父の命日に改めて想う

我がルーツに感謝し、日々を大切に生きる


昨日(2月10日)は父の命日だったこともあり、今日(2022年2月11日(金)祝)はお墓参りに行ってきました。

私の実家の本来のお墓は名取市閖上(ゆりあげ)の地にあり、私の父が亡くなってからもう10年以上の月日が経っていますが、東日本大震災後、場所を変えることとなりました。
また、母の実家も名取市の北釜(きたがま)地区で、同じく震災の影響をもろに受けているので、こちらもお墓は移動していますが、それぞれの距離が近くなったこともあり、どちらも合わせてお参りすることが多いです。

お墓参りには、一人で行くことや弟家族と行くこともありますが、ほとんどは母方の叔母が一緒に行ってくれます。
その叔母は、母の実家に嫁いだお嫁さんにあたる人で、私とは直接血の繋がりはありませんが、私にとっては誰よりも頼りになる親族です。

叔母の旦那さんである、私にとって兄であり父のような存在だった叔父(私の母の実弟)は、震災によって心を病んで自ら命を絶ってしまい、誰より辛い想いをしているのは叔母ですが、生前の叔父がしてくれていたように、いつも私を支えてくれていてるので本当に感謝が尽きません。

いつも叔母宅に行くたびに美味しい料理を準備してくれます。
今回は、お寿司もありがたかったけど、手作りの大根料理の数々(特にソテー)がめっちゃ美味しかった!!


丁度、先月は叔父の命日、来週は交通事故で亡くなってしまった母方の祖父の命日、そして来月の今日は東日本大震災の日。
だから今日のお墓参りには色々な気持ちがこもります。。。

私が、今、こうして生きていられること、生きていたいと思えるのは、私自身の親族の存在、ルーツがあってのことです。
生きているのが嫌な時、なぜ自分の存在があるのかわからない感謝できないという時もあった私が、今は心から感謝の気持ちで生きていられる。
亡くなってしまった親族達のお蔭と言ってしまうと虚しい気もするけれど、それも事実のひとつ。
私は生かされているのだ。だから、これからも日々を大切に生きていきたい。
そう改めて想った本日でした。

世の中には、過去の私のように、生きている意味がわからない、辛い、といった想いを抱える人がいらっしゃるとは思いますが、無駄にすべき命なんてない、生きる喜びは誰にでも感じられることなのだということに気がついていただけたら・・・そう願っています。

今日も、生かしていただいて、ありがとうございます。
きっと明日も、生きる喜びを感じる一日。そう既に思えていることに感謝です。

関連記事:叔母の愛とクロネコヤマトさん/私が生活できている理由


あなたは
生きる喜びを
感じていますか?



仙台アートギャラリー巡り

私自身の念願達成にも向けて


これまで転々としてきた私が、今年(2022年)いよいよ根を下ろすこととなる場所が決まりました。
居住スペースに加え、大好きな作家さんの作品を飾るためのギャラリーと、自分自身の制作や、想いを共にする皆さまとのワークショップができるようなアトリエも兼ねたアートスペースを設けるため、これから具体的な設計に入っていくところです。

職場である保育園は新年度を迎えるにあたってバタバタしている中で、プライベートについてはこのことで頭がいっぱい、そんなこんなで、せめて毎週末アップしたいブログもサボり気味な今日この頃ですが、先週末は、仙台の街中のアートギャラリーをハシゴし、そのことは既にインスタグラムに投稿しているので、今回も前回同様に、それらの投稿をここでまとめる形でアーカイブしておこうと思います。

まずは、仙台在住のイラストレーター山本重也さんの作品展『』について。
会場は、晩翠画廊https://www.bansui-gallery.com/)でした。

山本さんは、大阪ご出身、東京で長らくお仕事されていましたが、趣味のマラソンで仙台を走った時に、素敵な街だな〜と感じて移り住み、以来、仙台を365日毎日描いているのだそうです。
とっても素敵に表現してくださって、宮城県民としては嬉しく、本当にありがたいことです。

既に今回の展覧会会期は終了していますが、山本さんは超人気のアーティスト、次回の展覧会を楽しみに待ちましょう★

そして、晩翠画廊の並びにあるのが、仙台銘菓「白松がモナカ本舗」の晩翠通店。
このビルの1階が白松がモナカのお店で、2階には昔ながらのカレーライスやスパゲティでコアなファンがいる喫茶店「甘味処 郷(ふるさと)」、3階にはマニアックなアートギャラリー「白松アートホール ギャラリーミラノhttp://www.g-milano.co.jp/)」があります。

2月13日まで開催されているのが、福島県の柳津出身で、日本を代表する木版画家の一人である斎藤清(1907年4月27日 – 1997年11月14日)の展示会。
ボテッとした雪の描写が印象的な斎藤清の作品、好きな人は結構いらっしゃるかと思います。

こちらのギャラリーは写真は個人で楽しむ以外NGとのことなので、その下のフロア「甘味処 郷」で楽しめるカレーライスをアップしておきました(笑)。

こちらは、Gallery TURNAROUND(ターンアラウンド/通称タナラン http://turn-around.jp/sb/)で開催されている(1月30日まで)、銅版画作家でいらっしゃる岡沢幸さんの個展「MESSY SCRATCHING」についてです。
抽象画って難しいなと感じている私ですが、岡沢さんが織りなす世界観がすごく好きです。

そして、ふと、銅版画って美術の授業でやったきりだけど、すごく楽しかったなぁと思い出しました。(ちなみに、銅版画には種類があるけれど、私が体験したのはエッチングでした)
岡崎さんが講師でされている銅版画講座が休校中とのことですが、再開された時には是非とも参加させていただきたいと思っています。

というわけで、最後に、岡沢幸さんによる、今回の個展「MESSY SCRATCHING」のYouTube動画をシェアさせていただきます♪


やっぱりいいなぁ、アートな世界・・・
(ここ仙台宮城にはまだまだたくさんのギャラリーがあるのでおいおいポストしていきます)

いろいろ制限のあるこのご時世でも、豊かになれる世界がある幸せ。
そんなことを今後も感じて、感謝して、生きて行こうと思います。


あなたが
落ち着けるのは
どんなところですか?



ランス美術館収蔵品と日本皇室の美が一度で楽しめる贅沢@仙台

宮城県美術館で見応えある特別展が同時開催!


この秋、絶対に行きたいと思っていた宮城県美術館での特別展。
9月18日(土)から「ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ」と「宮内庁三の丸尚蔵館所蔵 皇室の名品展 皇室の美-東北ゆかりの品々」という2大特別展が宮城県美術館において開催されています。
しかも「ランス美術館展」のチケットの購入のみで「皇室の美展」も見ることができるというありがたさ。

この展示予定を知った時点で、芸術の秋にふさわしい展覧会!絶対行く!!と決めていたものの、気がついたら終了目前でした。
いずれも、11月7日(日)が最終日です。

朝の静かな西公園の広瀬川沿いです。宮城県美術館への道すがら。
宮城県美術館前の看板
宮城県美術館の正面入り口

文化の日(2021年11月3日)にギリギリ滑り込みで行ってきたのですが、お客さん、結構いらっしゃいました。
チッケト購入窓口には時々長い列もできていて、私も比較的すいていた時でしたが数分並んだので、前売券買っておけばよかったとちょっと悔やみました。

どうやら、11月3日(水・祝)は宮城県美術館の開館記念日とういうことで常設展無料観覧日だった模様(知らなかった〜)。
故に、常設展示場を使われていた「皇室の美展」が無料となっていたことも、混んでいた理由の一つかもしれません。

ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ」の当日券料金は、一般 1600円、学生 1400円、小・中・高校生800円です。
これがあれば「皇室の美展」及び「常設展」も観られます☆

さて、その日の私の巡り方は、庭の散策→「皇室の美展」→カフェでランチ→「ランス美術館展」→ミュージアムショップ物色という流れ。

予めチケットを購入して、まずは庭の散策へ。
宮城県美術館の庭にあるおなじみの彫刻作品たちも、秋色に染まった背景の中で見ると、他の季節の時とまた違った趣を感じます。

秋の宮城県美術館庭園を堪能したのちに館内へ戻り、宮内庁三の丸尚蔵館所蔵 皇室の名品展 皇室の美-東北ゆかりの品々」を観覧しました。

宮内庁三の丸尚蔵館所蔵 皇室の名品展 皇室の美-東北ゆかりの品々」は、1階の常設展示場が会場です。
でもこちら、いわゆる「常設展」ではないわけで。
(宮城県美術館所蔵作品による常設展もこの特別展に続いて見ることができるように配置されていました)
展示数は多くはありませんが、かなり貴重な展示がされていて、ランス美術館のチケットさえ購入していれば見られるというのはお得すぎる内容でした。

前期と後期で展示内容が一部変わっていたそうで、早めにチケット購入して前期を見ておいて、後期を文化の日に無料で観覧する方法が良かったのだろうなと思いました(後の祭りだけど・・・(涙))。

宮内庁三の丸尚蔵館所蔵 皇室の名品展 皇室の美-東北ゆかりの品々」のチラシ
(画像をクリックするとPDF画面が開き、拡大できます)

驚いたことに、この展示では、入場者全員にパンフレットが配られていました。
A4サイズで、上質な用紙に、23ページオールカラー。
こんな冊子を無料で配布するなんて!!
今まで様々な展覧会を見てきましたが、これまでにない経験。さすが宮内庁、太っ腹。

でも、やはり、実物を観るに勝るものはない・・・
例えば、チラシ(表面)にも掲載されている、大島如雲(オオシマジョウン)の「菊折枝置物」は、画像ではピンときませんが、実物は、蝋型鋳造でこんな作品を生み出すなんて!と目を見張るものでした。
銅による鋳造作品で、驚きの精巧さと量感、菊の花でありながら黒一色なのに、とても美しい。

東山魁夷の「平成度 悠紀地方風俗歌屛風」(チラシの裏面に記載あり)も、感動でした。
前期では右隻、後期では左隻が展示されたもので、私が観ることができたのは左隻のみ。
パンフレットには並べて記載されていて、これこそ実物を両隻とも並べられたものを観ることができたら!と思いましたが、片方だけでも観る価値超大。

数々の”皇室の美”の中でも、今回は、ここ仙台での開催にちなんで「東北ゆかりの品々」の展示とされていますが、東北地方と皇室の関わりは、明治天皇が東北地方巡行したことに始まるということを、当時の写真によって紹介されていたのも興味深かったです。
当時はまだ新しい技術であった写真の活用、明治天皇に随行して撮影した写真師長谷川吉次郎という人のことを知ったのも、写真好きとしては嬉しい知見。

皇室の東北地方にゆかりのある素晴らしい品々を展示していただけたことは、東北人としてありがたいことでした。

ミュージアムショップに隣接したカフェ「café mozart Figaro /カフェ モーツァルト・フィガロ

館内のカフェでは、「ランス美術館コレクション」にちなんだ特別展限定メニューが♪
ランチメニューの提供は11時からということで、「皇室の美展」を観てからちょうど良い時間、私は朝食もそこそこで出てきたので、ブランチとしていただくことにしました。

特別展限定メニュー♪ 贅沢にキャビアとホタテ、サーモンを乗せたオレキエッテのクリームパスタ

お腹が満たされたら、ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派への観覧へ。
おなじみ、2階の特別展示場にて。

ランスはフランスの北部に位置し、シャンパーニュ(シャンパン)の産地としても知られる歴史ある都市です。
その中心部にある「ランス美術館」が大規模拡張のためリニューアル工事をすることとなり、その休館中に貴重な所蔵品を日本で展示する運びとなって、印象派による風景画のコレクションを中心に企画された「ランス美術館展」が2021年4月名古屋市美術館での開催を皮切りに始まりました。

巡回は、名古屋に始まり、SOMPO美術館(東京)→ここ宮城(宮城県美術館)→静岡市美術館→茨城県近代美術館と続きます。

ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ」のチラシ
(画像をクリックするとPDF画面が開き、拡大できます)

印象派といえば、力強い筆のストローク、光や空気の質感、斬新な描画アングルなどによって表現されるのが特徴。

風景画を描き続け、印象派へ影響を与えたカミーユ・コローの作品に始まり、“空の王者”と賞賛されたウジェーヌ・ブーダン、印象派の巨匠として誰もが知るオーギュスト・ルノワールクロード・モネらなどの名作の数々が一堂に展示されていました。

今回の展示での私にとっての収穫の一つは、好きなアーティストが増えたこと。
それは、アンリ=ジョセフ・アルピニー
父の工場勤務や旅商人を経て20代後半で画家となったフランス人で、「穏やかな田園と樹のミケランジェロ」とも讃えられたそうです。
季節感の表し方や光線の処理、一日の様々な時間をどう描くかといったことを重視していたということですが、個人的にはアルピニーが切り取った構図に、色彩感覚、力強くも優しさを感じられるタッチと質感が好みです。

今回購入したハガキ。
額縁に入れてみたのが、アルピニーの「夜明け」。右がコローの「小川、ボーヴェ近郊」、左下がフェリクス・ジエムの「コンスタンティノープル(イスタンブール)」
ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ」の図録は、A4変形、ソフトカバーで厚すぎず(150ページほど)、私にはちょうど良いサイズ感♪

日本の精巧なアートに、フランスの印象派によるアートという、趣向が全く違う作品の数々を一度に見ることができ、静寂の空間の中にありながらも刺激的で贅沢な展覧会でした。

貴重なこの2大特別展は、明日(2021年11月7日)終了してしまいますが、良い感じに紅葉してて情緒ある宮城県美術館庭園の散策だけでも、心もゆったり和むので、オススメです。

カフェの外側は中庭となっています。お天気が良い日はテラス席も人気。
宮城県美術館の裏(北)庭。秋ですね。

あなたは
日本美術と印象派の作品
どちらがお好みですか?

写真家 Shu Ito @東北 HAPPY HOLIDAY 2021

素敵すぎたイベントに忘れない感動と心からの感謝


先週の日曜日(2021年10月24日)、仙台西公園で行われたイベント「東北HAPPY HOLIDAY」に参加しました。

この素敵なイベントが終わって、既に1週間経とうとしている今も、ワクワクでハッピーな感情が持続しているので、遅ればせながらではありますが、ブログに残しておきたいと思います。

前回ご紹介しました通り、東北HAPPY HOLIDAY」は、ここ仙台で2012年から開催されている無料音楽イベントです。

前回の告知記事
仙台出身の写真家 Shu Ito(伊藤秀海)凱旋展示!/ 無料音楽イベント「東北HAPPY HOLIDAY2021」で出展されます!!

会場は仙台西公園で、ステージは3つも設置され、立派な規模の野外フェスティバルです。
なのに、入場は無料で、主催する東北HAPPY HOLIDAY実行委員会は赤字を覚悟で開催しているといいます。

早速、YouTubeに当日のアーカイブ映像がアップされているので、是非ご覧ください♪
11時〜19時半までのイベントでしたので映像も長いですが、YouTubeの説明欄から各演奏時間へジャンプできるよう設定されていますので、こちらから→https://www.youtube.com/watch?v=T-ZDMt2RdEA 直接ご覧になられると良いかと思います。

「東北HAPPY HOLIDAY2021」のアーカイブ映像

参加アーティストの面々が奏でる音楽はポップでノリノリのものから深く聞かせるものまで、 他にはカホン(ペルー発祥の打楽器)のクールな演奏(カホンの祭典)などなど、ジャンルも様々、ダンスやライブアートの公演もあり、盛りだくさんでした。

アート好きな私としては、今回、ライブドローイングの公演をされた画家の中川和寿さんとお話しできたことも嬉しかったです。
中川和寿さんのWebサイト

イベントで購入した中川和寿さんの作品集「ページをめくる音
詳細とご購入はこちら♪→KAZUTOSHI NAKAGAWA WEB STORE

これで入場無料なの?!と初参加させていただいた私も、そのクオリティに驚き、東北HAPPY HOLIDAY実行委員長を務める@なおポップさんをはじめとした実行委員の皆様方の心意気に、深い感謝の気持ちが湧きました。

@なおポップさんのWebサイト

今回、私も参加させていただけることになった感謝の気持ちの印に、東北HAPPY HOLIDAY支援サイトより心ばかりですが支援金を振り込ませていただきました。
そして、その申告メールを送ったところ、@なおポップさんからはとっても丁寧なご返信が届き、さらに別途ハピホリオリジナルのラバーバンドがお手紙と一緒に郵送されてきました。

支援返礼として送ってくださったお手紙とオリジナルラバーバンド

@なおポップさんがこのお手紙でも書いてくださっているように、みんなの「好き」の気持ちを大切にされたことで作り上げられた「東北HAPPY HOLIDAY」、素敵でないわけがない。
公演者も、出店者も、来場者も、スタッフやサポーター(みんなボランティア!)も、みーんなが心も体も豊かになれる素晴らしいイベントでした。

さて、このあたたかさとやさしさ溢れる素敵すぎるイベントに、今回、仙台出身の写真家であるShu Ito伊藤秀海イトウシュウさんが出店、素敵なフォトインテリアを展示販売され、私もお手伝いさせていただいたわけですが、準備から最後まで、もうずっと楽しかったです♪

旅する写真家であるシュウさんが、一時帰仙し、今回初めて地元で行われたイベントに参加しての想いを、既にご自身のブログで綴っていますので、まずはこちらをご覧ください!

シュウさんのWebサイトのブログ「東北HAPPY HOLIDAY!」

たった一度の人生なんだから、好きなことに命を燃やそう

このシュウさんの言葉に、私も心から賛同します!

それでは、私の方では、当日の様子について、写真で簡単にご紹介しますね。

ずっとスッキリしない天気が続いていたのに、「東北 HAPPY HOLIDAY 2021」が開催された10月24日(日)、この日だけは素晴らしいお天気に恵まれました。

この日の仙台西公園の源吾茶屋付近

シュウさんのブース「SHU’s PHOTOGRAPHY」。
いろいろ手作りでアートなもので溢れています。


クルクル回って、光を通してキラキラ輝く、素敵なフォトインテリア。
写真画像では、この美しさが伝わり切れないのが残念です!
実物が見たい方は是非お知らせください。


訪れてくれた多くの方が見る楽しみ、選ぶ楽しみを体験してくださったようで、想像していた以上にたくさん購入いただけました。

動画の方がより作品の良さが伝わるかと思いますので、こちらも是非それぞれ動画再生の上ご覧くださいませ。
(でもまだまだ伝わらないです。これ、実際に手にとって光にかざすとワーッてなるものなので^ ^)

こちらは、ライブを撮影中のシュウさん。


日が落ちてきた頃に、ライトを追加設置して、ちょっとだけ模様替え。


プロジェクターからシュウさんの作品を投影して、雰囲気も益々アップ♩


ピュアWプリントという特殊な印刷によるシュウさんの作品は、太陽の光はもちろん、ライトによって照らされてもとっても素敵。


お店の中から、素敵なシュウさんの作品と素敵なライブステージを見るのはとても贅沢で幸せな時間でした。


実は、日が落ちて割とすぐに電源が落ちてしまうハプニングが。
しばらく充電でもってくれたプロジェクター映像と小さな電灯のみの灯りとなってしまいました・・・
次回の課題事項・・・(苦笑)


以上、「東北 HAPPY HOLIDAY 2021」と仙台出身の旅する写真家Shu Ito伊藤秀海イトウシュウさんでした!

自分の好きなことをすることで楽しくて幸せになって、素敵な人たちとのご縁がまた繋がった、まさに、ハッピーなホリデーでした♪ 心から感謝です❤︎


あなたの
休日も
ハッピーでしたか?

仙台出身の写真家 Shu Ito(伊藤秀海)凱旋展示!

無料音楽イベント「東北HAPPY HOLIDAY2021」で出展されます!!


ここ仙台で2012年から開催されている無料音楽イベント「東北 HAPPY HOLIDAY」♪
開始当初はライブハウスで行われていたものですが、野外フェスへと規模が拡大、昨年はコロナ禍によってオンライン開催となってしまいましたが、今年、コロナ感染対策も万全に、満を持して野外開催されることとなりました。

東北 HAPPY HOLIDAY 2021」は、仙台市後援のもと、寄付やボランティア、有志によって開催される無料音楽祭で、ステージでは音楽のみならずダンスやパフォーマンスアートの公演もあります。

そして、野外ならではのお楽しみ、飲食店に雑貨やワークショップ等のブースが立ち並び、イベントを盛り上げます。

こちらは2019年10月6日に開催された東北 HAPPY HOLIDAY2019」のドキュメント映像。
会場の雰囲気に加え、たくさんの笑顔と感動が生まれた様子が、よくわかりますね。

東北 HAPPY HOLIDAY 2019のドキュメント映像

そして、それこそハッピーなことに、いよいよ行われる東北 HAPPY HOLIDAY 2021」にて、仙台出身の写真家であるShu Ito伊藤秀海イトウシュウ)さんが出展することになっています!

シュウさんは、旅する写真家で、世界の景色と人の文化をテーマに撮影する他、講演活動や観光PRの撮影など、幅広く活動しています。

国内外問わず、老若男女に愛されるシュウさん。
私も彼の生き方と作品が大好きで、これまで当ブログでも数回ご紹介させていただいてます。

写真家 伊藤秀海 (Shu Ito)のフォトインテリア/美しい風景と光が奏でる素敵なアート
「希望」 旅するフォトグラファー Shu Ito のメッセージ/写真家 伊藤秀海さんの2021年カレンダー
紅葉の秋保プチ旅/自然と美食と芸術を満喫する秋の一日

旅する写真家であるシュウさんは、普段は仙台にいませんが、10月24日(日)に開催される東北 HAPPY HOLIDAY 2021」のために、ここ地元仙台へ凱旋、出展されます。

会場はこちら。

東北 HAPPY HOLIDAY 2021の会場マップ

西公園内に、KEYAKI・ICHOU・AOBAと3ヶ所のステージが設置され、シュウさんのブース「SHU’s PHOTOGRAPHY」は、メイン会場となるKEYAKIエリアの出入り口付近に設置されます。

シュウさんが各地で撮影した素敵な写真によるフォトインテリアの他、このイベント開催日を皮切りに販売開始するという2022年のカレンダーも出品されます♪♪

旅する写真家 Shu Ito2022年カレンダータイトルは『Compass of your soul – 魂の羅針盤』。
各月に、シンプルでありながらも素敵なメッセージも添えられているとのことで、2021年版に引き続き、こちらもとても楽しみです。

ちなみに、先にも記しました通り、東北 HAPPY HOLIDAY 2021」は、仙台市後援、コロナ感染対策も万全とのことで、私も当日は会場にてお手伝いさせていただきます。

東北 HAPPY HOLIDAY 2021の感染対策のご案内ページ

このところ、雨続きの仙台ですが、24日は晴れの予報♪
充実した楽しい日曜になりますように!

東北 HAPPY HOLIDAY 2021

◾️日付 2021年10月24日(日)

◾️時間 午前11:00~午後7:30

◾️場所 仙台市 西公園
   (お花見広場)

◾️交通 地下鉄東西線 大町西公園
    バス 大町西公園前

◾️公式WEBサイト
 https://tohokuhappyholiday.jimdo.com/

当日を終えての記事はこちらです
写真家 Shu Ito @東北 HAPPY HOLIDAY 2021/素敵すぎたイベントに忘れない感動と心からの感謝


あなたは
どんな休日を
過ごす予定ですか?

情動感じる造形 香月泰男のマチエール

生誕110年 香月泰男展 @宮城県美術館


前回(2021年8月15日)投稿した「るーぷる仙台で2大ミュージアムを巡る!まずは『古代エジプト展』」に続き、仙台市博物館の次に訪れた宮城県美術館で開催中の特別展についてを、本日は紹介させていただきます。


その日、仙台の観光バスるーぷる仙台にて巡ったのは、「ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展」が開催されている仙台市博物館、そして「生誕110年 香月泰男展」が開催中の宮城県美術館です。

るーぷる仙台宮城県美術館を訪れる際に降車する停留所は「国際センター駅・宮城県美術館前」。
ここから歩いて2分ほどで宮城県美術館に到着します。


しかしながら、再び、ここ宮城も独自の緊急事態宣言が発令されました。期間は8月20日(金)より9月12日(日)まで。
「混雑した場所への外出半減、不要不急の外出を自粛するように」とのことで、飲食店や施設等の時短要請などは出ていますが、るーぷる仙台は運行を停止しておらず、展覧会も中止はされていません。

今回私が訪れたのは平日で宣言前でしたが、仙台市博物館は、平日にもかかわらず、多くの人が訪れていました。
「エジプト展」というテーマ、夏休みということもありお子さん連れが多く、土日祝日なら完全に密な状態になるかもしれないと想像します。
宣言が出された今は、入場はある程度制限されているかもしれません。

さてしかし、私が博物館を訪れた日と同日、宮城県美術館の方はといえば、とっても静かでした・・・


夏は緑が生い茂り、空気がみずみずしく感じて、お天気の日は美術館付近を散歩するのもとても気持ちが良いのですが・・・


話題の展覧会が開催されると、宮城県美術館のカフェはいつも人がいるのですが、この日は人けもなく・・・


私にとっては絶対に見たいと思っていた特別展だったので、ゆったりじっくり観覧することができそうだと、嬉しくはあるのですけれども。


2021年7月3日(土)から9月5日(日)まで、宮城県美術館で開催されいるのは生誕110年 香月泰男展」です。
この静けさ、香月泰男(かづきやすお)の名を知る人は多くはないということなのかもしれませんね。


香月泰男(かづきやすお)は、1911年10月25日、山口県大津郡三隅村(現在の山口県長門市三隅)に生まれ、62歳でその故郷において生涯を閉じるまで、独自の創作活動を貫き、20世紀中頃の美術界に大きな足跡を残した画家です。
今年、生誕110年を記念して、ここ仙台を皮切りに、大規模な巡回展が始まりました。
(宮城県での本展覧終了後は、神奈川県立近代美術館新潟市美術館練馬区立美術館足利市立美術館と巡回する予定とのことです)

香月泰男は幼少の頃から紙さえあれば何かを描き、無口でおとなしく、友だちと遊ぶよりひとりで裏山に登って風景を描く方が楽しいという人物だったそうです。
幼くして両親と離別し兄弟もいないという寂しい過去を持つ香月泰男にとって、絵を描くことは自分だけの世界を創ることであり生きる喜びであったのかもしれません。

1936年に東京美術学校(現在の東京藝大)を卒業したのちは、美術教師として教鞭をとる傍ら、独自の制作にも意欲的で、文部省美術展覧会で特選となるなど、名が知られるようになります。
しかし戦時のこと、1939年には第二次世界大戦が勃発し、1942年に香月も召集令状を受け、4年半の戦争とシベリア抑留により画業を中断することとなります。

死をも覚悟した画家が生み出す作品には、静かながらも情動がみなぎっており、見る者の心を捉えます。

宮城県美術館で開催の「生誕110年 香月泰男展」のチラシ
(画像をクリックするとPDF画面が開き拡大できます)


生誕110年 香月泰男展」のキャッチフレーズのようにもなっている香月泰男による名言、

生きることは、私には絵を描くことでしかない。

香月は他にも数々の含蓄ある言葉を残しており、今回の展示会でも、それらの言葉が造形作品とともに掲示されています。

展覧会では、主要な展示物には説明書きが付けられるものですが、作品を生み出した作家本人の言葉というものが添えられるのは、他人がつけた解説よりもずっと興味深く、味わいが増します。
今回の展示会の面白さは、そこにもあると思います。

次の画像は、1998年に出版された香月泰男の画文集の表紙です。


「画文集」とされている通り、造形物の写真の他、香月泰男による言葉がたくさん掲載されています。
香月婦美子婦人によって語られた「夫・香月泰男の思い出」というページもあり、現在では絶版の貴重な冊子で、私はこれがどうしても欲しくてしばらく前に中古で購入したものです。いかにも古本という匂いが漂うのですが(苦笑)、この中身はちょと他にはない逸品で、私の宝物の一つとなっています。

この本の表紙を開くと、カバーのそでに書かれている一文。
これには誰もが惹きつけられるのではないかと思います。

“ 生きることも捨て身でかからなければならぬ。
 愛することも捨て身でかからなければならぬ。
 芸術を生むことも。
 恋人を愛することも。”


彼が造形した作品の数々は当然のこと、寂しい幼少期やシベリア抑留という辛い過去とともに、だからこそ得られたであろう描く喜びや愛を知った香月泰男が残した言葉に、深い感動を覚えます。

最後に、今回の展示会生誕110年 香月泰男展」の図録は、こちらです。
表紙の作品は「公園雪」というタイトル。


展覧会では、私以外に来ていた二人組の女の子が、この作品(公園雪)を見て「わーっ」と声をあげていて、私も横で「わかる、その感動」と心の中で呟いていました(笑)
静かな冬の公園に表現された人の足跡、まるで、雪の上をサクサクと歩く足音が聞こえてきそうなこのマチエールは、是非とも実物を見ていただきたいです。

ところで、マチエールとは、matière、フランス語で材料や材質、素材を意味し、英語だとマテリアル(material )の意ですが、美術用語として、作品の素材感を指すために使われます。

様々な画材を混ぜるなどして技法の研究に熱心だった香月泰男の独特な表現、そのマチエールを感じるには、間近で、時には離れて、実物を鑑賞するに限ります。

なお、香月泰男は石、木、紙、缶などで創ったおもちゃや彫刻作品も残しており、今回の展覧会では少しですがそれらの立体物も展示されています。
人間愛と平和をテーマに創作を続けた香月泰男の貴重な作品の数々と出会える機会、感染予防をしっかりとして、足をお運びくださいませ。


あなたは
どんなマチエールが
お好きですか?

るーぷる仙台で2大ミュージアムを巡る!まずは「古代エジプト展」

アートが満喫できる仙台市街のミュージアム巡り


せっかくの夏休み、このところジメジメしていますが、皆さまはいかがお過ごしでしょう。
私は、運良く晴れた日に、ここ仙台の2大ミュージアム巡りをして参りました。

勝手に仙台の2大ミュージアムと名付けましたが、今回行ってきたのは、現在(2021年8月15日)、「ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展」が開催されている仙台市博物館と、「生誕110年 香月泰男展」を開催中の宮城県美術館です。


ところで、仙台には、るーぷる仙台という観光バスがあるのですが、地元の方はどのくらい利用されるのでしょうね・・・?
観光バスっていうと、県外からの観光者向けと捉えがちですが、るーぷる仙台も『仙台の観光バス』ですから、当然のこと、仙台街中の主要な観光スポットを巡るバスなわけで、県外の観光者じゃなくとも、ルートの各ポイントについては仙台市民なら知っておきたいところですよね。

特に、るーぷる仙台で巡るスポットは、アート好きという方には是非お勧めしたいもので、私も当然お気に入りで、時々利用することがあります。
仙台市博物館宮城県美術館も、るーぷる仙台には停留所があって、この2か所を1日でゆったり回るのに一日乗車券を利用するのが便利なんです。


るーぷる仙台は、どこで乗ってどこで降りようが、一回乗車につき、大人260円・小児130円です。
一日乗車券は、大人630円・小児320円なので、3回以上乗ることになるなら一日乗車券がお得で、購入特典とし入場料等が割引されるスポットもあるので、2回乗車だとしてもお得になることもあります。

(画像をクリックするとPDF画面が開き拡大できます)


私は、今回、一日乗車券を購入し、仙台駅前博物館・国際センター前宮城県美術館前メディアテーク前と3回乗車、かつ美術館の企画展観覧では100円の割引を受けることができました。

ちなみに、私は今回平日に行ったので、博物館の特別展は「平日割引」によってなんの提示をしなくても100円割引されたのですが、るーぷる仙台の一日乗車券特典として、博物館も土日祝日には100円割引が受けられます。

また、下図のマップで見てもお分かりいただけるように、博物館から美術館へは直線で結ぶと割と近く、歩いても15分程度なので車だとすぐですが、るーぷる仙台周遊では20分近くかかります。
私はたまにしか乗らないので、このバスにのんびり乗る時間も楽しんでます。それに、暑い夏や雨、雪の場合は助かりますしね。


コロナ禍もあって、るーぷる仙台を利用するのはかなり久々でしたが、お蔭でちょっと新鮮な気分を味わうこととなり、これも今回のリフレッシュに繋がったのかもしれません。


さて、早速出発ということで、こちらはるーぷる仙台のスタート地点である仙台駅前停留所ですが、2021年8月現在、仙台駅前ロータリーは工事中で、ちょっとごちゃごちゃしています・・・
これまでの場所と異なるので、過去にも利用したことがある方はご注意を。

今回、仙台駅前から乗車して、一番初めに降りたのは、博物館・国際センター前停留所。
以下の写真は博物館とは逆方面の景色です。この「大橋」の向こうが仙台の商店街。


大橋の下に流れるのは広瀬川で、この川を外堀として伊達政宗が建立した仙台城の敷地が広がります。
緑豊かで、宮城県民憩いの土地。


るーぷる仙台仙台城跡(本丸跡)まで行けますが、実は、仙台市博物館は、仙台城三の丸跡地に建っているので、博物館の庭からも仙台城の本丸跡地まで散策しながら歩いて行くことができます。


そして、博物館手前にある五色沼は、日本フィギアスケート発祥の地として有名で、天然のスケートリンクとして利用されていたのは昔のことではありますが、ここ宮城の地から荒川静香選手、羽生結弦選手というオリンピックメダリストが輩出されたことで、よく知られるようになりました。


バスを降りてから徒歩5分もかからずに、仙台市博物館に到着します。

建物に向かって左手に静かな庭が広がり、散策路を歩いて仙台城本丸跡地へ行くことができます。


博物館を入ってすぐの1階窓口で展覧会の入場券を購入して、2階の特別展示場へ。



仙台市博物館では、2021年7月9日(金)より「ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展」が開催されていて、ファラオ(古代エジプトの君主)たちの棺が一堂に集まった展示は圧巻だと話題を呼んでいます。

ライデンは、オランダの首都アムステルダムの郊外に位置する小さな町で、芸術の巨匠レンブラントの生誕の地でもあり、オランダ最古の大学都市とされています。世界で最初に日本学科が設置(1855年)されたのはライデン大学なのだそうです。「ライデン国立古代博物館」の他「日本博物館シーボルトハウス」があり、実は日本と馴染みが深い場所なんですね。

私にとっては、オランダライデンも、世界遺産であるエジプトピラミッド地帯も、実際に一度は訪れたいと思っている場所なので、そんな意味でもこのコロナ禍にはとっても貴重な機会。

古代エジプト展チラシ(表)
(画像をクリックするとPDF画面が開き拡大できます)


棺は全部で6人分だったかと思うのですが、一部屋にズラーッと立ち並んで、文字通り圧巻でした。
今回の展示所蔵の本場ライデン国立古代博物館が棺を立てて展示することを発案したのが、実はこの特別展のポイントでもあるようです。
確かに、棺を一堂に立てて展示って、ありそうでなかったですよね。

私には、ミイラにして納められる貴族たちをイメージして作られたであろう棺に描かれた顔の表情が、どれも優しげだったのが印象的でした。
特にハイトエムハトという女性の表情が最も口角が上がっていて、とても愛され感漂っていて、棺という言葉からは寒々しいイメージしか湧かないのに、この古代エジプトの棺からはなんだか暖かさを感じてしまいました。
是非とも、皆さんにも見ていただいて、どんな感想を持ったかお聞きしてみたいところです。

古代エジプト人の芸術感性を存分に感じることができる装飾品がたくさん展示されており、歴史に苦手意識のある方でも、アートには興味あるという方であれば、とても楽しめる内容ではないかな。

そして、この展示会のもう一つの目玉は、世界初のミイラCTスキャン研究成果の公開です。
CTスキャンというと病院をイメージすると思うのですが、こうやって歴史やアートの解明にも貢献してくれるなんてと感動してしまいました。

アートとサイエンスって相反するようで、融合したらそれはそれで面白いものなんだよねって、改めて思えた展示会でもありました。

古代エジプト展チラシ(裏)


以上、るーぷる仙台仙台市博物館についてで長くなってしまいましたので、同日に巡った宮城県美術館で展示されている生誕110年 香月泰男展」については、次回アップしたいと思っています。

でもこちら、エジプト展と同様、仙台での展示終了日が2021年9月5日(日)なんです。残り3週間です。
香月泰男(かづきやすお)氏という画伯を知らない方は多いかもしれませんが、こちらも是非オススメしたいアーティストなので、少しでもアートに興味のある方であれば、知識なくともまずはご覧になられること、推奨いたします。

情動感じる造形 香月泰男のマチエール/生誕110年 香月泰男展 @宮城県美術館


古代エジプトの芸術
あなたはどれが一番
気になりますか?

待望のYOU&Gクラファン返礼品!

それは支援者の願いに応えたオリジナルケーキ♪


今年(2021年)3月にも取り上げさせていただいたパウンドケーキ店 YOU&Gさん。

YOU&Gさんはそれまで、時々催事には出店するけれど、基本的には通販という形のみで運営されていたパウンドケーキの専門店でしたが、4月に、ここ仙台に実店舗を開店されました。

しっとりずっしり魅力の詰まった至福のパウンドケーキ/パウンドケーキに愛と情熱をかける“YOU&G”実店舗がまもなくオープン

前回書きましたように、YOU&Gさんはこの時、実店舗を構えるための資金確保へとクラウドファンディング に挑戦されていて、「あなただけのオリジナルなパウンドケーキを送る」というとても魅力的なコースがあり、こちらに私もエントリーさせていただきました。

人気を呼んだYOU&Gさんのこのクラウドファンディング 挑戦はあっという間に目標額を達成し、その後も最終日まで支援者を増やし続けましたので、返礼を受ける方の立場としても、手作りのパウンドケーキをこれだけの人たちに送るなんて、相当大変じゃないかと、正直なところ、少々心配にもなりました。

特に、私の選んだコースは予め商品が決まったものでなく、個人のリクエストに合わせた商品を作って送る、しかも、パウンドケーキ1品に、サレ1品(ケーク・サレ:フランス生まれの甘くない塩味のおかずケーキ)をオリジナルで作ってくれるというものだったので、エントリーしておきながら、なんて大変な企画をされたんだろうと思ったりしました(苦笑)。

クラウドファンディング 期間終了後には、ご丁寧にお礼と楽しみにお待ちくださいとの手書き(このご時世に手書きのお手紙はコピーでも温かみがありますよね)のお便りが届き、その後にメールが届いて、好みなどについてを確認されるアンケートに応え(今はWEBで手軽にアンケート集計できるいい時代!)、しばらくの期間お待ちしていました。

そして、この度、待ちに待った返礼品が届きました♪

予め応えたアンケート、詳細は忘れてしまいましたが、当然のことながら、食についての好みと要望を問われるもので、私は基本的に好き嫌いはなくなんでも食べるのでシェフにお任せするが、強いて言えばチーズ系が好き、そして地元(宮城)の特産品を活用していただきたいとリクエストしたと記憶しています。

宅急便で届いた箱を開けると、とても丁寧な包装に、使われている材料、保管方法から食べ方のポイントなど、お品の説明も詳しくて、心遣いが伝わります。


包装を開けるワクワク感が高まったところで、いざお目見え♪
下の写真の手前がケーク・サレで、奥がパウンドケーキです。

素材がゴロゴロ入っていそうなのは一目瞭然、美しい見た目にも楽しませていただけます。

まずは、ケーク・サレの方からいただいてみました。
生地の色味が黄色がかっているのは、ベースがトマトだから。鹿島台デリシャスファームのトマトだそうです。
そして、枝豆には仙台だだちゃ豆、ハムには岩出山ジャンボンメゾンのお品が使われ、ゴーダチーズにチェダーチーズと、具材がたっぷりです。

オーブントースターで焼いていただいてみると、完全に私が大好きなお味で、ワインにもピッタリ。
こんなサレ、自宅でゆっくり食べることができるなんてと、週末の夜食時間、なんてありがたいんだろうとしみじみ幸福感に浸りました。

そして、実は私、今回いただいたお品のおかげで、岩出山ジャンボンメゾンさんを知りました。
厚切りのお肉が美味しくて、早速HPチェックしましたよ。
宮城県大崎市岩出山の工房ジャンボン・メゾンのHP
宮城県内であれば大手スーパーなどでも販売されているようなので、もしかしたら私もこれまで食べたことはあったのかもしれませんが、この度、改めてお名前を意識し、こんな貴重なハム・ソーセージ生産社が県内にあったのね、と出会いに感謝。

私は田舎生まれで、そのコミュニティの狭さに窮屈さを感じ、小さい頃から地元を出たいと思って県外にいたこともある人間なので、恥ずかしながら、自分のルーツがある地元に少しでも恩返しできたらと思うようになったのはこの数年のことです。
地元のこともまだまだ知らないことが多く、こういった形で、文字通り、東北の生産者と全国の消費者を繋いでくれるYOU&Gさんには本当に感謝ですね。


さて、もう一品は、こちら。
宮城県産ブルーベリーと、蔵王産クリームチーズを使ったパウンドケーキです。
見た目にも可愛らしくて、これも美しいアート。

宮城県民ならみんな大好き(チーズ好きなら間違いなく)な蔵王産のクリームチーズが練りこまれた生地に、ちょうど旬を迎えたフレッシュなブルーベリーの甘酸っぱさが閉じ込められて、幸せなティータイムを持つことができました。

いずれも私がリクエストしたチーズと、地元の素材がふんだんに使われていて、甘いのとしょっぱいの、美味しい両者がいただけて、大満足の贈り物でした。

個人的にはサレも商品化していただけたら、多分お店にはそうそう行けない分、もし行ったら甘いケーキもしょっぱいサレも両方買うんだけどなと思うところですが、サレは賞味期限のこともあるから難しいのかな・・・

何はともあれ、YOU&Gさん、実店舗開店、本当におめでとうございました。
そして、クラウドファンディング の素敵な返礼品も、本当にありがとうございました。

(画像をクリックするとPDF画面が開いて拡大できます)

ちなみに、私は現在車を持っておらず、愛子(あやし)にはそうそう行くことがないので、開店されたお店にはまだ行くことができていませんが、カフェを併設した実店舗では、私もこのブログで時々取り上げさせていただいているガラス工房尚さんのお皿が使われているそうなんです。
そのコラボした実物を見て、食とアートを楽しみたいので、是非とも、そう遠くない日にお邪魔させていただきたいと思っています♪

高級パウンドケーキ YOU&G(ユージー)
住所:宮城県仙台市青葉区愛子東6−3−27
電話:070-1147-0987
営業:10:00 〜 17:00
定休日:月曜日
Webサイト:https://cookyastore.thebase.in/



あなたがオススメしたい
地元食材は
なんでしょう?

親友との再会

生かされてきたことに改めて感謝した日


今日、高校卒業以来の、一人の友人に会うことができました。
私にとっての高校卒業以来、それは、20年以上振りで会ったということです。

久しぶりすぎるようでいても、私の高校時代は充実した濃厚な青春時代だったので、細かいことは忘れているものの、ある部分では非常に鮮明で、忘れ難い思い出なのです。
なので、今日、その友人との再会を迎えるまでは、まるで昔の恋人にでも会うような、ちょっとしたドキドキ感があったわけですが、いざ会ったその瞬間、もちろん大感動!
でもそれ以上に感じたのは、何年ものブランクを感じさせない、何とも言えぬ安心感でした。

彼女は、現在、横浜暮らし。
その彼女と再び連絡が取れるようになったのは、今年(2021年)4月のことです。
やたらめったら不必要に人と繋がる必要はないと思っている私ですが、このサイトを開設してからは、FacebookとInstagramもある程度は活用していまして、そしてこのコロナ禍、同じく必要に迫られた部分もあってSNSを使うようになった彼女が私を見つけてくれたのがきっかけです。
(やたらめったら繋がりたくなくても、SNSというものには、「繋がりたい」と思える人との出会いにも恩恵があるのは事実ですね)

彼女のご実家の事情でこの7月に数日だけ仙台に帰ってくるという連絡を受け、今日、何年以上も振りで再会したのです。
今日は彼女が横浜に戻る日ということで、会ったのはランチタイムの仙台駅新幹線改札付近。
彼女は私をすぐに見つけてくれました。
「変わってない!!」
嬉しいお言葉。
でも、あんたも変わってないよ!
高校卒業以来とは思えない、安心感。

今日は、これしか載せる写真がありませんが・・・
仙台駅3階の利久のイタリアン CUCINAで美食と共に友人との再会を味わいました♪

私は、本当に高校時代の友人たちには恵まれていて、彼女も当時からリスペクトできる親友の一人。
懐かしい話はもちろん楽しく、そしてそれ以上にこの再会で得た収穫は、紛れもなく互いの現在のあり方と抱えている想いです。

彼女は、高校卒業後、しっかり先を見据え、手に職をつけると言って歯科衛生士となり、それで生計を立てる傍ら、聖書を拠り所とした教育活動をライフワークとして続けているのです。

私は勝手に、彼女は、歯科衛生士の仕事と、聖書教育の両方で収入を得ているのだろうと思い込んでいたのですが、実は、現在の収入源はパート勤務としての歯科衛生士のお仕事のみで、あとは完全にボランティアだとうことを、今日、聞きました。

自分を貫いているな。

彼女の話を聞いていてそう思いました。

私にとって、共通する過去を持つ友人との思い出話はもちろん楽しいですが、それ以上に興味深く感じることができるのは、やはり、現在はどうであるかということと、そしてこの先どうなりたいかという「希望」の話に他なりません。

だって、私たちは生かされているのだから。
この命を無駄にしないように、有意義に生きていかねば。

そう、改めて思えた、当たり前の毎日の中の、とても貴重な今日。

生かしていただいていることに、感謝します。ありがとうございます。
私は、だから、明日からも生きていきたいと思えるし、生きていけるのだ。

そう深く思えた、日常の一コマでした。


あなたにとって
安心できる存在とは
何ですか?

カフェ パンプルムゥスのパンケーキ

人を幸福な気持ちにさせるアイディア満載のお店


今日は友達が誘ってくれて、仙台で人気のカフェ「パンプルムゥス(Pamplemousse)」に行ってきたので、久々の食レポです。

そこは、仙台街中の雑居ビルの3階、通りからの一見では、ビルの中にこんな素敵な一角があるとは思いもしませんが、口コミ、SNSでかなりの人気のお店のようです。

お店の外観の写真は撮り損なってしまったので、お店の公式ホームページ等をご参照くださいね。

パンプルムゥス 仙台店
住所:〒980-0021 仙台市青葉区中央1-7-18 日吉第一ビル3F
電話:022-208-8899
営業:毎日 11:00~21:00
Webサイト:https://akashia-mitsubachi-youhoujou.com/pamplemousse-sendai/info/

パンケーキが看板メニューとのことですが、トーストやカフェ飯など、選択肢は豊富。
中でも「畑が見えるランチ」そのネーミングと、可愛いイラストに、実物を五感で味わってみたいという気持ちも湧きましたが、それはパンケーキではないランチプレート、せっかく初めての来店、やはりまずはパンケーキにしようと思いました。

パンケーキ!
・・・そう絞ったところで、やはり悩みます。
どれもこれも美味しそう。
今月の「季節のパンケーキ」は「ブルーベリーチーズパンケーキ」ですって。
ブルーベリーは今が旬、そしてチーズ好きとしては、かなり惹かれたのですが、それは安定の美味しさでしょうと思ったので、あえて冒険してみることにしました。

選んだのは、期間限定の「チキントマトパンケーキ
甘くないお食事系のパンケーキです。
サラダにスープ、たっぷりの粉チーズ付き。

注文してからじっくり焼かれるパンケーキには20分を要しますが、外はカリッ、中はフワフワの食感が良い!
そのパンケーキと、トロトロチーズにカマンベールチーズ、トマトとチキンがしっかりマッチしていて、美味しい♪

そして、サイドメニューにオーダーしたのは、シャーベット状のたくさんのフルーツとゼリーがカラフルで涼しげな「フルーツポンチ」。
特製のシロップがさっぱりした甘さで、パクパクいけちゃいます。


こちらは友達が頼んだ、シュワシュワ弾ける炭酸とグリーンが美しい「ミントソーダ」に、迫力のパンケーキ「いちご&バナナ&マウンテンクリーム」!


ところで「パンプルムゥス」とはフランス語(pamplemousse)で、意味は「グレープフルーツ」のこと。
なぜこの名にされたのか、そしてそこかしこにアヒルがいるのは謎だけど、可愛いらしくてセンス抜群なイラストのメニューといい、目で見ても楽しくて美味しい料理、そこにいるだけで朗らかな気持ちになる場所。
どうしたら多くの人に喜んでもらえるだろうという気持ちで作られていることが伝わってくる、居心地の良い空間でした。


ちなみに、この「パンプルムゥス」さん、秋田県にある「あかしあミツバチ養蜂場」が運営しているお店で、ここ仙台の他にも、秋田店、盛岡店と展開されているのだそう。
どちらもアヒルさんがいることに変わりないですが、それぞれの個性があるそうですよ。
他の店舗にも訪れてみたいものですね。


フワットロ or カリッフワ
あなたはどちらの
パンケーキがお好みですか?