あの日から10周年の今日

2021年3月11日 東日本大震災追悼式


2011(平成23)年3月11日(金) 14時46分に起きた東北地方太平洋沖地震による大災害。
あの日から、10周年を迎える今日。

私は、宮城県名取市の港町である閖上(ゆりあげ)が出身地であるとともに、母の実家が仙台空港付近である北釜地区(名取市)で、身内では母方の祖母と叔父がなくなっているので、毎年、名取市主催の追悼式に参列しています。

名取市の追悼式は名取市文化会館で行われます。
ここには、画家だった祖父の絵を飾っていただいているので、その作品とも対面できる時間を持つこともできるのが、個人的にはありがたいのです。
実家は完全に流失し、実家にあった祖父の作品も全て失われてしまったので、こうした所に残されているのが、遺族としては、本当にありがたいことなのです。

昨年は、コロナによって、式は中止となり、献花だけが可能でした。
かなり人がまばらで、虚しかったのを覚えています。

今年は、コロナ禍の中でもなんとか無事迎えられた式典。
新天皇そして新総理大臣も初めてとなる追悼式です。
このような点からも、節目の10年という感じがしました。

とはいえ、もう10年であり、まだ10年・・・
今日の式での遺族代表者の方による言葉にあった「心の復興は終わらない」といフレーズが、耳に残っています。

今日は朝から爽やかで、1日中穏やかなお天気に恵まれましたが、10年前のあの日は地震後、雪に見舞われました。
私は、勤めていた職場から徒歩で当時住んでいた自宅へ3時間近く歩いて帰ることにはなりましたが、自分の部屋で夜を越すことができました。
一方で、私の実家に住んでいた祖母や義妹とその子供達を含む大勢の人が、寒空の下で、ひどい光景を目の当たりにながら、夜を越すことになったのです。

今日、静かで平和な朝を迎えられたことに、これほど感じる感謝の念。
あの日がなかったら、こんな気持ちも持つことはなかったかもしれません。
生かされたことには何か意味があるのだろう。
そう思って、明日も生きていきます。


あの日から
あなたにとっては
どんな10年間でしたか…?


しっとりずっしり魅力の詰まった至福のパウンドケーキ

パウンドケーキに愛と情熱をかける“YOU&G”実店舗がまもなくオープン


2021年2月のある日、インスタグラムに「いいね」をいただけたことで知った「YOU&G」さん。
それまでは全く知らずだったもので私の世間知らずもいいところなのですが、TV出演などもされて人気急上昇中の、仙台のパウンドケーキ専門店でいらっしゃいます。
(私は、インターネット等で自分が欲しい情報だけを得たいタイプで、TVもほとんど見ないのです・・・)

この度、初めてその存在を知った私は、ここ仙台に「パウンドケーキ専門店」なんてあるんだ、「高級」って謳ってるけど、どんなものなんだろう?というところからちょっと興味を惹かれ、さらにチェックを入れると、今年(2021年)4月に店舗をオープンされる予定で、カフェで使用するお皿は、当ブログでも紹介させていただいた「ガラス工房尚」さんの作品とのこと!
これで一気に私の「YOU&G」さんへの興味のボルテージが上がりました。

ガラス工房尚さんについての記事:
紅葉の秋保プチ旅/自然と美食と芸術を満喫する秋の一日
3時のおやつ展@ガラス工房尚/楽しくて美味しくなる♪3人のガラスと金属の素敵なコラボレーション

そして、ちょうどその情報を得た時に、アエル(仙台のランドマークの一つ)で出品されている、しかも最終日とわかり、これは行かねば!と思い行ってみたのです。
・・・が、いくら探しても見当たらず・・・
残念だけど、ご縁がなかったのだろう、と思うことにしました。

・・・が、先日、仕事の都合で菓子折りを買う用事ができ、藤崎(仙台の老舗百貨店)へ行くと、偶然にも「YOU&G」さんが催事出店されていたのです★

しかも宍戸元紀シェフご自身がいらしたので、もちろんお声がけし、お客さんも並ばれていた為、長くは話せませんでしたが、親切にご対応いただけ、以下の4点を購入させていただきました。

左から、アーモンド、スイートチョコ×レモン、桃生茶大納言、ミルクチョコ×いちご

ちなみに、私がアエルに行った時に出会えなかったのは、最終日には全て売れ切れてしまっていた為だったそうで。
そして再びの明日・明後日(3月6日(土)・7日(日))の2日間のみではありますが、アエルで催事開催されるおかしマルシェに出品されるそうです♪

上の写真は、アーモンドのパウンドケーキ。
優しい甘さでアーモンドがしっかりしっとり、私好みです♪

こちらは、奥が桃生茶大納言で手前がスイートチョコ×レモン。
どちらも、ずっしり、食べ応えがあって、濃厚な美味しさ。

ところで、お茶の風味が広がる中に大納言の甘みと食感を楽しめる大納言のパウンドケーキですが、なぜ桃生のお茶なのですか?と伺いましたところ、

「当店は高品質なパウンドケーキと共に仙台、宮城、東北の魅力発信をするお店です。
桃生茶は『北限のお茶』と呼ばれ大変希少なお茶であり、東北人に好まれるお茶です。
生産者の方と直接お会いし、魅力を伝えたい!と思ったのでパウンドケーキをおつくりしました。」

とのこと。

*桃生茶:宮城県石巻市の桃生町(ものうちょう)で栽培されるお茶

そう、パウンドケーキ専門店YOU&Gさんがお届けしているもの、それは・・・


普通のパウンドケーキとは違う
人々が笑顔になる魔法のパウンドケーキ


パウンドケーキを通して
東北と日本全国、日本と世界をつなぐ

パウンドケーキを通して
家族の空間と時間をつなぐ

小麦粉、バター、卵、砂糖。
1パウンド(454g)ずつで出来る
パウンドケーキを通して想いをつなぐ


YOU&GさんWebサイトブログより抜粋


多くの人の幸せを願う愛、熱い情熱から生み出される、まさに幸福のパウンドケーキ。

現在は催事販売や通販のみですが、このパウンドケーキが実店舗で食べられるようになるのは、来月(2021年4月)から。
楽しみですね。

なお、人気ゆえ、既に目標達成されていますが、YOU&Gさんは現在、クラウドファンディングに挑戦されています。
魅力的なリターンありですので、この機会に応援すると共に、至福のパウンドケーキ体験はいかがでしょう?
もちろん私もエントリーしました♪「あなただけのオリジナル」なパウンドケーキが送られてくるなんて、素敵すぎますもの♪♪(←これは7,000円のコースです)
ファンディング期間は3月9日までということで、本日は3月5日ですので、残すところ4日です。

あなたと作るパウンドケーキ専門店リアル店舗(クラファンサイト)

また、以下のWebサイトから、YOU&Gさんの美味しいパウンドケーキが購入できます♪
パウンドケーキ専門店YOU&GさんのWebサイト

リアル店舗を開店された後は、また是非、記事をアップさせていただきたいと思います。


関連記事
待望のYOU&Gクラファン返礼品!/それは支援者の願いに応えたオリジナルケーキ♪


あなたは
どんなパウンドケーキを
食べたいですか?

鶏肉のみぞれ煮とワイン

日本のありがたい調味料「みりん」それから「お箸」


改めて述べるまでもないのですが、和食には「みりん」が活躍しますね。
ここ日本では、家庭には必ずと言っていいほど常備されている「みりん」。

ですが、海外では当然当たり前ではないわけで。
先日、フランスに住む友人とのメールで、「貴腐ワイン」を「みりん」の代用に出来ないかなと考え実験してみるというお話を受けて、それ面白そう、是非ブログにもアップして!とお願いしたら、応えてくれました♪

フランスの甘口ワイン「モンバジャック(Monbazillac)」に、イタリア料理によく使われる「ポルチーニ茸」の戻し汁を入れたり、いろいろ格闘したそうです。

詳しくはこちら♪
みりんの代用に貴腐ワイン

彼女のサイトより、写真、転載させていただきます☆

和食・・・?
やっぱり友達の言う通り、フォークとナイフで洋食にしか見えない・・・
でも、とっても美味しそう!

フムフム、これに合うワインはゲヴュルツトラミネール(Gewurztraminer)なのね。
私もやってみよう!
と言っても、単純に、純和風の「鶏肉のみぞれ煮」にワインを合わせて味わってみたいと思ったまでで、私は普通にみりんを使いますね。
だって、わざわざみりんの代用を考えていたら、やっぱり大変そうだもの・・・

ここは、日本。みりんは当然ある。
逆に、ゲヴュルツトラミネールは、簡単に見つからないかも。
でも、ワイン専門店にでも行くと発見できるし、ネットだと間違いないですね。

鶏肉のみぞれ煮とワインのマリアージュ、美味しい♪
普段は辛口なワインが好みの私ですが、甘口でもスパイシーさにバラとライチっぽい風味が広がるゲヴュルツトラミネールは、贅沢で幸せな気分に浸ることができます。

さて、私の場合、鶏肉のみぞれ煮は、一口大に切った鶏もも肉(1枚分)をポリ袋に入れて、少々の酒と塩と片栗粉で揉み込んでおき、その間、だし汁(1カップ)、醤油、みりん(各大さじ2)、砂糖、酢(各小さじ2)を合わせ耐熱ボールに入れてレンジでチン【A】、それから、たっぷりの大根おろしを準備。
フライパンで、鶏肉に焼き色がつくくらい焼いたら、そこに【A】と大根おろしを入れて5・6分煮込んで出来上がりです。

今回は、甘めのワインに合うブルーチーズのサラダを付け合わせにしてみました。

ところで、フランス版鶏肉のみぞれ煮との違いといえば、調味料の他に、「お箸」で食べる和食は、初めから取りやすい大きさに切ってある点かしら、と気がつきました。
和食はナイフ使わないんだものね、取りやすくて食べやすい大きさにあらかじめ切って出すって気遣いだったんだなって、今更ながら、改めて。

海外の文化を知って、改めて日本の文化を知る。
今はまだコロナの影響で、国内でさえも気軽に遠出できない状況だけど、こんな形での異文化コミュニケーションも、日常を楽しく豊かにできる手段の一つですね。

海を隔てた遠くの地から、素敵なひと時をシェアしてくれた友達にも、心から感謝です☆


ワインに合う和食
あなたのオススメは
なんですか?

地震による傷口を覆う誓い

‘想い’は ‘誓い’と言えるほど強いものに


昨晩(2021年2月13日)、23時7分、福島県沖の大きな地震がありました。
ここ仙台、私の住む地域は震度5強だったそうです。

発生時は、3.11の時の感覚が蘇り「またなの・・・?」という言いようのない恐怖感。
何もなすすべなく、部屋の一番安全と思われる場所で、ただ膝を抱えて、待つだけ・・・

でも、揺れが収まってからは、10年前より多分マシというのが直感としてありました。

とはいえ、部屋は大変なことに・・・
一番大きな本棚が倒れ、キッチンも物が散乱し食器類もいくつか割れ、古いマンションで、住んだ時からたてつけが悪かった玄関の収納は案の定めちゃくちゃ・・・

部屋はこの通りひどい惨状だけど、でも、運よく、携帯も使え、ネットも見られる、電気やガス、水道といったライフラインは問題ない、津波の心配はないってことだし、翌日は日曜、部屋さえ綺麗にすればいいだけ。
過去の経験があるからこそ、昨晩の時点で、そういう安心感はありました。

だけど、大丈夫なのはわかってるんだけど、心臓の鼓動が平常ではない。
心が落ち着かず、ざわつく。
私は軽度だと思うけど、こういうのをPTSD:心的外傷後ストレス障害というのでしょう。

私でさえこうなんだから、相当な不安感を抱え、震えている人もいるだろうな・・・

一度受けた深い傷というのは、いくら年月が経っても、そう癒えるものではない。
傍目にはわからないけど、苦しんでいる人がいるってこと、癒しを必要としている人がいるってこと、忘れないで、私に何ができるか考えよう。
そんなことを改めて思いました。

熟睡などできるはずもなく、疲労感と共に朝を迎えて、変わり果てた部屋の様子に呆然としながらも、重い腰を上げ、ちょっと片付けてはため息をつき、人には動かすのが大変な棚などが動いていることに、自然の力ってすごいなと恐怖を抱くと共に感心もしつつ、やる気を失くす、の繰り返し。
全くもって、作業がはかどりません。

もう、あんまり頑張らないで、休憩入れがらやろう・・・
カオスなキッチンでお湯を沸かし、コーヒーを入れて、一服し、散々な部屋をボーッと眺めつつ思うのは、

厳しい試練をどうしてこうも与えられるんだろう・・・

目指しているのはオアシスなのか破壊された世界なのかという混沌とした現代にいる私たちに対して、人としての本来の心を失うな、生かされていることに感謝し、豊かな心を保つようにと、自然の怒りを使って神様が教えてくれてるのかなぁ

やっぱり、人生、大切に生きなきゃ・・・

いつ何が起こるか、わからない。
備えも大事だけど、先のことばかり考えて、不安を抱えて生きるよりも、今を幸せに生きることを考えよう。

仕事や与えられた使命に心込めて取り組みながら、コロナ禍という制限がある中でも、やりたいこと出来ることはやろう、行けるところには行こう、会いたい人には会って、感謝の気持ちを伝えよう。

遅かれ早かれ命は尽きるのだから。
その時に後悔がないように。
充実と、最高のありがとうの気持ちを感じて、自分の人生に幕を閉じることができるように。

これまで抱いていた‘想い’が、‘誓い’というさらに強いものに変わったように感じています。


あなたの
人生に対しての
誓いはなんですか?


大切な人の法則

臨床美術の心は全てに繋がる


全国の臨床美術士に向けて発信された、関根一夫先生の新春講演会「いきるをえらぼう!」の動画を見させていただきました。

生きるを選ぶ
含蓄のある言葉ですね。

臨床美術は、独自のプログラムにより、絵やオブジェなどの作品を楽しみながら作ることによって脳を活性化させ、高齢者の介護予防認知症の予防および症状改善働く人のストレス緩和子どもの感性教育などに効果が期待できる芸術療法(アートセラピー)の一つです。
1996年に研究が始まり開発されてまだ30年に満たないものではありますが、現在では、療法という枠を超え、老若男女誰もが体験でき心地よい五感への刺激リラックスできるコミュニケーションによって、生きる意欲潜在能力を引き出す効果のある創作活動として、徐々に認知され、活動ネットワークも広がりを見せています。

この臨床美術考案者の一人であり、牧師でカウンセラーの関根一夫先生については、既にこのサイトでも私の尊敬する方の一人としてご紹介しています。

関連記事:
臨床美術におけるナラティブ(語り)/そして、「いてくれてありがとう」という語り
いてくれてありがとう/いつも忘れずにいたい素敵な言葉

臨床美術士の資格を取得する過程において、関根先生によるビデオ講義の時間があるのですが、皆、涙するほど感動し、臨床美術に出会えたことを心から喜ぶとともに、関根先生の大ファンになること請け合いです。

今回発信された動画も、変わらず、飾らず、やさしさあたたかさに溢れたもので、「講演」と言っても、堅苦しいものではなく、私たちに寄り添い、語りかけてくれている、そんな感じのものでした。

このご講演は、コロナ禍にあって活動も難しくなっている臨床美術士に向けての励ましのメッセージでもあったわけですが、その中で、臨床美術を行うには仲間の存在が大切になってくることもあり、それが生きる力にもなるのだというお話がありました。

そこで、先生が「大切な人の法則」として述べてくださったこと。
これは是非書き記して胸にとめておかねばと思いました。


〜 大切な人の法則 〜


一緒にいる時間が短く感じる

また会いたいと思う


ふとした瞬間に思い出す


自然な笑顔でいられる


話を真剣に聞いてくれる


何気ない一言が胸に刺さる


いつも頭の片隅にいる


失いたくないと思う

そんなお互いの関係があることで、人は生きるを選べるのだ、という素敵なメッセージ。

このような関係性は、臨床美術仲間に限らず、どんなところでも必要とされるものですよね。

心から大切だと思える人に出会えれば、自分自身の生きる支えになるし、数の問題ではないことではありますが、そういう風に思える人が多い人ほど、その人自身が周りからも大切と思ってもらえている、人の支えになれているということ。
そういう人でありたい、そう思います。


最後に、いつも素敵なお話をしてくださる関根先生、力をくださりありがとうございます。
また、今回このような講演企画を担って下さった臨床美術士の有志メンバーの方々にも、感謝を申し上げたいです。
私も少しずつでも癒しの世界が広げられるよう、後に続いていきたいと思います。



あなたには
大切な人が
いますか?

あの日からもうすぐ10年

東日本大震災から静かに復興している閖上


年明け初めて、自分の生まれた地「閖上(ゆりあげ)」に行って来ました。
閖上は、宮城県名取市の港町です。

少し雲がかってはいましたが、寒さ和らぎ爽やかなお天気に恵まれ、気持ち安らぐ時間を持つことができました。

2011年3月11日、東日本大震災が発生したあの日から、もうすぐ10年という節目を迎えます。

無慈悲にも壊滅してしまった閖上ですが、ゆっくりと静かに復興しています。

閖上の砂浜と穏やかな太平洋。
この海があのおぞましい津波と化したとは想像もしたくないです。

あの津波を受けて、長い長い堤防が設けられました。
今では、散歩、ランニングにはうってつけの環境。

そして、昨年(2020年)10月には「名取市サイクルスポーツセンター」が復活をとげました。

同施設は、1975年に開設され、私にとってはもちろん、閖上で生まれ育った人なら何度となく訪れたであろう思い出の場所。

1周4キロの「サイクリングロード」や「おもしろ自転車広場」に、スポーツコート、さらには日帰り入浴も可能な天然温泉も備えた名取ゆりあげ温泉「輪りんの宿」が併設され、震災前より充実したレクリエーション施設として復活した「名取市サイクルスポーツセンター」。
東北の新しいレジャースポットとして再出発されたこと、閖上出身者として、とても嬉しく思います。

宿泊施設「輪りんの宿」の屋上からは、広大な景色を臨むことができます。

伊達政宗の命じにより物資輸送のために開削された貞山堀(ていざんぼり/貞山運河)の周辺も、綺麗に整備され、喧騒のない静かな時間を過ごすことができます。

貞山堀を挟んで「名取市サイクルスポーツセンター」の対岸側は、釣り船の出船場となっています。
手ぶらで釣りが楽しめるサービスなどもあるそうですよ。

閖上港朝市が開かれる場所付近の堤防も整備され、そこから眺める並んだヨットと広浦湾の風景は、昔と似ている部分もあり、ノスタルジーを感じます。

あの日からもうすぐ10年。
変わってしまったけれども、懐かしい風景もあり、私のルーツはここにあることに変わりないんだなと感じるとともに、生かされていることに感謝し、この尊い命を精一杯、大切に生きようと、改めて思えました。

清々しくも穏やかで、幸せな時を過ごせたことに、心からありがとう・・・


名取市サイクルスポーツセンターのWEBサイト


あなたの
大切な場所は
どこですか?

慢心は人間の最大の敵

我が心にはマクベスがいないか・・・


ウィリアム・シェイクスピア(William Shakespeare)
本をあまり読まなくとも、知らない人はいないであろう、偉大な文豪。
シェイクスピアの四大悲劇の一つ、「ロミオとジュリエット(Romeo and Juliet)」であれば、大抵の人があらすじを知っていますよね。




”現代版”といっても現在(2021年)からすれば少々古くはなりますが、レオナルド・ディカプリオ主演の映画、現代版「ロミオとジュリエット」(1997年作)は、本で読むような取っ付きにくさはなく、親しみやすい上、見応えがあり、多くの方が観ていらっしゃると思います。




さて、それでは、こちらはどうでしょう?
同じくシェイクスピアの四大悲劇の一つ「マクベス(Macbeth)」。

マクベス」も、数多く翻訳、舞台化、映画化されています。
次の動画は、2015年にイギリスで映画化されたものの予告編です。
この映画は、そういう物語なのでしょうがないのだけど、救われない感漂いますが、映像がとても幻想的で美しいので(残酷な場面もあるけど…)、静かな気持ちになれます。


この予告編の「あなたの心のなかにも、マクベスがいる」というキャッチフレーズが、秀逸だなと思いました。

物語は、国のために戦い英雄と称えられた将軍マクベスが、残念にも野心にかられてしまい、その妻であるマクベス夫人と共に、人を欺き、残虐な殺人を働き、自ら破滅へと向かう、とても暗いお話しです・・・

さて、今回タイトルにした

「慢心は人間の最大の敵」

これは、1949年、日本で一番最初に「マクベス」を翻訳出版された(野上豊一郎訳/岩浪文庫出版)中の一文で、名言として語り継がれているものです。


慢心」とは、先日の投稿でも触れました通り、「おごり高ぶること。また、その心。自慢する気持ち。」のこと。

関連記事:
感情をマネジメントできる人でありたい/負の感情とも向き合いつつ、慢心や虚栄心には負けないように

このセリフにあたる部分は、先ほどご紹介した映画では直接的に取り上げられていなかったのですが、褒め称えられたことからうぬぼれ、欲望に囚われ身を滅ぼしていくマクベスを描かれているところで、慢心に蝕まれるとどうなるか、ということを深く考えさせるものでした。

私の心にはマクベスがいないか。
自分を省みて慢心を戒めることを、忘れないようにしたいです。


あなたの心には
マクベス(慢心)が
いませんか?



目標達成の理由はそこに愛があるから

アスイクさんからのクラファン協力御礼のお手紙


個人的に感銘を受けて以来、応援している仙台のNPO法人「アスイク」さんがチャレンジした2021年12月1日〜31日までの1ヶ月間のクラウドファンディング。
アスイクさんの取り組みは素晴らしく、少しでも多くのかたに知っていただきたいので、当サイトでもご紹介させていただきました。

関連記事:
子どもたちの幸せを願って/NPO法人アスイクさんの取り組み
子どもたちを守りたい!アスイクさんのクラウドファンディング/仙台のNPO法人アスイクさんの「食糧支援×見守りプロジェクト」

出だしの頃は苦戦したようですが、中盤を過ぎてからみるみるサポーターが増え、寄付額も増え、12月26日には、目標だった120万円を達成し、最終的には1,385,000円の支援額(支援者108名)となったとのこと。
経過は時々Webサイトで見ていましたし、ご報告のメールもいただいて、目標を達成されたことが確認できた時は、特別なことは何もできていない一支援者ながら、とても嬉しかったです。

そして、昨日ポストに、アスイクさんからのお便りが届いていました。

気持ち程度の支援しかできない立場ではありますが、やはり、応援する団体が掲げた目標を達成し、こうやってお便りなどいただけると、こんな自分でもちょっとは役に立てたかなと嬉しいものです。

ところで、今回、アスイクさんが目標を達成できたのはなぜでしょうね?
クラウドファンディングというと、寄付額毎に返礼品にも差をつけるのが慣習ですが、アスイクさんはあえてそうされていません。
でも、しっかり目標を達成されました。
この理由こそが、現代の多くの人が切望している願いに直結しているからではないかと思うのです。

さてここで、アスイクさんのHPに掲載されている、代表の大橋雄介さんのメッセージを引用させていただきます。


一人ひとりの幸せをさがす。


この先の未来を見通すことは困難ですが、after/withコロナの世界は、AIや通信規格などのイノベーションも相まって、これまでの世界とは大きく形を変えていくことは間違いないでしょう。
平均寿命が長くなる一方で、体が動くうちは働き続けなければならない社会の到来も近づいています。

生活様式や働き方、あるいは価値観が大きく変わっていく中、今日まで出会ってきたような生きづらさを抱えた子どもたちは、どのように生きていけばよいのか。
経済的な困窮、虐待、精神疾患、不登校や中退による孤立。
今を生きることだけでも精いっぱいな子どもたちは、これまでになく変化が大きく、これまでになく長時間労働ならぬ長期間労働が宿命づけられた時代に、どう生きれば幸せな人生を全うできるのか。

社会が大きく変化する今だからこそ、それを機会ととらえ、これからの生き方や幸せのカタチを子どもや若者たちとともに考えていきたい。
きっとそれは、これまでの社会に彼ら彼女らを適応させるのではなく、その人なりの答えを探すようなことだと思います。

「アスイクについて/ミッション・私たちの使命」詳細欄より一部抜粋


アスイクさんが挑んでいるのは、困難を抱えた子ども達とそれを取り巻く人々の幸せを創出すること。
そこに本当の愛がないと実現できない取り組みです。

アスイクさんの活動は、直接支援差し上げてる方々、支援を受けている方々だけでなく、間接的にでも自分以外の誰かを救うために何かしたいと思っている人たちの心をもあたため、それぞれの生きる力の源ともなり、そしてその周辺には、目には見えなくとも、やさしさの糸の絆が紡がれていくのだろうと思います。

今回のクラウドファンディングを支援した人々は、そんな愛ある活動に真摯に取り組むアスイクさんの姿勢に感銘し、また、自分も愛ある幸せな世界を広げるために貢献できるならという想いを持った人達で、そこに、返礼品が何かということは、ほとんど意味がないということでしょう。
「嬉しい」「幸せ」「良かったね」「助かったよ」「ありがとう」ただそんなあたたかい言葉の交わし合いと、笑顔を生み出すことができればいいだけ。

この科学の発達が進む現代にあって、あらゆることが過剰なほどに加速され、格差社会の問題が依然としてある中で、人間の原点を振り返り、本来の幸せについて、本当にこれでいいのだろうか?と考える人々が増えてきているということが背景にあるのではないでしょうか。
現代ならではの問題が徐々に浮き彫りになってきているという一方で、本来の人間の幸せを考えるということは正常な人間として当然のことであり、幸福な世界を創って行く上では、希望となる現実かもしれないとも思うのです。

変わりゆく困難な時にこそ必要なのは、やさしく愛のある心であるということに一人でも多くが気がつき、互いに寄り添い、支え合って生きていかねばならない、そういう段階に私たちはいるのではないかと感じています。


あなたにとっての
愛ある世界とは
どんなですか?

今日は獅子座の満月の日★

澄み切った冬空に想いを


あなたは、星占いとか、信じますか?
私はというと、あまり信心深いタイプではないです。
信じるか信じないかはあなた次第、と思いますので、お金を払ってまで占いしてもらう友達を否定しませんが、私自身はそういったことはやりません。
でも、例えば、神社にお参りに行ったらおみくじを引きますし、自分にとって都合の良い、といいますか、前向きにさせてもらえる内容なんかは柔軟に取り入れたい、そんな人間です。

ところで本日、2021年1月29日、星占い好きはもちろん、そういったことには興味ないかたにも是非とも空を見上げていただきたい!
とっても美しいお月さまが輝いてますから☆

今日は、獅子座の満月なんですって。

太古から月の満ち欠けに合わせて生きてきた人間には、その月相が、人生を歩む上での拠り所になってたりもするというわけで。

私が感銘する作家の一人、鈴木真奈美さんのブログによると、


しし座の満月は、
フタをしていたネガティブが、
表に出てきやすい時期です。

不安や心配、
トラウマやコンプレックスなど、
あなたの心を
縛るものがあれば、
このタイミングで、リリースしてきましょう。

もうひとつ、
しし座の満月は、一人ひとりが、
素晴らしさを世に打ち出していく時。
これこそ、風の時代に、必要な要素です。

「なにか動き出したい!」
「新しいことにチャレンジしたい!」

そんな想いがあるなら、
この満月と、節分&立春を
追い風にしてください。

鈴木真奈美さんのオフィシャルブログより


ということだそうです。
ありがたいメッセージですね。

トラウマやコンプレックス・・・ああ、なんか覚えがあるな・・・
でも、そんなもの、リリース(流す)しちゃえばいいんだね。
やりたいことにチャレンジしていけばいいんだね、それが今なのね♪
と捉え、一歩一歩、ゆっくりでもいいから着実に進んで行こう、そう満月に想った、今晩。

ちなみに、今日を見逃しても、数日は大きくて真ん丸に近いお月さまを楽しめますので(天候の問題はありますが)、是非、夜空を慈しむお時間、持ってみてくださいね☆


あなたの
月への願いは
なんですか?

こんなに面白かった鉄腕アトム

純粋な愛 X 鉄腕にかなうものはない


先日、画家パウルクレーの絵に谷川俊太郎の詩が添えられた絵本をご紹介しましたが、谷川俊太郎さんといえば、元祖TVアニメ「鉄腕アトム(昭和版)」主題歌の詩を作られた人であることはご存知でしたか?

前回の記事:
大人のための画家と詩人のコラボ絵本/パウル・クレー X 谷川俊太郎

手塚治虫原作のアニメ「鉄腕アトム」は、1963年からフジテレビ系で日本初の30分テレビアニメシリーズとしてアニメ化、1980年には日本テレビ系でカラー版の『鉄腕アトム (アニメ第2作)』が制作され、言わば、カラーアニメの原点とされる名作。
2003年には平成版のアトム、さらにはCGによるアニメ映画も作られ、少しずつ形を変えつつも、多くの世代に愛される作品です。

先日の投稿の際、谷川俊太郎さんから鉄腕アトムを思い出し、小さな頃にTVに食い入って見た記憶が蘇ったので、思わず動画を探しまして、初めは歌だけ聞ければいいかなと思っていたのですが、第1話、面白くて見きってしまいました。

これを見る前、記憶にあったのは、主題歌の部分と、近未来SFのワクワクする展開の中で子どものロボットが世界を救うという物語に魅力を感じていた点で、具体的な内容は全く覚えていなかったのですが、今回YouTubeで見て、こんなに面白かったのかーと関心。
もしかしたら私の近未来SF系の映画が好きな原点は、ここにあるのかもしれません。

それにしても、アトムの誕生秘話、こんな話だったんだ?!といきなりのシビアなストーリー展開に驚きました。
第2話、3話と続けて見たくなってしまいますね。

このSFストーリーが面白いというのは一つですが、「鉄腕アトム」で手塚治虫が伝えようとしているのも「愛」ですよね。
アンドロイドではあるけれど、子どもの心を持っているからこそ表現できる純粋な愛。掛け値無しのやさしさ。
愛のある鉄腕だからこそ、みんなに必要とされ愛される百万馬力になるのだろうな、いくら怪力とか権力とかお金があっても、そこに愛がなければ何にもならないよねと、またまた深く思い浸りました。


あなたは
子ども心
覚えていますか?