驚異と感動の実話 奇跡の脳 その1

〜脳科学者の脳が壊れたとき〜


臨床美術を初体験した時の感動 その2」で、左脳と右脳について少し書きました。
今回は、その左脳と右脳に関わるお話として、私が心からお勧めしたいと思う、1冊の文庫をご紹介させていただきます。

奇跡の脳―脳科学者の脳が壊れたとき (新潮文庫)、アメリカの脳科学者、ジル・ボルト・テイラー氏による、自叙伝です。

原題は「My Stroke of Insight」(マイ・ストローク・オブ・インサイト)で、この本の訳者である竹内薫氏による説明が、前半ページに記載されています。

「本書の原題は「My Stroke of Insight」であり、その元の意味は、『脳卒中』(stroke)と『一撃で生じた』(stroke of 〜)の掛け詞(ことば)になっている。insight(洞察)は、これまでになかった新たな発見、ひらめき、見抜く力のこと。
つまり、脳卒中によってテイラー博士は、劇的に、あることに気づいたのである。」

ハーバード大学で脳神経科学の専門家として活躍していた女性、テイラーさんが、37歳の時に脳卒中に襲われてから回復するまで、そして、この体験によって自身が得ることのできた発見についてを語られた、大変興味深い本です。

「わたしは30代の半ばにあり、仕事も私生活も順風満帆でした。ところが一瞬にして、バラ色の人生と約束された未来は、泡のように消えてしまったのです。
1996年の12月10日の朝、目が覚めたとき、わたしは自分自身が脳障害になったことを発見しました。
脳卒中を起こしていたのです。
4時間という短い間に、自分の心が、感覚を通して入ってくるあらゆる刺激を処理する能力を完全に失ってしまうのを見つめていました。珍しいタイプの出血が、わたしを完全に無力にし、歩いたり、話したり、読んだり書いたり、そして、人生のどんな局面をも思い出すことができなくなってしまったのです。」

第1章でこのように述べられており、続く第2章から4章において、テイラーさんが、その朝、一人暮らしのアパートで目が覚めた時から、脳卒中を起こし、自ら助けを求めるまでの過程を詳細に書かれています。
それが、凄くて!
初めて読んだときは体がゾワゾワしました。
脳卒中、ですよ?
頭の中で大出血が起こっているという時の状況を、実況中継さながら綴られており、一気に読み進めました。
テイラーさんはその時の気持ちをこう述べています。

「ああ、なんてスゴイことなの!」
「そうよ、これまでなんにんのかがくしゃが、脳の機能とそれがうしなわれていくさまを、内がわから研究したことがあるっていうの?」
「おぼえていてね、体験してることをぜんぶ、どうか、おぼえていてね! こののうそっちゅうで、認知力がこわれていくことで、まったくあたらしい発見ができるように−−−」

(注:本文をそのまま記載しています。平仮名が多いのは、テイラーさんの意識が脳卒中によって犯され、認知力が失われていく過程で思い描かれたことなので、あえてそのように表現されているものです)

神経科学者魂とでも言うべきものを持ち合わせていた人だったから、起きた奇跡と幸運だったのかもしれません。

また、彼女は、「若い頃から、
物事が分類や区分けの面でどのように異なるか(=左脳)ということよりも、
物事がどのように直感的に関連しているのか(=右脳)ということのほうに興味を抱いていました。わたしの心は、
言葉で考える(=左脳)よりも
絵で考える(=右脳)ほうが好きなのです。」
と述べており、もしかしたら、そのおかげで、現代のプッシュ式の電話を視覚的パターンで押すことを記憶していたため、助けを呼ぶことに成功したのかもしれない、昔のダイヤル式電話だったら生き残れただろうか、と分析している点について、私は関心を持ちました。
左脳と右脳の機能の違い、が、人生に、何か、影響を及ぼす可能性・・・

この本についても、ちょっと一回では書ききれそうにありません。
テイラーさんが、この本の最後で、

「この本は、わたしが脳卒中で人間の脳の美しさと回復力を発見した物語です。
それは、左脳が衰え、ふたたび回復するのを体験するのがどんな感じか、一人の神経科学者の眼を通して見た、個人的な記録でもあります。
この本が、健康な脳と病気の脳の働きについて新しい発見(insight)を提供することを心から望んでいます。
この本は一般の読者向けに書いたものですが、できれば、脳の外傷から回復中の方や、そういった患者さんを看護する方々に、この本のことを教えてあげてください。」

と、おっしゃってますし、私も、テイラーさんのお気持ちに賛同しますので、多くの方が、この本を手に取ってくださったら良いなと思っています。

・・・とは言っても、活字が苦手なかたも多いと思いますので、せめてもの参考までに、また次回、テイラーさんの語る、左脳と右脳について、私が個人的に思う興味深いポイントについてを、お伝えさせていただきたいと思います。

この続きは、こちらです↓
驚異と感動の実話 奇跡の脳 その2


あなたは脳の奇跡
信じますか?

奇跡の脳―脳科学者の脳が壊れたとき (新潮文庫)

今日は、母の日

料理本 親に作って届けたい、つくりおき


今日は、2020年5月10日、第2日曜日、母の日ですね。

私は、「はじめに」と「臨床美術を初体験した時の感動 その1」でも触れましたが、父が亡くなった後、母は出ていきましたので、母とは、10年以上、まともに会っていません。まともに、というのは、身内のお葬式の場とか震災追悼式の会場で顔を見ることや、突然押しかけられたりで、これまで3度くらい軽く出くわすようなことはあったということです。

母について書くとなると、おそらく本ができてしまうほどだと思うので、ここでは書きませんが、色々あって、母は、母自身の実家も含め身内とは一切の縁を切るという形で出ていきました。

私の義妹(弟の奥さん)は、一番そのことでは苦労しているので、恐らく母のことは一生許さないと思います。
私の父の妹である叔母も、自分の母親(私の祖母)を見捨てられたことになるので、一生許さないと思います。
また、私の母にも、許されないことをしたんだという自覚はあると思います。
私も、一生許されることではないと思っていました。

ですが、私の中ではもうとっくに許してるんです。
私の、母なので。
なんで私なんか産んだのと恨んだこともあります。
喧嘩した時には、母から「あんたが勝手に生まれてきた」と言われたこともありましたし。
でも、やっぱり今は、産んでくれたことに感謝してます。
血を分けた、たった一人の母なので。
世の中には、母親の顔を知らない人もいます。
だから、やっぱり私は恵まれてます。

そんなわけで、私の場合は母には会いませんが、日本国民にとって、母の日は、やっぱり大事な日かなあと思います。

そこで、今日は一冊の本をご紹介したいと思います。

介護じゃないけど、やっぱり心配だから 親に作って届けたい、つくりおきという料理本です。
著者は、料理研究家である林幸子氏です。

なぜ、現状、親がいないに等しい私がこの本を持っているかというと、もともと料理本が好きということと、この本のレシピがシンプルなものばかりで、各ページのデザインも綺麗でわかりやすくまとめれているので、親に作ってあげるわけじゃなくても、役に立ちそうと単純に思ったからです。

この本で、モットーにされているのは

「作る人は無理なく! 食べる人は気兼ねなく!」

で、林さんが考案された「『親つく』を笑顔で続けるためのコツ」というのが、とても良いんです♪

そしてこの本、2018年に発刊されて、2019年には7刷となっているくらい、人気です。
林さんの親御さんに対する愛情が、自然に、結果として、全ての人の日々の生活にやさしい形になっていったんだろうなと思います。

今回はこのレシピの中から、一品だけご紹介しますね。
「豚肉とごぼうのポン酢煮」です。

ご飯も、同じ本に掲載されているレシピ、小松菜と油揚げの「菜めし」です

先日、そら豆の記事でも、食材に取り上げましたが、今はちょうど新ごぼうの季節です。
このレシピページに載っている林さんの「知っ得メモ」によると、

「ごぼうは皮をむく必要も水にさらす必要もなし。香りとうま味は表皮の下にあるので皮をピーラーでむいたり、こそげたりしないこと。泥つきならたわしでこすり洗いを、洗いごぼうならざっと水で洗えばよい。ごぼうから出る色はアクではなくポリフェノールだから、白く仕上げたい場合以外はざっと洗えば栄養的にもOK。」

まさに、目からウロコでした♪

調理法としては、ポン酢しょうゆをからめたしゃぶしゃぶ用豚肉をレンジ加熱し、そこにささがきにして軽く洗って水気を切ったごぼうを散らして、出汁を加え、再びチンするだけという手軽さ。

このほかのレシピもこんな感じで、2〜4ステップでまとめられており、保存期間や保存の仕方、食べ方など、また付録として防災についての豆知識も記載されていたりして、私たちの暮らしに寄り添った、とても素敵な本だと思います。


あなたは
お母さんへ、感謝の気持ち
お伝えしましたか?

介護じゃないけど、やっぱり心配だから 親に作って届けたい、つくりおき

現実と対峙しつつ現実逃避できる映画 LIFE!

観終わった後の心はポカポカです♪

昨日、松岡修造氏の日めくりカレンダーについて紹介させていただきましたところ、友人が「(自分の場合は)後ろを見るな!前も見るな!現実も見るな!って感じ・・・」と、切ないことを言ってきました・・・

働く現代人はつらいですね。
私みたいに、精神を蝕む仕事に見切りをつけて、思い切って辞めてしまうっていうのは、そうそう簡単ではないと思います。
現実と向かい合うのが嫌になることがあっても、重い責任を持つことも増えてくれば、逃げるわけにはいかないというのが、やるせない現実だと思います。

そんな時、一時的なものかもしれませんが、現実逃避ができる映画を観るのはいかがでしょうか?

私が、日々頑張って働くサラリーマンに特にオススメしたいと思う映画は、こちら、日本では2014年に公開されたハリウッド映画

「LIFE!」

です。

この画像は、公開当時に配布されていたチラシの表側です。
キャッチコピーは、

「この映画には『!』がある」

「生きてる間に、生まれ変わろう。」

です。

こちらは、チラシの裏側です

ところで、私は映画を、DVDなどではなく映画館で観るときには、必ずパンフレットを買うことにしています。パンフレットは映画を観た後に読むのですが、面白い発見があったりして、映画の楽しさが倍増するので、いつもセットにしています。

さて、この「LIFE!」について、パンフレットに記載されている内容の一部を抜粋してご紹介しますね。

「『LIFE!』は、ごく平凡で地味な男性に降りかかった思いがけない転機を描いたファンタスティックなヒューマン・ドラマだ。目の前の仕事や家族の事情などの現実に押し流され、夢を追いかけることを諦めてしまった主人公ウォルターは、誰もが『これって自分のことかも』と思い当たるキャラクター。そんなウォルターが暗いオフィスを飛び出して未知なる外界への旅に出発し、自分自身の可能性を再発見していく姿には深い共感を覚えずにはいられない。そう、このいかなるフィクションよりもドラマティックな人生のすばらしさを歌い上げた珠玉のストーリーは、観客であるあなた自身の物語でもあるのだ。」

パンフレット表紙見開き
パンフレットの真中ページ見開き

TO SEE THE WORLD
世界を見よう

THINGS DANGEROUS TO COME TO
危険でも立ち向かおう

TO SEE BEHIND WALLS
壁の裏側をのぞこう

LIFE!

TO DRAW CLOSER
もっと近づこう

TO FIND EACH OTHER
お互いを知ろう

AND TO FEEL
そして感じよう

THAT IS THE PURPOSE OF LIFE
それが人生の目的だから

『LIFE』といえば、「世界を見よう、危険でも立ち向かおう。それが人生の目的だから」というスローガンを掲げるニューヨークの伝統あるフォトグラフ雑誌です。そのLIFE写真管理部に勤める、地味で平凡かつ風変わりな空想癖のある男性が主人公ということで、様々な空想シーンが出てくるのですが、それがハリウッド映画ならではのハイパー・リアルなビジュアル化で、観ていてとってもワクワクし、現実逃避できます。

物語としては、そんな主人公が、結局現実と向き合わなければならず、いたしかたなく旅に出ることになってしまうという流れなのですが、その道中に起こることが、ドラマチックで、ドキドキして、笑えて、面白い、というものです。
主人公が、旅路で、自転車やスケートボードで広大な自然の真っ只中を突き進むシーンは観ていても爽快です。

観終わったあとは、なんだか心がポカポカしてますよ♪

VFX(ビジュアル・エフェクツ/特撮)の効いた視覚的に面白い映画は、やはり観るに限りますので、映画予告編をつけておきますね。ちょっと長めのおよそ6分間ではありますが、面白いので観てると意外とあっという間です。

やるべきことをおろそかにして現実逃避するというのはあまりよろしくはないでしょうけど、心の休息としての現実逃避は、むしろ積極的にすべきと言われます。

心を豊かにするためにも、効果的に、現実逃避の時間を生活に取り入れていきたいですね。


あなたの
現実逃避方法は
どんなですか?

ちなみに、この映画も、サウンドトラックがとても人気で、私にとっても、お気に入りの1枚です♪

心が元気になる まいにち、修造!

笑うしかない、日めくりカレンダー

新型コロナによって外出自粛を余儀なくされ、お部屋の掃除に精を出している人も多いようですね。
私も、整理整頓してまして、ちょっと面白いものが目に留まりましたので、ご紹介させていただきますね。

「まいにち、修造! 心を元気にする本気の応援メッセージ」という、PHP研究所から出されている、日めくりカレンダーです。

以前、勤めていた職場で、いろいろゴタゴタがあって毎日がしんどかった時、そんな私をみていて気遣ってくださったんですね。
同じ職場のかたが、ある日、これ元気でるからと、笑顔で私にくださったものです。

そのお気持ちも本当にありがたかったですし、この品物が話題となっているのは知っていたものの、自分では恥ずかしくて絶対買わないようなものだと思っていましたので、いただけてとても嬉しかったです。

松岡修造氏、日本を誇るテニスプレイヤーであり、うざいほどの熱血的人物で知られる、今では人気のタレントさんですね。
このかたが愛を込めて作ったという、2014年に発売された日めくりカレンダーで、ベストセラーとなりました。
日数が入っただけのものなので、曜日、月、年を関係なく、いつでも使えるものとなっています。

「干し餅は干されているようで干されていない」とか、何言ってんの?と突っ込みたくなる部分満載ですが、修造さんのあふれるユーモアと愛情と情熱から繰り出される文言に、思わず声を出して笑ってしまうこと請け合いです。

私は、基本的には、この「修造との約束!!」ページを出して飾っていて、ふと元気がなくなりかけた時などには、パラパラとめくって笑っています。

私が通常開いているページ

個人的に、好きなのは、このページです。

過去の苦しかったこと辛かったことをいつまでも引きずっていても、逆に、幸せだった思い出だけにしがみついていても、今は今。そして、先のことを考えすぎて急ぎすぎたり、案じすぎて不安な想像ばかりして二の足踏んでも、生きているのは、やっぱり今。

今、生きている、この瞬間を大事に生きることが、なにより。
そういうことなのかな、と、思います。

でも、もし、「今」も、どうしてもしんどいときには、思い出すと良い言葉があります。

後ろは見ない、前も見ない、せめて、横向きで。

無理して頑張って「前向き」でなんている必要はない。ちょっと横向いて、ゆっくりペースで歩もう、ということです。
「今」を見つめるのがつらい時も、気持ちが軽くなる言葉です。

私が20代前半だった頃、福島県で一人暮らしをしていた時、空き巣にあい、部屋を派手に荒らされるという事件がありました。
さすがにその時ばかりは一人暮らしを続けるのが怖くなり、実家に帰ることにしました。
その時に働いていた進学塾で送別会を開いていただき、教室長の先生がおっしゃってくださった言葉です。
せめて、横向きで (^ – ^)
たまには厳しく怒ることもあったけど、いつもニコニコ笑顔で、楽しくてユーモアのある、心あたたかい先生でした。


あなたは

を、生きていますか?



知っているかたは知っていると思いますが、今回ご紹介した日めくりカレンダーは、このシリーズで一番古いものです。
2015年には、「ほめくり、修造!」(“日めくり”をもじったようです…)、2019年には「まいにち、新・修造! 君ならできる!」が出され、やはり話題になっています。
私は、一つあれば十分かな、と思って自分では買っていませんが、正直なところ、ちょっと気になってます…

愛の人 マザー・テレサ その2

マザー・テレサを取り巻く人々

先に投稿しました「愛の人 マザー・テレサ その1」では、私の愛読書「マザー・テレサ あふれる愛(講談社青い鳥文庫)」について、この本を書かれた写真家の沖守弘さんを中心に書かせていただきました。

今回は、この本に書かれている、つまり、沖氏が出会ってきた、マザー・テレサをとり囲む人々について、ほんの一部だけ、ご紹介させていただきたいと思います。

ユーゴスラビア(現在のセルビア・モンテネグロ)に生まれたマザー・テレサは、貧しい人たちのために働きたいと考え、18歳でインドへ行きました。
そして、数年後、ある出来事をきっかけに、自分のなすべきことは、路上で死を待つしかない人びとが安らかに死を迎えることができる<家>をつくることだと確信し、<死を待つ人の家>をつくり、その3年後には、ゴミ箱に捨てられていた赤ん坊を発見したことをきっかけに、<聖なる孤児の家>をつくりました。
他にも<移動診療所>や<平和の村>など、活動を広げるマザーの元には、多くのシスターや支援をしたいと申し出る人々が集まります。

この本には、沖氏の撮影した写真が、80枚くらい挿入されているのですが、それらの写真の、マザーの元で支援活動をしてる人々は、女性はもちろん男性も、なんだかとても端正で美しいのです。
贅沢のない暮らしをし、衛生状況にも難がある仕事をしているにも関わらず、自分に信念を持ち、心の美しさを保っているから、見た目にも表れるのでしょうか。

ところで現在では、日本でも、マザー・テレサを知らない人はいないし、今も以前も、支援者はたくさんいます。
しかしながら、当時、沖氏は、エコノミック・アニマル(経済的利益ばかりを追求する動物)と言われる日本人は、マザーの活動には無関心なのであろうと思っていたため、ある日、現地で、ボランティアに参加している日本人女性に出会った時には、驚いたのだそうです。

その女性は、商社員である夫のコルカタ勤務に同行、せっかく近くにいるのだからとボランティアに加わったのだそう。
それを沖氏が素晴らしいと賞賛したところ、

「マザーの手伝いをするというより、自分たちのためにやっているんです。
1週間に1回、それもたった2時間ぐらいのお手伝いでしかないけれど、やり終わった後の充足感というか爽快感がたまらなくてやっているので、マザーのためのボランティアなんて、そんな大げさなことではありません。動機不純かしら・・・」

と笑って語ったとのこと。

ボランティア活動をされたことがある人には、その気持ち、わかる!と思われたかた、いらっしゃるのではないでしょうか?

私も臨床美術のボランティアに参加させていただくことがあるのですが、たった数時間の活動で、やっぱり参加してよかった!と毎回心地よい充実感を得ることができます。
もし何らかのボランティアの募集など、参加したことはないけど迷っている、というかたがいらしたら、飛び込むことをお勧めします。
特に、人と直接関わり、サポートしてさしあげるような活動は、相手に喜ばれるだけでなく、自分自身が得られる感動がきっとあると思いますので。

最後に、沖氏がこの本のプロローグに、マザー・テレサの言葉から取り上げている、印象深い一言がありますので、ご紹介いたします。

「 不親切で冷淡でありながら奇跡をおこなうよりは、

むしろ親切と慈しみのうちにまちがうほうを選びたい。」


あなたにとって、
慈しみ
って、どんなものですか?

マザー・テレサ あふれる愛 (講談社青い鳥文庫)

今が旬です そら豆

さやも食べよう そら豆

スーパーに食料買い出しに行きましたら、ぷっくり緑色に輝くそら豆が目にとまりました。

ああ、そうだ、そら豆が旬の季節だったんだ。美味しそう♪
迷わず、買って帰りました。

NHK みんなの趣味の園芸によると、
ソラマメは初夏の味覚の代表でもあり、ゆでたてのおいしさは格別。
空に向かって伸びる豆の姿から「空豆」、形が繭(まゆ)に似ていることから「蚕豆」とも書きます。
「ソラマメがうまいのは3日だけ」といわれるほど、鮮度が落ちやすい野菜ですが、たんぱく質ビタミンB群ビタミンC鉄分が豊富です。
とのこと。

というわけで、早めに調理します。
分厚いさやから取り出し、薄皮をむきむきしてお目見えした、大きくふっくら、美味しそうなお豆さん。

同じく旬の新ごぼうも一緒に購入しておきましたので、桜エビとともに、炊き込みご飯にしました。

ところで、そら豆は、大きくて、むいたさや(外側の皮)がもったいなく感じませんか?
皆さんは、どうしてるんでしょう。
私は今回、ネットで見つけたレシピを参考に、パスタを作ってみました。

オリーブオイルを熱し、ニンニクアンチョビを炒め、胡椒で味付けし、そこに茹でたそら豆のさやパスタを和えて、粉チーズをふっただけの、超シンプル料理です。

ご飯も、パスタも、しっかりお豆を味わえて、季節を感じることができます。

ところで、宮城県は、そら豆の名産地といえば村田町であること、ご存知でしょうか?

村田町薄木地区そら豆の歴史が長く、日本で一番最後に出荷される「おわり初もの」の産地として評判なのだそうです。
厳しい冬を越すことで、実が引き締まり、みずみずしく香り豊かなそら豆となることが、人気の所以とのこと。

毎年、村田町では「そら豆まつり」というイベントが行われています。

今年は、6月12日(金)~14日(日)に、道の駅「村田」物産交流センターでの開催が予定されています。
その頃にはコロナも落ち着いて、多くの方々が美味しいそら豆を楽しめると良いですね。

村田町の「そら豆まつり」詳細はこちら
宮城まるごと探訪/宮城県観光連盟 HP
道の駅「村田」/村田物産交流センター HP

※2020年6月12日追記
残念ながら、今年(2020年)のそら豆まつりは中止なのだそうです。
「今年のそらまめの生育状況が異常なほどの暖冬で生育が1週間ほど進み又、5月から6月にかけて雨量不足により生育の停滞・しなび等が出て品質不良が発生しております。
この様な状況により、そらまめ販売会を行うまでの数量が見込めない状況となり、やむなく中止とさせていただきます。」
とのことで・・・
来年に期待しましょう!
道の駅「村田」HP/ドレミファそらまめ販売会の開催中止について


今回の料理で使った食材、桜えびとアンチョビを使う関連記事もよろしければご参照くださいませ。
「ギリギリ旬です アスパラ アスパラは4〜6月が出回り時期」


あなたにとって、
5月の味覚といえば、
なんですか?

NHKの趣味の講座、色々ありますが、意外と侮れません。

新型コロナの蔓延を防ぐための外出自粛が続いている中で、お庭のお手入れなり、
園芸に時間を費やす人が増えているようですね。
私は庭を持っていないので、羨ましいです。

銀河鉄道の夜 2枚の音楽アルバム

細野晴臣ver.と久石譲ver.


先日、映画のカテゴリーで「銀河鉄道の夜」のアニメ映画について書き、最後に、そのサウンドトラックのCDを持っていることについて触れました。

実は、このサントラCDを得るまでには、結構な時間がかかりました。

先の記事で書いた通り、この映画(VHS)を観たのは小6くらいの頃です。

その後、何度か繰り返して観るごとに、バックグラウンドに流れる音楽がますます気になっていって、サントラが欲しい!と思うようになりました。
しかし、当時は、今のようにインターネットという便利なものはありませんでした。
CDショップに行っても見つけられず、アニメグッズ専門のお店にも行ってみましたが置いておらず、サウンドトラックCDは作られていないのだろうかと、一度諦めました。

成長するにつれて、ジャンル問わず音楽が好きになっていき、CDショップにも頻繁に足を運ぶようになりました。
それである時、またふと思い出して、探してみたんです。
そうしたら「銀河鉄道の夜/久石譲」というタイトルのCDを発見。

あれ?久石譲?
でもあの映画の音楽は、久石譲って感じではない気がする・・・

皆さんもご存知、久石譲氏はジブリ音楽で有名ですね。
その独特な音楽感は、思い描くことができる人が多いのではないかと思います。
銀河鉄道の夜アニメ映画のサウンドトラックは、久石譲氏の作風には思えなかったのですが、
でも、これしかないし、ジャケットの絵が素敵だから、ま、買ってみよ♪
と思って購入してみたのでした。

家に帰って、ワクワクしつつも、半分は、なんか違う気がする・・・と思いつつ、CDプレイヤーにセットし、いざ、聴いてみましたら・・・
やっぱり、久石譲は、久石譲でした。とってもジブリな雰囲気♪♪
ガックリはしたのですが、全曲ピアノが主体となっていたこともあり、中学までピアノを習っていた私は、ピアノ音楽は大好きですので、これはこれで、OKでした。
恐らくこの音楽感は、特に、エレクトーンをされるかたには人気だと思います。

そしてそれからまたある日、再びふと思い出して、今度はインターネットで探たところ、今度こそ、それらしいCDを発見しました。

こちらはジャケットの雰囲気が、アニメ映画を観ていた私には、それっぽくない気がして、当時は表示画面に詳しい説明書きもなく、また不安になったのですが、
細野晴臣さんて知らないけど、オリジナル・サウンド・トラックってちゃんと書いてあるし・・・
ということで、購入しました。

CDが届いて、
今度こそだね、やっとだね♪
とワクワクしてCDプレイヤーにセットしたところ、聴こえてきたのは、間違いなく、求めていたものでした。
しっかり重低音を効かせて聴くのが心地良いです♪♪

現代は、CD屋さんも減ってしまって、音楽はダウンロードするのが当たり前となりましたが、私は、モノにもよるのですが、基本的に『媒体』を持っていたい派です。
ジャケットのデザインを観察したり、冊子に書かれていることを読むのが好きだからです。

上がサウンドトラックの方、下が久石譲氏のアルバムの、それぞれ帯と冊子

アマゾンで見てもわかるのですが、サウンドトラックの方は、ファンが多くて、2018年に完全版(特別版)というのが出され、私が購入した時より、近年の方が価値が上がっているようです。
私の持っているものには残念ながら入っていないのですが、個人的には、完全版じゃないと聞けないエンドテーマのピアノバージョンをゆったりと聴いてみたいです。

久石譲氏の方は、冊子の挿絵に、「宮沢賢治絵童話集」シリーズで出されている本と同じイラストが起用されていて、絵本ダイジェスト版みたいな感じが良かったりもします。

ところで、その「宮沢賢治絵童話集」というのは、くもん出版から出されていて、宮沢賢治の童話が、それぞれ、異なるイラストレーターの方々によって、素敵な挿絵がなされているシリーズです。

このシリーズの「銀河鉄道の夜」は、東逸子(あずまいつこ)さんの幻想的で素敵なイラストによって、読む人の想像力をさらに掻き立てることと思います。

くもん出版:宮沢賢治絵童話集紹介ページ


ちなみに、「銀河鉄道の夜」の音楽アルバムに関しては、さらにもう一つ、ちまたではよく知られているものがあります。

銀河鉄道の夜 サウンドトラック」というタイトルなので、一瞬、映画のサントラかと思ってしまいそうですが、全国のプラネタリウムで放映されるプログラムのサウンドトラックで、加賀谷玲氏制作によるものです。

加賀谷氏の作品はヒーリング系な感じが特徴で、TV番組、CMなどでもよく採用されています。

こんな風に、たった一つの物語に、インスピレーションを受ける人がたくさんいて、そしてそれぞれのオマージュを表現し、さらにそれを受け止めた人がまた、様々な思いを持てることが、私はとても面白く感じます。
好き嫌いがあるのは人間として当然のことではありますが、批判的な捉え方をするのではなくて、こういう見方もあるのだなーと感じることができると、自分の視野も広がりそうな気がします。


あなたの想像力や
感情を掻き立てるのは
どんな音楽ですか?

臨床美術を初体験した時の感動 その2

臨床美術との出会い 〜左脳と右脳〜


このウェブサイトを開設して一番初めに投稿した記事「臨床美術を初体験した時の感動 その1 臨床美術に出会うまで 〜東日本大震災というきっかけ〜」の続きです。

東日本大震災のあった翌年の1月に、心を病んだ叔父が亡くなりました。
私は、震災時に勤めていた会社では、パワハラがあり苦痛な状況でしたので、叔父の死後、自分の生を無駄にしたくないと思い、仕事を辞める決意をしました。

その頃に、
私って、なんで生きてるんだっけ?
私って、なにをしてる時が幸せなんだっけ?

と、自分を見つめ直し、考えた先にあったのが、美術に対しての思いでした。

小さい頃は、みんなが外で一斉に遊んでいる時でも、一人で黙々と絵を描いているような子供で、小学、中学では、図工や美術、写生会といった時間が大好きでした。

そんな
子どもの頃には大好きだったのに、成長するにつれて忘れてしまったこと
それがなぜだかとても大事であるような気がして、再び美術に目覚たのでした。

今さら自分なんかが美術の世界で食べていけるとは思えない。
でも、美術に関することで、なにか、私にできることはないか

と考え、インターネットで「美術・趣味・仕事・ボランティア」などの単語で検索をかけ、情報を探していたところ、ある日、「臨床美術」の文字が目に留まりました。

初めに記事を見たのは、臨床美術協会」が運営しているホームページでした。

「臨床美術は、絵やオブジェなどの作品を楽しみながら作ることによって脳を活性化させ、高齢者の介護予防や認知症の予防・症状改善、働く人のストレス緩和、子どもの感性教育などに効果が期待できる芸術療法(アートセラピー)の一つです。」

これなら私にもできるんじゃない?!
そう思って、調べていくと、東北福祉大学で「臨床美術のワークショップ(体験会)が受けられることを知り、仙台で受けられるのなら、受けない手はない!と思って、早速、ワークショップ参加の申し込みをしました。

さて、「臨床美術」初体験の日。
東北福祉大学の国見キャンパス(当時はまだ仙台駅東口キャンパスはありませんでした)を訪れ、少し緊張しながら、ワークショップ会場に入ると、あたたかい笑顔で先生が出迎えてくださいました。

私以外の参加者は、小学生の女の子とそのお母さん。
島になった机にみんなで向かい合って座る形。
机の上には、オイルパステルや工作道具。
教室の中には、いろいろな美術作品が並んでいて、それだけでワクワクしていました。

ワークショップは、まず、臨床美術を理解するための導入として、左脳モード右脳モードのお話から始まりました。

左脳右脳の違いというのは、一般的にも知られていますね。

左脳は、言語象徴時間理論など、
それに対して、
右脳は、非言語具体非時間非理性直感といった働きをします。

よく、ひとことでは、それぞれ、
左脳言語脳
右脳イメージ脳
と表現されます。

また、
面倒なことが嫌いな脳で、時間が経つのが遅いと感じるのは左脳モード
対して、
夢中になっている時など、楽しくて時間を忘れる感覚の時右脳モード
であるとも言われます。

さて、それでは、「デジタル画(シンボル画)」と「アナログ画」、
それぞれ、どちらが左脳モードで、どちらが右脳モードで描かれる絵でしょうか?

・・・と言いましても、デジタル画アナログ画ってなに?ってことになりますでしょうか。

それでは、今回は、ここまでにして、次回に、デジタル画アナログ画についてと、今度こそ本題の臨床美術の実践についてご紹介しますので、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします☆

この記事の続きは、こちらです↓
臨床美術を初体験した時の感動 その3


あなたには
子どもの頃は好きだったのに
忘れてしまった
なにかが、ありませんか?

叔母の愛とクロネコヤマトさん

私が生活できている理由


突然、宅急便が届きました。
あれ?私なんか注文してたっけ??

宅急便屋さんから受け取った小包の伝票には叔母の名前。
届いたのは叔母からの突然の贈りもの。
お米と、マスクでした。

なぜかいつも、叔母はちょうど私の米の在庫が少なくなってきた頃、「お米、そろそろ注文しなきゃ」と考えている時に、タイミングよく送ってくれるのです。
まるで私の気持ちが届いてしまっているかのようです。

マスクも、昨年風邪を引いた時に買っていたものが数枚あり、それを洗いながら使い回していたのですが、それもそろそろ限界かな、と思っていたところでした。
既成の使い捨てマスクに加えて、手作りのマスク。
叔母は、手作りの料理がなんでも美味しければ、裁縫の腕もさすがです。
マスクは、私にしっくりくるデザインで、まるで私が選んで買ったものみたいと、嬉しさ倍増です。

叔母は、「はじめに」と「臨床美術を初体験した時の感動 その1」で触れた、震災で心を病んで亡くなってしまった叔父の奥さんです。

叔父と叔母は小学校からの同級生同士で結婚した、誰からみても素敵なおしどり夫婦でした。
私の母の弟である叔父は、母とは少し年が離れていて、二人が結婚したのは私が7歳くらいの頃。
子供ながらに、おめかしして初めての結婚式参加、しかも花嫁のベールを持つ役割をもらえたので、自分も幸せなお嫁さんにでもなったような気分でドキドキワクワクした感覚を今でも覚えています。

叔母は私と血が繋がっていないにも関わらず、叔父がそうしてくれていたように、いつも私のことを気にかけてくれています。

叔父が亡くなった時、私が叔父の運び込まれた病院に駆けつけた時には、叔母は過呼吸状態となり、別室のベットの上でもがいていました。
叔母まで死んでしまうのではないかと、とても怖い情景でした。
なのに、私がそばに行くと、「ごめんね、ごめんね」と息も絶え絶え、なんども私に詫びるのです。
叔母が悪いのではないのに、誰よりも辛いのは叔母自身のはずなのに、姪の大事な叔父を死なせてしまったと自分を責める気持ちだったのだと思います。

そんな時まで、自分のことより、私のことを思ってくれるような、愛情深い人です。

届いた荷物を、軽やかな気分で定位置に片付けながら、
私、ひとりじゃないんだ・・・
と、生かされていることに、幸せでありがたい気分に浸る、ある日常。

そしてやっぱり私は思うのです。

おんちゃん、なんで死んじゃったの。
自分から命を絶つなんて、絶対ダメでしょ。
こんな素敵な奥さんがそばにいたのに。
私、今、幸せだけど、あなたが生きていたら、もっと、幸せだったのに。
涙を流すことは、今よりずっと、減っていたのに。
だから、私は、ちゃんと生きるよ。

それから、宅急便屋さん、こんな世の中が大変な時にも、配達を止めないで届けてくれて、本当にありがとうございます。
届けてくれたのは、クロネコヤマトさんでした。

ヤマトさんは、東日本大震災などでの被災地支援にも、尽力されていることで知られています。
いつも、私たちの生活に必要な、物の流れを止めないでいてくださることに、心から感謝です。


あなたの生活は、誰の愛で
支えられていますか? 



月刊事業構想
事業構想大学院が編集する、ビジネス雑誌。
企業活性や地方創生など、イノーベーションのヒントとなる情報誌です。
ヤマトさんの震災時の記事は2014年5月号に記載されました。

月刊事業構想 (2014年5月号 特集 強い“企業理念”)

月刊事業構想2020年6月号: 未来を変える働き方

世界遺産検定

心に築く「平和のとりで」

先日、「写真」のカテゴリーで、花と美術と世界遺産の国オランダについて触れ、そこでちょっと書きましたが、私は主に「美術と世界遺産などの芸術に触れること」をテーマに、旅行します。

とは言え、これも震災後に言い始めたことですので、自分にとっては、これからが本番だと思っています。
一度きりの人生、死ぬまで、できるだけ多く、心が震える場所を訪れたい。

デンマークの世界遺産 シェークスピア「ハムレット」の舞台でもあるクロンボー城屋上からの眺め

そこで、どうせなら、なんとなくではなくて、それなりに知識をつけて、出かけた方が楽しいだろうなと思い、世界遺産検定を受けてみようと思い立ったのがおととしの冬でした。
一番基礎となる4級試験に、12月締め切り直前に申し込みをして、翌年2月に受検し合格、そして今年、昨年と同様2月に3級を受け、合格しました。

世界遺産検定は、子供から大人まで毎年大勢の人が受ける、とてもメジャーな試験で、年に4回も開催されます。
(マイスターと1級はそのうち2回)

世界遺産検定のホームページによると、
「世界遺産検定は、人類共通の財産・宝物である世界遺産を通して、国際的な教養を身に付け、持続可能な社会の発展に寄与する人材の育成を目指した検定です。」
とされています。

そこまでの志を持ったわけでもなく、単純なきっかけで世界遺産検定合格に向けての勉強を始めた私ですが、学び始めてすぐ、心があたたかくなり、世界遺産をますます勉強したい!と思えるようになったポイントがあります。

『戦争は人の心の中に生まれるものだから、人の心の中にこそ、平和のとりでを築かねばならない』

これは、ユネスコ憲章の前文にある言葉です。
検定の公式テキストで一番初めに学習する部分です。

この解説として、
「世界中の人々が互いに不信感や敵意を抱かぬよう、またそれを心の外に出さぬよう、お互いに理解し合うことが平和な世界を築く上で重要であるという、ユネスコの理念をよく表したもの」
と、テキストには記されています。

単に、世界遺産のなにがどこにあってを知るだけではなく、世界遺産の理念の誕生の背景や、世界遺産はなんのためにあるのかなど、学んでみると興味深いところがたくさんあって、面白いです。

ところで、“資格・検定”というものは、役に立つか立たないかをよく議論されますが、個人的にはこういったものは、人に評価してもらう手段ではなく、自分を成長させるための学びの機会だと思っています。
自分の人生を豊かにするためのもの。

だから、取得・合格に向けての勉強は、全くといったら嘘になりますが、そんなに、苦痛になりません。
充実し楽しく感じていることがほとんどです。

特に、世界遺産検定の試験当日の会場は、様々な年代の人の姿がありますので、みんな自分の人生のために励んでるんだなーと、なんだか力になりますよ。

左から、兵庫県姫路市 姫路城、岩手県平泉町 毛越寺、岐阜県白川村 白川郷

ちなみに、毎週日曜の午後6時からわずか30分、TBSテレビで「世界遺産」という番組もやっていますから、ご興味ありましたらご覧になってみてください。
TV番組が取り上げる場所なので、僻地とかよっぽどの旅好きじゃないとトライできなそうなハードルの高い遺産が紹介されることも多いですが、TVじゃないと見られないような美しい断崖絶壁の山々や広大な青い海とか、うわーっと思わず言ってしまうような場面が結構あると思います。
もしかしたら、何かあなたの琴線に触れるようなこともあるかもしれません♪

あなたの心が震える場所は
どこですか?

世界遺産検定(3・4級)の公式テキストと過去問集です。
テキストはオールカラーで、様々な世界遺産を、視覚的にも楽しむことができます。

はじめて学ぶ世界遺産50 世界遺産検定4級公式テキスト<第2版>

きほんを学ぶ世界遺産100 世界遺産検定3級公式テキスト<第2版>

世界遺産検定3・4級公式過去問題集<2020年度版>