古灯蝋燭店さんに癒されるひと時

それは独創的な感性と叙情漂う蝋燭


昨年(2022年)8月に、北仙台にある眞野屋さんで行われた「福ノヒカリキャンドルナイト」でのディナータイムを過ごさせていただいた際のこと。

レストランの隣に併設するGallery The attitudeにて開催されていた「福ノヒカリ」に展示されている全国各地から集まったキャンドルから好きな一品を持ってきて、テーブルの上で灯して食事を楽しみましょうという、素敵な企画でして、そこで私がファーストインプレッションで惹かれ、手に取ったのが古灯蝋燭店さんによるご作品でした。

大きめのまあるい形で、色は紫系のグラデーション、既に何度か灯されていたものだったので、蝋が溶けて自然にできた窪み、歪さがなんだか愛おしくて、選ばせていただいたものでした。


この時点では古灯蝋燭店さんのことは知らなかったのですが、「福ノヒカリ」主催者の草野和さんから仙台在住の作家さんですよと教えていただき、同じ仙台にいらっしゃる方ならお会いできる機会があるかな、是非あればいいな、他にも作品見てみたいなとその時思ったのでした。

そしてその願いが叶ったのが、先日のこと。
仙台五橋にあるギャラリー「little home」さんにて期間限定で展示販売されるとのことで、その初日(2023年1月14日)に行ってまいりました。

次はその翌日にインスタグラムに投稿したもの。
「いいね」わずかながらも、再生数はこれまであげた動画投稿の中でも既に2番目に多くなり、たくさんの方が見てくださったようで、アーティスト応援者冥利に尽きます。


上述した通り、古灯蝋燭店さんの作品をたくさん見ることができた上、ご本人ともお会いすることができ、充実の時間を持つことができました。

そして、私が購入させていただいたご作品。
私のインスタ投稿では暗がりの中でしたので、購入前に古灯蝋燭店さんが撮影し、ご本人によってポストされていた写真をこちらでシェアさせていただきます。
以下の1枚目の写真が、今回お迎えさせていただいたものの一つです。
色彩は海や緑、地球のようにも感じるけど、形は円盤型なので、火を灯すと月のように欠けてゆく。
とっても癒されるお品。

お母様のご実家が福島県で、小さな頃から会津名産である「絵ろうそく」に親しんできたこともあり、蝋燭が身近にあったという古灯蝋燭店さんは、学生時に蝋燭作りをするも、その後ごく一般的なサラリーマンとなり、しばらく蝋燭の世界からは離れたそうですが、2年ほど前から再び蝋燭を作り始め、今では人気の蝋燭職人さんになられました。

色や形というものに個性があるように、人間もそう。
そんな人それぞれに異なる素敵な個性、自分らしさみたいなものを感じてくれたらいいな。

そのようなことを想いながら蝋燭製作をされているそうです。

お人柄がとっても穏やかで、その優しさや想いが作品に表れていますが、一方で力強さと叙情的なものを感じるのは男性作家さんならではの感性でしょうか。
その独創性に惹かれます。

最後にもう一つ、インスタグラムのポストからシェア。
こちらは、この度のご縁で繋がることができた「SALTHOUSE 塩屋」さんのご投稿。
古灯蝋燭店さんの蝋燭がまるでアイスクリームのようで可愛い❤︎

世界各地の天然塩を販売する仙台のお塩専門店ですが、古灯蝋燭店さんのお品も常時取り扱われてる、とっても素敵なお店。
SALTHOUSE 塩屋さんについては、また後日、改めて記事にさせていただきたいと思っています。

蝋燭から繋がったお塩へのご縁。
まさに神秘のパワー繋がり。ご塩・・・笑

笑えそうなお話ですが、蝋燭にも塩にもパワーがあるのは本当のこと。
始まったばかりの2023年も、やりたいことも課題もたくさん。
癒しとパワーをくださる方々の存在が心強いです。
幸せなご縁をありがとうございます✧˙⁎⋆


あなたの
癒しは
何ですか?

小5のカホン奏者と歯科医兼シンガーソングライター:キャプテンミッドナイト

マスダトモヒロ(父)とマスダユウト(長男)のユニット


1週間前のことではありますが、2023年の年明け初に訪れたライブハウスは北仙台ペニーレーンにて、カホンとギターのユニット「キャプテンミッドナイト」のライブを楽しんできました♪

カホンとギターと言っても、なんとカホン奏者は小学5年生!
ギターとボーカルを担当するマスダトモヒロ氏のご長男。


マスダトモヒロ増田知弘)氏。
仙台一番町にある歯科医院「トモデンタルクリニック」の院長を務める傍ら、シンガーソングライターとしてギターを奏でながら歌うほか、ラジオのパーソナリティーや楽曲提供など、音楽活動にも精力的に取り組んでいます。

そんな増田くん通称マストモは、私の高校時代の同級生で、学科は別だったけど、彼はバスケットボール部員、私はバスケ部マネージャーだったので、仲良しの友達でもありましたが、高校卒業後徐々に疎遠になり、昨年、20年以上ぶりで再会し、そして今年、初めて彼のライブに行くことができました。

しかもそれは、マストモと彼の小学5年生の息子ユウトくんとのユニット「キャプテンミッドナイト」のライブ。
小5にして、昨年カホン奏者としてデビューしたユウトくんは、以前はドラムを叩いていたのだけど、コロナを機に、スタジオに行かなくてもできるということで、カホンに転身、今はドラムよりもずっと面白いとカホンを演奏するのを心から楽しんでいるそうで、将来がとっても楽しみです。


上のフライヤーは、ユウトくんデビュー時のもの。
ギターを持っているのがマストモ、カホンに座っているのがユウトくん。
かわいくて、たくましくって、大ファンになっちゃいました♪

それにしても増田くん、歯科医と音楽活動を両立し、家族との時間も大切にし、心根あたたかく、尊敬します。
高校当時、彼はギターや彼女との時間などなどにも忙しくて、バスケ部マネージャーとしては部活をサボらないでほしかったものだけど、今思えば、当時から、部活に、勉強に、ギターに、彼女に(笑)、人一倍活動的だった増田くんだから、今もこうしてやりこなせているのでしょうね。
こんな友達がいるとすごく励みになります。仲良くしてくれて、本当にありがとう。

さて、キャプテンミッドナイトとしてのライブは、今月20日に代々木でも開催されるとのこと。
新年早々にすごいですね。
私は今月は東京へは行けそうにないので、仙台での予定を確認したところ、4月15日(土)に、仙台NEO BROTHERZ(本町1丁目9−23)でのライブがあるそうです。


実は、キャプテンミッドナイトは、ギター、カホンに、ピアノが加わってフルメンバーとのことで、4月にはそのトリオでプレイしてくれたら嬉しいですね。楽しみです。

*1月28日追記:上記のライブは、諸事情により中止となったそうです。残念でした。
でも他にも予定たくさん抱えてるそうですので、こちらご参照ください♪
https://twitter.com/masutomo5104

最後に、ありがたくいただきましたマスダトモヒロのCDをご紹介。

ミニアルバム「ファーランド」(5曲入)のジャケットを飾るのは増田くんの次男ヒロトくん。
この堂々たる変顔。彼もきっと大物になるに違いない。
たったひとつ」(3曲入)のかわいい絵は、ユウトくんがもっと小さな頃に描いたものだそうで。
色の選択も良いし、上手。

キャプテンミッドナイトのロゴマークもユウトくんのデザインによるものなのだそうです。
アートセンス抜群ですね。


これからがますます楽しみ。応援してます♪♪


あなたは
どんな楽器に
興味がありますか?

様々な想いが蘇る THE FIRST SLAM DUNK

自分の原点さえも思い出して涙


2023年も明けて、早1週間が経つところですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
私は、年末年始の6連休はあっという間すぎましたが、それなりに充電もできたので、4日から始まった仕事は早速盛りだくさんなものの、集中して業務をこなすことができていて、良いスタートを切れているなと感じています。

昨年の最後は映画について投稿しましたが、気がつけば、かなり久々の映画関連投稿でした。
2022年の始まり当初の想像以上に、怒涛に過ぎた1年だったのだな、としみじみ。

エッセンシャルワーカーという地味な職種に就いている私のような者こそ、日々の生活にインスピレーションが与えられる機会が必要だとつくづく思うので、たかが映画されど映画。
2022年は映画に終わり、映画に始まった2023年ですが、大好きな映画のお蔭で自分と向き合うことができました。

さて、2023年一番初めに観た映画は何かというと「THE FIRST SLAM DUNK」です。

中・高・短大とバスケ部マネージャーだった私は丁度、漫画「スラムダンク」世代で、漫画本は24巻全部持っていたし、スラムダンク大好きだったからこそ当時TVで公開されていたアニメもリアルタイムで楽しんではいたのですが、あの頃の日本のアニメーション技術、バスケ試合の臨場感が出し切れない映像を思い出したりして、正直言うと、映画館行ってまで見ることないかなって思ってたんです。

が、同じくバスケ部出身でスラムダンク世代だった友人が、あの頃のアニメとは全然違うし、バスケに関わった人は観た方が良いって豪語するもので。
というわけで、年始休暇に早速行ってきたわけですが、結論、感動・・・良かった・・・


漫画スラムダンク読者なら知っての通り、湘北高校山王高校の試合が漫画の山場ですが、映画THE FIRST SLAM DUNKは、この試合を中心に展開されます。

試合の内容は漫画に忠実。
井上雄彦氏によって描かれた漫画が、現代のCG技術によって、リアルに動いて、見応え抜群。
ですが一方、漫画は桜木花道が主人公でしたが、今回の映画は宮城リョータが主人公で、宮城の生い立ちや想いにスポットがあてられます。これは漫画にはなかった部分。
新鮮さもあり懐かしさもありで楽しめ、映画終了後はしばらく余韻に浸っていたいくらい、感動しました。

泣けるストーリー仕立てになってはいるのですが、バスケットボール部だった人は山王戦だけで十分泣けるかもしれません。
私なんかは、ボールがゴールの網を抜けるシーンや、タイムアウト中に戦略ボードを使われている場面だけでジーンときてしまうくらい。
現実のバスケットボール部としての活動や試合にも、漫画に負けないくらいの感動ってありますよね。
私にも素晴らしい思い出がたくさんあるし、スラムダンクファンの皆さまにもそんな人がたくさんいらっしゃることと思います。

私自身は、中学時代に画家になりたいからと思って入った美術部を辞めてバスケ部に転部したのですが、それにはそれなりの理由があってのことでしたし、高校・短大ともバスケ部のマネージャーを選びました。
チームワークの素晴らしさを感じることができるバスケットボールという観るだけでも面白いスポーツに身を注ぐプレイヤー達を支える幸せ。
そこに私の原点があります。

バスケットボールに出会ったことで、画家への道を閉ざしてしまったけれど、人を支えることで得られる感動と喜びを知ることができ、今の私がある。また明日からも頑張ろう!

THE FIRST SLAM DUNK」を観たことで、様々なことを鮮明に思い出すと共に、今の自分がある理由も再認識し、新年のスタートというベストタイミングで、これからの人生への活力を得ることができました。

THE FIRST SLAM DUNK」のパンフレットと配布数限定の映画鑑賞特典。

最後に、今回の映画鑑賞特典について。
上記画像の右上が、安西先生のタプタプシールで、右下のコースターのようなものが、実はARを楽しめるビジュアルカード。裏面にAR画像用のQRコードが付いていまして。
安西先生シールはどう使えるかわからないけれど(笑)、ARを活用した特典は初めてで、ちょっと面白い。
新技術のARも楽しめた上に、可愛くて癒されました♪


あなたは
漫画「スラムダンク」を
ご存知ですか?




家族愛❤︎本当の愛に心打たれた映画3本

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター/フラッグ・デイ 父を想う日/泣いたり笑ったり


2022年ももう間も無く終わってしまいますが、今年は想像していた以上にあっという間で、行きたいところにも行けずなので、この年末年始休暇はせめて好きな映画をたくさん観よう!と思い、映画館に連日足を運んでいます。
気がついたら、立て続けに観た3本は、ジャンルが異なりながらも、すべて家族愛にまつわるものでした。
3本それぞれ詳しく記述したら長くなるので、私が泣けたポイントに絞って記録しておこうと思います。

まず、「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(原題:Avatar: The Way of Water)」。
現代の映画界の巨匠ジェームズ・キャメロンによる超大作「アバター」の一作目を観た時は、「マトリックス(一作目)」を観た時の衝撃に近かったですね。
それからおよそ10年後の続編、観ないわけにはいかない。
こういった類の作品は内容というより、単純にVFXの世界を楽しむだけでも良いと思うのですが、やはり続編ともなると、その物語にも力を入れられているのを感じます。

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」チラシ(画像クリックでPDF画面が開きます)

アバター第一作目で結ばれた主人公(ジェイク)とヒロインに子供が4人でき、その一家と、彼らを助ける一団にも家族がいて、さらに、戦う相手にも家族があって・・・というのが今作の物語の核。

私が一番最初に泣けたのは、ジェイクの次男が、いじめにあった相手先をかばう発言をして親に叱られた後に、その相手になぜ自分をかばったのかと言われ、「だって親を悲しませたくないだろ」と話すシーン。
いい歳して結婚もしなければ子供もない私なのに、子が親を想う発言に涙しましたから、お子さんのいらっしゃる方は尚更と思います。
この他にも泣けてしまう場面は、たくさん。

ちなみに、映画館はTOHO仙台にて。3D×IMAX。
アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」は絶対に大画面の大音量、高質の映画館で観るべきですね。


さて次は「フラッグ・デイ 父を想う日(原題:Flag Day)」について。

フラッグ・デイ 父を想う日」チラシ(画像クリックでPDF画面が開きます)

1992年に起きたアメリカ最大級の偽札事件の、犯人であるジョン・ヴォーゲルの娘であるジェニファー・ヴォーゲルの回顧録が原作の、実話を元にした映画です。

物語の冒頭、ジェニファーが「子供の頃の私にとって、父は王子様だった」と述べる部分があり、その時点で身に覚えのある私も既に感情移入。

言ってみればダメ男の父親が、愛する娘に素晴らしい父親だと思ってほしくて、ホラを吹き、罪を繰り返し、救えない最後を迎えるという、悲しい物語ではあります。

一度投獄されて出所し、お金があるはずもないのに別荘を買い、何年もぶりに再会した娘の為にジャガー(高級車)を買ったと言うも、娘には「酔狂だ」と叱責され言い合うシーンに、愛するが故になんだろうけど、なんて虚しいのだろう、、、と胸が締め付けられました。

私の癌で亡くなった父親も犯罪者にはならなずも(笑)、勤めていた会社で課長になったくらいで偉ぶりそのまま課長止まり、定年後会社の関係先に勤めさせてもらったものの居場所がなかったのでしょう、お酒も祟って病気になったような人でした。
でも子供の頃は私も「お父さんと結婚するー」って言ってましたね。
成長すると共に、父親の嫌な部分が見えてきてぶつかり合うことが多くなりましたが、父が亡くなる最後まで、私に対しての父からの愛はしっかり感じていたので、ジェニファーの父親を想う気持ちには共感せざるを得ませんでした。

この映画は、名優ショーン・ペンと、その実の娘ディラン・ペンと息子ホッパー・ジャック・ペンが、親子役で共演していることでも話題になってます。

名優の実の親子、姉弟による演技は、本当にリアル。
だからこそ難しいテーマの中での親子愛が違和感なく表現されていたんだろうなと思います。


そして最後は「泣いたり笑ったり(原題:Croce e delizia)」について。

泣いたり笑ったり」チラシ(画像クリックでPDF画面が開きます)

南イタリアの美しい景色を舞台に繰り広げられる、正反対の2組の家族、かたや美術商でセレブのトニ、一方は漁師のカルロという父親同士の再婚に翻弄されるという物語。

コメディと分類されてもいますが、結構シリアスな部分が多いにあって、タイトル通り、映画を観る観客もたくさん笑えて、たくさん泣けます。
個人的には3本中、一番泣けました。

セレブのトニに娘は二人いるけれど、腹違い。次女は女優で、子持ち。一方でこの物語の中心人物の一人である長女ペネロペは保育所の所長で独身。

誰よりも父の同性愛による再婚を許せないペネロペが、保育所長という設定も納得できます。
ここに気づく人がどれほどいるかわからないけれど、これも私にも身に覚えがあるからでしょう。
ペネロペが「なぜ広い心になれないの、アダルトチルドレンね」と父と離婚した母親からたしなめられるシーンには私も身がつまされる思いでした。

私も保育士資格を持ち現在は保育園でマネジメントを務めていますが、幼児教育を学びたいと思った背景には実は、親に対しての想いもありまして。
私の母は、自分の話がしたい人で、あまり人の話を聞くということができないというタイプで、私自身子供の頃から、私の話を聞いてくれない、本当の私を見てくれていないと感じ、父親の何倍も母親と喧嘩をし、その虚しさから幼児教育や福祉における心理学を学びたいとの思いが生まれました。

だから、この映画の中でペネロペが、カルロのために必死になるトニに「私を見てよ!」と嘆いた時、いたたまれない思いがしました。

終盤にはそんなペネロペも父トニを理解して、駄目になりかけたもう一方の家族の父親カルロとの復縁を応援し、子供達の前で、それまで自由奔放に恋愛してきたトニが、これこそ本当の愛だ、それに気づかせてくれたのはあなただとカルロに伝えるシーンは、泣けました。

あ・・・サックリとまとめたかったのに、盛りだくさんな内容だったこともあり、これでは長くなってしまいそう・・・

結論として、この物語はハッピーエンドなので、最終的にとてもあたたかい気持ちになれ、良い意味で感動して泣けて終わることができます。

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」「フラッグ・デイ 父を想う日」「泣いたり笑ったり」パンフレット

家族への想い、皆さんもいろいろあることでしょう・・・
私自身は、過去にはなんで私なんてこの世にいるんだろう、産んでくれなきゃ良かったのに、と両親に対して思い、それを口にするようなこともありました。
父は15年ほど前に亡くなり、その後、母は縁を切る形で家を出て行ってしまい、さらには弟が継いだ実家は東日本大震災で跡形もなくなり、年末年始に帰省する家もない。

寂しくないと言えば嘘になるけど、父と母がいてくれたからこその私の命。与えられた命に感謝し、家族たちに感謝し、これからも愛を持って強く生きていこう。
そんな風に、改めて感じています。
今回3本続けて、家族愛に関する映画を観ることになったのは、単なる偶然じゃなかったようにも思います。
家族愛に加え友情、恋愛も含め”本当の愛”について深く考えさせられました。
私が与えれらた使命も”愛”がなければ果たせない。
私の新しい年へと繋がっていくような気がします。

どうか、皆さまの新年である2023年も、本当の愛で繋がる、幸せな1年となりますように。


あなたは
本当の愛を
持てていますか?
love meter

草野和さんの蝋燭に癒される聖夜

それは癒されると共にイマジネーションを高めるひと時


2022年もクリスマスがやって来ました。
特別なことはしないけれど、今年は、アートスペースのある我が家1年目。
クリスマス装飾を楽しみました。

自分で作ったクリスマスリース。
叔母が送ってくれたバラの花。
そして、是非ここに迎えたいと思っていた、草野和くさのなごみ)さんの蝋燭作品。
シンプルながらもクリスマスを感じられる空間ができました。


今年ご縁に恵まれた、キャンドルアーティストの草野和さんに関しての記事は以下の通り。

キャンドルアーティスト草野なごみさんの爽やかジェルキャンドル/初参加した眞野屋カルチャルライフ by Gallery The attitude
幸せの 福ノヒカリ キャンドルナイト/キャンドルナイトディナー by 眞野屋×福ノヒカリプロジェクト

先ほどの写真のテーブル上の蝋燭は、すべてさんによるものです。
クローズアップした画像は、インスタグラムポストにて。


その後、この美しい蝋燭たちに炎を灯した様子を動画でも投稿しまして、今回もさんがリポスト してくださいましたので、そちらを更にここでシェアさせていただきます。


お蔭さまで、またまた沢山の方が見てくださって、その素敵さを感じていただけたみたいで、嬉しいです。

さて、次の画像は、さんのアトリエ「なごみの森工房」パンフレットの一部です。
この他、キャンドルの扱い方や、講座の案内なども記載されているので、ご興味が湧いた方は是非いただいてご覧になってみてはと思います。

最後に、このパンフレットにも記載されているさんのメッセージを以下に。

〜心にアカリを灯すキャンドル〜
まるで星のまたたきのようなリズムでゆらぐキャンドルの炎は、不思議と癒しの効果があります。キャンドルには、自然と心豊かに、やさしい気持ちにさせてくれる力があります。不安な夜を、優しさに包まれる夜に変えてくれる、そんなキャンドルのマジックに出会ってほしい。それが私の願いです。


さんの想いに共感。
クリスマスにぴったりのキャンドルですが、いつでもいつまでも、眺めていたいし、癒されたい。
クリスマスや特別な時に限らず、日々の生活で積極的に取り入れていきたいです。
さんによるキャンドルワークショップも、是非また参加させていただいて。
いずれは、我がアートスペースでも開催していただいて。
この幸せを広げてゆきたいな。

そんなことを考えていると、幸福ホルモンが湧いてくるのを感じます。
相変わらずスローペースですが、イマジネーションを高めつつ、実現に向かっていこうと思います。


あなたは
どんなクリスマスを
過ごしましたか?

アートスペースのあるマイホームづくり その8

ワークテーブルの設置


築40年越えの中古マンションをリノベーションをして住まうアートスペースのある我が家に、ようやくワークテーブルが入りました。

↓「アートスペースのあるマイホームづくり」前回まではこちら↓

自分自身が快適にアートに取りくむことができて、かつ、想いを共にできる方々とのミーティングもできるような場所をがほしい。
そして、そういった場所が確保できれば、私が大好きなアーティストさんの作品を展示して、アート好きさんはもちろん、そういったことには縁遠いと感じている皆さんにも、心豊かになれるアートに触れていただくことが可能にもなるはず。

そんな想いを描いていた矢先に、今の職場とのご縁がありました。
実は当時は、もう事務職はしたくない、クリエイティブな仕事がしたい、組織も嫌だと思っていたのですが、たまたま保育士の資格を持っていた私が(保育士として働いた経験はなく、長いのはアシスタント・秘書業務経歴)、たまたま以前、私が秘書としてお仕えしていた恩師から声をかけられ、その方が当時のお仕事を退官後に理事長を務められていた保育園の事務長として、現在は働かせていただいてます。
無職の頃にこのウェブサイトを作った時から早2年と8ヶ月、ブログを綴り始めて5ヶ月後くらいに現在の職場へと導かれました。

当初記述していた通り、組織のいざこざが耐えない職場で心身が病むくらいないらと、収入の安定した仕事から離れ、フリーランスとして働くことも視野に入れていた私でしたが、かわいい子どもたちの声が響き渡り、心根の良いスタッフに恵まれた職場との出会いによって、現在は再び、細々ながらも安定の生活。
そこで、このアートスペースのある我が家づくりへと踏み切りました。

とは言え、雇われサラリーマン。週5日、一日9時間も職場に拘束されると、毎日があっという間。
なかなか人を呼べるような状況にまで整備が進まないでいたところでしたが、この度、ようやくワークテーブルを搬入。

本当はテーブルをイチから、できればツルスベの綺麗な木材よりも古材で自作したいと考えていたのですが、なかなか時間も確保できないし・・・
と、ネット検索したところ、古材で、サイズを指定でき、かつ、塗装の要不要も選べるという、DIY専門のお店を発見することができまして。

遠く広島のお店だけど、楽天でネット購入できるとわかり、即オーダー。

WOODPRO SHOPさん
 WEBサイト→ https://www.woodpro-shop.com/
 楽天のページ→ https://www.rakuten.co.jp/woodpro/

WEBサイトを拝見する限りでも、とっても素敵ですよね。
リアル店舗にも是非行ってみたいな。

ここ宮城からはるばる広島より、本当にありがとうございました。

サイズが大きいだけに特別配送、重量はかなりでしたが、女手ひとつでも六角レンチだけで簡単に組み立てることができました。
手書きの説明書も、この機械的な現代ではむしろ新鮮で、あったかくて、全体的に手作り感をしっかりと感じてることができて、大満足です。

少しでもオリジナル感を出したいのと、木の匂いを嗅ぎたくて、あえて塗装無しでお願いしました。
ゆくゆくは塗装も施さないといけないけれど、街中のマンションの上階に住んでいて自然が恋しい私は、しばらくこの木の香りに癒されていたい・・・

だんだんとアートスペースらしい形ができてきたので、年内は職場の仲間や友達くらいは呼べそうです。

このインスタグラムポストには写っていませんが、部屋にはディスプレイ棚も設置してあります。
なのですが、さらにギャラリーっぽくしたいので、次はピクチャーレールを自分で取り付けてみようと考え中。

年末年始の休暇時には、来年こそはアーティストさん方を迎えられるように、準備に拍車をかけていきたいと思います。


追記:WOODPROさんへこちらの掲載について問題がないか確認したところ、ご快諾いただくとともに、WOODPROさん側でも私の投稿をシェアしてくださいました。
この度のご縁にも、心から感謝です。本当にありがとうございました。

シェアしていただいた楽天内のWOODPROさんのページ
https://www.rakuten.ne.jp/gold/woodpro/040_sekourei/custom_photo/item/cp0205_2212.html

シェアしていただいたルームクリップ内のWOODPROさんのページ
https://roomclip.jp/photo/AukL


あなたは
どんな自然の香りが
好きですか?

岡沢幸さんの版画展 “かさなる線、描く形 ”

仙台藤崎ギャラリーにて開催されました


先週末になってしまいますが、ここ仙台の銅版画家 岡沢幸おかざわみゆきさんの個展にお邪魔しました。

今年(2022年)6月に、仙台のアートギャラリー蒼SOU&SOで拝見した岡沢幸さんの個展はファブリック展だったのですが、今回は版画展ということで。

もちろん、さんによって生み出されるファブリックはとても個性的で魅力的なのですが、是非じっくり見てみたいと、ずっと気になっていた銅版画も展示されるとのことで、今回の版画展は楽しみにしていました。

以下は、お送りいただいたご案内葉書。

以前、さんの版画作品を見た時に、宇宙観のようなものが漂う中に感じる静寂にすごく惹かれてしまいまして。
以下がその時、仙台のアートギャラリーTURNAROUNDでの展示の様子についてインスタグラムへのポストを再掲します。

この動画にはおさめていなかったのですが、小さな銅版画作品も拝見でき、ブルーやグリーンというアースカラーに、交わるシルバーの輝きが美しくて癒されて、いつまで見てても飽きなくて。
岡沢幸さんの作品、他も見てみたいな、そして、いつか自分のそばにも置いておきたいな・・・と思ったのでした。

そして、今回行くことができた、岡沢幸さんの版画展かさなる線、描く形」。

仙台藤崎の美術ギャラリーで、11月24日(木)〜30日(水)まで開催されていました。

大胆な構図と彩色が印象的で、他に類を見ないドライポイント作品。

美大生時代、初め、版画の技法の一種で細かな作業が必要となるメゾチントを叩き込まれた岡沢幸さんは、緻密であることだとか、こうあるべきということに囚われていた感があったそう。
ですが、引っ掻くだけのシンプルな作業であるドライポイントを取り入れてからは、大胆で良いのだという感覚を得、偶発的に生み出される表現の面白さや、イメージを描く以上に作品を生み出すまでの行為そのものを楽しめるようになったのだそうです。

もともとは抽象画には苦手意識があった私でも、岡沢幸さんの感性には不思議にとても惹かれるものがあって。

具象と抽象のあいまった表現に、どこか感傷的でもありつつ静けさと穏やかさの中に、宇宙的なパワーのようなものを感じるというか。

胎内記憶のお話から着想を得たという「In the sky with Diamond」や、植物の根のイメージによって表現された「garden」と題されたシリーズが、私はとても好きです。

残念ながらガラスへの反射があってあまり綺麗に写真が撮れなかったので、さんご自身がインスタグラムに過去に投稿されていた記事をこちらにシェアさせていただきます。

また、今回の藤崎での展覧会は終わってしまいましたが、現在、岡沢幸さんのステンシル作品が、アキウルミナートの一環で、秋保の蕎麦カフェ「SOBA to GARETT あずみの」で展示されているそうですので、こちらも転載させていただきますね。

さて、私のアートスペースにもようやく作業テーブルが入ったので、整備に本腰を入れていこうと思います。
もしかしたら、我がアートスペースには岡沢幸さんご本人の投稿にも見当たらなかった、グリーンとシルバーのきらめきが素敵な「garden」をお迎えすることになるかな・・・

アートは、単に見るだけでも感性が刺激されるのですが、やはり、作家さんご自身より作品に秘められたストーリーを伺うと、その奥深さにますます惹かれ面白さを感じると同時に、自分自身のイマジネーションの幅が広がる気がします。
この度も、貴重なお話をたくさんお聞かせいただき、本当にありがとうございました。


あなたは
どんな時に
想像力が膨らみますか?

秋晴れの最高に気持ち良い日のバーベキュー

親友夫婦宅のウッドデッキにて


今日は午前中から親友夫婦宅へ。


親友夫婦の長らく東京へ単身赴任していた旦那くんが帰って来たので、お帰り!と言うことで彼らの自宅でバーベキュー。

まずはビールで乾杯。
アサヒスーパードライの生ジョッキ缶、初めて飲んだ。本当に生ビール感すごくて驚き。これなら自宅でも缶ビールいけますね。


お次の、お土産に持って行った「欅(けやき)」は、世界一(港インターナショナルワイン&スピリッツコンペティション2021 コンテンポラリージン部門)に輝いたクラフトジンで、ここ宮城県の地酒(大崎市三本木/株式会社MCG (Miyagi Craft Gin))です。


宮城県内の各地で生産されたボタニカル(柚子果皮、セリ、茶葉、ぶどう果皮)が使用されているというこのジンは、かぐわしい香りに、甘みと苦味のバランスが絶妙なフレッシュ感が口の中に広がり、世界最高峰ゆえお高いけれど、もうそれは感動の味。宮城県民としては誇りであり、嬉しい限りです。

素晴らしいお酒を、素敵な江戸硝子の富士山グラス(田島硝子)で。(ミッフィーは親友夫婦の趣味)
職人技に魅せられる。お酒の美味しさも倍増。

青空の下、炭火で焼かれた食材、どれも美味しくいただきました。


お口直しのオレンジシャーベットシャン ド マルス ヤマギシ(Champ de Mars ヤマギシ)という塩釜の洋菓子店のお品で、有名誌の「お取り寄せグランプリ」でグランプリを受賞したほどの人気商品とのことで、こちらも納得の美味しさ。ちょうど良い酸味にクリーミーさもあり、食感が優しい。

そして、本日もう一つ、感動したのはこちら。
コールマン(Coleman) のリクライニングチェア
コンパクトに折りたためるのに、座り心地、寝心地最高!
昔、実家の祖母の部屋にあったロッキングチェアが好きだったので、同じようなものを買おうかなと考えていたところだったのだけど、これだと好きな角度に調整できて、横になることもできるし、我が家の室内でも使えるかもと思い、こちらにしちゃおうかなと考え中。


11月に入り、寒い日が続いていましたが、仙台の今日(2022年11月26日)はほんのいっとき雨がちらついたものの、青空広がり、暑いくらいの本当に良いお天気で。
そんな気持ちの良い日に、親友宅でのテラスで和やかなひと時。

旅行などは好きなものの、どちらかというとインドアなタイプで、バーベキューとかキャンプとかほとんど経験なく、アウトドアな世界に憧れる私には、刺激的で、楽しくて。
恵まれた時間をくれたお天道さまに、親友たちに、今日も心から感謝です。
幸せを与えてくれて、ありがとう♡


あなたは
青空の下
何がしたいですか?

宇都宮 アート旅 Day 2

50周年記念展開催中「栃木県立美術館」それから日本遺産「大谷石文化」


今年訪れた宇都宮1日目「宇都宮 アート旅 Day 1(25周年記念展開催中「宇都宮美術館」と自然に癒される「うつのみや文化の森)」に続き、2日目は、お会いしたご夫妻のご提案で、栃木県立美術館大谷石資料館に行ってきました。

毎年お会いするご夫妻と、宇都宮駅東口で待ち合わせ

故人へのご焼香を済ませ、まず向かったのは栃木県立美術館

栃木県立美術館正面

栃木県立美術館はガラス張りで幾何学的な構成によるところが印象深い建物です。
美術館て、その建物自体がアートなので、そこを楽しむのも面白いですよね。

栃木県立美術館の屋外展示場にて

今年の宇都宮訪問1日目に行った宇都宮美術館は開館25周年記念展の開催中でしたが、こちら栃木県立美術館はちょうどその倍、50周年とのことで。

栃木県立美術館開館50周年記念として、「印象派との出会い~フランス絵画の100年 ひろしま美術館コレクション」展が開催されていました。

栃木県立美術館開館50周年記念展「印象派との出会い~フランス絵画の100年 ひろしま美術館コレクション」チラシ表 (画像をクリックするとPDF画面が開きます)
栃木県立美術館開館50周年記念展「印象派との出会い~フランス絵画の100年 ひろしま美術館コレクション」チラシ裏 (画像をクリックするとPDF画面が開きます)

ひろしま美術館が所蔵する国内有数のフランス近代美術コレクションより、モネルノワールなどの印象派の巨匠から、日本の洋画家レオナール・フジタ黒田清輝などの作品が展示され、見どころ満載な企画展。

有名なアーティストたちの、今まで見たことがなかった作品をたくさん見ることができました。
個人的には、新印象派のポール・シニャックアンリ・ル・シダネルの作品を見ることができて嬉しかったです。

今回展示されていたものではないですが、ご参考まで、ポール・シニャックアンリ・ル・シダネルの代表作を以下に。

ポール・シニャック七色に彩られた尺度と角度、色調と色相のリズミカルな背景のフェリックス・フェネオンの肖像」(Paul Signac, Public domain, via Wikimedia Commons)
アンリ・ル・シダネル青いテーブル」(Henri Le Sidaner, Public domain, via Wikimedia Commons)

彼らは、点描で表現するという共通点があります。
15年以上前に亡くなった私の父も趣味で絵を描く人でしたが、点描によって描くことが多かったので、私も心惹かれてしまうのかな・・・
点描で絵を描くなんて、根気のいることだけど、私もトライしてみたい。


さて、栃木県立美術館の後は、ランチタイム。
豆富と湯波懐石の割烹料理店である「月山」というお店でご馳走になりました。

美味しくてヘルシーで芸術的な和食。
後半に供された土鍋で炊かれたご飯、シンプルなのにすごく美味しかった。
多分、煎られた大豆に、昆布と塩が効いてるのかな? 私もやってみよう。

ご夫妻とたくさんお話ししつつ、お腹が満たされた後は、大谷石で知られる大谷町へ。

大谷(オオヤ)資料館敷地内

あいにくの曇り空になってしまったのですが、こちらも紅葉が美しかったです。

資料館の手前にあるミュージアムショップ&カフェ

大谷資料館

このプレハブな建物が資料館となっていて、大谷石採掘場である地下坑内への入り口もこちらに。

地下坑内入口

ちょっとにぎやかな入り口ですが、ここを入ると空間が一変します。

地下へと下る階段
昔、人力で採掘していた様子を人形で再現
現代アートとコラボしたコーナーもあり

とても幻想的かつ圧巻。
海外への旅、今年も叶わないでしまいそうで悲しんでいたところでしたが、異国にでも来たかのような気分になり、高揚感を得られて大満足。


江戸時代から採掘が始まり、最盛期には日本屈指の石の産地となった大谷。この歴史と文化が認められ2018年に日本遺産として認定された「大谷石文化」。
宇都宮に足を運ぶようになってからこのことを知り、気になっていた大谷資料館でしたが、まるで日本ではないどこかへ旅したような非日常を味わえるなんて、全く想像していませんでした。

また、大谷資料館からすぐ近くには、日本最古の石仏「大谷観音」および高さ27メートルの「平和観音」があります。
大谷観音大谷寺に拝観料を払う必要があり、この日はすでに閉まっていたので見ることができませんでしたが、平和観音は外側にあるため、ありがたく拝むことができました。

岩壁に掘られた高さ27メートルの大観音平和観音


こちらも壮観で、大谷を訪れたら絶対に見る価値ありですが、大谷資料館には人がいた割に、以外にも、こちらにはほとんど人がいませんでした。
私達が訪れたのが夕刻だったこともあるかと思いますが、SNS効果でしょうか、大谷資料館が目立って、こちらのことは意外に知られていないのかもです。

大谷寺には登山道があるとのことだし、日本最古の石仏である大谷観音も参拝したいし、大谷町には是非また行ってみたいです。

2022年の宇都宮での2日間。アートで満たされ、幸せでした。
今年も無事に出かけることができて良かったです。本当に、ありがとうございました。


あなたは
どんなアートに
興味がありますか?


栃木県立美術館

住所:
〒320-0043 栃木県宇都宮市桜4丁目2-7

開館時間:
午前9時30分~午後5時
(入館は午後4時30分まで)

休館日:
毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)
祝日の翌日(土日、祝日の場合は開館)

WEBサイト:http://www.art.pref.tochigi.lg.jp/index.html

豆富と湯波懐石 月山

住所:
〒320-0058 栃木県宇都宮市上戸祭4丁目6-13

営業時間:
午前11時〜午後9時30分

電話:028-625-0039

大谷資料館

住所:
〒321-0345 栃木県宇都宮市大谷町909

開館時間:
4~11月 9:00~17:00(最終入館16:30まで)
12~3月 9:30〜16:30 (最終入館16:00まで)

休館日:
4~11月無休
12~3月毎週火曜日休館(火曜日が祭日の場合翌日休館)

WEBサイト:http://www.oya909.co.jp/

宇都宮 アート旅 Day 1

25周年記念展開催中「宇都宮美術館」と自然に癒される「うつのみや文化の森」


この数年、毎年訪れている栃木県宇都宮市。
例年訪れるのは、私が過去に勤めていた職場でパワハラにより自死してしまった方を弔うためなのですが、”このご縁”と言ってしまうのも複雑な想いはあるものの、亡くなった方のご両親が私と同じくアート好きなことや、不思議にも他にもいろいろと共通し想いを共にできる部分があり、結ばれるがゆえにして結ばれたような、心地よい関係性によって、命日前後で、ほぼ1日を一緒に過ごさせていただくというお付き合いが続いています。

今年(2022年)は、私が引越しと仕事とで落ち着かないでいたこともあり、命日から2ヶ月遅れではあるのですが、故人の月命日に合わせ、宇都宮を訪れました。

宇都宮駅西口

だいぶ規制は緩んできていますが、未だコロナ禍であることには変わりなく、宮城県を出たのは今年2回目。
私にとって貴重な遠征。せっかくなので、1泊してきました。
その2日間はアート一色で、とても充実の休日となりました。

宇都宮美術館

1日目、一人でゆっくりと訪れた、初めての宇都宮美術館
そこは、宇都宮駅付近の喧騒から離れ、森の中に佇んでいます。

宇都宮美術館 エントランス
北庭には、ポップアートの巨匠、彫刻家クレス・オルデンバーグによる巨大な作品「中身に支えられたチューブ」がある

宇都宮美術館はずっと気になっていたのですが、昨年の宇都宮訪問の際に、今年こそ行こうと思った時には、改修工事が始まってしまっていて。
その大規模改修工事が終わって今年の9月末、1年2ヶ月ぶりに再オープンされたばかりで、ちょうど開館25周年ということで開催されていたのが「宇都宮美術館開館25周年記念 全館コレクション展 これらの時間についての夢」と題された企画展。

宇都宮美術館開館25周年記念 全館コレクション展 これらの時間についての夢」チラシ 見開き表 (画像をクリックするとPDF画面が開きます)
宇都宮美術館開館25周年記念 全館コレクション展 これらの時間についての夢」チラシ 見開き中(画像をクリックするとPDF画面が開きます)

想像していた以上に良かったです。
宇都宮美術館の収蔵品、一見の価値あるものばかり・・・
とても見応えがありました。

展示室の入り口
展示会場図 宇都宮美術館は独特の形状をした建築物
第1章は宇都宮美術館がオープンしてからの企画展のポスターがズラリ。面白ろそうな企画ばかり。
一部のインスタレーションが撮影可能
大巻伸嗣氏による岩絵具によって花々を描き出す作品『Echoes-Infinity』シリーズの新作
力石咲氏による編む、ほどくといったことで表現されるインスタレーション
髙橋銑氏の写真によるインスタレーション作品

ところで、宇都宮美術館といえば、ナニか、あなたはご存知ですか?
恥ずかしながら、実は、この時まで知らずだった私・・・
美術の教科書にも載っている、誰もが知る世界的有名作品ルネ・マグリットの「大家族」、初めて実物を見ました。感動。

宇都宮美術館所蔵作品図録の最新版に掲載されているルネ・マグリット大家族

この名作を、宇都宮美術館がオープン当初、6億円で購入したことで物議をかもしたとのことで。
でも、それを知らなかった私でしたので、思いがけずこの目で間近に見ることができ、とても嬉しかったです。
会場を一周した後も、この作品前に戻ってじっくり拝見しました。

開館25周年記念出版 宇都宮美術館所蔵作品選 doors: the collection 1997-2022」(宇都宮美術館最新図録)は、カバー付きで、シンプルながら素敵な装丁。260頁程で、見やすくデザインされていながらも説明が丁寧で中身が濃い図録。

ご紹介した通り、今回も図録を購入してきました。図録もとても見応えあり、アート好きなら絶対に興味津々で見入るはずとは思いますが、やはり、作品そのものを生で見るに越したことはありません。言うまでもないですが、素晴らしい作品だからこそ。

この「宇都宮美術館開館25周年記念 全館コレクション展 これらの時間についての夢」展示は2023年1月15日(日)まで開催されています。
古典的なものから、現代アートまでバラエティに富んでいるので、アート好きはもちろん、それほどでもないという方にもアートについて新しい発見をされるであろう、とても楽しめる内容だと思いますので、オススメします。

静かな森に囲まれている宇都宮美術館

また、宇都宮美術館は森の中にあり、「うつのみや文化の森」という整備された公園が広がっているので、休日を過ごすには最適です。

宇都宮美術館の外側

私も、美術館と公園で、丸一日をここで過ごしました。
この日は天気も良く、秋の森林浴がとても気持ちよかったです。

広い森の中には散策路があり、静かな時間を過ごすことができる。

宇都宮美術館の北庭にあるオルデンバーグの作品に加え、広場には2点の彫刻作品があります。

イタリアの画家で彫刻家のサンドロ・キアハートを抱く片翼の天使

次が、髙橋銑氏による今回のインスタレーション展示のモチーフになっていた彫刻作。
この作品の周りには常に人がいました。

ウサギをモチーフにした作品で知られるイギリスの彫刻家バリー・フラナガンの「ホスピタリティー

散策を楽しむ人、ランニングしている人、バドミントンをするファミリー、ゆったりと読書をして過ごす人、音楽を奏でる人・・・
安らぐ自然の中、それぞれが思い思いに豊かな時間を過ごしていました。


そして、私はといえば、ところどころ、紅葉が美しくて、写真撮影するのに夢中になり。


儚い落ち葉のカサカサという音にも癒され。


日が落ちかける頃までの時間を過ごしてしまいました。


お天気にも恵まれたこの日、訪れて、本当に良かった。
穏やかで豊かな時間を得られたことに、心から感謝です。


宇都宮美術館およびうつのみや文化の森は、宇都宮駅から車で20分くらい。
バスも1時間に1・2本ですが、美術館行きが出ているので、不便ということはないです。
美術館にはカフェもありますが、お弁当を持って出かけるのも良いですね。
ゆっくりとお時間を取って行かれることをお勧めします♪

宇都宮美術館

 住所:
  〒320-0004 栃木県宇都宮市長岡町1077

 開館時間:
  午前9時30分~午後5時
  (入館は午後4時30分まで)

 休館日:
  毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)
  祝日の翌日(土日、祝日の場合は開館)

 WEBサイト:http://u-moa.jp/

うつのみや文化の森は開かれた公園なので、24時間OKです


あなた自身の
これからの時間について
夢はありますか?