チュニジア旅の予習 その1<9つの世界遺産>

〜歴史と芸術のタイムトラベルの旅〜


前回のブログに記述した通り、今秋、北アフリカの国、チュニジアへ旅します。


というわけで、先日(2025年8月17日)チュニジアについて放映されたTBS『世界遺産』もしっかりチェック!
TBS『世界遺産』によるアーカイブはこちら→https://www.tbs.co.jp/heritage/archive/20250817/


今回この番組で取り上げられたチュニジアの世界遺産は「カルタゴの考古遺跡」と「エルジェムの円形闘技場」の二つでしたが、2025年8月現在、チュニジアが有する世界遺産は、文化遺産が8つ、自然遺産が1つで、合計9つとなっています。
(世界遺産委員会は年に一回開催されます。本2025年は7月6日から16日、第47回世界遺産委員会がパリのユネスコ本部で開催されました)

チュニジア世界遺産について基本を押さえて、そしてこれから旅の予定も具体的に立てたいので、まずは、Google My Mapsでチュニジア世界遺産マップを作るべく各プロパティの個所にピン立てし、情報をまとめてみました。

*プロパティ:登録されている遺産の範囲のこと。具体的には、文化遺産であれば記念物、建造物群、遺跡、自然遺産であれば地形、地質、生態系など。


ちなみに、このGoogle My Maps内にもそれぞれのプロパティについて簡単な説明を記述しているのですが、日本語での書き込みがイマイチなので英語で入力しています。
(日本語での入力自体はできるのですが、Google My Mapsでは日本語サポートが完全ではないので、日本語入力後、改めてGoogle My Mapsで日本語訳設定で表記すると意図しない文章となって変換されてしまったり少々問題ありなのです)
日本語でご覧になりたい皆さまには、Google My Mapsのブラウザを日本語に翻訳設定していただければと思うのですが、それでも若干おかしな日本語表記になる場合ありなので(Google My Mapsに付記した番号と連携させた上)、以下にも、2025年8月現在の、チュニジアの9つの世界遺産について、文化遺産と自然遺産に分けた上、登録順で説明を記述しておきます。
(なおここから以降の地図は通常のGoogleマップです)

チュニジアの世界遺産(2025年8月現在、全部で9つのプロパティ)

<文化遺産 8件>

1)チュニス旧市街(Medina of Tunis)
1979年登録
登録基準 (ii)(iii)(v)
イスラム建築の宝庫で、モスク、宮殿、市場が密集。都市構造も高い保存性を持つ。
UNESCO Webサイト:https://whc.unesco.org/en/list/36

2)カルタゴ遺跡(Archaeological Site of Carthage)
1979年登録
登録基準 (ii)(iii)(vi)
フェニキア、ローマ、ビザンツなど複数の文明が重なる歴史的都市跡。円形劇場や浴場跡が見られる。
UNESCO Webサイト:https://whc.unesco.org/en/list/37/

(先日のTBS『世界遺産』で取り上げられた所)

3)エル・ジェムの円形闘技場(Amphitheatre of El Jem)
1979年登録
登録基準 (iv)(vi)
ローマ時代の巨大円形闘技場。35,000人を収容でき、北アフリカでも屈指の保存状態を誇る。
UNESCO Webサイト:https://whc.unesco.org/en/list/38

(先日のTBS『世界遺産』で取り上げられた所)

4)ケルクアンの古代カルタゴの町とその墓地遺跡(Punic Town of Kerkuane and its Necropolis)
1985年登録
登録基準 (iii)
ローマ化の影響を受けずに残ったフェニキア人の都市遺跡。街並みと墓地の保存状態が稀有である。
UNESCO Webサイト:https://whc.unesco.org/en/list/332

5)スース旧市街(Medina of Sousse)
1988年登録
登録基準 (iii)(iv)(v)
防衛都市としての特徴を持ち、要塞だったリバト(Ribat)やカスバ(kasbah)、イスラム教礼拝堂のグレートモスクなどを含む商業・宗教の中心地。
UNESCO Webサイト:https://whc.unesco.org/en/list/498

6)カイルアン(Kairouan)
1988年登録
登録基準 (i)(ii)(iii)(v)(vi)
北アフリカにおける初期イスラム都市。ウクバ・モスク(Mosque of Uqba)の名称で知られる北アフリカ最古のグランド・モスクなど、宗教・建築両面で重要な役割を担ってきた。
UNESCO Webサイト:https://whc.unesco.org/en/list/499

7)ドゥッガ/トゥッガ(Dougga / Thugga)
1997年登録
登録基準 (ii)(iii)
北アフリカで最も保存状態の良いローマ都市。神殿、劇場、浴場、公衆施設が高い完全性を誇る。
UNESCO Webサイト:https://whc.unesco.org/en/list/794

8)ジェルバ:島嶼域の入植様式を伝える遺産(Djerba: Testimony to a settlement pattern in an island territory)
2023年登録(最新)
登録基準 (v)
教会、シナゴーグ(ユダヤ教の会堂)、イバード派(イスラム教の一宗派)の要塞化されたモスクなど、多宗教・多文化が共存する島の歴史的パターンを保存。
UNESCO Webサイト:https://whc.unesco.org/en/list/1640

<自然遺産 1件>

9)イシュケル国立公園(Ichkeul National Park)
1980年登録
登録基準 (x)
湿地と湖の自然景観が育む豊かな生態系。渡り鳥の重要な休息地としても知られている。
UNESCO Webサイト:https://whc.unesco.org/en/list/8

チュニジア世界遺産は、古代文明からイスラム文化、そして自然遺産まで、幅広い魅力にあふれていそうです!
これら9つすべてを巡る旅はまさに「歴史と芸術のタイムトラベル」と言えるのではないでしょうか?

と言いつつ、私自身は今回のチュニジア訪問では1週間程度の滞在期間で、せっかくチュニジアに行くからには砂漠体験もしてみたいので、残念ながら、9つすべての世界遺産を巡ることは難しいのですが、美術世界遺産といった芸術好きの私にとっては、きっと素晴らしい旅となるはず。

特に私、アート好きとしては、先日のTBS『世界遺産』でも言及されていた、チュニジアモザイクアートがとても楽しみです♪
(前出のYouTube映像ではその部分はありませんが、TBS『世界遺産』HPにアーカイブとして画像があります→https://www.tbs.co.jp/heritage/archive/20250817/gallery.html


そしてチュニジア砂漠だったり、古代の遺跡が良い状態で保存されていることもあって、多くの映画ロケ地となっています。
スターウォーズはその代表としてよく知られていますが、それ以外にもありますので、次はチュニジアで撮影された映画をテーマに予習してみようと思います♪



〜 参考書籍(Amazonにリンク)〜


あなたは
巨大な古代遺跡を
実見したことがありますか?

今年の海外旅先チュニジア

〜北アフリカで世界遺産を多数保有する国へ!〜


今年、友人が北アフリカのチュニジアへ赴任しました。
実は、その友人からチュニジアで働くかも、という話を聞いたのは昨年のこと・・・

これまでのブログでも綴っていますが、私、昨年は仕事による心労からプライベートで人に会うのもしんどく、唯一会った友達はというと、フランスで生活する友人が一時帰国した時と、宮城県内に住む一組の友人夫婦のみでして。


そう、私は、フランスで生活していた友人が昨年の9月に一時帰国した時点で、「翌年はこれまでとは違う生活になるかもしれない、チュニジアに行くかも」という話を聞いて、「親友の新しい人生は応援したいし、彼女がチュニジアにいるうちに私も絶対に行く!」と心に決めたのでした。

ただ、その時点ではまだ2024年の9月。
私自身は仕事に苦しんでいたさなかです。
でも、親友との再会で励まされたし、今思えば、彼女からの話を聞いたから故の「私もチュニジアに行ってみたい!」という思いも、「いくら仕事のストレスによる適応障害との診断を受けたところで、辞めるわけにはいかないのでは」という気持ちを抱えていた私だったのに、「自分が望んでやりたいことや幸せだと思えることをできない人生なんて、生きている意味ある?!」と改めて思い出すことができ、仕事を辞める決断をする原動力となった理由の一つだったのかもしれません。

だって、彼女からの話を受けるまで、チュニジアへの旅を思いつくこともなかったですし、あのまま仕事を続けていたら、今年中に海外旅行するための長期休暇なんて確保できなかったでしょうから。
(同じ職場でも一昨年にフランスに行けたのは、コロナ明けは絶対にフランス行きは実行すると決めていたことと当時の職場の体制が異なっていたこともあり、半ば強引に休暇を取ったためで、退職時の体制ではそれは無理であったろうと思われます)


というわけで、東京からドバイ経由でのチュニス行き航空チケットを購入いたしました!!
今年(2025年)の秋にチュニジア旅を決行します!!


ところで、北アフリカの国、チュニジア🇹🇳
この国について詳しい方はいらっしゃいますでしょうか?


私はといいますと、ごめんなさい・・・
白状しますが、友人から聞くまでは意識することなどなかった国です。

しかし、これを機に行くとなれば、当然、よく知りたいわけで。
インターネット上にいくらか情報はあるとはいえど(それら全てが正しくは無いのがネット社会)、まずは信頼する「地球の歩き方」で情報を得たいところでしたが、チュニジアについては2020-21年版が最新、その後の刊行予定は現在なしとのこと。涙
私自身は流行とか人気の場所などには興味ない人間なので、むしろ、チュニジアはそれだけレアな国なのだろうと、それはそれで訪問する意欲は増すので良いのですけどね。苦笑


なので、チュニジアへの旅経験のある方、知っておくべき知識などありましたら是非ともお教えいただきたいです。

そうそう、ちょうど次の日曜(2025年8月17日)に放映されるTBSの『世界遺産では、チュニジアの「カルタゴの考古遺跡」と「エルジェムの円形闘技場」が取り上げられるとのことです!
ナイスタイミング!絶対見なきゃ。





さて、本日は8月15日。明日までがお盆です。
あなたはご先祖様へのお参り済ませましたか?

私の亡くなった家族たちには、芸術に縁のある人たちが多いです。
故に私も、その影響を受けているのかなと感じ、それを嬉しく想っています。
そして私は、彼らから受け継いだ命を大切に、生きているうちに美術や世界遺産という芸術に少しでも多く触れたい。
自分の命に感謝すると共に、そんなことを、ご先祖へお伝えしてきたところです。

今年決行するチュニジアへの旅。
北アフリカでも世界遺産を多数保有する国ということなので、これから予習します。


あなたは
どんな旅の予習が
楽しいですか?
movie Fremont (Fortune Cookie)

幸せの予感…だけじゃない、映画『フォーチュンクッキー』

〜邦題と原題のギャップに隠された、深淵な物語〜


映画ネタが続いてしまいますが、フォーラム仙台で上映されている映画『フォーチュンクッキー』(原題:『Fremont』)を観てきまして、結論から述べると、それは、主人公ドニヤの不器用ながらもひたむきに生きる姿に、胸を打たれ心に静かな感動が広がるとても良い映画で、今年観た映画の中でも特に好きな作品となりました。

映画『フォーチュンクッキー』公式ホームページ:https://mimosafilms.com/fortunecookie/

…しかしながら実は、この映画の「邦題フォーチュンクッキー)」と「原題Fremont)」の違いが、良くも悪くも心に引っかかった、と言うのが私の本音にはありまして…

と言うわけで、その点について、日本における巷の映画批評でも賛否両論言われているのも納得できるわけですが、私自身の最終結論としては、あり(good👍)と言うわけで、是非記録しておきたいと思ったのです。

映画『フォーチュンクッキー』チラシ(表)
画像をクリックするとPDF画面が開き、拡大できます


フォーチュンクッキー、私は久しく食べてないけど、あなたもご存知ですよね?
そう、クッキーを割るとおみくじ的なものが入っている、あの昔からあるクッキーです。

日本の「辻占煎餅(つじうらせんべい)」というお菓子がその起源と考えられていて、辻占煎餅をヒントに、アメリカに移住した日系人たちがフォーチュンクッキーを作ったのが始まりとされています。
第二次世界大戦中に日系人が強制収容された時期に、中国系の人々がこの製法を引き継ぎ、アメリカ国内の中華料理店で提供されるようになり、今日のような「中華料理のデザート」というイメージが定着していった、という経緯があるようだということですよ。

なお、フォーチュンクッキーの歴史などまではこの映画では語られていませんが、パンフレットにはそのことが記載されたページがあって、興味深かったです。
こういう知識もあると、映画がますます面白く感じますね。

映画『フォーチュンクッキー』チラシ(裏)
画像をクリックするとPDF画面が開き、拡大できます


邦題となっている『フォーチュンクッキー』は、映画の中でも重要なアイテムであり、ささやかな希望や未来への期待を象徴しています。

一方、原題の『Fremont(フリーモント)』は、この映画の舞台であるアメリカの地名です。


映画を観る前は、この原題との極端な違いは何だろうと若干怪訝に思いつつも、『フォーチュンクッキー』とされた邦題、そしてチラシにも書かれている『私の殻をやぶるとき』というキャッチフレーズから、主人公の女性が自分の殻を破って行動したら、素敵な恋なり希望があったというような、あったかい気分になれる物語なのだろうと想像していました。
そしてたまたま、その舞台の地がフリーモントになったのかな?くらいに。

確かにその側面もあるのですが、映画を観て、原題の『Fremont』が持つ意味を知ったとき、この映画の本当の奥行きに気づかされました。

映画『フォーチュンクッキー』予告編


主人公ドニヤは、アフガニスタンからフリーモントにやってきた難民です。
慣れない異国の地で、彼女はこの都市のチャイナタウンにあるフォーチュンクッキーの工場で働き始めます。
クッキーの中に入っているおみくじのようなメッセージは、ときにユーモラスで、ときに示唆に富んでおり、彼女の孤独な日々に小さな光を灯します。

予告編の動画もコミカルな感じで、そういったことをほのぼのと楽しめる映画なのかな?と思えるかもしれません。
が、実はもう一つの深いストーリーがあるのでした。

普段はあまり自分を出そうとしないドニヤが「家族を置いて逃げてきた私なんかが、恋をしたいと思っても良いの?」と言うシーンでは、特に胸が締め付けられました。

カリフォルニア州のフリーモント市は、アフガニスタンからの移民が多く住む場所として知られているのだそうです。
私には映画を観るまでこの知識がなかったため、物語が進むにつれて、原題「Fremont」の意味に気づかされ、そして様々なことを考えさせられることとなりました。

映画は、フリーモントで生きる人々の現実を、静かなモノクロームの映像で描き出します。

主人公ドニヤが抱える過去のトラウマ言語や文化の違い、そして何よりも「居場所」を探し求める孤独
これらは、単なる個人の物語ではなく、移民として生きる多くの人々が直面している現実です。

Fremont」という原題は、この物語が特定の場所で、特定の背景を持った人々の、紛れもない現実を描いていることを強く示唆しています。
それは、幸せや希望の物語といった枠組みを超え、アイデンティティや社会への問いかけを私たちに投げかけているのではないでしょうか。

映画『フォーチュンクッキー』パンフレット
裏話が知れると共に、フォーチュンクッキーのレシピなんかも載っていて面白い


さらに特筆しておきたいのは、主人公ドニヤを演じたのはこれが映画初出演というアナイタ・ワリ・ザダ(Anaita Wali Zada)という女優さんについて。

彼女についても、映画を観た後にパンフレットを読んで初めて知ったのですが、彼女自身、タリバンが復権した2021年8月に、アフガニスタンからアメリカへと逃れてきた人物で、ドニヤのキャラクターに共感を覚えたということで、なんと、アメリカに来てわずか5ヶ月、演技も未経験だったにも関わらず、この主演を果たすこととなったのだそう。
(この点は公式HPにも記載あり)

アナイタ・ワリ・ザダが演じるドニヤはあまりにも自然かつ印象的で、観ているこちらも映画に引き込まれましたが、彼女が持つ事実が、単なる演技を超えた、ドニヤというキャラクターの内面的な真実を、見事に引き出していたのかもしれません。

映画『フォーチュンクッキー』公式ホームページ:https://mimosafilms.com/fortunecookie/

以上、映画『フォーチュンクッキー』(邦題)の原題は『Fremont』である点にフォーカスしてまとめてみました。

確かに、島国日本に住む私たちには『Fremont(フリーモント=アメリカの都市名)という原題のままでは、ファーストインプレッションではピンとこないですし、これが映画供給会社によるマーケティング戦略の一つだとしても、邦題やキャッチコピーと原題のギャップをきっかけに、より深く作品を考察するきっかけになったのは、私にとっては初めての良き体験でした。


あなたにも
何らかのギャップによる
面白い体験はありますか?


映画館で感動体験♪映画音楽の巨匠ハンス・ジマーのライブ ×ドキュメンタリー

〜特別料金にも納得!映画『ハンス・ジマー&フレンズ:ダイアモンド・イン・ザ・デザート』〜


TOHOシネマズ仙台にて、映画館ではたったの1週間のみの(2025年7月11日(金)〜17日(木))限定公開である映画『ハンス・ジマー&フレンズ:ダイアモンド・イン・ザ・デザート』(原題『Hans Zimmer & Friends: Diamond in the Desert』)を観てきました。

映画『ハンス・ジマー&フレンズ:ダイアモンド・イン・ザ・デザート』公式ホームページ:https://www.culture-ville.jp/hanszimmer

それはまさに、期待をはるかに超える感動体験でした。
決して大袈裟に言っているわけではなく、映画、音楽、アート全般を愛する私にとっては、本当に価値ある映画だと心底感じ、ぜひ記録しておきたいと思ったので、今こうして綴っています。

なおこの映画は、残念ながらパンフレットが制作されていません。
そんなこともあり、私なりにしっかり記録しておきたく、以下から少々詳しめの内容(ネタバレ)になるかと思います。
私自身は初見の映画は、事前にはあまり余計な情報を入れないで観て楽しみたいタイプなので、申し添えておきますが、映画をまだご覧になっていない方は、その点ご留意くださいね。

映画『ハンス・ジマー&フレンズ:ダイアモンド・イン・ザ・デザート』のチラシ
(画像をクリックするとPDF画面が開き、拡大できます)

さて、この映画、一般 2,700円という特別料金。
TOHOシネマズでIMAXでもDOLBY ATMOSでもないのにこの料金で、いかなる割引も適用不可とのこと。

それで、私としては、過日のハンス・ジマー 初来日公演「Hans Zimmer Live in Japan(2025年5月、横浜および名古屋にて開催)に行けなかったけれども、これで大好きな映画音楽をライブ映像として映画館の大画面と大音量で楽しめるのであれば良いだろう、特別料金なのもそれなりの理由があるのだろうし…くらいの気持ちで映画館へ足を運んだのでした。

が、しかし、これは単なるコンサートフィルムではありませんでした。

ハンス・ジマー(Hans Zimmer)という稀代の作曲家が、いかにしてあの壮大な音楽を生み出しているのかに迫る、深遠なドキュメンタリー映画と言えます。
彼の音楽に対する情熱、創作のプロセス、そして彼を支える素晴らしいアーティストたちとの揺るぎない絆が、スクリーンからひしひしと伝わってくるのです。

まさしく、『ハンス・ジマー&フレンズ:ダイアモンド・イン・ザ・デザート』というタイトル通り。
ハンス・ジマーと彼の素晴らしいフレンズたちが織りなすサウンドとストーリーは、まるで砂漠の中に突如現れきらめくダイヤモンドのように、私の心に深く響き渡りました。
(ちなみに、デザートは食べるデザート(dessert)ではなく、砂漠のデザート(desert)ですよ。笑)

次の動画はこの映画の予告編です。

映画『ハンス・ジマー&フレンズ:ダイアモンド・イン・ザ・デザート』予告編

先ほど、単なるコンサートフィルムではないと述べましたが、ライブ会場ではなくとも、スクリーンによって観客が十分に楽しめるような映画として、構成をとても考えられた作品だと感じました。

映画は、タイトルを象徴した砂漠の砂丘で歌うロワール・コトラー(Loire Cotler)によって幕が切られます。
そう、砂漠といえば、ハンス・ジマーが生んだ名曲を代表する『DUNE/デューン 砂の惑星』(原題『Dune』)を想像するのに難くないでしょう。

映画『DUNE/デューン 砂の惑星(Part 1)』予告編


また、演奏される音楽の間には、ハンス・ジマーと彼に関わる映画監督、俳優、ミュージシャンといったアーティスト達との対談が組み込まれていて、ハンス・ジマーが創り出してきた楽曲のバックグラウンドを知ることができます。

例えば、『DUNE/デューン 砂の惑星』の監督であるドゥニ・ヴィルヌーヴ(Denis Villeneuve)、主演のティモシー・シャラメ(Timothée Hal Chalamet)ゼンデイヤ(Zendaya Maree Stoermer Coleman)との対談もあり、それぞれ全てが非常に興味深かったです。
個人的には、今年観た映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』で、ティモシー・シャラメが伝説のシンガーであるボブ・ディランとして素晴らしい演技を披露したのも、この対談を観て妙に頷けました。

そして、コンサートツアーの会場からこの映画用に使われたのは、アラブ首長国連邦ドバイコカ・コーラ・アリーナでのライブ風景。
アラビアの豪華なスポットの一つだからということもあるでしょうけれど、やはり砂漠に面することも理由にあるのではと。

オープニングに続いての音楽と映像は、ドバイコカ・コーラ・アリーナで演奏された『インセプション』(原題『Inception』)の曲でした。

映画『インセプション』予告編


今や鬼才として映画界に君臨する方をこんな風に言うのも恐れ多いことですが、私はこの作品で、監督を務めたクリストファー・ノーラン(Sir Christopher Nolan)の名をしっかりと覚え意識するようになったと記憶してます。
もちろんクリストファー・ノーランの作品はそれ以前のものも観たし、どれも面白いのですが、私には『インセプション』がとりわけ衝撃的だったのです。
その世界観が大好きで、DVDでも繰り返し観ているので、この音楽が映画館の大音量で楽しめて大興奮しました。

さてその次は、『ワンダーウーマン 1984』(原題『Wonder Woman 1984』)です。
強く美しくかっこいい女性に憧れる私は、当然この『ワンダーウーマン』シリーズも大好きなので、興奮冷めやらず。

映画『ワンダーウーマン 1984』予告編


ちなみに、『ワンダーウーマン』は2017年に1作目が公開されていて、『ワンダーウーマン 1984』はシリーズの2作目です。
いずれも監督はパティ・ジェンキンスですが、ハンス・ジマーが音楽を担当したのは『ワンダーウーマン 1984』の方。
シリーズものの映画は、監督や俳優が変われば、作風にも違いが現れますが、音楽も然りで。
観る人の好みによっても変わってくるわけですが、その辺の違いも比べてみるのも、映画の面白さですよね。

次は『マン・オブ・スティール』(原題『Man of Steel』)の曲でした。
スーパーマン』シリーズの一つですが、私は今のところ、これが一番好き♡
音楽がハンス・ジマーであるところに、前述したクリストファー・ノーランが製作・原案を担当し、好きな俳優の一人であるヘンリー・カヴィルが主人公のクラーク/スーパーマンを演じたこと、そして実話をもとにした名作で私も感銘を受けた『アンタッチャブル』(原題:The Untouchables)で主演を務めたケビン・コスナーがクラークの父親を演じた点で私には特に響いているのだろうと思います。

映画『マン・オブ・スティール』予告編


ところで、このブログにはハンス・ジマーが請け負った映画がどんなものだったかを把握していただけるように、その映画予告をYouTubeより転載させていただいてますが、映画『ハンス・ジマー&フレンズ:ダイアモンド・イン・ザ・デザート』では単純にそれらの映像が映し出されるというものではありません。

先に述べたように、ドバイコカ・コーラ・アリーナでのライブ風景が軸とはなっていますが、曲間には別撮りした対談の様子があったり、ロケ撮影による演奏風景などと共に構成されています。
しかし、ここに挙げている動画のような、それぞれの映画のシーンと感動が、ハンス・ジマーとその素晴らしい仲間たちによる壮大なパフォーマンス興味深いトークよって新たな感動として呼び起こされるのです。

マン・オブ・スティール』演奏直前にも対談が組み込まれていたのですが、そこでハンス・ジマーが「スーパーマンに相応しいのは見栄えのいいグランドピアノなんかじゃない。ヒーローである一方で、孤独を感じ、農場での生活を大切にする彼のイメージには素朴なアップライトピアノがいい。」といったことを話し、その後場面が切り替わり、コンサート会場のステージ上で中央に置かれたアンティークなアップライトピアノによる演奏が始まったシーンは印象的でした。

この次は、『グラディエーター』(原題『Gladiator』)より。
古代ローマを舞台にした歴史アクション映画で、アカデミー賞では作品賞など5部門を受賞し、ゴールデングローブ賞では最優秀作品賞を受賞した名作で、ハンス・ジマーが担当した音楽も、ゴールデングローブ賞では最優秀作曲賞を受賞し、アカデミー賞ではノミネートを果たしています。

映画『グラディエーター』予告編


これも砂漠(モロッコ)でロケが行われている作品でしたが、『ハンス・ジマー&フレンズ:ダイアモンド・イン・ザ・デザート』でも、『グラディエーター』のパートは砂漠(アラビア)でのロケ撮影によるものでした。

今までハンス・ジマーの音楽は幾度と耳にしても、彼自身が演奏したり語る姿はほとんど目にしたことがなかったので知りませんでしたが、この映画を観て、ハンス・ジマーは瞳がとってもキレイな人なんだと気がつきまして。
特に、この『グラディエーター』の演奏風景では、目の輝き度合いが半端なくて、本当に音楽を愛してる人なんだろうな、こんな少年みたいで情熱的な人だから、こんな素晴らしい音楽を生み出すのだろうな、と感じました。

そして次の、『パイレーツ・オブ・カリビアン』(原題『Pirates of the Caribbean』)では、あの誰もが聞き覚えある曲の部分で、コンサート会場の盛り上がりも最高潮に。
こちらは、映画『ハンス・ジマー&フレンズ:ダイアモンド・イン・ザ・デザート』の公式ホームページにもアップされている動画をシェアさせていただきますね。

映画『ハンス・ジマー&フレンズ:ダイアモンド・イン・ザ・デザート』より「パイレーツ・オブ・カリビアン」演奏シーン

映画『ハンス・ジマー&フレンズ:ダイアモンド・イン・ザ・デザート』公式ホームページ:https://www.culture-ville.jp/hanszimmer


で、この高揚感ある盛り上がりの後は『ダークナイト』(原題『The Dark Knight』)ときまして。
これは、光と闇の音のコントラストとでも言えるでしょうか…

映画『ダークナイト』予告編


パイレーツ・オブ・カリビアン』に打って変わって漂う、深く暗い緊張感。
あの重厚な低音と、心臓を叩かれるかのような不穏なリズムは、聴く者の心をざわつかせ、まるでゴッサムシティの暗闇に迷い込んだかのような感覚に陥れられます。
ライブで迫ってくるその鋭利で研ぎ澄まされた音の塊が、単純な盛り上がりとは違う、ゾクゾクするような興奮と、静かに心を揺さぶられる美しさを伴うものでした。

そんなダークな楽曲に続くのは『X-MEN:ダーク・フェニックス』(原題『Dark Phoenix』)。

映画『X-MEN:ダーク・フェニックス』予告編

マーベル・コミックスの『X-MEN』もシリーズ化されている映画ですが、実は私、『X-MEN』といえばウルヴァリン、そしてそれを演じるヒュー・ジャックマンと思っていたため、彼がが出ていないこの『X-MEN:ダーク・フェニックス』は未見でして。

でもこの『ハンス・ジマー&フレンズ:ダイアモンド・イン・ザ・デザート』でのハンス・ジマーらのパフォーマンスを観たことをきっかけにこの予告編を観たら、もう気になってしょうがない。
こんな理由からでも、この映画も絶対観たい!って気持ちにさせるミュージシャンの存在って、本当にすごい。

そしてこの後も、『ダンケルク』(原題『Dunkirk』)とダークな感じが続きます。

映画『ダンケルク』予告編


ダンケルク』は、第二次世界大戦のダンケルク大撤退を描いた映画で、これまでハンス・ジマーとタッグを組んで数々の名作を産んできたクリストファー・ノーランにとっては初の実話に基づいた映画。
第90回アカデミー賞では作品賞、監督賞、美術賞、撮影賞、編集賞、音響編集賞、録音賞、作曲賞の8部門にノミネートされ、編集賞、録音賞、音響編集賞を受賞した名作です。

映画『ハンス・ジマー&フレンズ:ダイアモンド・イン・ザ・デザート』では、クリストファー・ノーランの姿がなかなか出てこなかったのでいつ出てくるんだろうと思っていましたが、クライマックスに差し掛かる後半で、彼らの含蓄ある対談シーンがありました。
名監督クリストファー・ノーランと名音楽家のハンス・ジマーがタッグを組んだ映画から、彼らはまさに、単なる仕事上のパートナーシップを超えて深い信頼と友情で結ばれている、そんなことを感じつつありましたが、この『ハンス・ジマー&フレンズ:ダイアモンド・イン・ザ・デザート』を鑑賞して、それを確信。

そして次も、彼らがタッグして創られた素晴らしい作品の代表作の一つ『インターステラー』(原題『Interstellar』)の楽曲。

映画『インターステラー』予告編


神秘に満ちた宇宙を描いた『インターステラー』の曲を、世界最大の360度プロジェクションドームとしての機能を持つアル・ワスル・プラザ・ドームエキスポ・シティ・ドバイ内)にて演奏収録された映像は、私たちが未知の、美しく壮大な世界観が表現されていて、もううっとり。

こちらも、映画『ハンス・ジマー&フレンズ:ダイアモンド・イン・ザ・デザート』の公式ホームページにライブ風景がアップされていますので、シェアさせていただきます。

映画『ハンス・ジマー&フレンズ:ダイアモンド・イン・ザ・デザート』より「インターステラー」演奏シーン

映画『ハンス・ジマー&フレンズ:ダイアモンド・イン・ザ・デザート』公式ホームページ:https://www.culture-ville.jp/hanszimmer

そんな神秘に包まれた後に続いたのは『ライオン・キング』(原題『The Lion King』)。
終盤にこれを持ってきたのは、1994年に、音楽部門でアカデミー賞、ゴールデングローブ賞、グラミー賞受賞を受賞した、ハンス・ジマーにとっても非常に輝かしい作品の一つだからゆえでしょう。

映画『ライオン・キング(1994)』予告編


なんと、この作品が公開されたのは、30年以上も前になるんですね。
実は、私の手元には、このサウンドトラックCDがあるのですが、今は亡き父が購入していたものを、勝手に奪った代物でして。
女優ゼンデイヤとの対談で、ハンス・ジマーが「6才の頃に父を亡くした自分が、娘のためにこの映画への参画を決めた」ということを語っていたシーンでは、私の映画や音楽好きは父の影響もあるので、思いもがけず、涙してしまいました。

このCDもずっと聴いていませんでしたが、思い出して、いそいそとiTunesにアップロードしています。


こんな私の個人的な思い出はどうでもいいでしょうが(私のブログなのでお許しくださいませ)、映画『ハンス・ジマー&フレンズ:ダイアモンド・イン・ザ・デザート』での『ライオン・キング』ライブ風景は、また凄かったです。
会場中に太鼓隊が現れて、ハンス・ジマーら演奏者とともにパフォーマンスを繰り広げるのです。
あの場に自分もいることができたら、どんなに楽しかったか…
コンサートに行った方を羨む気持ちもありますが、大画面と大音量の映画館でこの映画を観たことで、その臨場感を味わうことができたので、本当に良かったです。

さてここまで、相当長くなってしまいましたので、この他にも演奏、対談があるのですが、自分の想いも含めて記述しているとキリがないので、この辺で。
いずれにせよ、映画『ハンス・ジマー&フレンズ:ダイアモンド・イン・ザ・デザート』は歴史に残る作品となるだろうなと感じています。

TOHOシネマズ仙台では、通常会場で特別料金2,700円での上映でしたが、そこに追加料金払ってでもいいからDOLBY ATMOS(+200円)で観たかった!と思える素晴らしい映画でした。

ハンス・ジマーファンはもちろんのこと、映画音楽に興味がある方、ライブパフォーマンスの素晴らしさを体験したい方、そしてアートが持つ力に触れたいすべての人におすすめしたい作品です。


あなたが得た
感動体験って
どんなものですか?

感動!簡単で美味しい!キムチの生クリームパスタ

〜辛いもの苦手な友人が教えてくれた意外な組み合わせレシピ〜


先日、過去の職場で親しくなった友人と、とーっても久々に再会しました。
東京駅近のビアバーにて、数年ぶりに会ったこともあり、まずは、お互いの食べ物の好き嫌いはなんだっけ?
という話になりまして。

私自身は好き嫌いなく何でも食べられる、故に消去法が効かないので、外食ではむしろ迷って、何を注文すべきか簡単に決められないタイプ。

一方、友人は割と好き嫌いあり、例えば辛いものは苦手。
でも、アメリカ留学した時に、韓国人でありながら日本語が話せるオーナーさんが営むお店でバイトしていたところで教えてもらった、キムチの生クリームパスタが美味しかったのだと。
まさに、異国の地で出会った異文化融合の美味しさですね。
加えて彼女は、元は辛いものでもそれを和らげる食材が入れば、美味しく食べられる、キムチにバターも美味しいよ、との話をしてくれまして。

(ちなみに、そんな理由から、ツンとくる辛子は苦手だけど、辛味がまろやかなマスタードならイケるとのこと。興味ある方は前回記事をご参照ください↓)


キムチの異文化融合的なレシピと言っても、キムチチャーハンとか、キムチ納豆パスタしか頭になかった私。
それらは言わば、キムチの辛さをそのまま活かす料理です。

でも確かに、チキンクリームカレーなどの美味しさを考えれば、キムチにクリームも合いそうな。
これはまさに新感覚を得られるのでは? 是非、味わってみたい!!
と思いまして。

彼女が教えてくれた内容と、そこにほんのちょっと私なりのアレンジを加えたレシピにて、早速作ってみたキムチの生クリームパスタがこちらです。


一人分の材料は以下の通り。
(今回はある程度の分量を示しましたが、お家で食べる手作り料理は、基本、自身の好みで目分量で良いと思ってるので、それぞれ”そのくらい”の分量だと思ってください)

(画像はスパゲティ以外の材料)


キムチの生クリームパスタ材料(一人分)>
スパゲティ:100g
キムチ:100g
玉ねぎ:4分の1個分を薄切りに
エビ:5〜8尾(私は手軽で便利な冷凍エビを利用)
お好みのキノコ:50g(今回の私の場合、冷凍保存していたぶなしめじ)
生クリーム:100ml
白ワイン:大さじ1(日本酒でも可)
顆粒だし:小さじ1
シソ:2•3枚を千切りに(トッピング用なので、ネギなどでも。個人的には酸味のあるキムチにはシソが合うと思ってますが、お好みで)
オリーブオイル:適量
塩・胡椒:適量

<調理手順>
1)お湯を沸かし、を入れてスパゲッティを規定の時間よりも少し短めに茹でて湯ぎりしておく(4で火にかけるため)。
2)フライパンにオリーブオイルをひき、スライスした玉ねぎと、海老キノコを炒め、塩・胡椒する。
3)キムチを加えてさっと炒めたところに、白ワインを加えて一煮立ちさせる。
4)生クリームを入れて中火で加熱し、ふつふつとしてきたら弱火にし、顆粒だしを加えてなじませ、(1)のスパゲティを入れてよく絡め、火から下ろす。
5)皿に盛り付け、シソをトッピングして完成。

友人がお土産にくれた「BEAVER BREAD 」店(東日本橋)のベーコンと玉ねぎのパンを添えて

BEAVER BREAD
ビーバーブレッド

住所:〒103-0004 東京都中央区東日本橋3丁目4−3
営業:水曜~金曜 8時00分~19時00分
   土曜・日曜 8時00分~18時00分
定休:月曜・火曜
Web:https://www.facebook.com/beaver.bread/


キムチのピリッとした辛さと酸味が、生クリームのまろやかさと濃厚なコクに包み込まれて、何とも絶妙なハーモニー。
辛いだけじゃない深みのある旨味が口いっぱいに広がり、次の一口を誘います。
生クリームキムチの辛さを和らげつつ、旨味を引き立てているので、辛いものが苦手な方でも食べやすいのでは??
実際、辛いもの苦手な友達がそう言って教えてくれたわけですしね。

そしてこの感動を経て、次は是非、キムチにバターの料理も試してみようと思いました。
なお、彼女はキムチのバター鍋がイケると。
…けど鍋は流石にこの夏場はきつい?
いやでも、夏バテ対策には辛いものが効果あるので、ナシとも言い切れないですから。

というわけで、また楽しみができました。
友人に感謝です。



最後に、今回このレシピを記録しておきたいと思った理由も残しておこうと思います。

それは、先月(2025年6月)中旬頃に、東京で開催のとあるイベントの告知がありまして。
これに参加するために東京へ行くことを急遽決め、その流れで友人と久々の再会を実現できたというのがことの発端なのですが…

MASTER’S DREAM HOUSE 丸の内
マスターズドリームハウス

住所:〒100-0005 東京都千代田区丸の内1丁目8−1 丸の内トラストタワー 本館 N館 1F
営業:土曜~日曜 12時00分~22時00分
   月曜~金曜 11時30分~23時00分
Web:https://www.dynacjapan.com


彼女は、たまたま6月初旬に、数年会っていなかった私のことを思い出してくれて、メールをくれていたのです。
ちょうどこのタイミングで連絡を取り合うこととなった千葉に嫁いだ友人。
とはいえ、イベントの告知があまりに急で、東京で実施されるのは6月下旬と来た。
現在ほぼ自由の身である私にはどうにか行ける日程でも、いくらなんでも彼女には急すぎだろうとは思ったものの、そっち方面に行くことになったから、もし可能なら会えない?と私から伺ってみたのでした。

私には首都圏には会いたい人が数人います。
そして、首都圏外やもちろん地元にも。

実はここ数年、仕事に圧迫されフットワークが重くなりつつも、アート好きな私は、せめてどうしても観たい美術展には行きたいがために、東京訪問することはありました。
しかしながら友人らに会うには心身に余裕がなかったために、トンボ帰り。
なので、今回も誰にも会ったりすることなく第一の目的達成さえできれば良いかなとも思っていたのですが、旦那さんと小さいお子さんを持つ彼女は、急にも関わらず、都合をつけて私と会ってくれたのでした。

しかも、待ち合わせ場所のお店も選んでもらえて大助かり。
感じることができた、彼女からの愛♡笑♡
(旦那さんの理解もあってであることも聞いてるので、今回は会ってないけど旦那さんにも大感謝♡)
そして、東京に宿泊したのも、東京でゆっくり食事を取るのもだいぶ久々だったしで、心もお腹も、とっても満たされました。



さて、2025年も半年を切りました。
きっと多くの方が、なんてあっという間なのだろうかと感じていらっしゃることと思います。
昨年、仕事のストレスによる適応障害と診断され、再び無職の身となった私ですらもあっという間ですから。

でも、現在の私がそう感じられるのも、過去の私と違って、誰かのためにとかではなくて、ただ純粋に、自分のやりたいと思えることをやろうと、今度こそ自分に素直に正直に過ごしてこられたこそだろうと。
辛いことで急き立てられるからではなく、良い意味で時間が過ぎるのを早く感じているわけで。
この半年を経て、ようやく本当の自分を取り戻せていると感じています。

今回会えた友人も数年ぶりでの再会でしたが、これを機に、旧友やお世話になった方々との再会にも積極的に時間を使って、自分の一度きりの人生を、誰かのためにではなく自分のために、大切に生きていこうと思っています。


あなた自身の人生を
楽しめるレシピは
ありますか?

リバイバル映画『はじまりの歌』で感じる、音楽と人生の輝き

〜そしてあの歌声の正体にも驚き、感動〜


映画好き!と言いながらも、昨年は仕事でぐったりで、気がつけば、なんと一度も映画館へ行くことができませんでした。
しかし、昨年末に仕事を辞め、年明けには基本自由の身となり、今は、少なくとも週に1回以上は映画館へ足を運ぶことができてます(しかも人が少ない平日に行けるから尚のこと幸せ)♪
なので、本当は観てきた映画について全て記録しておきたい気持ちは山々なのですが、今年はこれまで諦めてきたあらゆる学び直しや、やりたかったこと、加えてしっかり自分を労ることに時間を使っているため、およそ半年間、無職ながらも、毎日が充実していてあっという間です。

そんな中でも、先日、フォーラム仙台でリバイバル上映されていた『はじまりの歌』(原題『Begin Again』)を観てきて、これが素敵な映画で、まさに心が震える体験となりまして。

映画『はじまりのうた』のチラシ
(画像をクリックするとPDF画面が開き、拡大できます)

この作品、日本では2015年に公開されて以来、音楽好きの間ではもちろん、多くの方々の心をつかんできた名作とされています。
しかしながら、私、恥ずかしながら今までこの映画を観ずにおりまして、今回10周年記念のリバイバル上映ということで、これは見逃せない!と劇場へ足を運んだのでした。

そして、なぜ今、再びこの映画がスクリーンにかかるのか、観終わった後にその理由がよーく分かった気がしたのです。

・・・大好きな音楽が、人生を変える・・・

音楽にこだわるジョン・カーニー(John Carney監督の作品ですし、これがこの映画のテーマなのだろうと思いますが、音楽に限らず、自分が好きなことをしてこそ幸せな人生を歩めるのだ、ということを体現している作品なのではないかと、私には感じられました。

ところで、映画館では、時々ノベルティーなるものをいただける時がありますが、今回、今ではほとんど見ることがなくなった生写真のような加工が施されたこちらのカードをいただけて、写真好きの私には嬉しいサプライズも。


カードの下部に印字されている英文は、この映画の主人公の一人であるダンが言ったセリフです。

That’s what I love about music.
One of the most banal scenes is suddenly invested with so much meaning, you know?
音楽の魔法だ。
陳腐でつまらない景色が美しく輝く真珠になる。

(直訳したら、「それが俺の音楽の好きなところ。ありきたりなシーンが、突然、こんなにも深い意味を持つようになるんだ。わかる?」てなところを、本映画の日本語字幕ではこのように素敵に翻訳されていました)

映画『はじまりのうた』(原題『Begin Again』)は、一言でまとめると、ニューヨークを舞台に、シンガーソングライターの主人公グレタ(キーラ・ナイトレイ(Keira Christina Knightley))と、落ち目の音楽プロデューサー、ダン(マーク・ラファロ(Mark Alan Ruffalo))が出会い、共に音楽を創り上げていく物語で、登場人物それぞれが抱える葛藤や、人生の転機が、音楽を通じて繊細に、そして力強く描かれていきます。

特に印象的だったのは、ニューヨークの街中でゲリラ的にレコーディングしていくシーン。
街の喧騒や自然の音さえも音楽の一部として取り込み、そこから生まれるサウンドは、まるで魔法のよう。
彼らが音楽に情熱を傾ける姿を見ていると、観ている私たちも「何か新しいことを始めてみようかな」「もっと自由に生きてみようかな」と、そっと背中を押されるような気持ちになります。

そして、音楽をテーマにしているので当然と言えばそうかもしれませんが、何と言っても、音楽が最高!
劇中で生まれる楽曲はどれも心に響き、観終わった後もずっと頭の中でリフレインしています。
私もすっかり魅了されてしまい、思わずサウンドトラックのCDを購入してしまいました(笑)。
ここ最近は音楽をゆったり聴くという時間もほとんどなかったし、あったとしてもストリーミングで聴くくらいだったのですが、この映画をきっかけに、改めてじっくりと音楽と向き合う時間を持てたことが、個人的にはとても嬉しかったです。

映画『はじまりのうた』のパンフレットとサウンドトラックCD

さて、私自身がこの映画で体験した「あの歌声の正体」にまつわる、驚きと感動の再発見についても、是非シェアさせていただきたいと思います。

まず、主人公グレタを演じたキーラ・ナイトレイ
正直なところ、私は彼女が歌を歌うイメージがほとんどありませんでした。
あの『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでの凛とした演技が印象的だったので、まさかこんなにも心に響く歌声の持ち主だったとは・・・!

ご参考までに、『パイレーツ・オブ・カリビアン』序章の予告編動画をあげておきます。

パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち 予告編
凛として強く美しきキーラ・ナイトレイ(エリザベス・スワン役)をご覧あれ!


映画『はじまりのうた』で彼女が歌い上げる楽曲はどれもが素敵で、透き通るような歌声と、感情のこもった表現にすっかり引き込まれてしまいました。
「え、彼女ってこんな歌声だったの!?」と、良い意味で衝撃を受けたのです。
彼女にとって本格的に歌声を披露したのはこの映画が初めてだったとか。
女優としての才能はもちろんのこと、新たな一面を知ることができて、ますます彼女が好きになりました。
映画のサントラを聴けば、あの感動がいつでも蘇ってきます。

そしてもう一つ、映画を観ていて鳥肌が立ったのが、グレタの彼氏・デイヴ役の歌声です。
彼の歌うシーンで「あれ?この高音が成せる歌声、どこかで聴いたことがあるような…?でも、誰だっけ?」と感じて。

映画を観終わってパンフレットを開いてみたら…なんと!
デイヴ役を演じていたのは、あの世界的ロックバンドMaroon 5(マルーン5)のリードボーカル、アダム・レヴィーン(Adam Levine)だったのです!
これには驚きました。
以下の予告編動画には明記されていますが、私自身はこれを事前に見ておらず、彼が映画に出演していること自体知らなかったもので・・・
(チラシにもよくよく読めば書いてあるのですが、こちらも事前にはしっかり読まず。そして情報過多の現代ですが、あまり多くを知らずのまま映画を観に行くのも楽しみの一つだから。結果そうして良かったです😆)

はじまりのうた 予告編
先に記述したダンのThat’s what〜のセリフもこの動画内で聞くことができます☆


実のところ、私、この映画で使われている曲も収録されているマルーン5のアルバム『V』をリリース時(2014年)に購入していたんです。
しばらく聴いていなかったので忘れてしまっていましたが、彼の歌声に聞き覚えがあったのは当然のことでした。
映画を観て自宅へ帰ってから、持っているCDの中から探し出し、改めて『V』を聴き直してみると、映画で感じた彼の歌声の魅力がより深く、そして鮮明に胸に響いてきました。
点と点が線で繋がるような、不思議で感動的な体験でした。


これは、音楽が繋ぐ、新たな発見と喜びとでも言えるでしょうか。
キーラ・ナイトレイアダム・レヴィーン、二人の歌声が織りなす音楽は、この映画の大きな魅力の一つです。
彼らの歌声が、物語の感情を一層豊かにし、観る者の心に深く刻まれます。

私のように「今まで知らなかったけれど、観てみたらとんでもなく素晴らしい出会いがあった!」という方はきっと少なくないはずです。
今回のリバイバル上映は、まさにそんな音楽と人との新たな繋がりを再確認させてくれる、貴重な機会だと感じました。

もしこれから『はじまりの歌』をご覧になる方がいらっしゃったら、ぜひキーラ・ナイトレイアダム・レヴィーンの歌声にも注目してみてください。
あなただけの特別な「発見」があるかもしれません。

そして、
もし、あなたが「最近、何か感動する作品に出会っていないな」と感じているなら。
もし、「音楽の力って、すごいな」と改めて感じたいなら。
そして、「新しい一歩を踏み出す勇気がほしい」と思っているなら。

この『はじまりの歌』は、あなたの心に温かい光を灯してくれるでしょう。
音楽が持つ力、人との出会いがもたらす奇跡、そして人生の再生。
観終わった後には、前向きな気持ちになれるのではないでしょうか。

残念ながら、フォーラム仙台での上映は6月26日(木)までですが、機会があればぜひ、DVDや配信などでご覧になってみてください。

私もこの感動を胸に、これからも音楽のある生活そして自分を生きる人生を大切にしていきたいと思います。



あなたが考える
あなたを生きる人生とは
どんなものですか?

マスタードの効能を知り日々のレシピに活かそう♪

〜そしてディジョンマスタードの魅力にますますハマる〜


先日、フランスブルゴーニュの名産であるディジョンマスタードについて述べたのですが、

(フランスから一時帰国した友人から頂戴したマスタードについては、その後、友人から更なる情報をいただいたので、前回記事の内容を更新しています)

こちらが意外と好評なのと、私自身もこれを機にマスタードについて知っておきたかったので、今回はマスタードの効能について調べた内容をまとめておこうと思います。
そして改めて、ディジョンマスタード独自の効果や、マスタードを活用したレシピも記載しますね。

マスタードの主な効能

1)消化促進・胃腸機能の改善
マスタードに含まれるアリルイソチオシアネートは、消化を助け、胃もたれや胃痛の予防、食欲増進など胃腸の働きを回復させる効果が期待できる。

2)抗菌・殺菌作用
アリルイソチオシアネートには強い殺菌・抗菌作用があり、食中毒の予防や食品の腐敗防止に役立つ。

3)抗酸化作用・アンチエイジング
マスタードは抗酸化作用を持ち、体内の活性酸素を抑制することで、老化や生活習慣病の予防に寄与。

4)疲労回復・利尿作用
カリウムやビタミンB1を含み、疲労回復や利尿作用も期待できる。

5)新陳代謝の促進・美容効果
ビタミンB2などの栄養素が新陳代謝を促進し、皮膚や粘膜の状態を整える効果。

6)がん予防
アリルイソチオシアネートは発がん物質の無毒化やがん細胞の死滅を促す働きがあるとされ、がん予防効果も期待されている。

7)免疫力の向上
鉄分やマンガン、銅などのミネラルが豊富で、免疫機能の強化にも役立つ。

8)ダイエット・減量効果
代謝を高めるビタミンB群や食物繊維が含まれ、ダイエットにも効果が期待できる。

*アリルイソチオシアネートマスタードやワサビなどに含まれる辛味や涙を誘う成分で、植物が昆虫や動物から身を守るための防御物質として働く化合物。ヒトへの効能としては、強い殺菌作用や食欲増進などの健康効果がある、天然の有機化合物であると言える。

以上のことかから、マスタードは、消化促進や抗菌・抗酸化作用をはじめ、さまざまな健康効果が期待できるスパイスです。
日常の食事に適度に取り入れることで、美容や健康維持に役立つと言えます。

さて、マスタードの効能を理解したところで、改めてディジョンマスタードにフォーカスしてみましょう。

ディジョンマスタード特有の効能について

ディジョンマスタードは、フランスディジョン地方発祥の伝統的なマスタードで、外皮を取り除いたマスタードシードを細かく粉砕し、ビネガーや塩と合わせて作られます。
そのため、他のマスタードと比べて、まろやかで上品な辛さなめらかな舌触りそして明るい色合いが特徴です。

ディジョンマスタード自体が持つ健康効果(消化促進、抗酸化作用、血行促進、抗炎症作用など)は、基本的には一般的なマスタードと共通していますが、ディジョンマスタード特有の製法や原材料の違いから、以下のような特徴が挙げられます。

1)まろやかな辛味による食欲増進効果
種子の外皮を取り除いているため辛み成分が控えめで、上品な風味が料理の味を引き立て、食欲を促進しやすい。

2)脂っこい料理との相性による消化サポート
肉料理や脂の多い食材と組み合わせることで、胃もたれや消化不良の軽減に役立つ。

3) 塩分や酸味のバランス
ディジョンマスタードは塩分と酸味のバランスがよく、調味料として使うことで料理全体の味を引き締め、減塩や味付けの工夫にもなる。

それでは、いくつかマスタードを活用した和風なレシピをご紹介します。

まずは、日本人にはなくてはならない食材、豆腐を使ったレシピから。

豆腐とアボカドのマスタードサラダ

(1)豆腐は角切りし、アボカドトマトはいちょう切りする。
(2)ボウルにみそ、かつお節**、砂糖、マスタード、酢、オリーブ油を入れて混ぜ、(1)を入れて和える。

**かつお節はこの時点では混ぜず、皿に盛り付けてから振りかけても♪

次は、豆腐と似て非なるも、その食感が病みつきになるはんぺんを使ったレシピ。

マスタードマヨソースのハムチーズサンドはんぺん

(1)マスタードマヨネーズを混ぜ合わせておく。
(2)ハムの上に(1)を塗り、その上にスライスチーズを重ね、斜め半分に切る。
(3)はんぺんも斜め半分に切り、さらにその断面から切り込みを入れ、(2)をはさみこむ。 
(4)フライパンを熱し、をひき、(3)を並べて、こんがりと焼き上げる***

***オーブントースターやガスコンログリルにアルミホイルを敷いて焼き上げる方法もあり♪

以下には、食べ応えある、おレシピを記載します。

豚しゃぶとキャベツのマスタードサラダ

(1)ボウルにオリーブ油マスタードバルサミコ酢(その他の酢でもOK)、砂糖こしょうを混ぜ、いちょう切りしたトマトを加えてさっと混ぜる。
(2)鍋に湯を沸かし、食べやすい大きさに切ったキャベツを1分ほど茹で、ざるに上げる(湯は捨てず次で再利用)。
(3)(2)の湯にを加えて弱火にし、しゃぶしゃぶ用または食べやすく切った薄切り豚肉をほぐしながらゆでる(煮立てないように)。色が変わったらざるに上げる。
(4)キャベツは水けを絞り、豚肉とともに(1)のボウルに加え、さっとあえる。

またも豚肉料理ですが、定番の生姜焼きというメニューに、マスタードを隠し味として加えるレシピです。

マスタード生姜焼き

(1)しょうゆ、みりん、酒、砂糖、しょうがすりおろしマスタードを加えて混ぜておく。
(2)豚肉は必要に応じて筋切り****し、小麦粉をふる。
(3)フライパンにを中火で熱し、(2)の豚肉を入れ、両面に焼き色がついたら、(1)を入れてフライパンをゆするようにして煮詰める。

***豚肉は、赤みのみや薄切りで作る場合は筋切り不要だが、厚めの肉の場合は赤身と脂肪の逆目に切り目を入れて筋を切っておくとクルンとそり返るのを防ぐことができる。

では最後に、我々日本人が大好きな肉料理といえば、唐揚げ!のレシピを。

鶏肉のマスタードソース唐揚げ

(1)鶏肉(もも、ムネ、お好みで)は食べやすい大きさに切ってビニール袋に入れ、しょうがすりおろし、マスタード、酒、しょうゆ、塩、はちみつ、を加えてもみ込み、10〜30分おく。
(2)(1)の袋に、薄力粉片栗粉(どちらか一方だけでも可。出来上がりの食感のお好みで)をまぶし、中温(170~180度)ので揚げる。


以上、友人とのフランスでの再会によりディジョンマスタードに出会って、マスタードの奥深さに興味を持ったひとりから、健康で美味しい豊かな日常を送るためのティップスをお伝えさせていただきました✨


あなたがオススメの
調味料には
どんなものがありますか?

フランスディジョン名産マスタードを使った料理

〜マスタードの美味しさに目覚め、料理の幅も広がる〜


フランス世界遺産の歴史地区の一つとして登録されているディジョン(Dijon)については以前触れましたが、ブルゴーニュ(Bourgogne)地方の名産として知られ、日本でも百貨店や輸入食品店などでも目にすることがあるディジョンマスタードについては、是非記しておきたいと思いつつまだ未記載でしたので、ようやくアップします。

ディジョンに関する過去の記事はこちら↓


さて、料理の調味料の一つであるマスタード、あなたは日常的に利用されていますか?
私はというと、正直なところ、フランス旅を決行するまで、マスタードにはほとんど興味がありませんでした。

一応それなりに料理はするし、一通りの調味料にはそれなりの品質を求めて揃えているつもりなのですが、お恥ずかしながら、マスタードに関しては、一人暮らしで日本人だしソーセージばっかり食べるわけじゃないし使いきれない、と勝手に思い込んでいたのです。

ですが、人生初のフランス旅行の際に、ブルゴーニュで生活する友人から名産であるディジョンマスタードの話を受け、マスタードにスポットって当たるものなんだ?と、今思えば、大変失礼なことですが、そこで私もマスタードへの興味を抱くことになったのです。

というわけで、私の初フランス旅で購入したディジョンマスタードがこちら↓

エドモンド・ファロ(Edmond Fallot社製


ちょうどお土産には良いサイズ感で、街中や空港等のお店でも販売されているものと同じですが、友人からスーパーで買う方が安いと教えられ、確かにその通りでして。
私は友人が連れて行ってくれた「オーシャンAuchan)」という大型スーパーで購入しました。

オーシャンに関する記事はこちら↓


そしてフランス旅の帰国後、お世話になっている食通の方にお土産としてお渡ししましたら、「すごい美味しかった、なんていうか上品というかハーブが効いているのかな、あんなマスタード食べたことない!」という感想をいただきまして。
マスタードは日持ちするからと、一応自分の分もキープしていたものの、味わうことなく放置していたのですが、そこまで言われることに驚いた私、それを聞いて初めて口にしみたら、本当にその通りで感動したのです。

そう、ディジョンマスタードには、私たちが近所のスーパーなどで購入するマスタードとはちょっと違った独特の風味と、料理を引き締める鮮やかな辛味があります。

実はこのディジョンマスタードフランスブルゴーニュ地方の中心都市であるディジョンで生まれ、大変由緒ある調味料なのだそうです。
その歴史は古く、14世紀という中世の時代から、ディジョンマスタードの産地として名を馳せてきました。
肥沃な大地と伝統的な製法が、他とは一線を画す風味豊かなマスタードを育んできたのです。

ディジョンマスタードの主な原料は、ブラウンマスタードシードという種類のカラシナの種。
これを砕いて粉末にし、白ワインビネガーや水、塩などと混ぜ合わせて作られます。
ここで重要なのが、白ワインビネガーを使うことであり、ディジョンマスタード独特の風味と、まろやかな酸味を生み出す秘密なのだそうです。

なるほど確かに、日本のカラシは、なんというかシンプルでツンとくるあの辛みが主体ですが、ディジョンマスタードにはフルーティーでまろやかさを感じると思えたのは、それが理由なのでしょう。

変な表現ですが、日本のカラシはそれだけを舐めていたいとは思えないけど、ディジョンマスタードはそれだけを舐めていられるんですよね(あくまでも私の場合ですが。日本のカラシを舐めていたい人もいらっしゃるかもしれないし、ディジョンマスタードを舐めてられない人もいらっしゃるでしょうから・・・笑)。

とにかく、ディジョンマスタード未経験の方には、是非ご賞味いただきたいと思える食品です。
(料理好きな方であれば、絶対におすすめ!)

さて、以下に続く画像は、友人が日本への一時帰国の際に、フランス旅を経てマスタードにハマった私のためにプレゼントしくれたディジョンマスタードの数々です。

完全オーガニックなレーヌ・ド・ディジョン(Reine de Dijon)社製にて日本では入手困難


Edmond Fallot社製、バニラまたはポルチーニのマスタードにて日本では入手困難

ちなみに、こちらのお品、瓶ラベルの上部にBernard Loiseau(ベルナール・ロワゾー)との記載がありますが、フランスブルゴーニュの友人宅近くのSaulieu(ソーリュー)という町にある2つ星レストランのものなのだそうで。
レストランのブティックでもこのマスタードが売られているということから、Edmond Fallot(エドモンド・ファロ)社がBernard Loiseauとのコラボで作っているマスタードなのかもしれません。
しかもなんとこのお店、日本にも進出し、去年の2月からオープンしているようです・・・!
(友人が調べて教えてくれました。感謝🙏)

Loiseau De France(ロワゾー・ドゥ・フランス) Webサイト:
https://ldf-tokyo.jp/

Loiseau de France
ロワゾー・ドゥ・フランス

住所:〒162-0826 東京都新宿区市谷船河原町15
営業:水曜~日曜 11時30分~21時00分
定休:月曜・火曜


というわけで、入手困難とは書きましたが、もしかしたら、東京(新宿)のこのレストランに行けば出会える可能性も否めません。
私は行ったことがないので確信的なことは言えませんが、機会があれば行ってみたいですし、もし何かご存じの方いらっしゃいましたら、教えていただけましたら幸いです。



Edmond Fallot社製、日本(仙台)でも購入可能(私が見たことがあるのは3個セットではなく1個売り)


ディジョンマスタード、どれもこれも、それぞれの個性があって、いずれも本当に美味!!


それでは、実際にディジョンマスタードを活用して作った料理をご紹介します。
まずは、こちら。

マスタードマリネした豚フィレ肉のオーブン焼き

(1)豚フィレ肉は丸ごと、マスタードはちみつ醤油ニンニクすりおろしの漬けだれを作り、一緒に保存袋に入れて冷蔵庫で1時間以上漬け込む。(その間オーブンを熱する)
(2)(1)を袋から取り出し、180度に予熱したオーブンで30分程度焼く(焼き時間は肉の分量により調節)。
というシンプルなレシピ。

このレシピは、バニラマスタードなんてハードルが高いかも、でもはちみつや砂糖といった甘い味付けに合うだろうから、と友人が気を利かせて教えてくれたものです。
ですが、もちろん、バニラ風味以外のマスタードでもOK♪
そして、マリネ液のはちみつはメープルやミリンに変えても美味しくいただけますよ。
また、記載した写真では、焼き上がったお肉を切り分けて皿に盛った後に、余った漬けだれに刻んだバジルを加えたソースをかけていますが、その辺もお好みで。

さて次は、マスタードを使った料理として最もオーソドックスと言えるかもしれません。

はちみつとマスタードの甘辛ジャーマンポテト長芋バージョン)」

(1)ニンニク玉ねぎは薄切りに、ソーセージ長芋は食べやすい大きさに切っておく。
(2)はちみつマスタードをみじん切りしたバジル(またはパセリもしくは無くても。お好みで)と混ぜ合わせておく。
(3)フライパンにオリーブオイルを熱し、ニンニクを炒めて香りが立ったら玉ねぎを炒め、続けて長芋ソーセージを焼き色がつくまで炒め、(2)を加えて炒め合わせ、胡椒で味を調える。

なお、一般的にはジャーマンポテトといえばじゃがいもですが、同じ分量なら長芋の方が太りにくく、じゃがいもよりも早く炒め上がるし、炒めた時のシャキシャキホクホクした食感がじゃがいもと違った美味しさを楽しめるので、長芋にしてみました。
じゃがいもで作っても当然美味しいので(予めレンチンするなど炒め時間を考慮の上)、この辺もお好みでどうぞ。
(それから、写真のツブツブが赤色なのは、カシスマスタードを使ったためです。この点も好みによりますし、他のマスタードでも全然OKです!)

お次は、季節野菜を使ったヘルシーなレシピです。

焼きカブのツナマスタードあえ

(1)カブの茎は少し残して切り落とし、果肉の皮をむき、くし切りする。
(2)ツナマスタード砂糖マヨネーズを混ぜ合わせてソースを作っておく。
(3)フライパンにカブを並べてをふり、焼き色がつくまで焼く。
(4)(2)と(3)を混ぜ合わせ、好みにより胡椒で味を調える。

カブを焼いて食べるという発想はあまりないかもしれませんが、このソース(2)で合えると、濃厚で食べ応えあるサラダになります。
なお、カブは3月~5月、10月~12月が旬。カブの美味しい時期に、是非お試しください。

マスタードのレシピはまだまだあるのですが、今がギリギリ旬であるカブのレシピを、取り急ぎ、もう一つご紹介しておきましょう。

カブと豚肉のマスタードミルクスープ

(1)カブの茎は少し残して切り落とし、果肉の皮をむき、くし切りして(前出のレシピと同様)、残りの葉は切り刻む。
(2)豚薄切り肉は食べやすい大きさに切っておく。
(3)ミルクマスタードを混ぜ合わせておく。
(4)フライパンにオリーブオイルを熱し、みじん切りにしたニンニク玉ねぎを炒め、続けて(2)の豚肉を軽く炒めたら、(1)を加えさっと炒める。
(5)(4)に洋風だしコンソメまたはマギーブイヨン)と水を適量加え、煮立ったら(3)を加えて一煮立ちさせる。
(あとはお好みで、塩胡椒)

最後に、緑鮮やかでどんな料理にも添えられるサラダをピックアップします。

パセリとハムのマスタードドレッシングサラダ

(1)赤玉ねぎ(普通の玉ねぎでもOK)をみじん切りにして水にさらしておく。
(2)粗く刻んだパセリと1、2cm角に切ったハムをボウルに入れ、(1)の水気をよく切って加える。
(3)マスタード白ワインビネガー(他の酢でもOK)・オリーブオイル胡椒をよく混ぜ合わせ、(2)に回しかけて和える。

旬としては3~5月または9~11月とされるパセリですが、割といつでもスーパーにはあるし、でもその割には一般的には主役になりにくい食材ではないかと思います。
でも実は、パセリは手に入りやすいハーブであり、鉄分やカリウムなどのミネラルが豊富で、老化や生活習慣病、ストレスの予防やダイエットにも効果的なのだそうです。
よくレストランの料理に添えられているものの、単なる飾り物と思われているのか残している人が多いように感じますが、それはなんともったいないことか・・・!(私はむしゃむしゃ食べますよ)
是非、積極的に取り入れ入れていきたいですね🎶



いかがでしたでしょうか、ディジョンマスタードの詳細と、マスタードを使った料理について。
今回はすでに長くなってしまったので挙げませんでしたが、ディジョンマスタードは和食にも合います。
マスタードに含まれる栄養や効能についても記述しておきたいところなので、それはまたの機会に。

ここまでご覧いただきまして、どうもありがとうございました (^_−)−☆


マスタードやハーブ
あなたは日常的に
取り入れていますか?

私の命 〜東日本大震災から14年目の日に〜

2025年も年が明け、あっという間に3ヶ月目に入り、そして迎えた2025年3月11日(火)。
東日本大震災から14年目の本日、今年になって初のブログ投稿です。

実は昨年、仕事のストレスによる適応障害との診断を受け、2024年末をもって仕事を辞めました。
その職場では、私の担っていた仕事は私にしかできず、後任もいない状況だったので、有休をはさみつつも年末の終業日まで勤務し、年明けも少しお手伝いせざるを得なかったので、心身が落ち着くまで少し時間がかかってしまいました。

昨年の今日は仕事に奮闘しきっていたので、それまで毎年出席していた東日本大震災の追悼式は初めて参列しませんでした。

今年の今日は仕事をしていない身分なので、追悼式に参列しようと思えば行けましたが、まだ人の集まるところに積極的に行く気にはなれないので、昨日のうちに私自身の生まれ育った町であり被災地でもある閖上に行ってきました。



太平洋に面した潟湖の広浦へと流れる増田川にかかる広浦橋の上。
その向こう岸に見える建物は名取市サイクルスポーツセンター/名取ゆりあげ温泉「輪りんの宿」


東北唯一のサイクリング専用施設として親しまれてきた「名取市サイクルスポーツセンター」は、私の実家があった場所から徒歩で15分程度の場所にあり、津波による甚大な被害を受けました。

それから約9年半後、その施設は震災前よりもパワフルな設備と宿泊機能を備え運営を再開されました。


4階建の宿泊施設「輪りんの宿」の屋上からは、雄大な景色を望むことができます。


建物から南側の眺めをぐるりと動画にて。
ちなみに、こちら側は仙台空港がある方向です。


次は、北側でぐるりした眺め。
こちら側が、我が家があった方向。


閖上3丁目に震災後に建立された慰霊碑と、その奥に見える小高い山は、閖上4丁目に生まれ住んだ私も慣れ親しみ震災前から残る日和山(いずれも現名取市震災メモリアル公園)。


日和山は残っているとはいえ、震災前とは全く異なる、日和山前付近からぐるり見た現在の風景動画をアップします。


令和3(2021)年に備えられた東日本大震災津波教訓碑
この画像の右奥あたりに我が家はありました。


現在では、私の生まれ育った家があった場所は”水産加工団地”となっていて、私がそこで過ごした当時の跡形は全くありません。


でも、(土手自体の風貌は震災以降もちろん変わっていますが)実家だった場所から歩いてすぐの土手から見える遠くの風景はあまり変わりないので、正直なところ、複雑な心境ながらも、ホッとします。


それに、団地とは言わずとも、水産加工する施設は閖上には当時からあるので、現在のネーミングも嫌というわけではないですし。



このWEBサイトを立ち上げた際の『はじめに』で述べたとおり、その時、私は生きる喜びを感じていました。
しかし、再就職し数年が経って再び、このWEBサイトを立ち上げるずっと前の私に戻りつつあるような状況に陥りつつありました。

震災以降も、仕事でもプライベートでも辛いことは何かとあろうとも、ある意味では皮肉なことではありますが、震災のこともあってこそ、自分は生かされているから命を無駄にしてはいけないという思いで過ごしてきたので、消えてしまいたいということだけは一度も思ったことがなかったのに、昨年のある時、消えてしまえたらどんなにラクか、という考えを抱いてしまったのです。
そこで自分自身でハタと、なんか最近の私おかしくない…?と気づいたのでした。

冒頭で、私の担っていた仕事は私にしかできず、後任もいない状況だった、と述べましたが、私は本来であれば上司達が担うべき仕事もこなしており、更なる問題は、上司自身がそれをこなせないどころか、理解もしていないという点でした。

この問題が解決できるまでは仕事を辞めるわけにはいかないとずっと思っていましたが、心身に異常をきたして、避けたかった精神科を受診し、初診で医師から受けた言葉は「明らかに仕事のストレスによる適応障害、職場の状況が変わるなり、辞めない限りは解決は難しい」ということでした。

とはいえ、現状の人材では職場の環境改善は簡単にいかないし、休職さえする余裕はないし、今辞めれば職場を見捨てるようなことになるから仕事は続けるほかないと考えたのですが、医師からは「誰か一人に極端な負担をかけている職場というのは、負担をかけてしまっている本人達に自覚はなくとも、責任を背負い仕事をこなしてしまっているあなたのような人の心につけ入る。一時的に休職するという選択もあるが、そのような問題を抱えた職場の場合、復帰すればまたその一人に負担が戻るだけ」という話もあり…

実際に、上司達に体調の不調を訴え、病院へ通い始めたことも伝えましたが、上司達からは「心配している」との言葉はあっても、態度からは誠意を感じられず、残念だけど、これは医者の言う通りだなと思わざるを得ませんでした。

せっかく自分という命を与えられ、生かされているのに。
職場のために良い人でいなければ、という思考に囚われている。
こんな状況、良いはずがない。
心身のためにも、少しでも苦痛を長引かせるべきではない。
自分を大切に生きたい。

そう感じることができたのも、震災で自分が生まれ育った家を失い孤独でも生きてこられたという現実があってこそ。
この歳でまたやり直さなければならないのかと思うと怖い気持ちもあるけれど、それ以上に、一度きりの生涯をこれ以上後悔して過ごすようなことにしたくない。
思い切って2024年中に辞めよう。
と、決断をしました。
そして、新しくやり直そうと始まった2025年も、3月11日という今日を迎えてしまいました。

このサイトの冒頭の『ご挨拶』に述べたことも、昨年の状態では嘘になりつつありました。
実は、そんな気持ちもあって、サイトを閉じた方が良いのか、いや、せっかくだから続けよう、でも新しい年を迎えたんだから大幅リニューアルすべきか、とか考えあぐねていまして、なかなか再開できずにいました。

しかし、ここでリスタート。
このサイトを立ち上げた時の気持ちを大切にしたいから、とりあえずは大幅リニューアルせずこのまま続けることとしました。
アップしていない下書き途中の記事もいくつかあるし・・・

そう、こんな私が思い行き着くのは、結局ここ。

この現世に
生まれたことも
生きていることも
奇跡的なこと
そして
自分の人生は一度きり

だから、与えていただいた自分の命を、自分のために大切に生き、平穏無事に穏やかで静かな幸せを過ごせる日々を、これからも綴っていこうと思います。


あなたの命
一度きりの人生で
大切なのは何ですか?

建立900年 黄金に輝く平泉の世界遺産 中尊寺金色堂

〜そして 岩手の絶品ハンバーグの記録〜


昨年訪れたフランスの旅行記、なんとか今年中に記録し終えたいと思っているところではあるのですが、今月初旬の週末、親愛なる友人夫婦が、岩手県平泉の中尊寺までドライブに連れ出してくれたので、前回記事のヴェルサイユ宮殿に続き、そしてまた今年は金華山も訪れており、たまたまながらも黄金つながりということで、タイミングも良いところですから、写真にて残しておこうと思います。


土曜日の午前9時半、友人夫婦の住む最寄りの駅である塩釜駅にて待ち合わせし、友人旦那くんの運転する車に同乗。
いざ初冬の中尊寺へ・・・の前に、まずは腹ごしらえ。

この日の私たちには、中尊寺を訪れること以外に、岩手県一関市で美味しいハンバーグを食べよう!というもう一つの目的がありました。

ドライブのスタート地点である塩釜駅から、東北自動車道を経由しておよそ1時間30分、訪れたのは「ミートレストラン 格之進」です。


11時オープンきっかりに入店し、メニューを物色。
(パンダがいるのは、友人奥さんが無類のパンダ好きのため。本件とは関係ないので気にしないでください(苦笑))


“お肉のテーマパーク”と謳う「ミートレストラン 格之進」さん、絶品と言われるハンバーグ目的で来ましたが、メンチカツなどなどもどうしても気になって。


最終的に、私は、トリプルハンバーグ定食と単品のメンチカツ(+グラスビール)を注文。
およそ5,000円の御褒美ランチとなりましたが、それはまさに、お値段納得の絶品ハンバーグでした。


「トリプルハンバーグ定食」は、「ミートレストラン格之進」さんの主力商品である3種類のハンバーグ「金格」、「白格」、「黒格」を一つのセットにされた定食メニューで、食べ比べを楽しむことができます。

「金格」、「白格」、「黒格」の、三つの違いは何か、というのは一言でまとめるとそれぞれ以下の通り。
金格:岩手県花巻市が誇る幻のブランド豚「白金豚」の合挽ハンバーグ
白格:厳選された上質な黒毛和牛と「白金豚」の合挽ハンバーグ
黒格:厳選された上質な黒毛和牛100%の最高峰ハンバーグ

ご覧ください、この迫力!(左から金格→白格→黒格ですが、見た目には比べようないですよね。その違いは食べてみないと分からない…)


まんまるボリューミーなハンバーグにナイフを入れた時の、溢れる肉汁は感動ものだったのですが、食べたい情動に駆られ、その情景を写真に収めるのをすっかり忘れていました(涙笑)

どうしても気になって仕方がなかったメンチカツも、オーダーして正解でした。
かりっふわっほくっの食感に続けてジューシーな旨味、ハンバーグ同様に初めて体験する美味しさでした。

そして、日本人が愛するお米にもこだわりを持たれているようで、ご飯も美味。
(格之進さんのWEBサイトに詳細が記載されています→https://kakunosh.in/kanzaki-aging-beef/cat-foodstuff/iwate-rice/

どれもが本当に、絶品!!
だったのですが、実を言うと、流石に分量的な点で私には厳しく、友人旦那くんに食べきれない分を消費していただいたということを、念の為申し添えます(それくらいしっかりボリューミー。ご飯も大盛りやおかわりが無料です)。

ミートレストラン 格之進
住所:〒021-0063 岩手県一関市山目大槻67−1Webサイト:kakunosh.in


お腹が満腹になったところで、ミートレストラン格之進から車でおよそ15分程度の場所にある中尊寺へと向かいます。

紅葉の見頃も終わり、オフシーズンの土曜ではありましたが、到着した中尊寺の駐車場にはそれなりに車が停まっていました。


しっかり寒さ対策した身支度に整え、車を降りて、中尊寺の境内へ。
表参道である「月見坂」入り口は紅葉の名残がありました。


程なくして険しい坂を登ることになりますが、お腹が満たされた後のちょうど良い運動となり、冷たくもグリーンの香りに癒されます。


うっすら雪化粧という風景も美しく。



文政10年(1827)に建立され、義経・弁慶の木像が安置されいるという「弁慶堂」。


弁慶堂」の展望台から見える景色。
写真の手前の広場のようなところは「東物見台」と名付けられています。


2022年に改築されている「薬師堂」は他と比べ真新しさを感じます。


甘味処である「積善院 奥の細道展」の庭の雰囲気はいつ見ても素敵。



本堂の正面に建つ「本坊表門」。


岩手県指定文化財にされているだけあって、厳かな風情の門です。


そして、日本の天台宗の開祖である最澄が1200年前に灯した「不滅の法灯」が護持されている「本堂」。


現在の本尊は、東日本大震災後である平成25(2013)年に新たに安置された釈迦如来坐像で、高さ5mほどのもの。


本堂の隣に位置する「峯薬師堂」の風景は、紅葉の落ち葉がとても美しいコントラストを描いていました。


こちらも岩手県指定文化財に登録されている「旧鐘楼」。
今ではほとんど鳴らされることはないということですが、茅葺き屋根の建物の中に康永2(1343)年に鋳造された梵鐘が配されており、大変貴重。


奥州藤原氏の残した文化財3000点あまりを収蔵する宝物館である「讃衡蔵」。


こちらの建物のチケット売り場にて「讃衡蔵」及び「金色堂」の拝観券(大人1,000円)を購入することができます。


讃衡蔵」の収蔵物も、「金色堂」も撮影はできませんので、「讃衡蔵」の最後に設置されていたフォトスポットのみをせっかくだから撮影・・・
ちょっと切ない・・・
のですが、こちらの写真にある通り、今年は金色堂建立900年の節目だったのだそうで。
私たち、それをつゆ知らずに行ったものですから、年内に滑り込めて、なんだか縁起良く感じました。


(パンダ好きで)実は御朱印集めも趣味だったという友人による今回の御朱印の写真。
ご覧の通り「金色堂建立九百年」と明記され、特別の切り絵が施されています。


さあ、いよいよ「金色堂」へ。
ちなみに、「金色堂」を保存している建物は「覆堂」と言って、その名の通り金で作られた金色堂を覆い守っているのです。


簡単に入ることは許されない場所なので、ぐるりと柵が施されています。
金色堂入口」で、「讃衡蔵」チケット売り場で購入したチケットを提示して入場します。


いよいよ「金色堂覆堂」に近づいた時の不思議な輝き。


この中で守られている「金色堂」そのものは撮影できませんが、やはり実物を見てこそ。
堂の内外いっぱいに金箔を押した「皆金色」の阿弥陀堂に、美しく輝く夜光貝の螺鈿の装飾。
私は東北人なので数回拝見してますが、何度見ても、見惚れます。

金色堂」の外には、松尾芭蕉の句碑があります。


五月雨の降り残してや光堂

芭蕉が詠んだこの意味は、岩手大学平泉文化研究センターによりますと、下記の通りです。
“「五月雨が降り続き(五百年間)、全てのものを腐らせてきたが、
ここだけは降り残したのだろうか。戦なき世を願った藤原氏や
ここに住み続けた人々の祈る心をともし続けるこの光堂を」
平泉中尊寺の多くの建物は奥州藤原氏滅亡後、火災等でほとんどがなくなり、あるいは朽ち果ててしまっていました。しかし戦争をなくし平和を大切にしたいと願う人々の祈りや願いは消えていません。光堂、つまり金色堂は今も大切に守られ、光を放ち続けています。”
(引用元:https://chs.iwate-u.ac.jp/heritage/html/literature-sub-samidare.html

この芭蕉の見解はなんとも閑寂さを感じますが、前回記事にしたフランスのヴェルサイユ宮殿の黄金とは全く異質ですね・・・
(フランス一人旅の記録:華麗なるフランスの世界遺産 ヴェルサイユ宮殿と庭園

そして、芭蕉の像の先にある建物は、重要文化財に指定されている「旧覆堂」です。


古い記録には「鞘堂(さやどう)」とも記されているとのことで、「鞘」も読んだ字のごとく「大切なものを保護するためにかぶせたり、覆ったりするもの」という意味があるわけです。
芭蕉や伊達政宗、明治天皇といった歴史上の人物は、薄暗いこの堂内で金色堂を参拝したのだそうです。

さて、中尊寺の広い境内には「白山神社」が鎮守しています。


850年に中尊寺を開いた慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)が、この地に勧請(かんじょう:神仏の来臨を願うこと)したと伝えられているそうです。


茅葺き屋根が美しくも立派な建物である「白山神社能堂」は、こちらもまた重要文化財で、現在も神事能(神社の祭礼に奉納される能楽)が実施されています。


白山神社」ではくぐってお参りすると願いが叶うと言われる茅の輪(ちのわ)があることでも知られています。
私も、間も無く新年を迎えるこのタイミングで、これまで生きてこられたお礼と共に、新しい自分そして人生へ向けて希望をお祈りしました。


このすぐ近くに「かんざん亭」という食事処があります。


何度か中尊寺は訪れているものの、私はいまだ未体験なので詳しくは語れませんが、広い境内にレストランがあるのは嬉しいですね。
食べログの口コミ(https://tabelog.com/iwate/A0303/A030303/3004624/)を見た限りでも悪くなさそうです。

境内にある建物全てを撮影し切れてはいませんが、ぐるりと一周したところで、そろそろお暇。


先にも述べた通り、これまで何度か訪れている場所でしたが、うっすら雪化粧された中尊寺は初めてでした。
ただ立っているだけなら寒いですが、境内を歩いて運動するには程よい時期でもあり、美しい初冬の世界遺産の地で、人けも多くなく心身ゆったりでき、友人夫婦に誘われての思いがけない日帰り旅でしたが、本当に癒されました。感謝。

中尊寺
住所:〒029-4195 岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202
Webサイト:http://www.chusonji.or.jp/


あなたは
黄金といえば
何を思いますか?