遠距離結婚を貫いた画家と美容師 その2

ずっと秘密にされてきた二人の馴れ初め


前回「遠距離結婚を貫いた画家と美容師 その1」を書いてから、だいぶ経ってしまいました。
続きを気にかけてくださっていた方々、ありがとうございます。大変お待たせいたしました。

宮城県仙台市のお隣、名取市の港町「閖上(ゆりあげ)」で、宮大工を親に持つ3人兄妹の末っ子として生まれ、おしんのような経験を経て美容師になった私の祖母は、その気質はある意味では特殊だったのですが、私にとっては尊敬に値し、大好きでした。

現在の静かな閖上の港。昔はもっと活気があった。

そんな祖母と、画家だった祖父の、ちょっとユニークな関係。
遠距離結婚を貫いた画家と美容師 その1」の続きを書きますね。

若かりし私の祖母は、昭和初期の仙台の街中で、ある青年と出会いました。
駅舎の前で、一人、キャンバスに向かって絵を描く青年。
小さい頃はよく地面に絵を描いて遊んだり、絵日記をつけたり、自身も絵画が好きだったという祖母は、その青年の姿に見入ったそうです。
「この人の絵、好きだなぁ」そう思った祖母は、自ら青年に声をかけたのでした。
それが、祖母にとっての運命の相手、私の祖父というわけです。

実は、この祖父母の出会いについては、祖母が亡くなる2年くらい前に私が祖母から聞かされたことで、それまでは誰にも明かされてきませんでした。
亡くなった私の父も生前「親父とお袋の馴れ初めを聞いても教えてくれない」と言っていましたし、母や叔母はもちろん皆が「馴れ初めは絶対秘密だって、誰も知らないんだ」と言っていました。
わかっているのは、7割型が「お見合い結婚」だった昭和初期の時代に、私の祖父母は「恋愛結婚」だったということだけ。
だからこそ、祖父母の馴れ初めについては、皆がとても知りたがっていることでした。

それで私も、秘密にされているらしいということを知らないふりをして「どんな出会いだったの?」と祖母に聞いてみたのですが、やはり「内緒」と、笑顔でかわされていました。
その時の可愛らしい笑顔から察するに、二人だけの大切な秘密にしておきたいのだろうなと思っていました。

ところが、ある日、なんとなくおしゃべりしていたら、祖母の方から、祖父との出会いについて話しだしたのです。
図らずも、誰にも明かされないできたことを聞かせてもらえたこと、しかも、仙台の街中で祖母の方から祖父に話しかけたのがきっかけだったとは、驚きました。

手前味噌ながら、私の祖父は、若い頃、スポーツも万能で、まあまあなイケメンでした。
対して、祖母は、見た目、特別美人とは言えない、それほどパッとしないような、普通な女子でした。
写真を見た限りそうでしたし、私の親たちもそう言っていました。
だから尚更、血縁者たちはそんな二人の馴れ初めが気になっていたわけですが、まさか、祖母から声をかけていたとは・・・

さて、若かりし祖父母の、その出会いと会話から、文通によるお付き合いが始まったのだそうです。
祖父は、風景画を基本とするため、あちこちに出向きます。それに、画家として成功することを目指してもそれだけでは食べて行くのは難しいので、画業以外の様々な職業を経て(ちなみに戦時中は兵器を作る会社で働いていたので徴兵されずに済んだとのこと)、一定にとどまるような人ではなかったし、現代のように電話も気軽にできない時代、文通によって心の距離を縮めたようです。

宮城県古川市の生まれで、両親は離婚し、実の母には連れ合いがいたのだけど、複雑な心境の中で育ち、その中で絵が心のよりどころとなった祖父に、優しく寄り添ったのが祖母だったのでしょう。

二人が結婚した当初は、埼玉県で生活していて、私の父も出生地は大宮でした。
しかし、祖母は3人兄妹でしたが、兄が戦争から戻った後で病の床に伏し、また、姉が嫁ぐこととなったため、末っ子の祖母が閖上の家を引き継ぐこととなり、祖父はお婿さんとなったのでした。

閖上では、夫婦で寺子屋のような形で子どもたちに絵を描くことを教えていたこともありました。
けれども、夫が画家として成功するには、こんな田舎にいてはダメだろうと考えた祖母は、別居することを決意したのです。
祖母は、生計を立てるために、女一人で銀行に相談してなんとか融資を得て、実家の地に美容院を作りました。

そうして始まった遠距離結婚生活。
祖母の奮闘によってできた美容院は繁盛し、私の父が小さかった頃は、お手伝いさんも雇っていたそうです。
仙台の街中で働いていた時と同様に毎日忙しくて、息子(私の父)にとっては父親がいないも同然の生活だった上に、母親として十分に面倒も見てやれなかったと、祖母は言っていました。


そして、片や、祖父は・・・?

続きはまた次回に。


続きはこちら
遠距離結婚を貫いた画家と美容師 その3/家庭を持っても単身生活を続けた画家


あなたは
“遠距離結婚 ”って
どう思いますか?

カフェ パンプルムゥスのパンケーキ

人を幸福な気持ちにさせるアイディア満載のお店


今日は友達が誘ってくれて、仙台で人気のカフェ「パンプルムゥス(Pamplemousse)」に行ってきたので、久々の食レポです。

そこは、仙台街中の雑居ビルの3階、通りからの一見では、ビルの中にこんな素敵な一角があるとは思いもしませんが、口コミ、SNSでかなりの人気のお店のようです。

お店の外観の写真は撮り損なってしまったので、お店の公式ホームページ等をご参照くださいね。

パンプルムゥス 仙台店
住所:〒980-0021 仙台市青葉区中央1-7-18 日吉第一ビル3F
電話:022-208-8899
営業:毎日 11:00~21:00
Webサイト:https://akashia-mitsubachi-youhoujou.com/pamplemousse-sendai/info/

パンケーキが看板メニューとのことですが、トーストやカフェ飯など、選択肢は豊富。
中でも「畑が見えるランチ」そのネーミングと、可愛いイラストに、実物を五感で味わってみたいという気持ちも湧きましたが、それはパンケーキではないランチプレート、せっかく初めての来店、やはりまずはパンケーキにしようと思いました。

パンケーキ!
・・・そう絞ったところで、やはり悩みます。
どれもこれも美味しそう。
今月の「季節のパンケーキ」は「ブルーベリーチーズパンケーキ」ですって。
ブルーベリーは今が旬、そしてチーズ好きとしては、かなり惹かれたのですが、それは安定の美味しさでしょうと思ったので、あえて冒険してみることにしました。

選んだのは、期間限定の「チキントマトパンケーキ
甘くないお食事系のパンケーキです。
サラダにスープ、たっぷりの粉チーズ付き。

注文してからじっくり焼かれるパンケーキには20分を要しますが、外はカリッ、中はフワフワの食感が良い!
そのパンケーキと、トロトロチーズにカマンベールチーズ、トマトとチキンがしっかりマッチしていて、美味しい♪

そして、サイドメニューにオーダーしたのは、シャーベット状のたくさんのフルーツとゼリーがカラフルで涼しげな「フルーツポンチ」。
特製のシロップがさっぱりした甘さで、パクパクいけちゃいます。


こちらは友達が頼んだ、シュワシュワ弾ける炭酸とグリーンが美しい「ミントソーダ」に、迫力のパンケーキ「いちご&バナナ&マウンテンクリーム」!


ところで「パンプルムゥス」とはフランス語(pamplemousse)で、意味は「グレープフルーツ」のこと。
なぜこの名にされたのか、そしてそこかしこにアヒルがいるのは謎だけど、可愛いらしくてセンス抜群なイラストのメニューといい、目で見ても楽しくて美味しい料理、そこにいるだけで朗らかな気持ちになる場所。
どうしたら多くの人に喜んでもらえるだろうという気持ちで作られていることが伝わってくる、居心地の良い空間でした。


ちなみに、この「パンプルムゥス」さん、秋田県にある「あかしあミツバチ養蜂場」が運営しているお店で、ここ仙台の他にも、秋田店、盛岡店と展開されているのだそう。
どちらもアヒルさんがいることに変わりないですが、それぞれの個性があるそうですよ。
他の店舗にも訪れてみたいものですね。


フワットロ or カリッフワ
あなたはどちらの
パンケーキがお好みですか?

感性に響く デンマーク・デザイン展@東北歴史博物館

それはシンプルな暮らし、豊かなカタチを楽しむこと


先日おすすめさせていただいた、宮城県美術館で開催の「足立美術館展」は終了してしまいましたが、ここ宮城県内では他にも、感性磨きに打って付けの展覧会が開催されています。

一見の価値ある作品集結!足立美術館展@仙台

仙台市のお隣、多賀城市にある東北歴史博物館では、現在(2021年6月12日)「デンマーク・デザイン展」が開催中。

デンマーク・デザイン展」チラシ(表)
*画像をクリックするとPDF画面が開きます

観覧料金は、一般1,200円、シルバー(65歳以上)1,100円、小・中・高校生600円で、足立美術館展の半券を持参すれば、100円割引されます。
会期は6月27日(日)まで。残り2週間ですので、お見逃しなく。

東北歴史博物館は、仙台駅からだと、
JR東北本線では国府多賀城駅(14分)下車で徒歩約1分
*JR仙石線の場合は多賀城駅(22分)下車で徒歩約25分またはタクシーで約10分
の場所にあります。
*車での場合は、仙台駅付近からだと30分強です。

開館時間は、午前9時30分から午後5時までで、月曜日は休館です。

国府多賀城駅は、いかにも東北地方といった感じの、こぢんまりとした駅です。

国府多賀城駅の北口
国府多賀城駅の南口

駅の南側は賑やかな街ですが、北側には田園風景が広がっていて、清々しい空気を味わえます。
東北の古代史上の重要な歴史遺産である多賀城政庁跡や、重要文化財で日本三古碑の一つ多賀城碑があるのがこちら側になります。

東北歴史博物館はといいますと、国府多賀城駅の南側に隣接しています。

敷地内には、県の重要指定文化財で、宮城県石巻市北上町橋浦から移築さた「今野家住宅」が屋外博物館として設置されています。

東北歴史博物館そのものについてはあまり話題になることはないですが、自然豊かな庭園に、コンクリートの外壁と円筒型の構造、まるで水に浮かんでいるような配置、この凛々しい佇まいの独特な建築物が、私は好きです。

こちらは北側入り口。
日陰の屋外カフェスペースでゆっくりすることもできます。

一方、博物館の南側には駐車場がありますので、車の場合はこちら側から入場することになります。

こちらが正面玄関とされています。
国府多賀城駅利用で来場すると、この南口に出ない人も多いと思いますが、こちら側から見る風景も良いですよ。

エントランスホールは円形でコンクリート造りの近代的でクールなデザイン。
コンクリートというと無機質に思えますが、ガラス窓からいっぱいの光が差し込んであたたかみを感じられ、落ち着きます。

さて、今回お目当の特別展「デンマーク ・デザイン」。
デンマークといえば、アンデルセンレゴブロックが日本人にも馴染み深い、北欧諸国の一つ。
近年、北欧デザインは日本では流行りみたいなところもありますよね。
北欧デザインはもちろん良いと思っていますが、私は流行っているからとか人気があるからといって飛びつくタイプではないから、正直なところ、今回の展示会、どんなもんなんだろうなーと思っていて足踏みしていたのです。
が、芸術感性の高い友人が見てきたところ「とても良かった!」と言うので、それなら間違いないなと思い、行くことにしたのでした。

デンマーク・デザイン展」チラシ(裏)

そして、いざ観覧しましたところ、結論として、友人の言う通り、すごく良かった!です。
シンプルながらもスタイリッシュで、機能性も兼ね備えられたデンマークデザインを、五感で堪能することができました。

下記の通り、4章に渡って紹介されているデンマークプロダクトの数々、歴史を辿りながら、約200点ほどが展示されています。

第1章 国際的評価を得た最初のデンマーク・デザイン
第2章 古典主義から機能主義へ
第3章 オーガニック・モダニズム ーデンマーク・デザインの国際化
第4章 ポストモダニズムと現代のデンマーク・デザイン

インスタグラム投稿を狙ってか、撮影可能箇所も数カ所ありました。
まずここ、順路回って一番はじめのところが、最も人気の撮影スポットですね。

左から、優美な曲線が美しい「パントンチェア」、中央が「ハートコーン・チェア」、椅子271F、上部のペンダントランプ「フラワーポット」(青・黄)は、全てヴィアナ・パントンの作品

ヴィアナ・パントン(Verner Panton)は、最先端の科学技術と消費文化、1960年代のポップカルチャーの波から着想を得て作品を生み出し、国外で最も認められたというデンマーク人のデザイナーです。

上の写真の向かい側に展示さていた、様々な椅子や1960/70年代のオーディオ製品なども撮影可能でした(壁面の絵画作品は撮影NG)。

左からトーヴェ・キント=ラースン/イズヴァト・キント=ラースン 肘掛椅子 モデル117ヤコブ・イェンスン FMチューナー/アンプ「ベオマスター1200

ヤコブ・イェンスン(Jacob Jensen /ヤコブ・イェンセン)は、ミニマルなデザインがかっこいい電話機や時計のブランドとしてその名を知る人も多いのではないでしょうか。

デンマークの家庭の一室が再現された撮影コーナーもありました。

テーブルの上には、ロイヤルコペンハーゲンの陶器や、ダンスク社のサラダボウルセットやキャンドルホルダーなど、左手にちらっと見えているのはカイ・ボイイスンの木馬

シンプルかつ優美なカトラリーで知られる銀細工職人のカイ・ボイイスン(Kay Bojesen /カイ・ボイスン)は、近年は手足が動かせるサルの木製玩具が人気ですね。

特別出品ということで、椅子の座り心地を実際に体感できるコーナーもありました。

座ることができたのは、ハンス・ヴィーイナ(Hans Wegner /ハンス・J・ウェグナー)の5つの作品だったのですが、私はこれが一番好き❤︎

ハンス・ヴィーイナ 椅子 pp130「サークルチェア

見た目からは想像できない快適な座り心地!欲しい!!
このデザインから映し出される影までもが美しい。

オマケとして、こんなのもありました。
陸奥国府多賀城の南門を、東大生5人がデンマーク発祥のブロック玩具の「レゴ」で復元!笑

思わず笑っちゃいましたが、設計した時点で9500個のブロックが必要だとわかり、国内からだけでは調達できず、ドイツやデンマークからも取り寄せ、3月末から東大生5人が集まり、約2ヶ月間かけて作り上げたそうです。

東大の学生さんたちが、ここ宮城のために作ってくれたなんて、地元の人間としては嬉しい限り。感謝を申し上げたいです。

そして、今回の展示会図録は、分厚いながらもコンパクトサイズでソフトカバー、気軽に読むことができます。
絵画などの芸術作品はもちろん、立体物はなおさら、本物を見るに越したことはないですが、読み物として楽しむことも豊かな感性を養うことにつながると思います。

デンマーク・デザイン展」図録 表紙/裏表紙(東北歴史博物館版)

世界幸福度ランキングで1位を獲得していたこともあるデンマーク。
今年(2021年)発表された幸福度ランキングでは、フィンランドが1位、デンマークが2位と、上位をキープしています。
数年前、私は、その幸福度の高い国ってどんななんだろう?それに北欧芸術を現地で見たいなぁ、と思って、フィンランドとデンマークを周遊しましたが、確かにどちらも素敵で居心地の良い国でした。

私は日本からフィンランドへ行ってから(飛行機直通で10時間前後)、デンマークへ行きました(フィンランド⇄デンマーク間は1時間半前後。飛行機は全てFINAIR利用)

日本から遠く離れた国ではあるけれど、両国ともジャパニーズフレンドリーで、というか、誰にでも親切なのかもしれないのですが、何か精神的にも通づるようなところもあるようにも感じました。
そして個人的には、どちらかというと、フィンランドより、デンマークの方が好きです。
デンマークもフィンランドも、アメリカやイギリスをもしのぐデジタル先進国ではありますが、そんな高度技術が発展した国にあっても、デンマークの方が、より歴史や自然、落ち着きを感じられ、刺激がある中にも安らぎがあるように思えたから。
この実際に触れた北欧芸術については、またの機会に書きたいと思っています。


あなたは
デンマーク・デザインといえば
何がお好きですか?

一見の価値ある作品集結!足立美術館展@仙台

日本一の庭園美術館が誇る名品をこの目で


2019年に挙がった宮城県美術館の移転案。
宮城県の最も貴重な建築物の一つである宮城県美術館を失うという意味の発案に、開いた口が塞がらない思いでしたが、県の決定に反対し、存続を求める市民団体の方々の努力が実り、昨年(2020年)11月、移転はせず、現地改修を行うということに最終決定しました。
私は撤回を求める署名をしたくらいでしたが、そのような活動を率先してくださった方々には、心から感謝です。本当に良かった。

さて、その宮城県美術館では、2021年4月24日(土)から6月6日(日)まで、「足立美術館展 〜横山大観、竹内栖鳳、華やかなる名品たち〜」が開催されています。
コロナ禍で未だ気軽に外出できない中ですが、気がつけば、もうすぐせっかくの企画展が終わってしまう!
というわけで、慌てて行ってきました。

宮城県美術館にて開催の「足立美術館展」のチラシ(表)
宮城県美術館にて開催の「足立美術館展」のチラシ(裏)
クリックするとPDF画面が開きます

実は正直なところ、行かなくてもいいかなあという気持ちも少なからずあって、出遅れたということもあるんです。
なぜなら、足立美術館(島根県安来市)は庭園ランキング1位を18年連続で獲得している美術館!(アメリカの日本庭園専門誌「数寄屋リビングマガジン/ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング(Sukiya Living Magazine: The Journal of Japanese Gardening)」による)
なのに、ずっと行きたくて行けていない美術館の一つで、だからこそ、絶対に近いうちに行く!!と決めているから、どうせ見るなら現地で見るべきでは??なんていう思いがちょっとあったりしたのです。

でも、県外の美術館や博物館に定期的に出かけないと気が済まなかった私、コロナ禍になってから全くそれができていないわけで、芸術品に触れる機会も激減して、フラストレーションが溜まっているので、やはり地元でも貴重な展覧会、行かないわけにはいきません。

実際のところ、今回の展覧会、行って大正解でした。
会場では、もう何度、心の中で、「美しい・・・欲しい・・・」と呟いたことか。
日本を誇るそうそうたる名画の作品の集結。
近代日本画の巨匠横山大観をはじめとした、東西の日本画壇で活躍した35人の画家による66点の作品は、バラエティーに富んでいて、とても楽しめました。
やはり、本物をナマで間近で見るに越したことはないですね。
どれもこれも素晴らしいものばかりで、大満足。

ただ、今回は、この展覧会に特化した図録は作られていなかったのが残念。
図録がない分、ハガキをたくさん購入してしまいました(笑)

私の祖父が師事した川端龍子の「春雪譜」(展示会案内チラシの裏面に掲載あり)のハガキはなくて残念…

足立美術館についての冊子は販売されていましたが、その本には今回の展示作品が網羅されていないので、そういう意味でも、この企画展に足を運ぶことはとても貴重だと思います。
足利美術館に行けたとしても、その時に展示されてないであろう作品もあるわけですしね。

販売されていた冊子
(今回の特別展に特化したものではない)

足立美術館の館長 足立隆則氏が河北新報のインタビューで述べられているように、是非とも多くの方に“自分の感性で作品見て”ほしい、そんな素晴らしい日本の名品の数々、この機会に堪能することができ、とても良い時間を過ごせました。

「足立美術館展」のチケットと会場で無料配布されている河北新報による案内

なお、今回の「足立美術館展」、宮城県美術館での会期終了後は、6月26日(土)から8月1日(日)まで岩手県立美術館で開催されるのだそうです。
足立美術館の移動展は各地で行われていますが、東北での巡回は今回が初めてとのことですよ
東北人にとって、嬉しいことですね。


きっとそう遠くない日に、日本一の庭園と称される足立美術館へも行くことができますように⛧彡
ますます思いは募るけれど、いつかは叶えたいことがあること、楽しみがあることって、幸せなことだなって思います♪



あなたの
お気に入りの庭園は
どこですか?





心があたたまるクリスマスプレゼント

思いがけなく届いた美しいバラの花束


家に帰宅して数分後、突然ドアフォンが鳴りました。
モニターを確認すると、宅急便屋さんが。

今日届くものはないはずなのに、なんだろう・・・

ドアを開けると、大きな箱の届け物です。
その箱には見覚えがありました。

そうだ、去年も、この時期、叔母がバラの花束を送ってくれたっけ・・・

叔母は、バラを育てるお仕事をしています。
バラって、それだけで様々な種類があって、色もとりどり、見ているだけで本当に幸せな気分になりますよね。
そんな美しいお花を育てるのは、実はかなり大変だって、ご存知でしょうか?

叔母の指に刺さった棘を何度も見たことがあります。
棘が抜けず、驚くほど腫れてしまった指も。
グローブをつけて作業しても、新鮮なバラの強力な棘には効かないそうで。
また、長時間、立ちっぱなしの作業。
今のような冬の寒い時期はハウスの中は暖かいかもしれませんが、夏場はサウナ状で汗だくになるので何度も着替えるといいます。
想像以上の体力勝負。私だったら無理かもって、思います。

そうやって大切に育てられたバラたち。
思いがけなく届いたクリスマスプレゼント。
いつもいつもこうやって私のことを気にかけてくれる、心優しい叔母。
感謝しかありません。

さて、せっかくの美しい包装を解くのは勿体無い気もするけれど、お花さんたちのためには早めに水揚げさせてあげましょう。

しばらく私の朝の日課は、この美しいバラたちの水切り。
それは、穏やかで幸せなひと時。
明日もさわやかに目覚められそうです。


ちなみに、このバラの生産と発送は、宮城県名取市の「宮城野バラ工房 梶農園」さんから。
およそ1万㎡の敷地に16棟のハウスを設け、年間約100万本のバラを出荷する宮城県内で最大規模のバラ生産農園です。

国内最大の取扱量を誇る東京の花き市場の品評会で、グランプリを受賞したこともあるという梶農園さんのバラの品質は本物。
その農園のある名取市は私の出身地。地元の誇りでもあります。

ところで、お花のお水は毎日変えた方が良いわけですが、付いてくる花の栄養剤を入れて、そのお水をすぐ替えるのは勿体無いですよね。
(お水を替えるのが億劫な人は栄養剤を花瓶の水に溶かしましょう)
なので、私は栄養剤を溶かした水を霧吹きに入れておいて、毎朝、花瓶の水を入れ替え、水切りしたお花を活け、その霧吹きでお花と葉っぱにシュッシュします。
私は、このひと時が大好きです。
水滴の輝く花びらも素敵ですし。
特に冬場は、この作業を毎日するとお花が驚くほど持ってくれて、幸せ気分もずーっと続きます♪

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あなたは
何色のバラが
お好きですか?

3時のおやつ展@ガラス工房尚

楽しくて美味しくなる♪3人のガラスと金属の素敵なコラボレーション


今日(2020年12月6日)が最終日ということで、事前に皆さんにお伝えできないのが残念だったのですが、ユニークで楽しい、心が和む素敵な展示会に行ってきました。

先月の初旬にもお邪魔した、秋保のガラス工房 尚さんからいただいた、今回の特別展のご案内。

ガラス工房 尚さんは、仙台市から秋保に向かって、秋保大滝の手前にあります。

シーダーギャラリー
ガラス工房に併設した、喫茶スペースもあるギャラリーです。

今回の企画は、3人のアーティストによる、「3時のおやつ」をテーマにした楽しい展示。

主催者の鍋田尚男さんのガラス作品は、鮮やかなデザインが施されていますが、これは、熱でガラスをやわらかくし、様々なガラスを溶着させるフュージングという技法で作られているんだそうです。
色も線も全く描いてない、凄技!
どれだけ手間と時間がかかることか・・・

こちらは、金属作家の永井佳奈子さんの、とってもユニークな作品。
思わず笑ってしまう、おもしろさ溢れるものばかり。
金属って聞くと冷たそうなイメージだけど、永井さんの作品には、ほっこりしたあたたかさを感じます。

そして、さらにガラス作家の沖知江子さん。
こちらは、植物を中心とした女性的な絵付けが素敵な、小物入れやお皿などの作品たち。
どれも心が癒されます。


3時ではなかったけれど、せっかくなので、私もおやつタイムにさせていただきました。
沖さんの作品にのった洋梨のコンポート。可愛らしくて、見てるだけでも美味しい。

今回は、秋保の人気のスイーツ屋さん「豆あん」さんのカステラも選ぶことができたので、ラッキーでした♪

自然に囲まれたガラス張りの開放的なギャラリーは、光が差して、とても気持ちが良く、穏やかな時間を過ごすことができます。

最後に、今日のお土産は、透明感が美しい、カトラリーレスト。

べっこう飴みたいで、美味しそう!と、思ってしまうのは私だけではないはず・・・

きらめく透明感が美しくて素敵です。

お箸を置くと、こんな感じ。

スプーンやフォークを置くとこんな感じ。

また大切にしたい宝物が増えました。
今日も、心が豊かになる幸せに、感謝。ありがとうございます☆

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紅葉の秋保プチ旅/自然と美食と芸術を満喫する秋の一日



ガラス工房尚/シーダーギャラリー
住所:宮城県仙台市太白区秋保町馬場丸山12−1
電話:022-399-5728
営業:10:00 〜 16:00 or 17:00
定休日:水曜日・木曜日
(特別展中等は変更あり)
Webサイト:
https://www.facebook.com/glasssho/
インスタグラムhttps://www.instagram.com/glassstudiosho/

2020年内の企画展は今回のおやつ展が最後だそうですが、通常営業はされています。
また来年も素敵な企画展示のご案内をいただきましたら、当サイトでもお伝えしたいと思います♪


あなたの
和める場所は
どこですか?

CAT ART展@石ノ森萬画館

東日本大震災から復興した石巻で楽しむ面白建築&アート+海の幸


この漫画大国日本では知っているかたも多いとは思いますが、宮城県の北に位置する石巻市には、日本マンガ界の巨匠・石ノ森章太郎の名がつく博物館「石ノ森萬画館」があり、地域を漫画の街として盛り上げています。

石巻駅構内にて

私は特に漫画ファンではないですが、石ノ森萬画館についてはずっと前からあの奇抜な形状の建物が気になっていました。

海に囲まれた島に佇む、宇宙船のような建物「石ノ森萬画館」

いつか行こうと思いつつも、これまで通り過ぎたことしかなかったのですが、面白そうな展示会がされてるからと友達が誘ってくれて、先日、ようやく訪れることができました。

石巻駅前
石巻駅の建物もそこかしこに石ノ森萬画キャラ
石巻駅の喫茶店も石ノ森萬画キャラ
石巻駅正面

石ノ森萬画にて開催されている特別企画展は「CAT ART展 ~シュー・ヤマモトの世界~」。
期間は2020年9月12日(土)〜11月29日(日)です。

アメリカを拠点に活動するイラストレーターSHU YAMAMOTOの、美術史を彩る絵画をモチーフにしたCAT ART(キャットアート)による、多くの人を笑顔にさせる面白可愛い展覧会です。

猫または漫画または美術好きには面白く、年齢層も幅広く楽しめる展示です。

猫・漫画・美術の3つとも好きなかたにはたまらない企画ではないでしょうか。

石ノ森萬画館の付近は散歩にも最高です
そこだけ近未来な感じの、石ノ森萬画館の風貌
石ノ森萬画館の正面玄関
石ノ森章太郎氏が「漫画」を「萬画」と表現したので、この表記なのだそう
漫画な世界が見えてきます・・・
石ノ森萬画館2階の展示室入口
展示は撮影可能
美術好きじゃなくても教科書とかで見たことのある親しみある絵がたくさん
グスタフ・クニャムト「アデーレ・ニャウアーの肖像」(元はグスタフ・クリムト「アデーレ・バウアーの肖像」)
それぞれに付いているタイトルとコメントが、ネコ目線で笑えます
抽象芸術までネコ化・・・

個人的に特に面白いと思ったのは、モンドリアンコンポジション(赤と青と黄色で構成されているアノ絵)までネコ化されていたところ。モンドリアンじゃなくて、ニャンドリアン作です(笑)

石巻は東日本大震災の被災地。被災当時から復興への様子も廊下に展示されていました。この奥に展望喫茶があります。
石ノ森萬画館3階の展望喫茶から見た景色
展望喫茶の窓の外にも石ノ森萬画のキャラクターが・・・
石ノ森萬画館のリーフレット
石ノ森章太郎萬画、現代のお子様にはあまり馴染みないでしょうが、老若男女に楽しんでもらいたいという思いが伝わる
いしのまき元気いちば」で新鮮な海の幸や宮城の食材を購入できる(この写真の右手)

萬画館のある場所の対岸側には「いしのまき元気いちば」というお土産とレストランの広い施設があります。
新鮮な海の幸がお得に購入できるので、お車のかたは是非、クーラーボックスご持参で!

私が訪れた時には、秋刀魚や牡蠣など、焼きたてを食べることができました♪

宮城県石巻市は東日本大震災の甚大な被害を受けた場所ですが、世界を誇る漫画と新鮮な海の幸で盛り上げようと、頑張っています。
石ノ森萬画館は、休日でもそんなに混まない意外な穴場かもしれませんので、今回のCAT ART展をきっかけに足を運んでみるのはいかがでしょうか・・・?



あなたは
萬画の国・いしのまき
をご存知でしたか?

ギリギリ旬です アスパラ

アスパラは4〜6月が出回り時期


アスパラガスは1年中手に入れることができる野菜ですが、旬は4~6月頃とされています。
ちなみに、私の地元・宮城県の場合だと、5月が最も出回り時期と言われています。

そこで今回は、私が持っている料理本の中でも、最も活躍頻度の高いまとめて一度に!作りおき節約レシピアスパラレシピより、2品をご紹介したいと思います。

この本によると、

「アスパラガスの旬は春から初夏にかけて。この時期に出回るアスパラガスは露地もので、穂先がやわらかく、そら豆のような香りもいつもより強く感じます。新陳代謝を促すアスパラギン酸やβ-カロテンも豊富。美味しい時期にまとめ買いして、作りおきしてみましょう。」

とのこと。

露地物:露地栽培(屋根や覆いなどがなく、日光や風雨、温度などの栽培条件において自然な状態)によって栽培された野菜。砕いて言うと、地元産。
アスパラギン酸:体作りや健康を支えるアミノ酸のひとつで、栄養剤などの成分として利用されることもある。
β-カロテン:植物に豊富に存在する赤橙色色素の一つ。体内では必要量に応じてビタミンAに変換され、皮膚や粘膜の健康を維持する。

まずは、アスパラガスのマリネ

アスパラとアンチョビ
アンチョビとにんにくの香りが食欲をそそるマリネ

かたい部分を切ったアスパラガスを固めにゆで3等分に切り、細かく叩いたアンチョビと、薄切りにしたにんにくを、オリーブオイル、塩、コショウと混ぜ合わせたマリネ液とあえたもの。

お次は、アスパラガスと桜えびのきんぴら炒め

アスパラと桜エビ
アスパラガスの緑に桜えびの赤が映える、彩りきれいな一品

かたい部分を切って、はかまを削いだアスパラガスをななめ切りし、ごま油を熱したフライパンで炒め、桜えびと、みりん、薄口しょうゆ、塩を混ぜた調味料を加え、炒め合わせて出来上がり。

まとめて一度に!作りおき節約レシピ抜粋
まとめて一度に!作りおき節約レシピアスパラレシピのページ


ところで、今回の脇役食材、アンチョビ桜えびは、先日ご紹介した、そら豆の料理でも使用しています。

こちらも調理すれば、アンチョビえびの使い切りが可能となりまですので、よかったら、あわせてお試しくださいませ☆

そら豆料理
アスパラ料理


村田町そら豆まつりもそろそろです♪

2020年 村田町の「そら豆まつり
■日時:6月12日(金)~14日(日)
■場所:道の駅「村田」物産交流センター

詳細
宮城まるごと探訪/宮城県観光連盟 HP
道の駅「村田」/村田物産交流センター HP

※2020年6月12日追記
残念ながら、今年(2020年)のそら豆まつりは中止なのだそうです。
「今年のそらまめの生育状況が異常なほどの暖冬で生育が1週間ほど進み又、5月から6月にかけて雨量不足により生育の停滞・しなび等が出て品質不良が発生しております。
この様な状況により、そらまめ販売会を行うまでの数量が見込めない状況となり、やむなく中止とさせていただきます。」
とのことで・・・
来年に期待しましょう!
道の駅「村田」HP/ドレミファそらまめ販売会の開催中止について


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今が旬です そら豆

さやも食べよう そら豆

スーパーに食料買い出しに行きましたら、ぷっくり緑色に輝くそら豆が目にとまりました。

ああ、そうだ、そら豆が旬の季節だったんだ。美味しそう♪
迷わず、買って帰りました。

NHK みんなの趣味の園芸によると、
ソラマメは初夏の味覚の代表でもあり、ゆでたてのおいしさは格別。
空に向かって伸びる豆の姿から「空豆」、形が繭(まゆ)に似ていることから「蚕豆」とも書きます。
「ソラマメがうまいのは3日だけ」といわれるほど、鮮度が落ちやすい野菜ですが、たんぱく質ビタミンB群ビタミンC鉄分が豊富です。
とのこと。

というわけで、早めに調理します。
分厚いさやから取り出し、薄皮をむきむきしてお目見えした、大きくふっくら、美味しそうなお豆さん。

同じく旬の新ごぼうも一緒に購入しておきましたので、桜エビとともに、炊き込みご飯にしました。

ところで、そら豆は、大きくて、むいたさや(外側の皮)がもったいなく感じませんか?
皆さんは、どうしてるんでしょう。
私は今回、ネットで見つけたレシピを参考に、パスタを作ってみました。

オリーブオイルを熱し、ニンニクアンチョビを炒め、胡椒で味付けし、そこに茹でたそら豆のさやパスタを和えて、粉チーズをふっただけの、超シンプル料理です。

ご飯も、パスタも、しっかりお豆を味わえて、季節を感じることができます。

ところで、宮城県は、そら豆の名産地といえば村田町であること、ご存知でしょうか?

村田町薄木地区そら豆の歴史が長く、日本で一番最後に出荷される「おわり初もの」の産地として評判なのだそうです。
厳しい冬を越すことで、実が引き締まり、みずみずしく香り豊かなそら豆となることが、人気の所以とのこと。

毎年、村田町では「そら豆まつり」というイベントが行われています。

今年は、6月12日(金)~14日(日)に、道の駅「村田」物産交流センターでの開催が予定されています。
その頃にはコロナも落ち着いて、多くの方々が美味しいそら豆を楽しめると良いですね。

村田町の「そら豆まつり」詳細はこちら
宮城まるごと探訪/宮城県観光連盟 HP
道の駅「村田」/村田物産交流センター HP

※2020年6月12日追記
残念ながら、今年(2020年)のそら豆まつりは中止なのだそうです。
「今年のそらまめの生育状況が異常なほどの暖冬で生育が1週間ほど進み又、5月から6月にかけて雨量不足により生育の停滞・しなび等が出て品質不良が発生しております。
この様な状況により、そらまめ販売会を行うまでの数量が見込めない状況となり、やむなく中止とさせていただきます。」
とのことで・・・
来年に期待しましょう!
道の駅「村田」HP/ドレミファそらまめ販売会の開催中止について


今回の料理で使った食材、桜えびとアンチョビを使う関連記事もよろしければご参照くださいませ。
「ギリギリ旬です アスパラ アスパラは4〜6月が出回り時期」


あなたにとって、
5月の味覚といえば、
なんですか?

NHKの趣味の講座、色々ありますが、意外と侮れません。

新型コロナの蔓延を防ぐための外出自粛が続いている中で、お庭のお手入れなり、
園芸に時間を費やす人が増えているようですね。
私は庭を持っていないので、羨ましいです。