には、ずっと思い続けているフランス・スイスの旅を実現させたいと思っている私に、この映像がスイスっぽく思えて(まだ行ったことないのに)、夢を膨らませてくれることもあり、ブックマークして朝のお目覚め後に何度となく拝見してます ♪

あ、、それって逆に言うと、ここ日本には、いくらでも海外に劣らない素晴らしい環境があるということかもしれませんね・・・

この自然豊かな日本に生まれ、生かされている私たち。
島国として守れらてきた環境と、先祖たちが築いてきた文化に感謝して、これからも心豊かに日々を過ごしてゆこう。
そう改めて思わせていただける素敵な動画作品に、心からありがとうございます✿


さて、そんな写真家Shuさんの個展が、来月(2022年4月)東京で開催されます!展覧会タイトルは「Pulse 屋久島の鼓動」。
UNESCO世界遺産として登録され、世界でも有数の自然遺産として日本の誇りでもある屋久島は「洋上のアルプス」と例えられるほどの特徴的な地形で、多雨地域。その環境で育まれた屋久杉による景観が日本随一の自然美であると称えられています。
その屋久島を現在拠点として活動しているShuさんによって表現される世界。
以下は、この写真展開催にあたってのShuさんのメッセージです。

______________

2020年の7月にコロナの影響で日本へ帰国後、旅先で出会った屋久島という場所。
そこで目にしたのは、目まぐるしい天候の変化、そして”水の循環 ”でした。
海が水蒸気となり空に上がり、雨を降らせてそれが川となり、滝となり、また海へ戻っていく。
その様はまるで、水には意志や記憶があるようにさえ感じ、私たちはただ生かされている存在であることに気付かされました。
今回の展示では、変化する水の形を32点の作品で表現いたします。

___________

今回の写真展は、Shuさんのスポンサーでもあるカメラのレンズフィルターで日本を代表するメーカー「ケンコー・トキナー」さんの東京中野区にあるギャラリーで開催されます。

ケンコー・トキナーギャラリー
会期:2022 年4⽉ 13 ⽇(⽔)〜4 ⽉ 25 ⽇(⽉)
時間:11:00 – 19:00 (火曜定休日)
後援:屋久島観光協会
会場所在地:東京都中野区中野5-68-10 KT中野ビル2F

写真展直前の4月10日(日)に、写真家×シンガーソングライター×画家の3人のアーティストさんによるトークイベントが開催されるそうです☆
会場:ヴィジョナリー・ワーク・ガレージ
詳細はこちら→https://peatix.com/event/3194418
ケンコー・トキナーギャラリーが会場となる今回のShuさんの写真展のDMデザイン

ネガティブな話題が尽きない現代におかれても、あたたかで純粋、柔軟な心を持ち、その人自身の心の在り方、自らがやりたいことを貫く姿勢で豊かな気持ちは育んでいけるもの。
そんな希望と幸せのスパイラルが、これからもさらにShuさんを取り巻く環境で広がっていくのでしょうஐ⋆*♡・:*ೄ·*♪.。.:*・゚✽


写真展開催に関する記事はこちら
Shu Ito 写真展「 Pulse -屋久島の鼓動-」東京で開催中/旅する写真家 Shuさんが捉えた屋久島の素晴らしい自然に癒されたい


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あなたは
日本のどんなところが
お好きですか?

心やすらぐメロディー感じる♪ 画家 中川和寿さんの作品展

唄がテーマのあたたかくて穏やかな絵画の癒し


先週、今週と、中川和寿さんの個展へ行ってきました。
先月(2022年1月)のTV放映をご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんが、中川さんは音楽に合わせて絵を描くライブドローイングというパフォーマーとしても知られている、仙台在住の画家さんです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
画家 中川和寿 作品展
前期:”Whale song” 2/2(水)-2/13(日)
後期:”地平線の唄” 2/15(火)-2/27(日)
会場:Gallery The attitude(仙台市青葉区昭和町1-37 眞野屋内)
時間:10:00〜21:00
*会期中の土日祝日は中川さんご自身も在廊

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

前期:”Whale song” 2/2(水)-2/13(日)
後期:”地平線の唄” 2/15(火)-2/27(日)

2022年2月2日からスタートした展覧会は、前期と後期とでテーマが異なっていて、一部作品の入れ替えではなく、完全に趣が変わるので、中川さんファンにとっては嬉しい企画。
ギャラリーがこじんまりとしているので、こういった手法になったということもあるかと思いますが、それぞれに足を運ぶと、同じ作家さんの作品でも新鮮な気持ちで楽しむことができて面白いなと感じました。

現在(2022年2月17日)は後期に入ってしまっていますが、今展示終了後、年内はここ仙台での展示はなさそうとのことですので、今回初めて中川さんを知った方にとっても、すごく貴重な機会です。
*無事「ARABAKI ROCK FEST.(あらばきロックフェスティバル)」が今年開催されればご参加されるそうですが、予め入場チケット購入しなきゃですしね・・・

さて今回も、既にインスタグラムに記事を投稿しているので、こちらにアーカイブしておきます。

ところで、アートファンの私は、中川和寿さんについてはしばらく前から知っていたものの、なかなかお目にかかることができずにいたのですが、昨年10月に仙台西公園で行われたイベント「東北HAPPY HOLIDAY」に参加した際に、出店とライブドローイングのパフォーマンスをするために参加されていた中川さんに念願かなってお会いすることができたのでした。

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そして、今回の素敵な個展。
中川さんが描く、唄をテーマとした作品にはあたたかさが満ちていて、心地よい旋律が 聴こえてきそうで、穏やかで豊かな気持ちになれます。
作家さんご自身ともいろいろとお話しすることができて、本当によかったです。

中川和寿さんのWEBサイト

また、ワークスペースとギャラリーを兼ねたアートスペースを自宅に併設する計画を進めている私にとって、今回の展示会に触れたことで、イマジネーションもさらに高まる有意義な機会となりました。
大感謝です。ありがとうございました!

眞野屋内にあるGallery The attitudeは、2021年10月にオープンしたばかりだそうです。
眞野屋は、2019年に北仙台にオープンしたライフスタイルショップで、地産地消の商品を中心に、美と健康を意識した食材や雑貨が販売されている他、イートインやレストラン、ベーカリー等が併設されています。

食事やショッピングついでに気軽に立ち寄れるギャラリーって、良いですね♪
北仙台にはピンとこない人も少なくないかもしれませんが、地下鉄またはJRの北仙台駅から徒歩でもすぐなので、この機会に是非!

眞野屋 WEBサイト
Gallery The attitude WEBサイト


あなたにとって
心地よい旋律って
どんなですか?

仙台アートギャラリー巡り

私自身の念願達成にも向けて


これまで転々としてきた私が、今年(2022年)いよいよ根を下ろすこととなる場所が決まりました。
居住スペースに加え、大好きな作家さんの作品を飾るためのギャラリーと、自分自身の制作や、想いを共にする皆さまとのワークショップができるようなアトリエも兼ねたアートスペースを設けるため、これから具体的な設計に入っていくところです。

職場である保育園は新年度を迎えるにあたってバタバタしている中で、プライベートについてはこのことで頭がいっぱい、そんなこんなで、せめて毎週末アップしたいブログもサボり気味な今日この頃ですが、先週末は、仙台の街中のアートギャラリーをハシゴし、そのことは既にインスタグラムに投稿しているので、今回も前回同様に、それらの投稿をここでまとめる形でアーカイブしておこうと思います。

まずは、仙台在住のイラストレーター山本重也さんの作品展『』について。
会場は、晩翠画廊https://www.bansui-gallery.com/)でした。

山本さんは、大阪ご出身、東京で長らくお仕事されていましたが、趣味のマラソンで仙台を走った時に、素敵な街だな〜と感じて移り住み、以来、仙台を365日毎日描いているのだそうです。
とっても素敵に表現してくださって、宮城県民としては嬉しく、本当にありがたいことです。

既に今回の展覧会会期は終了していますが、山本さんは超人気のアーティスト、次回の展覧会を楽しみに待ちましょう★

そして、晩翠画廊の並びにあるのが、仙台銘菓「白松がモナカ本舗」の晩翠通店。
このビルの1階が白松がモナカのお店で、2階には昔ながらのカレーライスやスパゲティでコアなファンがいる喫茶店「甘味処 郷(ふるさと)」、3階にはマニアックなアートギャラリー「白松アートホール ギャラリーミラノhttp://www.g-milano.co.jp/)」があります。

2月13日まで開催されているのが、福島県の柳津出身で、日本を代表する木版画家の一人である斎藤清(1907年4月27日 – 1997年11月14日)の展示会。
ボテッとした雪の描写が印象的な斎藤清の作品、好きな人は結構いらっしゃるかと思います。

こちらのギャラリーは写真は個人で楽しむ以外NGとのことなので、その下のフロア「甘味処 郷」で楽しめるカレーライスをアップしておきました(笑)。

こちらは、Gallery TURNAROUND(ターンアラウンド/通称タナラン http://turn-around.jp/sb/)で開催されている(1月30日まで)、銅版画作家でいらっしゃる岡沢幸さんの個展「MESSY SCRATCHING」についてです。
抽象画って難しいなと感じている私ですが、岡沢さんが織りなす世界観がすごく好きです。

そして、ふと、銅版画って高校の美術の授業でやったきりだけど、すごく楽しかったなぁと思い出しました。(ちなみに、銅版画には種類があるけれど、私が体験したのはエッチングでした)
岡崎さんが講師でされている銅版画講座が休校中とのことですが、再開された時には是非とも参加させていただきたいと思っています。

というわけで、最後に、岡沢幸さんによる、今回の個展「MESSY SCRATCHING」のYouTube動画をシェアさせていただきます♪


やっぱりいいなぁ、アートな世界・・・
(ここ仙台宮城にはまだまだたくさんのギャラリーがあるのでおいおいポストしていきます)

いろいろ制限のあるこのご時世でも、豊かになれる世界がある幸せ。
そんなことを今後も感じて、感謝して、生きて行こうと思います。


あなたが
落ち着けるのは
どんなところですか?



2022年もアートを軸に

アートのある暮らしを楽しむという抱負


新たな年2022年も、始まってから早くも既に10日が過ぎようとしています。
つくづく、時間は何より貴重だと感じます・・・

オミクロン株に続いてまた新たな変異株も認められたとかでコロナ禍は相変わらずの状況、限られた行動範囲と有限な時間の中にいるからこそ、自分にとってプライオリティーの高いもの、それを認知しているかしていないかで、人生の質って変わってくるのだろうなと思います。

新年も年明けあっという間で仕事が始まったので、この週末に、まずは、2022年に自分の軸にするものを改めて見直してみました。
とはいえ、自分にとっての軸なので、昨年からそう簡単に変わってもちょっと問題(笑)基本一緒です。

でも、設定した目標などは、文字に起こしたり可視化して、自分の中に落としこむことそれが大切かなと思います。
さらにそれを周りにも宣言するとモチベーションが高まります。

というわけで、この週末、SNS不得意ながらも細々と続けているインスタグラムに今年の抱負なるものをアップしたのですが、私同様にSNSに消極的な方もまだまだいらっしゃるでしょうし、私自身の再確認用としても、今回はインスタグラムからシェアする形でブログにまとめてみようと思います。

想いを共にしていただける方がいたら嬉しいです^ ^

以上、こんな感じでまとめてみました。

最後に、「目標設定」とはいえ、ガツガツしすぎないのが何より大切だと思っています。
頑張りすぎると、人に影響されやすくなるし、自分にとっての真実を見失いかける。
完璧な人なんていない。できないこと、叶わないことだってあるのが人間だもの、時には手放すことも大事。
自分に正直に、かつニュートラルな自分でいて、何事にもフレキシブルに、心穏やかに。
2022年も大好きなアートを軸に、与えられた使命と向き合いながら、日々を大切に過ごしていきたいと思います。



今年、あなたが
大切にしたいものは
何ですか?

みちのく 武士が愛した絵画@東北歴史博物館

東北の文武両道な武士たちのアートセンスに触れる


11月も終盤、秋が過ぎて、もう冬の気配ですね。
かなり冷えてきて、私は風邪をこじらせ喉を痛めてしまい、ちょっとしんどいここ数日ですが、今年はコロナが少し落ち着いたこともあって、「芸術の秋」らしい充実した秋を過ごすことができました。

この秋最後、11月後半に訪れた展覧会はこちらです。

東北歴史博物館で、2021年10月9日(土)〜12月5日(日)に開催の、特別展「みちのく 武士が愛した絵画」。
ここ東北にゆかりある武士たちが愛でた美術作品を取り上げた展覧会ということで、テーマが面白いですし、東北出身のアートファンとしては是非観ておきたい!と思っていました。

週末に訪れましたが、人が非常に少なく、ゆったりと観ることができました。

私が前回東北歴史博物館に訪れたのは「デンマーク・デザイン展」の時で、その時はわりとお客さんが入っていたように感じたのですが、「日本美術」って、やはり地味な感じなんでしょうか・・・

「デンマーク・デザイン展」についての記事
感性に響く デンマーク・デザイン展@東北歴史博物館/それはシンプルな暮らし、豊かなカタチを楽しむこと

かく言う私も、日本画家だった祖父を持つものの、正直に言うと、初めは西洋美術にしか興味が持てず、積極的に日本美術には触れてきませんでした。
でも、様々なアートに触れているうちに、その幅広い世界、それぞれの奥の深さ、それらを比べてみることや、変な苦手意識は持たずに見ることで気がつく違いの面白さ、触れるものが多ければ多いほどに感性が豊かになり、インスピレーション力も高まる気がして、この数年でですが、日本美術も素直に楽しめるようになりました。

さて、今回の展覧会みちのく 武士が愛した絵画は、武士たちが集めた美術品のみならず、武士自らが描いた作品も展示されて、武士にとって美術とはどのような存在だったのかを掘り下げてみるというもの。

みちのく武士が愛した絵画展」チラシ(表)
(画像をクリックするとPDF画面が開き、拡大できます)

そして、ここ宮城の武士といえば、東北随一の将軍伊達政宗
桃山美術を仙台城や瑞巌寺などに導入した政宗のコレクションはじめ、政宗が描いた書や絵画という貴重な作品も見ることができました。

また、「みちのく(東北)」がテーマということで、江戸時代の各地の大名にも人気だった「秋田蘭画*」も取り上げられていました。

*秋田蘭画:秋田派、秋田系洋風画ともいい、江戸時代後期に秋田地方で興った洋風画のこと。「蘭画」は当時の言葉で「オランダ絵」のことで、洋風画を意味する。

みちのく武士が愛した絵画展」チラシ(裏)
(画像をクリックするとPDF画面が開き、拡大できます)

武芸に秀でた武士が、学問や歌道、茶道、そして絵画制作にと、文化創造に能力を発揮してきた史実、まさに「文武両道」かっこいいですよね。

展示物は50点程度と多くなく、また、人が少ないのをいいことに、私はガラスにほとんどへばりつく勢いで展示されていた作品をじっくりと観てきました(博物館の場合、美術館と違って、ほとんどがガラスケース内に展示されるため距離があるので少しでも近づきたい)。

私が今回の展示会で目が釘付けになったのは、仙台藩四大画人の一人と言われた小池 曲江(こいけ きょっこう)の「孔雀図」。縦175.5×横121.5cmという大きいサイズで、ほんの一部に金泥が使われているものの、そのほとんどを墨で描ききられている作品でした。

「墨一色じゃ、孔雀に見えねーよ」とぼやいてるおじさまもいらっしゃいましたが・・・
まあ、人によって捉え方、感じ方は様々ですね(笑)

墨だけで描かれた2匹の孔雀の繊細な描写に、よく見ると羽の部分にキラッと輝く金泥が効いてて、すごくクール、これぞ日本の美術だなと私にはとても惹かれるものがありました。

残念ながら、その作品、ネット検索しても画像が出てきません(同じタイトルの他の作品はあるのですが)。
図録にはもちろん載っていますが、大きい作品ですし、やはり今回この目で見ることができて良かったと思いました。

みちのく武士が愛した絵画展」の図録とチケット
図録は72ページと薄めですが、私にはちょうど良いです♪

ところで、東北歴史博物館は、大きな水場があって、県指定有形文化財の今野家住宅もあり、自然が楽しめる散策路もあったりして、ちょっとした憩いの場でもあるのですが、博物館の屋上に登る人は以外と少ないようです。

次の写真では建物の右手側、旗のちょうど上部分に登ることができます。


屋上から見た感じ。
何があるというわけではないですが、お天気の日は気持ちがいいです。


屋上から眺めた博物館の水場と、今野家住宅、そしていい感じで紅葉している樹林には散歩道があります。


週末でもわりと静かで穴場な東北歴史博物館、特別展「みちのく 武士が愛した絵画」は来週(2021年12月5日)までです☆


あなたの
「武士」のイメージって
どんなですか?

芸術を満喫する旅で出会えたすごい画家 吉田博

埼玉と栃木で堪能した秋の芸術と美食などなど


6年ほど前から、秋には栃木に行くのが恒例となっています。
以前勤めていた職場で心を病んで亡くなった方のご実家が栃木で、それから毎年お焼香をあげさせていただくために赴いているのですが、ご縁というのは不思議なもので、亡くなった方のご両親がお二人とも芸術好きでいらして、私も趣味が共通していたこともあって、すっかり仲が良くなり、私がお邪魔する時はほぼ丸一日、一緒に過ごしてくださいます。

私などがおもてなししていただけるなんておこがましいことですが、毎回素敵な食事をご馳走してくださり、今回もなんとまあ、贅沢なランチタイムでした。

連れて行ってくださったのは、宇都宮市にある「茶寮 やすの」という割烹店。
個室を予約してくださっていて、ご夫妻も初めてだという素敵な離れに通されました。

お部屋からは日本の四季を感じられる庭を望むことができ、もうこれだけでも満足。

この素敵な空間で味わわせていただいたのは、これぞ和食!な懐石料理でした。

栃木の郷土料理「しもつかれ」をこの時初めていただきましたが(上の写真では白い花形の小皿に盛られた料理)、見た目から想像した食感と違ってほろほろと柔らかく、すごく美味しかったです。
鮭の頭と大豆、根菜、中でも大根や人参は「鬼おろし」(竹でできた目のあらいおろし器)でおろさなきゃダメで、そこに酒粕も加えて、じっくり煮込んだ手の込んだ料理なんですって。

それにしても、季節を感じることができ、目で楽しみ、味に感動し、まさに日本の無形文化遺産「和食」、改めて日本人で良かったと、美味しい食事とともに幸せを噛み締めました。

だいぶゆっくりとランチタイムを楽しんだのちに連れて行っていただけたのは「さくら市ミュージアム-荒井寛方記念館」。

栃木県さくら市(当時は塩谷郡氏家町)出身の画家である荒井寛方が院展同人としてその名を刻んでいることが縁で、こちらの美術館では7年前から毎年「院展」が開催されているそうです。

日本画界をリードする「日本美術院」の公募展は、今年も豪華で、この国にはなんて才能豊かな人たちがいるんだろうとため息をついてばかりでした。


さて、話が前後しますが、この栃木滞在の前日は埼玉県へ行ってきました。

仙台から栃木はちょっとした旅になるので、せっかくなので、毎年栃木へ行く時期が近づくと、予め近辺で面白そうな美術展など催されていないかチェックするのですが、今回目に留まったのが、後述する川越市美術館で開催の「吉田博展」でした。

コロナもちょうど落ち着いている今、栃木の隣の埼玉なら行かない手はないなと思い、足を伸ばした川越市。

江戸時代の城下町として栄え、蔵造りと呼ばれる建築様式の古い土蔵や、伝統的な商家が連なる町並みは、風情があて素敵でした。

が、正直、車と人の多さにも圧倒され、コロナじゃなくても人混みが苦手な私は、目的地以外はほとんど寄り道することなく歩き進めました。

一つ目の目的地は「山崎美術館」。
この近辺には甘味処や料理店が並んでいて、ちょうどお昼時、どこも人が行列を作っていたにもかかわらず、こちらはひっそりとしていました。
ちょっとマニアックな美術館なので、本当にアートファンじゃない限り、素通りしてしまうのかもしれません。

川越の古い町並みの一角にある山崎美術館は、和菓子の老舗である亀屋の蔵を開放し、その山崎家代々に伝わるコレクションを展示しているこぢんまりとした美術館。

川越藩のお抱え絵師で狩野派の画家だった橋本養邦の息子、橋本雅邦の作品を収蔵しています。
橋本雅邦は、岡倉天心フェノロサらの東京美術学校設立にも携わった一人でもあり、日本美術界の歴史上で重要な人物です。

(参考)橋本雅邦「白雲紅樹」(東京藝術大学所蔵/Wikipediaより)

橋本雅邦の貴重な作品を見ることができ、土蔵の建築も趣があって、川越のいかにも観光地な賑やかな屋外からは隔離された感覚を味わうことができました。

ちなみに、入館料は大人500円で、見る所は少ししかありませんが、見学後はお茶と和菓子もいただけます(セルフサービスにて)。

ホッと一息ついて、次に向かったのが、この日の第一の目的の場所。
次の写真は、その通り道、川越の観光名所「時の鐘」です。
この写真に人は写っていませんが、名所と言われるだけに、実は写真を撮る人達が群がっていました。
焼失して再建されたものに、そんなに人が集まってどうするんだろう・・・と冷めてる私は、遠くから1枚だけ写真を撮って、目的地へと進みました。

第一の目的だった所はこちら「川越市立美術館」です。

私がすごく見たい!!と思っていた「没後70年 吉田博展」が開催されているのがこちらだったのです。

正直に言いますと、吉田博(ヨシダヒロシ)という画家については、栃木界隈で面白そうな展覧会やってるかなとWeb検索したその時に初めて知りました。
検索した時に目に飛び込んだ絵を見た時点ですごく惹かれて、是非とも実物をこの目で見たい!!と思ったのでした。

この展覧会を見たことで知りましたが、事実として、吉田博は海外では人気なのに、ここ日本ではこれまで埋もれて来た画家だったのだそうです。
私がそうであったように、知らない人が多くて当たり前だったわけだけど、なぜこんな素晴らしい作品を生み出した日本人画家が、ここ日本では日の目を見なかったのか!!というほどの、本当に素敵すぎる作品ばかりでした。

没後70年 吉田博展」のチラシ(表)
(画像をクリックするとPDF画面が開き、拡大できます)

吉田博は、1876年に福岡県久留米市に生まれ、洋画家としてデビューし、水彩、油彩で才能を発揮していましたが、アメリカに乗り込んだ時に、江戸時代の浮世絵が人気を浴びてるのを目にして、西洋画の微妙な陰影を版画で表現しようと49歳にして思い立ち、木版画に打ち込むようになったのだそうです。

・・・そうなんです、この展覧会で展示されていたほとんどが、木版画!
木版画で描いたなんて、一体どれだけの手間がかかっているのでしょう・・・

しかも、吉田博は、超現場主義だったとも言われています。
当時にには珍しく、海外を渡り歩いた吉田博は、山岳画家とも呼ばれ、壮大な自然の風景を描くために、想像ではなく、自ら現地へ赴き、険しい山をも登り、うつろいゆく風景の美を求め、本物の瞬間を捉えるために描きたい現場に滞在するなど、アーティスト魂が半端なかったそうです。

没後70年 吉田博展」のチラシ(裏)
(画像をクリックするとPDF画面が開き、拡大できます)

また、当時の日本美術界といえば、政治家でもあった洋画家の黒田清輝率いる白馬会が台頭しており、その状況に反発心を抱いた吉田博は、真っ向から対立していたそうで、そのせいもあったのでしょう。
美術好きなら黒田清輝は当たり前に知る画家(教科書等にもよく出てくるので、美術好きでなくとも絵は見たことある人が多いはず)ですが、そんな人と対立してしまった吉田博は彼らに潰されてしまうような立場だったのかもしれません・・・

脅威的とも言える情熱と、反骨精神から生み出された日本人にしか描けないオリジナリティ溢れる数々の作品の素晴らしさには、もう息を飲むばかりでした。

ご多分にもれず、吉田博の作品は実物を直接見るのが絶対に良いのですが、図録で見てもすごく良くて、もちろん今回も購入した図録、これはもう宝物です♪

没後70年 吉田博展」(川越市立美術館)で購入した図録とハガキ。
右奥が「マタホルン山(スイスのマッターホルン)」、左上が「冨士拾景 河口湖」、左下が「ナイアガラ瀑布

この没後70年 吉田博展」は山梨→福岡→京都→東京→三重→静岡と巡回し、川越が最後の会場で、今月末(2021年11月28日)まで。
最後の最後というこの貴重な機会に間に合って、本当に良かった!!
私にとっては、多分ここ数年で見た美術展の中でも一番とも言えるのではないかという感動を得ることができました。

この展覧会を見た翌日に、先に書いた、私と同じくアート好きな栃木のご夫妻に会ったので、この感動を共有したいと図録をお見せしながら話をしたのですが、お二人もやはり図録を見ただけでうなり、これは見に行きたい!行くか!!となっていました(笑)
今週末あたり行こうかっておっしゃってたけど、行かれたかしら・・・

そして来年は茨城にある岡倉天心美術館(茨城県天心記念五浦美術館)まで足を伸ばそうかというお誘いも下さいました♪
もう来年も今から、芸術の秋が楽しみでならないです。大感謝!!

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あなたが味わった
この秋の芸術は
何ですか?

ランス美術館収蔵品と日本皇室の美が一度で楽しめる贅沢@仙台

宮城県美術館で見応えある特別展が同時開催!


この秋、絶対に行きたいと思っていた宮城県美術館での特別展。
9月18日(土)から「ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ」と「宮内庁三の丸尚蔵館所蔵 皇室の名品展 皇室の美-東北ゆかりの品々」という2大特別展が宮城県美術館において開催されています。
しかも「ランス美術館展」のチケットの購入のみで「皇室の美展」も見ることができるというありがたさ。

この展示予定を知った時点で、芸術の秋にふさわしい展覧会!絶対行く!!と決めていたものの、気がついたら終了目前でした。
いずれも、11月7日(日)が最終日です。

朝の静かな西公園の広瀬川沿いです。宮城県美術館への道すがら。
宮城県美術館前の看板
宮城県美術館の正面入り口

文化の日(2021年11月3日)にギリギリ滑り込みで行ってきたのですが、お客さん、結構いらっしゃいました。
チッケト購入窓口には時々長い列もできていて、私も比較的すいていた時でしたが数分並んだので、前売券買っておけばよかったとちょっと悔やみました。

どうやら、11月3日(水・祝)は宮城県美術館の開館記念日とういうことで常設展無料観覧日だった模様(知らなかった〜)。
故に、常設展示場を使われていた「皇室の美展」が無料となっていたことも、混んでいた理由の一つかもしれません。

ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ」の当日券料金は、一般 1600円、学生 1400円、小・中・高校生800円です。
これがあれば「皇室の美展」及び「常設展」も観られます☆

さて、その日の私の巡り方は、庭の散策→「皇室の美展」→カフェでランチ→「ランス美術館展」→ミュージアムショップ物色という流れ。

予めチケットを購入して、まずは庭の散策へ。
宮城県美術館の庭にあるおなじみの彫刻作品たちも、秋色に染まった背景の中で見ると、他の季節の時とまた違った趣を感じます。

秋の宮城県美術館庭園を堪能したのちに館内へ戻り、宮内庁三の丸尚蔵館所蔵 皇室の名品展 皇室の美-東北ゆかりの品々」を観覧しました。

宮内庁三の丸尚蔵館所蔵 皇室の名品展 皇室の美-東北ゆかりの品々」は、1階の常設展示場が会場です。
でもこちら、いわゆる「常設展」ではないわけで。
(宮城県美術館所蔵作品による常設展もこの特別展に続いて見ることができるように配置されていました)
展示数は多くはありませんが、かなり貴重な展示がされていて、ランス美術館のチケットさえ購入していれば見られるというのはお得すぎる内容でした。

前期と後期で展示内容が一部変わっていたそうで、早めにチケット購入して前期を見ておいて、後期を文化の日に無料で観覧する方法が良かったのだろうなと思いました(後の祭りだけど・・・(涙))。

宮内庁三の丸尚蔵館所蔵 皇室の名品展 皇室の美-東北ゆかりの品々」のチラシ
(画像をクリックするとPDF画面が開き、拡大できます)

驚いたことに、この展示では、入場者全員にパンフレットが配られていました。
A4サイズで、上質な用紙に、23ページオールカラー。
こんな冊子を無料で配布するなんて!!
今まで様々な展覧会を見てきましたが、これまでにない経験。さすが宮内庁、太っ腹。

でも、やはり、実物を観るに勝るものはない・・・
例えば、チラシ(表面)にも掲載されている、大島如雲(オオシマジョウン)の「菊折枝置物」は、画像ではピンときませんが、実物は、蝋型鋳造でこんな作品を生み出すなんて!と目を見張るものでした。
銅による鋳造作品で、驚きの精巧さと量感、菊の花でありながら黒一色なのに、とても美しい。

東山魁夷の「平成度 悠紀地方風俗歌屛風」(チラシの裏面に記載あり)も、感動でした。
前期では右隻、後期では左隻が展示されたもので、私が観ることができたのは左隻のみ。
パンフレットには並べて記載されていて、これこそ実物を両隻とも並べられたものを観ることができたら!と思いましたが、片方だけでも観る価値超大。

数々の”皇室の美”の中でも、今回は、ここ仙台での開催にちなんで「東北ゆかりの品々」の展示とされていますが、東北地方と皇室の関わりは、明治天皇が東北地方巡行したことに始まるということを、当時の写真によって紹介されていたのも興味深かったです。
当時はまだ新しい技術であった写真の活用、明治天皇に随行して撮影した写真師長谷川吉次郎という人のことを知ったのも、写真好きとしては嬉しい知見。

皇室の東北地方にゆかりのある素晴らしい品々を展示していただけたことは、東北人としてありがたいことでした。

ミュージアムショップに隣接したカフェ「café mozart Figaro /カフェ モーツァルト・フィガロ

館内のカフェでは、「ランス美術館コレクション」にちなんだ特別展限定メニューが♪
ランチメニューの提供は11時からということで、「皇室の美展」を観てからちょうど良い時間、私は朝食もそこそこで出てきたので、ブランチとしていただくことにしました。

特別展限定メニュー♪ 贅沢にキャビアとホタテ、サーモンを乗せたオレキエッテのクリームパスタ

お腹が満たされたら、ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派への観覧へ。
おなじみ、2階の特別展示場にて。

ランスはフランスの北部に位置し、シャンパーニュ(シャンパン)の産地としても知られる歴史ある都市です。
その中心部にある「ランス美術館」が大規模拡張のためリニューアル工事をすることとなり、その休館中に貴重な所蔵品を日本で展示する運びとなって、印象派による風景画のコレクションを中心に企画された「ランス美術館展」が2021年4月名古屋市美術館での開催を皮切りに始まりました。

巡回は、名古屋に始まり、SOMPO美術館(東京)→ここ宮城(宮城県美術館)→静岡市美術館→茨城県近代美術館と続きます。

ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ」のチラシ
(画像をクリックするとPDF画面が開き、拡大できます)

印象派といえば、力強い筆のストローク、光や空気の質感、斬新な描画アングルなどによって表現されるのが特徴。

風景画を描き続け、印象派へ影響を与えたカミーユ・コローの作品に始まり、“空の王者”と賞賛されたウジェーヌ・ブーダン、印象派の巨匠として誰もが知るオーギュスト・ルノワールクロード・モネらなどの名作の数々が一堂に展示されていました。

今回の展示での私にとっての収穫の一つは、好きなアーティストが増えたこと。
それは、アンリ=ジョセフ・アルピニー
父の工場勤務や旅商人を経て20代後半で画家となったフランス人で、「穏やかな田園と樹のミケランジェロ」とも讃えられたそうです。
季節感の表し方や光線の処理、一日の様々な時間をどう描くかといったことを重視していたということですが、個人的にはアルピニーが切り取った構図に、色彩感覚、力強くも優しさを感じられるタッチと質感が好みです。

今回購入したハガキ。
額縁に入れてみたのが、アルピニーの「夜明け」。右がコローの「小川、ボーヴェ近郊」、左下がフェリクス・ジエムの「コンスタンティノープル(イスタンブール)」
ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ」の図録は、A4変形、ソフトカバーで厚すぎず(150ページほど)、私にはちょうど良いサイズ感♪

日本の精巧なアートに、フランスの印象派によるアートという、趣向が全く違う作品の数々を一度に見ることができ、静寂の空間の中にありながらも刺激的で贅沢な展覧会でした。

貴重なこの2大特別展は、明日(2021年11月7日)終了してしまいますが、良い感じに紅葉してて情緒ある宮城県美術館庭園の散策だけでも、心もゆったり和むので、オススメです。

カフェの外側は中庭となっています。お天気が良い日はテラス席も人気。
宮城県美術館の裏(北)庭。秋ですね。

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日本美術と印象派の作品
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遠距離結婚を貫いた画家と美容師 その3

家庭を持っても単身生活を続けた画家


私の祖父母は、大正生まれでありながら、恋愛結婚をし、遠距離結婚を通したというレアなカップルです。
二人とも宮城県出身ですが、祖母は名取市の閖上(ゆりあげ)という港町で美容院を開業して3人の子どもを養い、一方で、祖父は画家として生業するために、単身で東京に暮らし続けました。

現在の閖上の風景。今は殺風景な工場地に見えますが、震災前は家並みが続き、漁港としても賑わっていました。

私は子どもの頃から、そんなちょっと普通じゃない祖父母の生き方が素敵だと思っていました。
しかし、二人とも既に亡くなっているので、心から尊敬する二人の歩みについてもっと話を聞いておくべきだったという後悔もあり、今、こうして私なりに紐解き、綴っています。

遠距離結婚を貫いた画家と美容師 前回まではこちら
その1/おしんのような経験を持つ美容師
その2/ずっと秘密にされてきた二人の馴れ初め

祖父は、祖母の一歳年上で、1917(大正6)年に生まれました。
15歳頃に帝展*審査員だった田中頼璋(たなからいしょう)の元に入門、そして近代日本画家の巨匠の一人である川端龍子(かわばたりゅうし)に師事しました。

*帝展:帝国美術院展覧会。戦前の日本において最も注目を集めた美術展

2017年に山種美術館で開催された川端龍子展のチラシと図録

若かりし祖父母の二人が出会ったのは、おそらく祖父が帰仙していた時に、仙台駅前で絵を描いている時だったのだろうと思います。
文通によって始まったお付き合いののち結婚しますが、祖母は、祖父が画家として成功することを願って背中を押し、自分自身は生まれた実家を守るためと子どもを養うために、美容院を開業して宮城の地から祖父を支えました。

ちなみに私の父が、二人の間に生まれた長男で、妹が二人の3人兄妹です。
父が生まれたばかりの頃こそは埼玉県で家族一緒にいたようですが、間も無く祖母は実家で一人奮闘することとなり、3兄妹にとっては父親がいないも同然の生活となるのでした。
でも、そんな父親でも、たまに帰ってくる時には、例えば当時にはまだ珍しかったコカ・コーラだったり、ある時にはTVを担いできたりして、閖上という田舎にいち早くハイカラな物を持ち込み、子どもたちを喜ばせたそうです。

さて、当の私も生まれ育った所は、祖母が守り続けた閖上の地で、私の母は隣町からお嫁になった人でしたが、祖母と同じく美容師だったため、祖母の後を継ぐ身としていつも忙しくしていたので、祖母はよく母に変わって私の面倒を見てくれました。
一方、祖父のあり方は、父たちが子どもの頃と変わりありませんでした。
祖母の願い通り、私が生まれた頃には、祖父は画家として確立しており、美術展の審査員や協会の役員を務める人ととなっていたので、私も祖父に会えるのは、良くても年に1・2回でした。

祖父母のこの遠距離結婚生活は、2001年に祖父が亡くなる前まで続きました。
パーキンソン病が悪化し、いよいよ寝たきり生活となる頃に、祖父は、故郷であるここ宮城の地へ戻ってきました。
およそ1年程度でしたが、最後に夫婦は、二人にとっては長い時間を共に過ごしたのでした。

浅野紫露「望郷」
浅野紫露「望郷」 閖上の浜辺の情景

ある時、私は祖母に、遠距離結婚なんてよくできたよね?と聞いたのですが、祖母は「半分意地だったんだ」と笑って言いました。
でも、祖父が亡くなってからも、私があえて聞かなくとも、祖母はたくさん祖父の思い出話をしてくれました。
同じ話を聞くこともありましたが、新しい話も時々飛び出し、遠距離結婚でも思い出がたくさんあるんだなと、孫としても嬉しく思いました。
それに、祖父のことを話す時の祖母はいつも楽しく嬉しそうで、祖父との遠距離結婚を意地で通したとはとても思えませんでした。

そして、祖父はと言えば、東京に出てから地元である宮城県に戻ってきたのは数えるほどしかないものの、自分の故郷をテーマとした作品を描き続けました。
また、祖母に捧げる作品として、美しい植物の絵を描くこともありました。

浅野紫露「あおい砂丘」
浅野紫露「あおい砂丘」 東北太平洋沿岸の松林

離れていても、互いに尊敬して信頼し合える愛があったからこそなんだろうなぁ・・・
結婚したからといって常に一緒にいるってことが当たり前じゃない形もあるんだな、むしろ、こういう形だったからこそ二人はそれぞれ自分なりに命を全うできたのかもしれない。
そう感じ、こういう関係って素敵だし、自分の祖父母ながらかっこいいなと素直に思っています。

そんな二人の孫として生まれてこれた私って幸せ。
こんな風に思える私って、本当に幸せ者。
きっと今は天国で、いつも一緒に私を見守ってくれているであろう二人に、心からありがとう。

コロナが落ち着いてきたら、祖父のことを深掘りするために、ゆかりのある場所や人々を訪れようと思っています。
祖父の絵については、また記述したいと思っていますので、引き続きお付き合いいただけましたら嬉しいです。



あなたは
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