MERCY movie goods: poster, flyer, brochure 映画 マーシー AI裁判 映画レビュー

映画『MERCY/マーシー AI裁判』から考えた、AIと人間のこれから

〜臨場感あふれるIMAXで体感した近未来〜


未来SFを描かれた映画が大好きな私にとって、『MERCY/マーシー AI裁判(原題:MERCY)』は公開前からとても楽しみにしていた作品でした。

実際に観てみて、IMAXで鑑賞する判断は本当に正解だったと思っています。

そして、映像の迫力や物語の緊張感はもちろんですが、それ以上に、観終わったあとに静かに考えさせられるものが残る映画でした。

映画MERCY/マーシー AI裁判公式ホームページ:https://ai-saiban.jp/

AIが身近になった今だからこそ感じたこと

私は普段からAIと対話することをはじめ、さまざまなAIツールを使っています。
だからこの映画で描かれる「AIが人間を分析し、判断し、支援する世界」が、どこか遠い未来の話には思えませんでした。

便利で合理的。
けれど、その一方で
人間はどこまで判断を委ねていいのだろう?
そんな不安も自然と湧いてきます。

AIをあまり意識して使っていない人には、この感覚は少し分かりにくいかもしれません。
けれど、私たちはすでに検索やレコメンド、自動化された判断に囲まれて生活しています。

気づかないうちに、AIはもう私たちの日常の一部になっているのだと感じます。

IMAXで「主人公を体感する」没入感

この映画で、特に印象に残っているのは、裁判所に囚われている主人公クリスが、没入映像によって事件現場を体験させられるシーンです。

巨大なスクリーンに映し出される映像は、ただ眺めているというよりも、自分自身がクリスになったような感覚に近いものでした。

IMAXの大画面だからこそ、映画の世界に引き込まれ、「見る側」と「体験する側」の境界が曖昧になる。

この感覚は、映画館でこそ味わえるものかもしれません。

映画MERCY/マーシー AI裁判予告編
スクリーンライフという表現方法

パンフレットに記載されたプロダクション・ノートには、”スクリーンライフ”という言葉が明言されていました。

海外ではすでに一つのジャンルとして確立されているスクリーンライフという手法。
本作『MERCY/マーシー AI裁判』での使い方は、ある意味、その進化系とも言えるかもしれません。
AIが裁く世界を、私たちもデバイス越しに「目撃」させられる感覚は、この手法ならではの没入感でした。

さて、スクリーンライフとは。
日本ではまだ耳慣れない言葉ですが、スマートフォンやパソコン、監視カメラなど、画面越しの映像を通して物語が進行する映画手法のことです。

MERCY/マーシー AI裁判』は完全なスクリーンライフ映画ではありませんが、AIや裁判システムの視点を表現するために、この手法を効果的に取り入れているのです。

そのことで観客は、人間の感情だけでなく、冷静で合理的な「判断する側の視点」にも立たされます。

カメラの映像、音、文書や数値、などなど、AIが扱えるデータにはもはやプラバシーがなく、心がざわつく瞬間もありますが、それこそが今の時代を映しているように感じました。

MERCY movie goods: poster, flyer, brochure
映画『MERCY/マーシー AI裁判』のIMAX入場者特典A3ポスター、チラシ、パンフレット
感情を持たない存在と、どう向き合うのか

作中に登場するAI判事マドックスは、”人間を理解する一歩手前にいるAI”として描かれています。

感情は持たない。
けれど、人間の行動や苦悩を正確に理解し、最善を選び続ける存在。

それを「心がある」と感じるのか、
それとも、そう見えているだけなのか。

この映画の年代設定は2029年。
今から、ほんの数年後です。
流石にそれは近すぎでは?!とも思いましたが・・・

でもその近さが、この物語を単なるSFではなく、現実と地続きの問いとして感じさせました。

不安の先に、希望も感じた理由

正直に言えば、この映画を観て、未来に対する不安も感じました。

けれど同時に、
AIと人間がうまく共存できれば、
より良い未来も築けるのではないか

そんな希望を大いに感じたのです。

AIは敵でも、万能な存在でもなく、どう使い、どう向き合うかは人間次第。

判断をすべて委ねるのではなく、考えることを手放さないこと。
対話を続けること。

それが、私たち人間に、安らぎと笑顔をもたらすのではと感じています。
(「安らぎと笑顔の連鎖」はこのWebサイトと私自身が目指しているところです)

flyer movie MERCY
映画『MERCY/マーシー AI裁判』チラシ(画像クリックでPDF画面が開きます)
MERCY(マーシー)の意味と、映画鑑賞まとめ

ところで、「MERCY(マーシー)」という英単語は、日本語で「慈悲」や「思いやり」を意味する言葉です。

チラシ(裏面)のコピーに”AIに<マーシー 情状酌量>の余地なし”とあるように、映画の中ではそんな冷たい現実も描かれますが、それでもなお、人間とAIがどう向き合えば「思いやり」を未来につなげられるのかを考えさせられました。

MERCY/マーシー AI裁判』は、エンターテイメントとして十分に楽しめる一方で、観る人それぞれに問いを残す映画です。

IMAXで体感する映像、
AIと人間の距離感、
そして、これからの未来について。

静かに考える時間をくれる、素晴らしい一本でした。

映画MERCY/マーシー AI裁判公式ホームページ:https://ai-saiban.jp/

ちなみにこの映画、日米同時公開という話題作なのですが、なんと多くの劇場で明日(2026年2月5日(木))が上映最終日のようです。
私が映画館(TOHOシネマズ仙台)に観に行ったのは先週だったのですが、一人でも多くの方に観ていただきたいなと感じたものの、早く記事にできなかったことを少し悔やんでます。
もしこのブログを読んで気になった方は、今すぐお近くの劇場のスケジュールをチェックしてみてくださいね。

*2026年2月5日(木)追記:映画『MERCY/マーシー AI裁判』の上映情報

昨日、本ブログを投稿し、映画『MERCY/マーシー AI裁判』は多くの劇場で明日が上映終了日と記載したのですが、今日改めて確認しましたら、減枠されるものの、もうしばらく上映されるようです。

個人的に好きな映画だけに、一部の上映終了の文字を見て慌ててしまいました(汗)
大変失礼いたしました。

私の住む宮城県内の情報に限りますが、明日以降も上映される映画館を以下にまとめましたので、ご参考になさってください。

<映画『MERCY/マーシー AI裁判』2026年2月6日(金)以降の宮城県内上映情報>

映画館名上映形式(2/6〜)リンク:公式サイト(スケジュール)
TOHOシネマズ 仙台字幕版TOHOシネマズ 仙台
MOVIX仙台吹替版MOVIX仙台
イオンシネマ名取吹替版イオンシネマ名取
109シネマズ富谷字幕版109シネマズ富谷
イオンシネマ新利府吹替版イオンシネマ新利府

IMAXでの上映は終了していますが、映画館の大画面で観るに越したことはないと思いますので、気になっていれば是非劇場に足を運んでみてくださいね。



あなたは
AIと人間のどんな未来を
想像しますか?

AI裁判
映画 ダウントン・アビー 劇場版1と2のDVDと3作目グランドフィナーレのパンフレット 映画レビュー

映画館でこそ味わいたい美しさ『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』

〜映像美、時代描写の細やかさに感動〜


映画『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ(原題:DOWNTON ABBEY: THE GRAND FINALE)』を映画館(TOHOシネマズ仙台)で観てきました。

ダウントン・アビー』は、2010年イギリスでのTV放送開始以来、世界200カ国以上で放送され、エミー賞やゴールデングローブ賞を受賞しており、英国ドラマの金字塔とも言われる名作です。

映画ダウントン・アビー/グランドフィナーレ公式ホームページ:https://gaga.ne.jp/downton_abbey_the_grand_finale/

が、実のところ私はこのシリーズのテレビドラマ版は観ていません…
連載ドラマはどうしても量が多く、物語が壮大になりすぎると途中で疲れてしまうタイプです。

ただ、映画版の1作目・2作目はDVDを購入しており、その完成度の高さと世界観の魅力には強く惹かれていました。
なので、本当ならTV版も観たい。
ただ、限られた時間や金銭において、私の中での優先順位では観るに至っていないというだけのことなのです。

映画 ダウントン・アビー 劇場版1と2のDVDと3作目グランドフィナーレのパンフレット
ダウントン・アビー/グランドフィナーレ(映画版3作目)』のパンフレットと映画版1・2作目DVD

というわけで、今回のグランドフィナーレは、迷わず映画館を選びました。
その理由はとてもシンプルで、この作品は「画」で観る映画だと感じていたからです。

貴族社会の華やかな生活様式、広大な敷地に建つ屋敷、細部まで作り込まれた衣装や調度品。
それらがスクリーンいっぱいに映し出されると、物語を追うというより、ひとつの時代に身を置いているような感覚になります。

DVDや配信でも楽しめますが、画面が大きくなるだけで、受け取る情報量と没入感はまったく別物。
「これは映画館で観る価値がある」
そう実感する場面が何度もありました。

特に印象に残っているのは、当時のダービーを再現したシーンです。
馬の躍動感、人々の視線、祝祭の空気。
単なる物語の一場面ではなく、時代の熱量そのものが立ち上がってくるような映像でした。

映画ダウントン・アビー/グランドフィナーレ予告編

正直なところ、ドラマ未視聴のため、登場人物の関係性が完全に理解できているわけではありません。
誰が誰とどういう背景を持っているのか、分かりきっていない部分もあります。
それでも、不思議と置いていかれる感覚はありませんでした。

この映画は、細かな人間関係を把握すること以上に、世界観の美しさや空気感を味わうことに重きが置かれているようにも感じます。

だからこそ、過去作を観ていない人であっても、
貴族社会
時代もの
美しい建築や衣装
そうしたものに惹かれる人であれば、十分に楽しめる作品だと思います。

もし物語の背景が気になったら、あとから配信やDVD、ブルーレイで補完すればいい。
すべてを最初から理解しなくても、まずはいちばん贅沢な形で触れてみる
それも、この作品にふさわしい楽しみ方ではないでしょうか。

映画『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』のチラシ
映画『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』チラシ(画像クリックでPDF画面が開きます)

そして、この作品を語るうえで触れずにはいられないのが、伯爵夫人ヴァイオレットを演じた名優、
マギー・スミス((Maggie Smith)、本名マーガレット・ナタリー・スミスDame Margaret Natalie Smith、1934年12月28日-2024年9月27日))
の存在です。

マギー・スミスは、イギリスを代表する名優のひとりです。
舞台・映画・テレビと幅広く活躍し、鋭い皮肉と知性、そして人間味を感じさせる演技で、長年多くの作品を支えてきました。
日本では『ハリー・ポッター』シリーズのマクゴナガル先生役として記憶している人も多いかもしれません。

マギー・スミスは2024年に89歳でその生涯を閉じました。
そのこともあり、本作では彼女に捧げる想いが、エンドクレジットではなく、物語の中に組み込まれる形で描かれていたのが、とても印象的でした。

説明的なメッセージを出すのではなく、ひとりの人物の人生と、その終わりを通して、静かに、そして気品をもって別れを告げる。

それはまるで、このシリーズが一貫して描いてきた価値観そのもののようにも感じられます。

ダウントン・アビーで演じたヴァイオレット伯爵夫人は、マギー・スミスにとっても、長い俳優人生の集大成とも言える存在だったのではないでしょうか。
その言葉や佇まいは、画面に映っていなくても、作品全体の空気を引き締めていました。

だからこそ、この映画は単なるシリーズの完結編ではなく、ひとりの偉大な俳優への、美しい送別でもあったように思います。

ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』は、シリーズの終着点であると同時に、ひとつの時代を美しく見送るための映画でした。

もし少しでも、
「美しいものを、ただ静かに味わいたい」
そんな気分のときがあれば、映画館でこの作品に触れてみるのも、悪くない選択だと思います。

映画ダウントン・アビー/グランドフィナーレ公式ホームページ:https://gaga.ne.jp/downton_abbey_the_grand_finale/


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本 斎藤一人どうでもいいどっちでもいいどうせうまくいくから 「絶対肯定の波動」で人生が変わる!/斎藤一人/柴村恵美子

2026年始動⭐︎ 1年かけて取り戻した「自分」と、斎藤一人さんの言葉

〜本『どうでもいい どっちでもいい どうせうまくいくから』を読んで〜


2026年が始まり、もう間も無く1ヶ月が過ぎようとしているところ、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
私にとっては、この新年はこれまでとは全く違う、特別な感覚があります。
なぜなら、ようやく今、本当の意味で自分の人生のスタートラインに立てた気がしているから。

2026年に踏み出した新しい一歩。
今年から私は、組織に属するのではなく、個人事業主として自分を生き、それを仕事にしていく決意を固めました。
ブログでもずっと言ってきた『自分を生きる』を、文字通り人生の真ん中に置くことにしたのです。

そう、これまで『自分らしく生きよう』と『自分軸』を唱えてきた当の本人が、実を言うとこの数年、特に2024年は全く自分を生きていなかったのです。
仕事のストレスから適応障害になり、本来の自分とは程遠い、重苦しい日々を過ごしていました。

誰かのために、会社のためにと、本来自分が負わなくていい責任まで背負い込んで、文句も言わずに走り続けてしまった。
そしていよいよ病院を受診し、適応障害と診断されたことを機に、2024年12月末日付で退職しました。
しかし厳密には年明けの1月も手伝いの名目で元職場に通っていたので、昨年の今頃もまだ完全にその仕事から解かれていたわけではありませんでした。
黙っていたらいつまでも手伝い続けることになってしまいそうだったので、2月以降はもう来ませんとはっきりお断りさせていただき、ようやく離れることはできましたが、しばらくはいろいろ思いだしては苦しくなり…

このおよそ1年、本当にゆっくり、ゆっくりと、剥がれ落ちた自分自身を拾い集めてきたような感覚です。
そして、今となっては、あの苦しみは、「もう今度こそ本当に、その生き方は終わりだよ」という魂からのサインだったのだろうと思えます。

そんな私が、2026年最初の一冊として選んだのが、斎藤一人さんの『どうでもいい どっちでもいい どうせうまくいくから』でした。

本 斎藤一人どうでもいいどっちでもいいどうせうまくいくから 「絶対肯定の波動」で人生が変わる!/斎藤一人/柴村恵美子


この本の後半には、こんな言葉がありました。

生き方って、探すもんじゃないんだよ。
自分をやってるうちに、勝手に出てくる

(略)

「どうでもいい、どっちでもいい、どうせうまくいくから」
って、言ってごらん。そうしたら、楽になるから。

(略)

自分が好きなことをして、嫌なことは一つ減らすの。

(略)

自分を生き切ろうとすると、人生って勝手に、うまい具合に回り出すんだよ。

斎藤一人 (著), 柴村恵美子 (著)『斎藤一人 どうでもいいどっちでもいいどうせうまくいくから 「絶対肯定の波動」で人生が変わる! 』 198ページより抜粋)


あぁ、そうだった。
と、私は思いました。

無理に何者かになろうとしたり、正しい生き方を探したりする必要なんてなかった。
ただ、人に合わせたりだとか真面目すぎるのをやめて、楽になって、楽しい方へ向かっていけば、自ずと自分の道はできていく。

1年かけて自分を取り戻してきた今の私だからこそ、この言葉がストンと腑に落ちたんです。
私は改めて、この言葉を証明する生き方をしていこうと心に決めました。



もし今、かつての私のように、自分をどこかに置き忘れてしまった人がいたら。
一緒にこの言葉を唱えてほしいなって思います。
どうでもいい、どっちでもいい、どうせうまくいく
私たちはもっと自由になっても大丈夫。
どうせうまくいく』のですから。

2026年午年(うま年)、皆さんも、私も。
好きなことをして、嫌なことを一つずつ減らして。
最高に \ うまい具合に回る / 一年に ✧*

今年もどうぞよろしくお願いいたします。


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鮭のあら汁 Salmon soup

あったか節約術!簡単なのにご馳走「鮭のあら汁」レシピ

〜下処理簡単、健康と美容にも最高のコスパ最強料理〜


いよいよここ仙台も雪が降り、景色が一面白く染まりました。
食卓に温かい汁物が欲しくなる季節ですね。

そんな中、「物価高で毎日の献立が大変…」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?
そこで本日は、寒い冬でもお財布にやさしくて美味しい、心身あったまるレシピのご紹介をさせていただきたいと思います。

というのも、先日たまたま、デパ地下で鮭のあらに出会うことができまして♪

仙台藤崎の地下フードコーナーで発見した鮭のあら

実は日頃、海育ちで魚好き!と言っている私でさえも、家で魚を料理して食べるとなると、魚は下処理面倒、臭いもちょっと苦手、というところで、自宅でのお魚料理って敬遠しがちなんですよね…

というわけで、魚料理にあまり縁がない方々もいらっしゃることは理解しておりますので、まずは念の為、魚のあらについて簡単にご説明しましょう。

魚のあらとは、魚を三枚におろした後などに残る、頭、骨、ヒレ、エラ、中骨、血合いなどの部位の総称で、鮭に限らず、これらは常に店頭に並んでいるわけではないのです。
しかしながら、いわゆる”残りの部分”ゆえに、大手スーパーでもお安く販売されます。
目立たず、隅っこでひっそり売られてたりします。

ですから、私にとっては、見かけたら即買いの格安ご馳走食材
雪も降り始め寒さが増してきた今、このあらを使ってシンプルに美味しい「あら汁」を作ろうと思い立ったわけで、せっかくだからブログにも残しておこうと思った次第です。

いろいろレシピがあるであろう鮭のあら汁ですが、私がご紹介するレシピには特別なテクニックは一切不要ですので、ご安心くださいませ。
(ただし、食材がどの程度の分量かや、味の濃さなどはお好みによるので、かなりざっくり分量なのはご了承ください。苦笑)

簡単で美味しい鮭のあら汁の〜材料〜
  • 鮭のあら 1パック分
  • 長ネギ 1本
  • お好みのきのこ 1パック分
  • 日本酒 50〜100cc
  •  適量
  • 味噌 適量
  • おろし生姜 適量
簡単で美味しい鮭のあら汁の〜作り方〜
  1. 鍋に、鮭のあらが浸るくらいの分量のを入れ、火にかけておく。
  2. ボウルに水と鮭のあらを入れ、流水で洗う。
  3. 鍋のが沸騰したら、鮭のあら日本酒を入れる。
    日本酒で臭みを取るとともに、旨みと濃くを加えます。
  4. 再び沸騰したらに弱火にし、浮いてきたアクをとる。
  5. そのまま蓋をせずに弱火〜中火で30分くらい煮る。
    *そのうちにアクが出なくなって、生臭さも無くなります。
  6. 煮込んでる間に、きのこを食べやすい大きさ、長ネギは斜め薄切りにし、生姜はおろしておく。
  7. 30分ほど煮込んだら、一旦火を止めき味噌をとぎ、おろし生姜を加える。
    あら汁の味が強いので、味噌は、負けないよう多めに。
  8. きのこ長ネギを入れて一煮立ちさせる。
    生姜は、煮込まない方が、あら汁に清涼感を与えます。

このシンプルな材料とレシピで十分に美味しいのですが、野菜はお好みで、じゃがいもにんじん玉ねぎ大根などを加えても。
実際には結構たくさんの具材で召し上がった経験のある方の方、割といらっしゃるのではないでしょうか?
というか、これは私の経験上もあっての想像なのですが。
私は生まれが海育ちなので、実家にいる頃は結構な頻度であら汁を食べてきましたが、いつも具がいっぱいでしたので。

しかしながら、今回はあえて、シンプルな具材でもとっても美味しいよ、というお話をさせていただきたいと思いました。

なんなら、きのこもなくても良いくらい。
私はなんらかのきのこを常備しているので、きのこの旨みエキスもと思い加えてますが、野菜は長ネギだけ、でもいけます。

鮭のあら汁 Salmon soup
味噌は仙台味噌(赤味噌)なので、お汁の色が赤茶色

ちなみに、宮城県名取市生まれで現在仙台市在住の、生粋の宮城県民である私が基本的に常備しているお味噌は仙台味噌です。

仙台味噌について

仙台味噌(せんだいみそ)は、宮城県で生産されている味噌である。米麹と大豆によって作られる辛口の赤味噌である。風味高く、そのまま食べる事もできるため「なめみそ」とも呼ばれる。”(Wikipediaより引用:仙台味噌 – Wikipedia↗

Wikipediaの説明にもあるように、仙台味噌は、長期熟成された赤みがかった色が特徴で、豊かな香りしっかりとした塩気、そして米麹の奥深い旨味がギュッと詰まっています。
この力強い味わいこそが、魚介系の出汁が効いた鮭のあら汁と相性抜群なんです。

鮭のあらの濃厚な旨味に、仙台味噌のキリッとした風味が加わることで、味全体が引き締まり、最後まで美味しくいただけます。
この味わいが気になる方は、ぜひ仙台味噌をお試しになってみてくださいね。


それから、生姜も入れずとも美味しいですけど、特にこの寒い季節はあったまり効果が増しますし、免疫力がアップし、風邪予防にもなります。
断然、投入をオススメします!
生姜のすりおろしが面倒な場合は、チューブやパウダータイプでも代用にはなるかと思います。

そして、もし多く作りすぎたなって時には、冷蔵庫で保存。
お汁がゼリー状になるかと思いますが、それは鮭のコラーゲンです。
鮭のあらをじっくり煮込むことで、このコラーゲンがたっぷりお汁の中に溶け出したのです。
温めればまたサラサラになりますし、お肌や関節の健康をサポートしてくれる食べる美容液ですから、惜しみなくいただきましょう。
あえてたくさん作って、お汁を冷凍保存するのもありです♪

ところで、私は常に生姜を常備しています。
数年前に、内科医の石原結實先生が書かれた生姜の効能についての本を読んでから、その効果を信頼、実感しているためです。
季節問わず、年中役に立つ食材ですが、寒い季節は特に欠かせません。

ちなみに生姜ほどではないけど、我が家ではネギも常備率高い食材

というわけで最後に、生姜の効能について、参考にしてきた本をご紹介しますね。

以下の4冊の本のうち、『医者いらずの「生姜」事典』は文庫本で生姜の効能についての詳細が、『いいことずくめの しょうが ねぎ』はオールカラーのレシピ本で、先にも述べた石原結實先生のご著書によるものです。
後の2冊については石原結實先生の娘さんである石原新菜先生のご著書です。

石原結實先生が日本における「生姜ブーム」や「温活」の大きな火付け役の一人だとすると、石原新菜先生は結實先生の教えを継承しつつ、特に「蒸し生姜」という形で、より手軽で効果的な生姜の摂取法を広め「蒸し生姜ブーム」を牽引されたと言えます。
蒸しショウガのかんたん健康レシピ』はスープやドリンクをはじめしっかり料理まで、蒸しショウガを使った簡単レシピが豊富に掲載されています。
1週間で勝手に最強の免疫力がつくすごい方法』は生姜について触れられているのはほんの少しですが、免疫力を高めるための様々な方法がイラスト図解で豊富、わかりやすくためになり、いろいろ試したくなることうけあいです。


この冬も、コスパ最高の美味しい食事と免疫力アップで、乗り切っていきましょう♪


あなたは
免疫力をアップさせるため
どんなことをしますか?

『トロン:アレス』既に日本でも配信開始!

〜& Blu-ray・DVD発売日情報〜


先日『トロン:アレス』の配信が海外で始まったタイミングで記事をアップしましたら、大反響でした。
感動を分かち合ってくださる方々がいらっしゃることを感じられ、嬉しく思っています。
ありがとうございますm(_ _)m


そしていよいよ、日本での配信や媒体の発売について、ついに昨日(2025年12月9日)発表がありましたね☆・:*
一日遅ればせながらの記事となっていまい申し訳ないですm(_ _)m
が、その最新情報を記述しておきますね。

ディズニー・スタジオ公式チャンネルにて、『トロン:アレス』のデジタル配信(購入/レンタル)とブルーレイ+DVDセット発売を発表するにあたって配信された予告編はこちらです。

映画『トロン:アレス』予告編(2025/12/09配信版)

この新たに編集された予告編にも明記されている通り、映画『トロン:アレス』の、ここ日本での媒体発売については、4K UHD+ブルーレイ セット・ブルーレイ+DVDセットを、翌2026年2月18日(水)から開始するとのことです。

そして映画本編の配信については、今のところDisney+の見放題ラインナップには入っておらず、いずれ追加される可能性はあるものの、その日程の告知はまだありません。
が!Amazon Prime VideoApple TVなどでは配信が開始されました!!

映画『トロン:アレス(原題:Tron: Ares)
2025年12月9日(火) 日本配信スタート
Amazon Prime Video
Apple TV


ただ現状、これらのプレミアム・ビデオ・オン・デマンド(PVOD)配信では、購入にせよレンタルにせよ、少々お高めの値段設定と感じるところは否めないですね…
Amazon Prime Video → レンタル:1,980円 購入:3,300円
Apple TV → レンタル:2,000円 購入:3,300円

早く観たい方はPVODによるデジタル購入を、特典映像や高画質でコレクションしたい方はBlu-ray/DVDの予約を、そして無料で楽しみたい方はDisney+での配信開始を待つ(もちろんDisney+の利用料は必要ですが)など、ご自身の視聴スタイルに合わせて選択すべし、というところかなと思います。

なお、ここでは代表的なサービスを挙げましたが、他にもあるかと思いますので(例えば Rakuten TV やDMM TV 他)、その辺もご自身の利用状況に応じてご検討くださいね。

〜 Amazonでの商品例〜

私にとって、『トロン:アレス』は、単なるSF映画ではなく、深い哲学と圧倒的な映像美を持つ作品。
そして主演のジャレッド・レト(Jared Leto)も大好き!
なので、やはり、特典映像が見たい!!
というわけで、現時点での個人的な選択肢としては既に配信されている「ボーナス・コンテンツ収録(購入のみ)」の配信版を観るか、2月18日のBlu-rayの販売を待つ(または予約購入)か、ですね。

映画トロン:アレス公式ホームページ:https://www.disney.co.jp/fc/live-action/tron-ares


あなたは好きな映画を
どんな形で
再視聴しますか?
夢は叶えるもの ターシャ・テューダー 人生の軌跡展

“夢は叶えるもの”ターシャ・テューダー展 @仙台藤崎

〜ターシャが教えてくれる「人生を豊かにする方法」〜


11月26日(水)より仙台藤崎本館で開催されている「夢は叶えるもの ターシャ・テューダー 人生の軌跡展」に行ってきました。

ターシャ・テューダーの”夢は叶えるもの“という言葉は、何度聞いても胸に響きます。

彼女は他にも素敵な名言をたくさん残しています。
ターシャの言葉と生き方は、歳を重ねることを恐れず、自分らしく輝き続けたいと願う私にとって、まさに心の栄養です。



ターシャ・テューダーってどんな人?

彼女については、知る人ぞ知る魅力の深さを持った人ですが、「ターシャ・テューダー」という名前を初めて知る人もいるかもしれませんので、簡単に記述しますね。

ターシャ・テューダーTasha Tudorは、1915年8月28日にマサチューセッツ州ボストンで生まれ、57歳の時にバーモント州南部のマールボロという田舎に移り住み自給自足の生活を営みました。
思う存分庭造りや自分の愛する時間を楽しみ、その自宅で2008年6月18日に92歳で亡くなった女性です。

彼女は、アメリカを代表する絵本作家でありながら、同時に「究極のスローライフ」を実践したライフスタイルの先駆者です。

彼女が田舎に移り住んだのは1972年、今から50年程度前のことですから、現代ほどのIT技術はなかったものの既に開発されていた時代。
そんな中で、あえてアメリカ・バーモント州の山奥で、電気も水道もないような18世紀風の暮らしを送り、広大な庭で花や野菜を育て、動物たちと暮らしながら創作を続けました。
彼女の絵本に描かれる世界は、まさに彼女自身の生活そのものなのです。

今回の展覧会は、そんなターシャの約90年にも及ぶ人生を辿る、素敵な機会でした。

夢は叶えるもの ターシャ・テューダー 人生の軌跡展(会場:仙台藤崎本館)チラシ(画像クリックでPDF画面が開きます)
展覧会レポート 〜なぜ、この小さな展示に心を奪われたのか〜

大きな美術展ではありませんでしたが、ターシャの「心の充足」に満ちた世界を、じっくりと感じることができたように思います。

ー 絶筆の絵本原画から伝わる魂 ー

ターシャは92歳で亡くなるまで、生涯現役で絵を描き続けました。
展示されていた絶筆の原画には、年齢を感じさせない力強さと、創作への純粋な情熱が溢れていました。

実は、私自身、子供の頃は絵を描くのが好きであるとともに、画家だった祖父が大好きだったこともあり、自分も画家になりたいという夢を持っていました。
しかし、成長するとともにその想いは薄れ、気がつくとつまらないサラリーマンに・・・
(この辺のことは過去ブログにも記述してます)

そんな「画家になる夢を追わなかった」と虚しく立ち止まる私に、ターシャから、「形は変わったとしても、あなたの情熱が向かう先があるんじゃない?」と問いかけ、そして励まされているように感じたのです。

ー 暮らしの道具とアンティークドレス

展覧会では、彼女が日々の生活で愛用していたアンティークのドレスや、手作りの道具、食器などが数多く展示されていました。
どの品も丁寧に使い込まれ、愛着に満ちています。

私にとってこれらは、日本画家だった祖父の絵筆や、または美容師を生業とし裁縫なども堪能だった祖母のハサミから伝わる手仕事の温もりと同じ。
ターシャにとって、絵を描くことと、家事をすること、庭仕事はすべて、人生を創る手仕事として繋がっていたのだと感じました。

鑑賞アドバイス…? 〜平日だから良かったのかはわからないけど〜

私が行ったのは平日だったこともあるかと思のですが、会場は混雑しておらず、非常に静かでした。
男性の来場者は全く見当たらず、数人の女性のみ。

大きな企画展のような賑わいはありませんでしたが、それが逆に私にとっては、ターシャの穏やかな世界観に浸るには心地よくありがたい環境でした。

「混雑が苦手だけど、ターシャの世界をじっくり味わいたい」という方には、穴場と言えるかもしれません。
また、女性に限らず忙しい日々を送る男性の方にも、彼女の生きる哲学や美しい手仕事に触れると、何か気がつくことがあるかもしれないです。
ご興味があれば、この機会に是非。

ターシャの名言 〜夢を追う私やあなたへのエール〜

この展覧会で再認識したのは、彼女の言葉の強さです。
改めて、ターシャ・テューダーについてのこれまで読んだ本や映画などで知った言葉も含め、彼女の名言に励まされました。

特に、今の私に響いた名言を、英語原文とともに紹介させていただきますね。

「夢は叶えるものよ。語るものではないわ」
“Dreams are what you make them, not what you talk about.”

「今は、人生でいちばんいい時よ」
“Now is the best time.”

「人生は短いから、不幸になってる暇なんてないのよ」
“Life is short, no time to waste on unhappiness.”

年齢や環境を言い訳にせず、この瞬間を楽しみ、自ら喜びを創り出していく。
彼女はそうして、私たちに生き方という最高のアートを見せてくれたのだと思います。

今回の展覧会は、私にとって単なる美術鑑賞ではなく、人生の設計図を見直す時間となりました。

画家になる夢を追わないでしまったという過去を悔やむのではなく、ターシャの言葉を胸に、今、グラフィックデザイナーとして、私なりの「心の充足」を追求した作品を創り、夢を叶えていきます。

私の尊敬してやまない、画家だった祖父と美容師だった祖母のように、「手仕事」や「生き方」を大切にする人でありたい。
この展覧会は、私のそんなルーツと現在の夢を繋ぎ直してくれる、貴重な時間となりました。

「夢は叶えるもの ターシャ・テューダー 人生の軌跡展」日程など

さて、この「夢は叶えるもの ターシャ・テューダー 人生の軌跡展」、仙台での開催は12月9日(火)までと、残りわずかです!

場所:藤崎 本館7階 催事場 (仙台市青葉区一番町)

会期:2025年11月26日(水)〜 12月9日(火)

入場時間:10:00〜閉場時間の30分前まで
(金曜・土曜日は午後7時30分閉場、最終日は午後5時まで)

入場料:一般(大学生含む)当日券税込1,200円
※高校生以下無料
※「障がい者手帳」をお持ちの方は、本人様と同伴者1名に限り入場無料
※Fカード会員特典本人限り当日券を100円引き(会場受付にてFカード提示。オンライン会員は、スマホからマイページを提示)



ターシャの世界に触れるその他の方法

残念ながら展覧会に行けなかった方でも、ターシャの世界に触れる手段はあります。

彼女の晩年の暮らしを記録したドキュメンタリー映画『ターシャ・テューダー 静かな水の物語』(2017年公開)は、彼女の言葉と美しい四季が映像で描かれており、展覧会で感じた感動をより深くしてくれる内容です。

DVD/Blu-rayや、各種動画配信サービスでも視聴可能です。

映画『ターシャ・テューダー 静かな水の物語』予告編

「自分らしく生きたい」「夢への一歩を踏み出したい」と願うすべての人に、ターシャ・テューダーの世界は深く響くことと思います。

一度きりの人生、心豊かに生きていきましょうね。


あなたにとって
豊かな人生とは
どんな感じですか?


IMAX体感が衝撃的だった映画『トロン:アレス』いよいよ配信&媒体リリース

〜唯一無二の世界観『トロン』シリーズの進化〜


本日(2025年12月2日)ついに映画『トロン:アレス(原題:Tron: Ares)』のデジタル配信がスタートされます!
と言っても、日本国外でのことなのですが・・・
(12/10追記:12月9日から日本でも配信が始まりました!→https://calm-smile-chain.com/tron-ares-streaming/

また、これも現時点では海外のみでの発表ですが、DVD/Blu-rayの販売は来年の1月6日からとのこと。
ここ日本では、本日時点ではまだ配信も媒体のリリースもいつになるのか公式発表されていないのですが、きっと間も無くでしょう♪
日本での配信や媒体販売の日程が分かったら追記しますね。
(12月10日に追記記事をアップしました↓)


さて『トロン:アレス』の劇場での公開は、およそ2ヶ月前の10月10日より日米同時に始まりました。

映画トロン:アレス公式ホームページ:https://www.disney.co.jp/movie/tron-ares

『トロン』シリーズファンとして、また主演を演じたジャレッド・レト(Jared Leto)を彼のバンド「サーティー・セカンズ・トゥ・マーズ(30 Seconds to Mars)」活動時代から応援しているファンとしても、IMAXで観られることを心待ちにしていた私は、もちろんその公開直後に観に行きましたよ。

ですが、その感動をすぐにブログに残せないでしまったので、本日の海外での配信スタートを機に、遅ればせながらも熱く語らせていただきたいと思います。

映画『トロン:アレス』予告編

もう、この予告編を観るだけで興奮しませんか?
これをIMAXという巨大なスクリーンと音響で体感した衝撃と言ったら・・・!!

もう素晴らしくて。
「すごい、すごい、面白すぎる」「さすがディズニー、まさに映像改革」などと一人で呟きながら観ていました。

映画『トロン:アレス』チラシ(表)(画像クリックでPDF画面が開きます)
トロンの世界観 〜シリーズの歴史〜

トロン』の魅力は、何と言ってもその唯一無二の世界観にあります。
さて、『トロン』オリジナル作品である第1作目は1982年公開。
なんと40年以上前の作品です。
当時は幼少であった私自身も、第2作目の『トロン:レガシー』から知った世代。
全てをご存じない方もいらっしゃるかと思うので、これまでの流れを簡単にご紹介しますね。

1982年公開『トロン(原題:Tron)』
全ての始まりー

「もし、コンピューターの中に自分自身が吸い込まれたら?」
プログラマーであるケヴィン・フリンジェフ・ブリッジス:3部シリーズ全てに登場)が、自らが作り上げたデジタル世界(2作目からグリッドと表現)に送り込まれるという、当時としては革命的なSF作品でした。
シンプルな光のラインと、レトロフューチャーなデザインは、今見ても色褪せないサイバーパンクの原点です。

映画『トロン(オリジナル)』予告編(字幕なしです)

2010年公開『トロン:レガシー(原題:Tron: Legacy)』
映像美の覚醒

前作から28年後、フリンの息子サムがグリッドに迷い込みます。
フリンがデジタル世界で生き続けていたという設定と共に、映像技術の進化によって、グリッドの美しさはネオン輝く別次元へと昇華しました。
父と子の再会と、デジタル生命体の哲学的なテーマが深まった作品です。

映画『トロン:レガシー』予告編

なおこの他に、アニメシリーズで『トロン:ライジング(原題:Tron: Uprising)』というスピンオフ作品があります。
1982年の映画『トロン』と、2010年の続編映画『トロン: レガシー』の間の物語を描いたもので、2012年にアメリカのディズニーXDで放送開始し、日本では2013年に放送されました。
こちらについては私は観ていないので割愛しますが、ディズニープラスで日本語吹き替え版などでも配信されているようです。
むしろこちらの方がお好みという方もいらっしゃると思いますので、興味あればご覧になってみてはいかがでしょう。

それではいよいよ、これらの続編となる『トロン:アレス』について。

映画『トロン:アレス』チラシ(裏)(画像クリックでPDF画面が開きます)
圧倒的な光と音の饗宴 〜IMAX体験の衝撃〜

『トロン:アレス』が描くグリッドの世界は、ただのサイバー空間ではありません。
それは、光とネオンが秩序をもってデザインされた、神聖な美の世界とでも言えるでしょうか。

IMAXの大画面、特に床から天井までを覆う映像は、まるで自分がプログラムになったかのように、その世界に文字通り「没入」させてくれました。
(私はIMAXでは必ず席を横並び中心に予約して、迫力の映像と音響を堪能します)

映像美の進化
過去作のクラシックな光のラインは継承しつつも、アレスの鎧や環境はより複雑で有機的、そして生命感を感じさせるデザインへと進化していました。
光と影のコントラストが際立ち、デジタルアートとしての完成度は群を抜いています。

音響の迫力
ライトサイクルが走り出すときの重低音、そしてディスクバトルで光の円盤が交差するたびに響く高周波の電子音・・・
IMAXの緻密な音響設計によって、全身でデジタル世界の振動を感じる体験は、自宅での視聴では決して得られないであろう体感でした。

この圧倒的な映像と音響こそが、『トロン:アレス』を単なるSFアクション映画で終わらせない、唯一無二の芸術作品に押し上げています。

Wミュージシャン俳優の存在感 〜創造主とAIの対話〜

トロン』シリーズの魅力の一つは、創造主である人間側も、被創造物であるプログラム側も、演じる俳優が深い芸術的才能を持っている点です。

シリーズの核となるケヴィン・フリンを演じ続けたジェフ・ブリッジスJeff Bridgesは、彼もミュージシャンとして活躍した俳優であり、このデジタル世界を創り出した「ユーザー」の象徴でした。
彼の持つ独特の温かみと哲学的な存在感が、デジタル世界の深みにリアリティを与えてきました。

そして本作のジャレッド・レトが演じるアレスは、フリンが創った世界、そして人間が持つ創造性を模倣し、時に超越しようとするAIです。

創造主(ユーザーフリン)を演じたブリッジス氏と、究極の被創造物(AIアレス)を演じたレト氏。
二人のミュージシャン俳優が、シリーズの根幹である「創造と進化」というテーマを、それぞれの表現力で支えている構造こそ、『トロン』シリーズの芸術性の高さを物語っていると感じます。

映画『トロン:アレス』のパンフレットとチラシ、そして30 Seconds to Marsの初期のアルバム
ジャレッド・レトの才能とアレスや創造主への深い思い

彼のバンド活動(30 Seconds to Mars)時代から才能を追ってきたファンとして、ジャレッド・レトが持つアーティストとしての深い感性が、主人公アレスにどう投影されたのかは、私にとって本作最大の注目点でした。

単なる俳優に留まらず、自身のバンドで楽曲制作、ビジュアルアート、そしてコンサートでの壮大な演出を手掛けてきた彼は、まさに「創造主(ユーザー)」の才能を持ったアーティストです。

芸術的深み
AIであるアレスの「人間性への探求」や「存在意義」といった複雑なテーマは、レト氏の持つ繊細かつ壮大なアーティストとしての感受性によって、深遠なキャラクターとして成立しています。

デザインとパフォーマンス
アレスの持つ革新的なコスチュームや、グリッド内で見せる一挙手一投足の様式美には、レト氏がビジュアル表現者として培ってきた美学が息づいているように感じました。

彼のアーティスト魂が、最新作の持つ哲学的な問いを、視覚的・感情的に深く掘り下げてくれたのです。

次の動画は、「主演ジャレッド・レトが語る制作の裏話」です。
自身も『トロン』が大好きだというレト氏が語る映画『トロン:アレス』の魅力を知ることができます。

映画『トロン:アレス』特別映像「主演ジャレッド・レトが語る制作の裏話」

ああ、それにしてもジャレッド・レト素敵すぎる!
きっと、彼が語った「夢は叶う(Dream It Possible)」って言葉が印象に残ったのは私だけではないはず・・・

映画トロン:アレス公式ホームページ:https://www.disney.co.jp/movie/tron-ares

劇場でご覧にならなかった方々には、本来であれば、この壮大な映像美と音響はIMAXという巨大なスクリーンで体験していただきたかったのが本音です。
私自身も、何度でもあの空間で観たい!!!と思っていて、既にIMAXでのリバイバル上映を望んでいます。
そしてできることなら3Dか4DXで観たい!(しかし吹き替え版となると観ない人です)

ですが、配信や媒体による鑑賞という形でも、人間(ユーザー)と、人間によって生み出されたプログラムやAIアレス)との間の創造と進化、そして感情をめぐる物語は、今まさに話題となっているAIについて考えさせられるホットなテーマですし、より多くの人がこの「グリッド(デジタル世界)」の世界観に触れられ、少しでも感動を共有できたら嬉しいです。


あなたは
自分の「存在意義」を
考えたことがありますか?

映画「落下の王国(The Fall)」デジタル4Kリマスター, 映画レビュー

念願成就!映画『落下の王国』4Kリマスター版を映画館にて!

〜およそ20年越し、大好きな映画を美しく蘇った映像で大画面で観る感動〜


数年前、大好きな映画『落下の王国(原題:The Fall)』について、ロケ地となった世界遺産とともに紹介する記事をしたためた私。

↑当時の記事については、リンク切れを起こしていた箇所など修正し更新しました

なんとこの映画が4Kデジタルリマスター版として蘇り、今年、日本全国の映画館で上映されると知った時はどれだけ心が躍ったことか。

映画落下の王国 4Kデジタルリマスター2025年11月21日(金)より全国公開。
しかも、”オリジナルの劇場公開版でカットされたシーンが新たに追加され、より濃密な没入体験を実現”された”完全版”とのこと。

映画落下の王国 4Kデジタルリマスター公式ホームページ:https://rakkanooukoku4k.jp/


長年のファンとして、この上映日をどれだけ待ち望んだことでしょう・・・

というわけで、その公開初日、ついに映画『落下の王国(The Fall)』の4Kデジタルリマスター版を映画館で鑑賞してきました。
仙台市在住の私が訪れた劇場はフォーラム仙台でしたが、平日の昼間にもかかわらず、劇場は満席。
(上映されている劇場一覧はこちら→https://theaterlist.jp/?dir=rakka4k
制作されてからおよそ20年(2026年制作、2028年日本公開)が経った今でも、この映画が持つ力の大きさを改めて感じ、胸が熱くなりました。

私自身、世界遺産やアート、そして映画をこよなく愛する者として、この作品は特別な意味を持っています。
なぜなら、これは単なるファンタジー映画ではなく、まさに「動く美術書」!!
そして「世界を巡る壮大な旅」!!だから。

映画『落下の王国 4Kデジタルリマスター』予告編


さて、ここから先は少しネタバレ的なことも述べていこうかと思いますので、まだ一度も映画『落下の王国(The Fall)』を観たことがなく、これから観るのだという方は、ご留意くださいね。



まず、『落下の王国(The Fall)』を語る上で欠かせないのは、その息をのむような映像美です。

ターセム・シンTarsem Singh監督は、インド、ナミビア、中国、イタリアなど、20カ国以上でロケを敢行されたとのこと。
4Kリマスターによって大スクリーンに映し出されたその光景は、もはや現実のものとは思えないほどの色彩と質感でした。

誰もが感動するのは、CGに頼らず、世界遺産を含む実在のロケ地を最大限に活かして創り上げられた映像の迫力です。

壮大な万里の長城や、タージ・マハルの前に建つ赤い砦。

砂漠(ナミビア)の絵画的な構図。

インドのジャンタル・マンタル(ジャイプル)の巨大な建造物が、物語の登場人物の背景として機能する瞬間。

一つ一つのショットが、まるで緻密に計算された絵画のようでもあり、劇場で鑑賞することは、世界の美術館を巡るような素敵な体験でした。
これまで小さな画面でしか観たことがなかった方も、ぜひこの機会に劇場の暗闇で、監督が追い求めた「本物の美」に触れ、私が味わったような感覚を得られたなら嬉しいです。

映画『落下の王国 4Kデジタルリマスター』チラシ(表)(画像クリックでPDF画面が開きます)

この映画が、私のような世界遺産好きの心を掴んで離さないのは、ファンタジーの物語が、地球上に実在する最も美しい場所の数々によって支えられている点ではないでしょうか。

病室で語られる物語は、病気の少女アレクサンドリアの無垢な視点と、語り手ロイの絶望や希望が混ざり合いながら進んでいきます。
そのストーリーテリングの中で、世界遺産世界各地の絶景は、単なる背景ではなく、物語の感情を表現する重要な役割を果たしています。

例えば、美しい砂漠(ナミビア ナミブ砂漠)や、青い街(インド ジョードプル)の風景は、旅のキャラクターたちが感じる孤独や、自由への渇望を象徴しているようにも感じられます。

そして、それは私たちが世界遺産に感じる「人類の残すべき遺産」という価値観と深く響き合うのです。

映画『落下の王国 4Kデジタルリマスター』チラシ(裏)(画像クリックでPDF画面が開きます)

最後に、タイトル『落下の王国(The Fall)』に隠された多層的な意味について考えてみたいと思います。

映画の原題である『The Fall』は、邦題として『落下の王国』とされました。
これには様々な解釈が込められているのだと感じます。
この言葉が指し示すものは、現実と物語の世界で、登場人物たちに起こる複数の「落ちる」または「落ち込む」という状態ではないでしょうか。

1. Royの現実:絶望への「転落」

主人公であるスタントマンのロイは、撮影中の事故により再起不能の怪我を負い、恋人にも裏切られ、精神的に深い絶望へと「落ち込んで」います。

物理的な落下として、彼がスタントマンとして経験した「落下」(事故)そのもの。

精神的な崩壊として、絶望から自死を考えるほど、人生のどん底へと「転落」した状態。

物語の終焉において、彼は物語の中で、キャラクターたちを次々と死(あるいは絶望)へと「落とす」ことで、自身の苦しみを表現しようとします。

2. Alexandriaの成長:無邪気な時代からの「脱却」

一方、少女アレクサンドリアは、純粋で無垢な視点を持っていますが、ロイの物語を聞くことで、死や裏切り、悲劇といった現実世界の暗い部分に直面していきます。

アレクサンドリア自身も、オレンジの収穫中に木から「落ちて」腕を骨折して入院しロイに出会った。

ロイを救おうとして病院内で再び「落下」して大怪我を負ってしまう。

わずか5歳の少女アレクサンドリアの無垢からの脱却
→人間が成長する過程で経験する、無邪気な世界から現実の世界へと「落ちていく」過程を象徴

3. 神話的な解釈:「失楽園」のテーマ

The Fall」という言葉は、キリスト教の神話において、アダムとイブがエデンの園を追放された「堕罪(Fall of Man)」を連想させます。

ロイが語る物語は、復讐と裏切りに満ちたダークファンタジーです。
これは、かつて美しい世界(楽園)があったにもかかわらず、人間が悪意や過ちによってそこから「失墜」した状態を描いていると考えられるのではないでしょうか。

映画『落下の王国 4Kデジタルリマスター』の初回限定パンフレットと鑑賞先着プレゼントの復刻版B5チラシ

落下の王国(The Fall)』という、絶望、成長、そして神話的な失墜を表現するタイトル。
こうして考えてみると、笑える部分も大いにある作品でありながら、結構なダークな部分を示唆し、私たちに改めて人生の問いかけをしてくれるような物語だなと感じました。
だからこそ、この映画は単なる映像美だけでなく、深い悲哀と、そこから立ち上がろうとする人間の強さという感動を、観る者に与えるのかもしれません。

長年のファンの方も、今回初めて観る方も、この4Kデジタルリマスター版により、きっと新たな感動と発見を得られると思います。
スクリーンに広がる夢のような世界で、あなた自身の「落下の王国」を見つけてくださいね。

映画落下の王国 4Kデジタルリマスター公式ホームページ:https://rakkanooukoku4k.jp/


映画『落下の王国(The Fall)』ロケ地となった世界遺産について知りたい方はこちら(映画「ザ・フォール 落下の王国」に見る世界遺産)をご覧くださいませ✨


あなたにとって
心に残るシーンは
どこですか?


現実を突きつけられたかのような衝撃作 映画『ハウス・オブ・ダイナマイト』

〜予告編にしてやられるも、深い作品〜


毎回映画を見る時は、ワクワク・ドキドキ感を楽しみたいので、なるべく予備知識は少ない状態で映画を観に行く私です。
今回も、予備知識はほぼゼロで映画『ハウス・オブ・ダイナマイト(原題:A House of Dynamite)』を観てきました。
というか、そもそも公式HPもあっさりしたもので。

映画『ハウス・オブ・ダイナマイト』公式ホームページ:https://www.cinemalineup2025.jp/ahouseofdynamitefilm/

意味ありげで緊迫感あふれる予告編を一度観たきりで「テロリストによる破壊工作を描いたサスペンスかな?」と勝手に思い込んでいたんです。

しかし、ストーリーが進むにつれて、私の予想は見事に裏切られたと気がつきました。

これは単なるテロとの戦いではない。
もっと深く、私たちの生きる世界そのものの危うさを描いている。

そんな作品でありながら、パンフレットは制作されていないこともあり、記録しておきたいと思いました。

映画『ハウス・オブ・ダイナマイト』予告編

この映画で印象深いのは、その「リアル」な描写です。
フィクションでありながら、画面で繰り広げられる政府、軍、専門家たちの混乱と決断のプロセスは、まるで本当に今、この瞬間、世界のどこかで起こっている危機を覗き見ているようでした。

予告編の言葉が示唆していたのは、特定の「敵」の存在ではなく、システム人間の本質が抱える恐ろしさだったのかもしれません。
ストーリーが進むにつれ、「テロ」という外側の脅威ではなく、極限状態での「人間」の選択や、現代社会が抱える構造的な問題に焦点が移っていくことに気づき、背筋が凍るような思いがしました。

「こんなことがあってほしくない」という願いと同時に、「これは本当に現実の隣にある話だ」と突きつけられる感覚。
映画館を出た後も、その重みがずっしりと心に残っています。

映画『ハウス・オブ・ダイナマイト』チラシ(表・裏)(画像クリックでPDF画面が開きます)

そして今回、パンフレットが制作されていないという点について、私なりに考えてみました。
映画好きにとって、パンフレットがないのは残念ではありますが、これはもしかすると、「思考を停止するな」という制作者からのメッセージではないかと感じたりもしています。

通常、パンフレットは映画の答え合わせや解説、情報の整理をしてくれるものですが、それがないことで、観客一人ひとりが「あのシーンの意味は?」「彼らの選択は正しかったのか?」と、頭の中で深く考え、他者と語り合うことを強要されている気がするのです。

この映画の「深い意味」は、提供された情報ではなく、私たちが個々で考え、感じることの中にこそある。
そう訴えかけられているような気がします。

これはエンターテイメントとして楽しめる緊迫感がある一方で、私たちが住む世界、そして平和というものが、いかに危ういバランスの上に成り立っているのかを、静かに、しかし強烈に訴えかけてきます。

映画『ハウス・オブ・ダイナマイト』公式ホームページ:https://www.cinemalineup2025.jp/ahouseofdynamitefilm/

さて、この映画では、最終的な結末は描かれませんでした。
単なるエンターテイメント的な映画を期待していた人にはモヤッとするかもしれません。
しかし、それは要するに、「想像しろ」ということだろうと思うので、私の考える結末はというと…

シカゴは壊滅、そして米国大統領はどうすべもなく(どこが起こした攻撃なのかわからないのに核爆弾なんて本当は落としたくないと思いつつも)報復として核爆弾を発射することを選択、そしてその報復行為は副補佐官が語っていた通り自殺行為となり、米国どころか全世界が滅ぶ道を辿ることになるのだろう。

というところです。
これを映画館を出た帰りの道中で考えていたら泣けてきてしまったのですが、だからこそ、予告編の言葉にあった通り、”我々(自分)を救えるのは我々(自分)だけである”ということを胸に刻み、故郷や大切な人に感謝し、人生に後悔のないように今を生きなければと、改めて思った次第です。

なお、映画『ハウス・オブ・ダイナマイト(原題:A House of Dynamite)』が、私が生まれた故郷閖上のある宮城県で上映されている映画館は、フォーラム仙台イオンシネマ名取イオンシネマ新利府イオンシネマ石巻です。
劇場での上映は2025年10月23日(木)までで、24日(金)からはNETFLIXで配信がスタートするとのことです。



あなたが
深く考えさせられた
映画はなんですか?

いろんな意味で新感覚!映画『ラスト・ブレス』

〜地球上で最も危険な仕事の一つとされる職業の驚くべき実話〜


やっぱり、映画って素晴らしい・・・!
映画を観るたびに、新しい感動、いわゆる”新感覚”というものを感じることができますが、先日またこれまでとは異なる、まさに新感覚を得た作品を観てきたので、記録しておこうと思います。

それは『ラスト・ブレス(原題:Last Breath)』。
(宮城県内ではフォーラム仙台のみでの上映。上映期間は2025年9月26日〜10月16日)

映画『ラスト・ブレス』チラシ(表)
映画『ラスト・ブレス』チラシ(裏)

チラシに記載の通り、”驚愕の実話に基づくサバイバル・スリラー”なる映画というわけで。
(チラシ画像をクリックでPDF画面が開き、拡大できます)

SF系の映画が好きな私。
このチラシを見た時点で、宇宙を舞台にした『ゼロ・グラビティ(原題:Gravity)』の深海版ぽいイメージ?!なるものを想像して、是非観てみたいと思った訳なのです。

映画『ゼロ・グラビティ』予告編

ゼロ・グラビティ』は完全フィクションと言えども、ごく一般人には未知の宇宙世界を知ることができる素晴らしい映画ですよね。
で、その深海版的な映画を観られるのかなーくらいの感覚でいたのですが・・・

映画『ラスト・ブレス』を観終わった後、全身の力が抜けるほどの緊張感と、深海の異様な世界観に心を奪われました。
今回は、この新感覚な作品の魅力を深掘りしていきます。

…と、だいぶネタバレ的なことを書いてしまうかもしれないのですが、その前に。

この作品を見る前に手にしたパンフレットと、チラシ代わりの団扇(うちわ)のアイディアについてをまずは面白いと感じたので、その件について触れておきます。

映画レビュー, ラスト・ブレス

パンフレットは、潜水艦の出入り口や窓のように、丸く切り抜いてデザインされたクリアファイルに収められていて。

映画『ラスト・ブレス』のパンフレット

そして、団扇はこの映画の公開日より前のかなり暑い時期に映画館に置かれてあったもので、「あ!うちわだ!助かる〜」という軽めな気持ちで手にしたものだったのですが、裏面には”涼感音響 イヤホン・ヘッドホンをつけて深海の世界をご体験ください”とのテキストとともにQRコードの記載が…

映画『ラスト・ブレス』のパンフレットと団扇状のチラシ(裏側)

QRコードのリンク先となっている動画はこちら↓です。

(イヤホン推奨の)映画『ラスト・ブレス』予告編

本当にこれ、イヤホンで聴きながらだと・・・!!

さて。
まずこの映画の冒頭時点で引き込まれた点があります。

それは、よく実話ベースの映画では「Based on a true story(実話に基づく)」という表現が使われますが、『ラスト・ブレス』はきっぱりと「This is a true story.(これは実話である)」と言い切ったところ。

実際には、俳優さんたちが演じる映画作品ですので、全てがリアルというわけではないにせよ、20分以上の無酸素状態にあった人が脳に損傷を負うこともなく生還できたという、一番信じられないところが、事実だという点を強調するためにあえてそのように表現したのかもしれません。

そして、この映画の次なる衝撃は、「飽和潜水士(Saturation diver)」という職業の存在を知ったことです。
彼らは深海の高い水圧下で作業するため、体内のガスを人工的にコントロールし、数週間を高圧の閉鎖空間(チャンバー)で過ごします。

その仕事の過酷さ、プロフェッショナルとしての誇り、そして何よりも危険と隣り合わせの日常が、息苦しいほどの緊迫感で描かれます。

海底で命綱一本
それが切れ、地上との通信が途絶えた時、潜水士に残されるのは、深海の底でたった一人、自らの知恵と経験、そしてわずかな酸素に全てをかけるという途方もない孤独…

そんな状態に置かれた人が、再び海に潜ることなんてできるのだろうか、と思いましたが、映画のエンディングでは、この物語の登場人物たちの実際の映像とともに、この事故の数日後に再び彼らは任務についたと締められ、ため息が出ました。

映画『ラスト・ブレス』公式ホームページ:https://lastbreath.jp/

それからやはり、映画を観ていて感じたのは、宇宙を舞台にした傑作サバイバル映画『ゼロ・グラビティ』を彷彿とさせる、究極の閉鎖環境でのサバイバルです。

ゼロ・グラビティ』が「真空、無重力、宇宙の闇」という極限の”上”の環境だとすれば、『ラスト・ブレス』はまさに「高圧、無呼吸、水の密室」という極限の”下”の環境とでも言えるでしょうか。

飽和潜水士」という職業は、世界的にも非常に特殊であり、日本国内全体では100人程度とも言われる、希少な存在なのだそうです。

日本においては特に、海上自衛隊などが高い技術を保有しており、知床沖や宮古島沖の事故など、深い海底での救助・捜索活動において、彼らの技術と勇気が欠かせないものとなっているのだとか。

私たちが知ることのない場所で、人々の安全や国の海洋インフラを支えているプロフェッショナルがいることに、改めて感動を覚えました。

あなたは
どんなことに新感覚を
感じますか?