アカデミー賞受賞作「ノマドランド」に見る壮大な風景と生きる意味

ドキュメンタリータッチの雄大なロードムービー


再び映画ネタではありますが、この度鑑賞してきた映画「ノマドランド(原題 Nomadland)」について、もっと早く観てもっと早めにオススメすべきだったと感じているので、遅まきながらも投稿します。

まずは、この映画の告知用チラシをご覧ください。(画像をクリックするとPDF画面が開きます)

映画「ノマドランド」チラシ(表)
映画「ノマドランド」チラシ(裏)

このチラシは、先月(2021年4月)末に行われたアカデミー賞授賞式開催前に作成されたものなので、”本年度アカデミー賞最有力”と記載されていますが、授賞式では結果、作品賞監督賞(クロエ・ジャオ)、主演女優賞(フランシス・マクドーマンド)と、主要を含む最多3部門を制覇しました。
それ以前にも数々の受賞を成し遂げ、話題となっている作品です。

映画「ノマドランド」は、アメリカのジャーナリスト ジェシカ・ブルーダーJessica Bruder)によって執筆された本「ノマド:漂流する高齢労働者たち(原題 Nomadland: Surviving America in the Twenty-First Century/2017年出版)」が元になっています。

本「ノマド:漂流する高齢労働者たち」の表紙
(春秋社出版/2018年10月)

この本は、ジェシカ・ブルーダー氏が自ら車上生活を試み、3年以上の歳月をかけてノマド数百人を取材して書かれたノンフィクションで、映画「ノマドランド」は、このノンフィクションに、主人公として架空の人物であるファーン(フランシス・マクドーマンド)を登場させて作り上げられたフィクションです。

ネバタ州のエンパイアという企業城下町が破綻し、住み慣れた住居を失ったファーンという名の、夫に先立たれた60代の女性が、キャンピングカーを生活しやすいように自分で改造しつつ、ノマドワーカーとして季節労働の現場を渡り歩いて送る路上生活の中、ゆく先々で出会うノマドたちとの心の交流を描かれた物語。

次の動画は、「ノマドランド」の特別映像です。メイキングのショート版として興味深くご覧いただけるかと思います。


実在のノマドが本人役で登場していたり、物語としての父と息子を演じる俳優たちが実際リアルな親子だったり、エンパイアの存在と破綻も現実の話で、ノンフィクションとフィクションが混ざり合い、ドキュメンタリータッチなカメラワークのなかで繰り広げられるオスカー俳優マクドーマンドの表現はあまりにも自然で、まるで、フィクションではなく本当にドキュメンタリーを見ているような感覚になります。

この映画には、フィクション特有の事件が起きるとか特別大きな盛り上がりはなく、淡々とストーリーは続くのですが、ネバダ、カリフォルニア、アリゾナ、サウスダゴタと4つの州に渡って展開される、広大なアメリカの自然を背景にした美しい映像、サウンドトラックは叙情的なピアノ音楽でシンプルにまとめられていて、焚き火の音や波や風の音とという自然の音色を感じさせ、全てが共存してそこにいるかのような安息感と共に、静かな気持ちに浸ることができます。

「ノマドランド オリジナル・サウンドトラック」ジャケット
(画像をクリックするとYouTube musicのアルバム試聴ページにリンクします)

ちなみに、クロエ・ジャオ監督、『自然にインスパイアされた美しいクラシック音楽』でググってヒットしたルドヴィコ・エイナウディLudovico Einaudi)の『Elegy for the Arctic』からエイナウディ氏がアルプスの山中を歩きながら作曲した『Seven Days Walking』というアルバムを見つけ、彼にオファーしたそうですよ。

Elegy for the Arctic』の映像、凄いです!
圧巻の大自然とコラボした繊細なピアノ演奏は、素晴らしいアート!!


ところで、ここ数年よく見聞きするようになった「ノマドライフ」という言葉。
このイメージとしては、「好きな場所に住んで、好きなように働き、自由に生きる」といった感じで、私も、過去に人の腹黒さを感じてしまう仕事や自分の人生そのものに疑問を感じた時に、憧れを抱いた生き方です。

しかし、映画「ノマドランド」を通して、本来のノマドの生き方の裏には、社会の様々な問題が隠されていることや、気軽な考えでは到底やり通せることができない実情など、深く考えさせられるものがありました。

でも一方で、この映画の主人公ファーンをはじめとする登場人物たちの、苦境にあっても自身の信念を貫き、それぞれのやり方でもってしなやかでしたたかに生きるさまは、観るものに希望を与えてくれます。

映画「ノマドランド」パンフレット

このパンフレットに記載されている監督クロエ・ジャオ氏へのインタビューによると”あなたを定義しているものを失った時、あなたは自分を取り戻せますか”という問いかけがこの映画のテーマであるとのこと。

ここ仙台での上映(フォーラム)は5月20日(木)まででもうすぐ終わってしまうので、文頭で述べましたように、もっと早くお勧めすべきだった映画「ノマドランド」ですが、このような作品こそ、是非、大きなスクリーンで観て壮大な風景を味わうとともに、人生について内省する機会にしていただければと思います。
→追記:フォーラム仙台での公開が5月27日(木)までに伸びました!人気作は公開期間が伸びることがあります。嬉しいですね♪
→→6月3日(木)までさらに延長されました!!
→→→またまた延長!6月10日(木)まで!!
→→→→さらに延長!6月17日(木)まで!!

さて、この映画の中でファーンがたくさんの人と出会い交わされる会話はどれも深いのですが、ここは是非とも記しておきたいと感じた一節を、最後に取り上げさせていただきます。

それは、ファーンが、ある青年に再会し、自分のサンドイッチと青年のビールを交換し、会話を交わすシーン。
地元に恋人がいて手紙を書くことがあるという話を聞き、今時手紙を書くとは効果が高いと褒めるのですが、青年は気が利いたことは書けないと言います。
そこで、ファーンは詩を送ったらどうだと提案します。
青年に聞かせたのは、自分の結婚式に詠んだというシェイクスピアの「ソネット18番」。
それを聞いた後に去ってゆく青年の姿は、逆光に輝いて美しく、何か吹っ切れたような力強さを感じました。

君は夏の日よりも美しく穏やかだ
風が5月のつぼみを散らし
夏の輝きはあっけなく終わる
太陽は時に照り付け
かと思えば暗く陰る

どんな美しいものもいつか衰える
偶然か自然の成り行きによって

だが君の永遠の夏は色あせず
美しさが失われることもない
ましてや死に神が君を死の影に誘うこともない
君は永遠に詩の中に生きる
人が息をし 目が見えるかぎり
詩は生き続け 君に命を与え続ける

Shall I compare thee to a summer’s day?
Thou art more lovely and more temperate.
Rough winds do shake the darling buds of May,
And summer’s lease hath all too short a date.
Sometime too hot the eye of heaven shines,
And often is his gold complexion dimmed;
And every fair from fair sometime declines,
By chance, or nature’s changing course, untrimmed;
But thy eternal summer shall not fade,
Nor lose possession of that fair thou ow’st,
Nor shall death brag thou wand’rest in his shade,
When in eternal lines to Time thou grow’st.
So long as men can breathe, or eyes can see,
So long lives this, and this gives life to thee.

ソネット集 18番 / ウィリアム・シェイクスピア(訳:牧野琴子)
The Sonnets no.18 / William Shakespeare


ノマドランド」公式サイト



あなたの人生において
美しく感じられることは
何ですか?



逆輸入!驚異のコマ撮りSF超大作 JUNK HEAD

映画製作未経験者の挑戦によるストップモーションアニメ


コロナ禍になって2度目のGW。
相変わらずの状況が続いているのでまだまだ気軽に出かけられませんが、せめて、映画くらいは観たい。
家でもどこでもネット配信で映画が楽しめる時代となっても、やっぱり大画面と音響が楽しめる「映画館」で観たい!
というわけで、仙台の東口にあるチネ・ラヴィータに行ってきました。
こちらは大勢の人でごった返すこともない、こぢんまりとした落ち着いた映画館なので、映画好きにはありがたい環境です。

さて、今回チョイスしたのは「JUNK HEAD」。
とーっても気になっていた作品です。

映画「JUNK HEAD」のチラシ(表面)

製作者は堀貴秀(ほりたかひで)氏。お名前からわかる通り、日本人の方。
2017年に発表され、海外の映画祭などで話題になっていたものが、ここ日本では今年3月末から上映開始されたというわけで、いわゆる逆輸入映画です。

さて、主なスッタフ・キャストは以下の通り。
 監督:堀貴秀
 原案:堀貴秀
 デザイン:堀貴秀
 編集:堀貴秀
 撮影:堀貴秀
 照明:堀貴秀
 音楽:堀貴秀近藤芳樹
 声優:堀貴秀・三宅敦子・杉山雄治

ご覧の通り、堀貴秀氏、一人でほとんどこなされています。
そして、映画時間は99分。
ですが、制作期間はなんと7年!
というのも、氏は、元々アートワーク専門の仕事をしていたものの映画製作は未経験で、思いつきと独学によって一人で製作を始めて、まず完成した30分の作品に4年を費やし、その後、出資を得て、他のスタッフも迎え本格的な製作活動を経て、それだけの期間がかかったのだそう。
およそ14万コマの撮影を、全て手作りのフィギュアとセットで完成させたという、CGではなく、手作業で地道に作られたこの作品、人形を使った「実写」であるわけで、CGアニメにはない温かみやリアルさを感じる面白さがあります。
また、映像や写真で見たらミニチュアとは思えないセットは、芸術的でもあり、圧巻です。
アナログな技法って、コンピュータ科学や情報技術が進んでも絶対に廃れないだろうなと思いました。

映画「JUNK HEAD」のチラシ(裏面)

私が今回この映画が気になったのはその製作過程にありますが、SF系が好きな私には、物語の内容も楽しむことができました。
舞台設定は3385年の地下世界。
マリガンという人類に次ぐ知的生命体の開発を巡っての、おもしろおかしい壮大なストーリーとなっています。
ちょっと不気味な世界観でグロテスクな描写もあり、これがもし人間の実写版だったら私は苦手かもしれませんが、人形アニメーションなので、愛嬌もあり、ジョーク、ユーモアも散りばめられていて、面白かったです。

エンドロールも良かったですよ。
堀貴秀氏が一人でいろいろこなしているので、その名前が連続して並んでいるのがまず笑えてしまうのと、背景に映画の撮影風景が映し出されていて、まさに私が興味を持ったのはこの部分だったので、嬉しかったです。
でも、ハリウッド映画だったらスタッフ・関係者の名前がズラーッと続いて時間がかかるエンドロールも、「JUNK HEAD」はスタッフが少ないため、あっという間に終わってしまったのがちょっと残念でした(笑)

映画「JUNK HEAD」パンフレットの最終ページ

さて、パンフレットは、1,500円。ちょっと高いなと思ったけど、55ページ!納得。
久々ですよ、こんな気合いの入った分厚いパンフレット(笑)
撮影用のカメラはEOS Kissといった一眼レフカメラ初心者向けのものをはじめ数台のみ、パソコンは2台で低スペックだとか、自作の撮影器具、スタジオに利用した自宅兼工場の紹介、人形の製作工程やイメージ画、絵コンテなどなど、盛りだくさん。
製作の裏話が詳細で、こちらも楽しめます。

映画「JUNK HEAD」のパンフレット

年齢や経験関係なく、情熱があればすごいこともできるんだなと、励まされると共に、今までに見たことのない感覚を得られる映画でした。
ストップモーションアニメ、フィギュアものって、気味が悪くて好きではないという人もいらっしゃると思いますが、映画は芸術的観点も含めて楽しんでいるという方には是非オススメしたい作品です。

なお、仙台(チネ・ラヴィータ)での公開は5月6日(木)までです。
→追記:その後、仙台フォーラムで上映されています。5月20日(木)まで!
→さらに伸びて5月27日(木)まで!!人気作品ということですね♪
→→またまた6月3日(木)まで延長されました!!
→→→大人気!さらに延長!6月10日(木)まで!!
→→→→どこまで延びるの?!6月17日(木)まで!!
JUNK HEAD」公式サイト



あなたが
情熱を持てることは
なんですか?

遠距離結婚を貫いた画家と美容師 その1

おしんのような経験を持つ美容師


私の祖母は、101歳でこの世を去りました。
大正、昭和、平成を生きた、強くて優しい人でした。
美容師として80歳まで働いた祖母は、亡くなる少し前の体が衰弱するまで、必ず朝は早起きをして薄化粧をし、身だしなみを整える人で、年齢も常に10歳以上は若く見られていました。

1950年代の美容室の様子(出典:wikipedia)

私は、そんな祖母が大好きで、ずいぶん一緒に時間を過ごしました。
祖母のベットは大きくてフカフカだったので、時々、寝かせてもらいに行ったり。
年と共に足がかなり弱っても、あちこち行くのが楽しいと言う祖母とはよく出歩きました。
私の腕に回された祖母の手の感覚は今でも残っているくらい。
祖母からはたくさんの話を聞きました。

祖母は、宮城県名取市の港町である閖上に、3人兄妹の末っ子として生まれました(1歳で亡くなっている兄がいるので厳密には4人兄妹)。
祖母を産んで間も無く、29歳という若さで亡くなってしまった母親のことは覚えておらず、酒豪だった父親は宮大工だったこともあり芸術への造詣が深い人だったとのことでした。

祖母が生まれた大正初期といえば戦時のこと、米騒動が起きた時代で、落ちてしまった米一粒でも拾って食べたと言います。
そんな幼少期を経て、10代でとある美容院に奉公に出された祖母は、自身の手に職をつけることを願っていましたが、そこでは、小さい子供の世話や家事手伝いといったことしかさせてもらえず、食事も十分に与えられず、粗末に扱われたそうです。

数年後、もう嫌だと言って戻ってきた後は女学校に通わせてもらい、卒業後は今度こそ無事に美容院に勤めることができました。
そこは休みがほとんどない仙台中心部の美容院。住み込みで、早朝から夜中まで仕事づくめ、かなり忙しかったといいます。
有名人では、淡谷のり子さん(ブルースの女王と呼ばれた日本のシャンソン界の先駆け。若い人は知らないでしょうけど…)を対応したことがあったとか。

淡谷のり子/1930年代(出典:wikipedia)

美容師さんというと今では人気の職業ですし、たくさんの美容室があってどこに行けば良いのか迷うほどですが、祖母が若かった時代というのは、女性が手に職をつけるのも難しい時代、美容師もまだまだ稀な職業で、一般的なサラリーマンのお給料の倍はしたのだそうです。
しかも、指名してくれるお客さんもいて、そういった人からはチップももらえていたそう。
おしんのような屈辱的で辛い経験を経ている祖母には、仕事づくめの毎日でも、美容師として働けることに心からやりがいを感じ、本当にありがたかったのだそうです。

※おしん:橋田壽賀子氏の原作で大ヒットした、明治時代末期の女中奉公に出された少女のドラマ


Amazon Prime Videoはこちら→「おしん


ところで、女性の皆さんは、「日本髪」をされたことはありますでしょうか?
現代では日常では当然する人はいないヘアスタイル「日本髪」、女優さんだってカツラをかぶる現代、もうその髪型を作れる人は少ないわけですが、私の祖母は伝統的な日本髪を結うことができる人だったので、ウチでは、祖母の孫にあたる女子(従姉妹と私)は節目に日本髪を祖母に結ってもらうという儀式のようなものがありました(記念撮影をするだけですが)。


「日本髪」ってそのヘアスタイルを見ただけでも、どうやって結ってるのって思いませんか?
実際、その作業は結構な時間がかかりますし、髪の毛に鬢付け(びんつけ)油を塗って引っ張りながらされるのはただただ辛くて、痛い痛い言いながらひたすら耐えていたことしか記憶にありません・・・
でも、大好きな祖母に、自分の長く伸ばした髪の毛を日本髪にしてもらって、着物の着付けもしてもらったことは、かけがえのない一生の思い出です。
ちなみに、私の母親も美容師なので、着物の着付けは祖母と母が一緒にしてくれました。
実家は美容室だったので、何度となく着物を着る機会がありましたが、今思えば、それも貴重で幸せなことでしたね。

さて、話はまた若かりし祖母の話に戻ります。
毎日忙しくて食事を取る時間もままならなかったけれども、美容院のそばには飲食店があってよく駆け込んで食べていたことや、休みが取れたときは映画館に行って一日中ずっと大好きな映画を観ていたこと(昔は今のように指定席制じゃないから一度入ればずっといられる)、超繁忙期の年末年始は明け方まで働いたけどそのまま友達と初詣に行ったとか、楽しいこともたくさんあってとっても充実していたのだそうです。

昭和初期の仙台駅(出典:wikipedia)

そして、そんなある日、仙台の街の中で、絵を描いてる一人の男性に出会った・・・

それが、私の祖母と祖父の出会いというわけですが、長くなりましたので、続きはまたの日に書かせていただきます。


続きはこちら
遠距離結婚を貫いた画家と美容師 その2/ずっと秘密にされてきた二人の馴れ初め



おしんの時代
あなたには
想像がつきますか?

親切なサービスに感動

コセキカメラさんの心意気


東日本大震災が起こる数年前に、私の父は癌でこの世を去りました。
父は、電機会社に勤める営業マンだったにも関わらず、プロのカメラマンかと勘違いされるくらい、趣味でいつも一眼レフカメラを手にしていました。
父が亡くなった後、カメラを確認したらフィルムが入っていたのですが、その頃はどうにも辛くて、現像する気になれず、放置してしまっていました。
そして起きてしまったあの未曾有の大震災。
閖上の実家ごとカメラも失い、ひどく後悔し、それからというもの、私も一眼レフカメラを持つようになりました。

父は何台もカメラを持っていましたが、最終的に落ち着いたのはCanonだったので、私も同じく。

さて、2ヶ月ほど前の、2月13日に起きた福島県沖地震。
震度5強という大きな揺れがおさまった後、真っ先に確認したのは、カメラでした。
家にあるものの中で最も高価なものでもありますしね・・・

私はいつでも思いついた時(特に美しい朝焼け)にシャッターが切れるように、テーブルの上にカメラを置いているんです。
それがあの地震で吹っ飛んでいたのですが、無事、電源ON、シャッターも切れて、画像が確認でき、ホッと胸を撫で下ろしました。

しかし、数日後、よくよく見たら、撮った画像に微かに線が写り込んでいる・・・

中央上部から斜めに線が写り込んでいるのが分りますでしょうか?

またもやドキドキしながらレンズを確認したら、カメラのレンズではなく、レンズを覆っているフィルターにヒビが入っていることが分りました。

ガーン・・・でも、フィルター付けといて良かった!!フィルター付けてなかったらレンズがやられちゃってたかもだよー!
フィルターに感謝しつつ、外して新しいのに付け替えようと、手をかけました。
が、しかし、全く回らず・・・

素手では絶対無理だと思い、ネットで調べると、フィルタールーズという道具があることを知り、購入し、試してみたのですが、それでも全く回らず、外れません。

お店に持っていって依頼とかしたらお金かかるんだろうな、そう思って購入した安価なフィルタールーズでしたが、どうしようもないので、諦め、カメラ屋さんに持っていくことにしました。

ちょうど昨年の夏に、自宅から歩いて20分くらいのところに、コセキカメラさん(1946年仙台に創業)がオープンしていたので、そちらへ持参することに。

出典:まちくる仙台(画像をクリックするとまちくる仙台のコセキカメラさん紹介ページへリンクします)

「フィルターが衝撃とかで噛んじゃって取れなくなることはよくありますよ。こうなっちゃうと、もう破壊するしかないね」と店長さん。
そうでしょうねと思っていたし、自分ではどうしようもないので、ああ、お金いくら取られるのかしら、と不安を抱きつつ、お願いしました。

こういうカメラお父さん持ってたなーと店内に並ぶ様々な中古カメラを眺めながら、待つこと数十分・・・
かなり苦戦していらっしゃいましたが、なんとか外していただくことができました。

ペンチなどでフィルターの破壊作業をしていただいたので多少枠に傷はついたけど、撮影には問題なし☆

「おいくらですか?」とお尋ねしたところ、「サービス(無料)です」とのこと!
時間と労力をかけていただいたのに、無料とは、なんて素敵な心意気なんでしょう!
「何かあったらまた来てね」とのお声がけもいただけ、もう、心から感謝いたしました!!

ちなみに、ついでに雑貨を購入させていただいたのですが、たまたま私が欲しかったフォトフレームが店頭展示品のみだったとのことで、値引きもしてくださいました。
コセキカメラさん、本当にありがとうございました。

写真・カメラ好きに寄り添ってくれる、素敵なお店。
マステや、カードが豊富で、おしゃれ、おもしろ雑貨も取り扱われているので、写真趣味さんのみならず、誰でも気軽に立ち寄ることのできるお店です。

地元のカメラ屋さんていいな。また来ます!って思えるお店って、こういう所よね♪
と、喜びと感謝で、あたたかな気持ちになれた日でした。



コセキカメラ
住所:〒980-0014 宮城県仙台市青葉区本町2丁目3-10
電話:022-222-3560
営業:10:00〜19:00
定休日:火曜
Webサイト:https://www.koseki.co.jp/works/shop.html
(ブログ:https://inctec.exblog.jp/

場所は、広瀬通と東二番丁通りの交差点にある、仙台広瀬通郵便局の入ったビルなので、わかりやすいです。
時々ギャラリースペースで展示などもされているので、フラッと立ち寄って、気分転換にも♪


あなたの
心があたたまるお店は
どこですか?

春の訪れと共に届いた贈り物

親友の気だてに涙


20201年3月31日、こちら仙台で、観測史上一番早い桜の満開宣言がなされました。
職場までの道すがらには桜の見所が何箇所かあり、ここ最近は良いお天気も続いているので、徒歩での通勤もとても気持ちがいいです。

花京院橋の上からは仙台市立東六番丁小学校の大きな桜を眺めることができる
仙台管区気象台へ続く道
観測史上初を受けて、仙台管区気象台前の桜の木は全国放映された
仙台管区気象台敷地内に咲く美しい桜の木

新年度が始まって慌ただしさは増す一方ですが、こんな風景には心も癒され、なんだかいい予感さえしてきます。
そんな気分の昨日、宅急便が届きました。

平らで幅50×40cmほどの包み。
送り主は親友です。
そこで、ふと「もしや・・・」との思いがよぎりました。

開封してみると、やっぱり!
2004年に製作された、画家だった祖父の作品集代わりとも言えるカレンダーです。

なんとまあ、15年以上も前のものをこんなに綺麗に取っておいてくれたのでしょう!!
このカレンダーは祖父が亡くなってから数年後に、懇意にしてくださっていた地元閖上の森内科クリニック・森精一先生が製作してくださったものです。

先日、私が祖父のことについて書いたブログを見て、このカレンダーを持っていた友人が送ってくれたのです。

前回の記事:祖父の絵を探しに/孫としてできること

内心、せめてこのカレンダーが残っていたら・・・という思いはあったものの、15年以上も前の、有名でもない画家の、しかも単なるカレンダーなどでは、わざわざ取っておいてくれている人もいないだろうと思っていたので、親友のこの気だてには泣けてしまいました。

このカレンダー表紙の作品は「弥生の頃」というタイトルで、大きさは100号くらい、閖上にあった実家の玄関に飾られていたものです。
祖父亡き後も、実家に帰るとこの絵に出迎えられ、しばし祖父に想いを馳せたものでした。

春の訪れと共に、祖父が描いた桜にも会えるとは・・・
本物の絵ではなくとも、失われてしまった祖父の絵、こんな形でも本当に嬉しく、感謝しかありません。

良い友達に恵まれ、本当に幸せです。ありがとう。


あなたの心に
春は
訪れましたか?

しっとりずっしり魅力の詰まった至福のパウンドケーキ

パウンドケーキに愛と情熱をかける“YOU&G”実店舗がまもなくオープン


2021年2月のある日、インスタグラムに「いいね」をいただけたことで知った「YOU&G」さん。
それまでは全く知らずだったもので私の世間知らずもいいところなのですが、TV出演などもされて人気急上昇中の、仙台のパウンドケーキ専門店でいらっしゃいます。
(私は、インターネット等で自分が欲しい情報だけを得たいタイプで、TVもほとんど見ないのです・・・)

この度、初めてその存在を知った私は、ここ仙台に「パウンドケーキ専門店」なんてあるんだ、「高級」って謳ってるけど、どんなものなんだろう?というところからちょっと興味を惹かれ、さらにチェックを入れると、今年(2021年)4月に店舗をオープンされる予定で、カフェで使用するお皿は、当ブログでも紹介させていただいた「ガラス工房尚」さんの作品とのこと!
これで一気に私の「YOU&G」さんへの興味のボルテージが上がりました。

ガラス工房尚さんについての記事:
紅葉の秋保プチ旅/自然と美食と芸術を満喫する秋の一日
3時のおやつ展@ガラス工房尚/楽しくて美味しくなる♪3人のガラスと金属の素敵なコラボレーション

そして、ちょうどその情報を得た時に、アエル(仙台のランドマークの一つ)で出品されている、しかも最終日とわかり、これは行かねば!と思い行ってみたのです。
・・・が、いくら探しても見当たらず・・・
残念だけど、ご縁がなかったのだろう、と思うことにしました。

・・・が、先日、仕事の都合で菓子折りを買う用事ができ、藤崎(仙台の老舗百貨店)へ行くと、偶然にも「YOU&G」さんが催事出店されていたのです★

しかも宍戸元紀シェフご自身がいらしたので、もちろんお声がけし、お客さんも並ばれていた為、長くは話せませんでしたが、親切にご対応いただけ、以下の4点を購入させていただきました。

左から、アーモンド、スイートチョコ×レモン、桃生茶大納言、ミルクチョコ×いちご

ちなみに、私がアエルに行った時に出会えなかったのは、最終日には全て売れ切れてしまっていた為だったそうで。
そして再びの明日・明後日(3月6日(土)・7日(日))の2日間のみではありますが、アエルで催事開催されるおかしマルシェに出品されるそうです♪

上の写真は、アーモンドのパウンドケーキ。
優しい甘さでアーモンドがしっかりしっとり、私好みです♪

こちらは、奥が桃生茶大納言で手前がスイートチョコ×レモン。
どちらも、ずっしり、食べ応えがあって、濃厚な美味しさ。

ところで、お茶の風味が広がる中に大納言の甘みと食感を楽しめる大納言のパウンドケーキですが、なぜ桃生のお茶なのですか?と伺いましたところ、

「当店は高品質なパウンドケーキと共に仙台、宮城、東北の魅力発信をするお店です。
桃生茶は『北限のお茶』と呼ばれ大変希少なお茶であり、東北人に好まれるお茶です。
生産者の方と直接お会いし、魅力を伝えたい!と思ったのでパウンドケーキをおつくりしました。」

とのこと。

*桃生茶:宮城県石巻市の桃生町(ものうちょう)で栽培されるお茶

そう、パウンドケーキ専門店YOU&Gさんがお届けしているもの、それは・・・


普通のパウンドケーキとは違う
人々が笑顔になる魔法のパウンドケーキ


パウンドケーキを通して
東北と日本全国、日本と世界をつなぐ

パウンドケーキを通して
家族の空間と時間をつなぐ

小麦粉、バター、卵、砂糖。
1パウンド(454g)ずつで出来る
パウンドケーキを通して想いをつなぐ


YOU&GさんWebサイトブログより抜粋


多くの人の幸せを願う愛、熱い情熱から生み出される、まさに幸福のパウンドケーキ。

現在は催事販売や通販のみですが、このパウンドケーキが実店舗で食べられるようになるのは、来月(2021年4月)から。
楽しみですね。

なお、人気ゆえ、既に目標達成されていますが、YOU&Gさんは現在、クラウドファンディングに挑戦されています。
魅力的なリターンありですので、この機会に応援すると共に、至福のパウンドケーキ体験はいかがでしょう?
もちろん私もエントリーしました♪「あなただけのオリジナル」なパウンドケーキが送られてくるなんて、素敵すぎますもの♪♪(←これは7,000円のコースです)
ファンディング期間は3月9日までということで、本日は3月5日ですので、残すところ4日です。

あなたと作るパウンドケーキ専門店リアル店舗(クラファンサイト)

また、以下のWebサイトから、YOU&Gさんの美味しいパウンドケーキが購入できます♪
パウンドケーキ専門店YOU&GさんのWebサイト

リアル店舗を開店された後は、また是非、記事をアップさせていただきたいと思います。


関連記事
待望のYOU&Gクラファン返礼品!/それは支援者の願いに応えたオリジナルケーキ♪


あなたは
どんなパウンドケーキを
食べたいですか?

地震による傷口を覆う誓い

‘想い’は ‘誓い’と言えるほど強いものに


昨晩(2021年2月13日)、23時7分、福島県沖の大きな地震がありました。
ここ仙台、私の住む地域は震度5強だったそうです。

発生時は、3.11の時の感覚が蘇り「またなの・・・?」という言いようのない恐怖感。
何もなすすべなく、部屋の一番安全と思われる場所で、ただ膝を抱えて、待つだけ・・・

でも、揺れが収まってからは、10年前より多分マシというのが直感としてありました。

とはいえ、部屋は大変なことに・・・
一番大きな本棚が倒れ、キッチンも物が散乱し食器類もいくつか割れ、古いマンションで、住んだ時からたてつけが悪かった玄関の収納は案の定めちゃくちゃ・・・

部屋はこの通りひどい惨状だけど、でも、運よく、携帯も使え、ネットも見られる、電気やガス、水道といったライフラインは問題ない、津波の心配はないってことだし、翌日は日曜、部屋さえ綺麗にすればいいだけ。
過去の経験があるからこそ、昨晩の時点で、そういう安心感はありました。

だけど、大丈夫なのはわかってるんだけど、心臓の鼓動が平常ではない。
心が落ち着かず、ざわつく。
私は軽度だと思うけど、こういうのをPTSD:心的外傷後ストレス障害というのでしょう。

私でさえこうなんだから、相当な不安感を抱え、震えている人もいるだろうな・・・

一度受けた深い傷というのは、いくら年月が経っても、そう癒えるものではない。
傍目にはわからないけど、苦しんでいる人がいるってこと、癒しを必要としている人がいるってこと、忘れないで、私に何ができるか考えよう。
そんなことを改めて思いました。

熟睡などできるはずもなく、疲労感と共に朝を迎えて、変わり果てた部屋の様子に呆然としながらも、重い腰を上げ、ちょっと片付けてはため息をつき、人には動かすのが大変な棚などが動いていることに、自然の力ってすごいなと恐怖を抱くと共に感心もしつつ、やる気を失くす、の繰り返し。
全くもって、作業がはかどりません。

もう、あんまり頑張らないで、休憩入れがらやろう・・・
カオスなキッチンでお湯を沸かし、コーヒーを入れて、一服し、散々な部屋をボーッと眺めつつ思うのは、

厳しい試練をどうしてこうも与えられるんだろう・・・

目指しているのはオアシスなのか破壊された世界なのかという混沌とした現代にいる私たちに対して、人としての本来の心を失うな、生かされていることに感謝し、豊かな心を保つようにと、自然の怒りを使って神様が教えてくれてるのかなぁ

やっぱり、人生、大切に生きなきゃ・・・

いつ何が起こるか、わからない。
備えも大事だけど、先のことばかり考えて、不安を抱えて生きるよりも、今を幸せに生きることを考えよう。

仕事や与えられた使命に心込めて取り組みながら、コロナ禍という制限がある中でも、やりたいこと出来ることはやろう、行けるところには行こう、会いたい人には会って、感謝の気持ちを伝えよう。

遅かれ早かれ命は尽きるのだから。
その時に後悔がないように。
充実と、最高のありがとうの気持ちを感じて、自分の人生に幕を閉じることができるように。

これまで抱いていた‘想い’が、‘誓い’というさらに強いものに変わったように感じています。


あなたの
人生に対しての
誓いはなんですか?


子どもたちを守りたい!アスイクさんのクラウドファンディング

仙台のNPO法人アスイクさんの「食糧支援×見守りプロジェクト」


『困難を抱えた子どもたちが、多様な関係の中ではぐくまれ、見守られる社会』をつくるために様々な事業を行うアスイク」という名称の、貴重な活動に取り組んでいるNPO法人が、仙台にあることをご存知でしょうか?

アスイクさんは、東日本大震災後に避難所での学習サポートをきっかけに作られた団体ですが、今では、仙台市の榴岡に事務所を置き、保育園や児童館、子ども食堂の運営などなど、震災に関わらず、宮城県内の困難を抱える子ども達の支えとなる活動をされています。

アスイクさんについては、以前ご紹介させていただいた通り、その存在を私が知ったのは、およそ1年前にアスイクさんの求人情報を目にしたことがきっかけでした。

子どもたちの幸せを願って/NPO法人アスイクさんの取り組み

当時は技術職につきたいと思い訓練校に通う直前でしたので、求人への応募ではなく、アスイクさんの活動内容を詳しく知りたいと思って説明会に行ったのがご縁で、当サイトのリンクページにもバナーを置かせていただいております。

現在、私が落ち着いた職場は、10年ほど前に私が秘書を務めていた先生がご退官後に理事長・園長を任されている保育園で、技術職ではなく、保育士資格を持つ事務員という、結局のところ事務員なのですが、アスイクさんとは近しい環境なので、親近感は増し、ますますアスイクさんを応援したい気持ちでいっぱいです。

そんな子どもたちの幸せを守るために活動されているアスイクさんが、只今クラウドファンディングにチャレンジ中です。

新型コロナウイルスの影響が出始めた今年(2020年)の3月から始めたという「食糧支援×見守りプロジェクト」。
生活が困難な子どもたちの家庭に食糧を届けるというものですが、この活動を通して、各家庭に潜む問題の発見につながったり、あたたかな心のつながりができたりと、単なる食料の支援のみで終わらないことがポイントの、素晴らしい取り組みです。

しかしながら、このプロジェクトを継続したくとも資金が足りていないとのことで、このクラウドファンディングに応募したそうです。
期間は2020年12月31日までで、目標金額は1,200,000円(300世帯への支援)。
12月15日20時現在、得られた支援総額は508,000円(サポーター44名)とのこと。
もちろん、私も応援しています!
目標が達成され、たくさんの笑顔がもたらせれることを願います。

是非、一人でも多くのかたにアスイクさんの存在と取り組みについて知っていただき、一緒に応援してもらえたらいいなと思います。

支援サイト(まちくるファンド仙台)
https://machi-kuru.com/fp/51

生きづらさを感じる人が少しずつでも減って、あたたかくて幸せな世界がどんどん広がっていきますように☆彡

アスイクさんのHPは、こちら☆


あなたも
未来を担う子ども達の
支援者になりませんか?

郁子さんのやさしくてあたたかな絵画作品

仙台の「カフェ&ギャラリー ガレ」でほっとするひととき


芸術の秋。アート好きには嬉しい響き・・・
今回は、臨床美術ボランティアを通して親しくなった福井郁子さんからご案内をいただき、仙台立町の住宅地に佇むカフェ&ギャラリー ガレ(Galle)さんで開催されている絵画展に行って来ました。


「まど展」と題された宮城県の画家さん6人による絵画展。
2020年11月2日(月)〜11月14日(土)、絵を愛する人をあたたかく見守っていらっしゃるカフェ&ギャラリー ガレさんでの展示。


カフェの入り口。この素敵なドアを開けるのが好きです。


こぢんまりとして落ちく店内に画家さんたちの作品が展示されています。


6人の画家さんによる作品たち。
それぞれの個性ある表現を楽しませていただきました。


以下の3点はいずれも郁子さんの作品です。
今回は静物画を中心に展示されていました。


こちらの2点は、臨床美術プログラムによるオイルパステルで描かれた作品。


このような形で、何気に臨床美術の認知活動にも取り組まれていらっしゃいます。


美味しいコーヒーもご馳走になり、穏やかな時間を過ごさせていただきました。

ところで、今回私がお邪魔した際には、こちらのカフェが入ったマンションが外壁工事中でしたので、外観は、昨年夏に撮影させていただいたものをアップしますね。


いつも季節を感じる花々で彩られているのが素敵で、カメラのシャッターを切らずにはいられません。


こちらは、その時開催されていた、同じく郁子さんとお友達でいらっしゃる安伊子さんの二人展の様子です。


郁子さんは、ここカフェ&ギャラリー ガレさんで定期的に展示をされています。

さらに過去に遡って、こちらは2018年12月に開催された個展のお知らせ。
(残念ながらその時はカメラ持参せず)


郁子さんにお会いし、そのやさしさとあたたかさ溢れる作品たちを拝見させていただく度に、心が安らぐとともに、アート好きな人間として心地よい刺激を受けています。

ちなみに、郁子さんがよく表現技法として使われている塩水彩。
私も郁子さんにその手法を教わってから、時々楽しんでいます。


この水彩技法については以前詳しく記載した通りです。
当サイトの背景画像について/誰でも手軽に楽しめる♪ 塩を使った水彩技法

絵が苦手な人でも、誰にでも気軽に楽しんでいただける技法ですので、芸術の秋、よろしければお試しになってみてください♪

 

カフェ&ギャラリー ガレ(Galle)
住所:宮城県仙台市青葉区立町21
電話:022-265-7063
営業:
 月〜金 10:00~18:00
 土曜日 11:00〜18:00 
 日曜・祝日定休
 (展示会の最終日などは営業時間が短縮されます)
Webサイト:http://cafegallesendai.cocolog-nifty.com/blog/


あなたも
芸術の秋
楽しんでみませんか?


パンケーキで幸せ@38mitsubachi kitchen

仙台のcafe「ミツバチキッチン」さん&アイディア絵本「きょうのおやつは」


先日、仙台の人気パンケーキカフェ「38kitchen ミツバチキッチン(勾当台店)」さんへ行ってきました。

ミツバチキッチン勾当台店。仙台市役所の裏手に佇む黄色い可愛らしいお店です。

ミツバチキッチンさんは、仙台に3店舗、お店を展開しています。
カフェの1号店が北四番丁店、2号店が勾当台店で、テイクアウトのみのお店がS-PAL仙台東館2Fにあります。

1号店/北四番丁店
pancake&cafe 38mitsubachi

2合店/勾当台店
38mitsubachi kitchen

数年前に北四番丁店に行ったことはあったのですが、勾当台店は今回が初めてです。
フォトジェニックでふわふわのパンケーキがとっても人気で、どちらのお店もよく人が並んでいるのを見かけます。

店内は白を基調としたふんわり落ち着いた雰囲気です。

私が今回いただいたのは、この季節限定のレモンパンケーキ
友人たちはピーチパンケーキをチョイス。桃の品種がその時々によって変わるので、味わいも異なるそうです。

厚みのあるパンケーキですが、とってもフワッフワで、アイスクリームと爽やかなヨーグルトクリームとで、ペロリと平らげてしまいました。

今回いただいた他にも、仙台らしい素材、例えばずんだを使ったものですとか、女心をそそられるパフェもあったり、スイーツ以外にも、お食事的なパンケーキメニューもあったりして、もう全部食べてみたいです!

また、コロナ渦になってからは特に、テイクアウトとデリバリーにもだいぶ力を入れていらっしゃるようにお見受けします。

ちょうど、本日、仙台三越の地下街に行きましたら、期間限定でテイクアウトメニューが催事販売されていたので、こちらからもいただいてみました。
なお、三越仙台店では、8月17日(月)まで出店されているのだそうです。

今回選んだ、パンケーキサンド「ふわふわ苺レアチーズ」は山元産仙台苺を使われたもので648円、蔵王地養卵を使用した「苺のはちみつプリン(期間限定)」には苺ソースもついて378円(いずれも税込)

テイクアウトのパンケーキサンドの648円はちょっとお高めに感じるかもしれませんが、ひとくちほうばれば、お口の中で溶けてびっくり、フワフワというより、とっても心地の良い、シュワシュワ♪という感じ。
サンドされたクリームももちろん、とーっても美味しくて、感動します!お値段納得☆
プリンはというと濃厚で、これまたびっくり!他ではなかなか出会えない食感。
パンケーキサンドもプリンも、他も全て制覇したいです。

パンケーキって、どうしてこんなに幸せな気分になるのでしょうね。
自宅でも気軽に料理できるお菓子だから、子供の頃から馴染みがあって、お母さんが作ってくれたパンケーキや、自分で初めて作った時の、出来上がるまでのワクワク感は、いつになっても忘れない、そういった思い出も残っているからでしょうか?

美味しいパンケーキを頬張りながらそんなことを考えていたら、ふと思い出し、是非とも皆さんにもご覧いただきたい!と思った絵本がありますので、ご紹介させていただきますね。

絵本は感性を豊かにしてくれるので、子どものみならず、おおいに大人も手にすべきと思っていますので、自分が楽しむために購入することがたまにあります。
パンケーキにまつわる絵本は、何冊かありますが、今回ご紹介させていただくのは、比較的新しいものです。

かがみのえほん きょうのおやつは
2014年に福音館より出版された、わたなべちなつさん作の、いわゆるトリック絵本です。
物語はいたって単純、パンケーキを作っていく過程の絵本なのですが、鏡仕掛けという、新しい発想に感動しました。

お子さんとともに楽しめること請け合いです♪
私のように、大人が一人で眺めて、しきりに感心するのもありだと思いますが、あなたの見解は、いかがでしょう…?
時々登場する猫ちゃんにも、癒されますよ。


あなたの
思い出のパンケーキは
どんなですか?



きょうの おやつは (福音館の単行本)