しあわせを運ぶ珠玉の言葉

穏やかな気持ちになれる「しあわせことばのレシピ」


昨日(2021年3月20日)も、強い地震がありました。
今回は宮城県沖、最大震度5強。
先月の13日に起きた地震よりも弱く短い時間だったことと、繰り返しの教訓により、今回は何も落ちず壊れずで済みました。

とはいえ、やっぱり、嫌ですね・・・
宮城県は、コロナ感染者数が100人を超えたことで、今週17日に県独自の緊急事態宣言を発出されたばかりでもあり、どうして、こう不安なことが続くのだろうと思ってしまいます。
この週末に出かけるはずだった予定もキャンセルしました。

でも、ここ最近、仕事でコン詰めの毎日だったので、少し家で体を休めなさいということかな、と都合よく捉えることに・・・
そこで本日は、こんな時にこそ部屋でゆったりと読みたいオススメの本をご紹介します。

画家・絵本作家・詩人でいらっしゃる葉祥明氏による詩集「しあわせ ことば の レシピ」。
優しげな装丁も良いでしょう?

葉祥明ようしょうめい)さん、とってもあたたかで優しい素敵なイラストを多数描かれています。
現在御歳は74歳で、ご活動経歴も長いので、氏の絵を目にしたことがある方は多いと思います。

1973年に絵本作家としてデビューされた時の絵本「ぼくの ベンチに しろいとり」は、イギリス、フランス、スウェーデンでも発刊され、人気を呼んでいます。
この白い犬ジェイク君はこの時からずっと愛されているキャラクター。カワイイですよね。

ところで、言霊ことだまについて、あなたは考えたことがありますか?
言霊は、言葉に秘められた神秘的な力のことを言います。
言葉を扱う能力というのは、贈り物とでもいうべき、人間に与えられた特別な力。
言葉が人を作るとよく言いますよね。

絵本作りについて『人生のはじまりにいる、5・6才の子どもたちに「世界」は信じられるところだと思えるような、平和で、あたたかい絵本をこころがけてきた』とおっしゃる葉さんによる、幸せで心穏やかな人生を送るためのヒントを書いた「言葉」が注目されるようになりました。

大人の女性向けに製作された「しあわせ ことば の レシピ」ではありますが、こんな時代だからこそ、是非とも男性にも読んでいただきたい一冊です。

こちらの本は、各見開き1ページに、素敵なイラストと共に、美しい日本の一語をテーマに、詩的なヒントが綴られています。
セレクトされている言葉は、あいうえお順に、「あいらしい(adorable)」から「りりしい(high-spirted)」まで25個。
英訳も添えられているので、海外の方へのプレゼントとしても喜ばれます。

今回は、この中から、私のこのHPのタイトルの一語としても使っている「calm」を使われたページを抜粋にて紹介させていただきます。


おだやか

あなたは
いつでも、どこでも
何が起こっても
相手が誰でも
おだやかな態度でいられますか?
おだやかさは社会にとって
今、もっとも必要なものなのです。

安全と安心と
信頼をもたらすおだやかさは
人や世界や人生、
そして自分自身を
信じることから
生まれるのです。


calm
can you always be calm wherever you are,
whatever happens,
and whomever you are with?
calmness is what we need
the most in today’s society.
calmness that can bring peace
and security first brings
from trusting others,
the world, and yourself.


「しあわせ ことば の レシピ」(日本標準出版/葉祥明著)p.46-47より


添えられた言葉もイラストも、どれもやさしくて素敵で、心がホッとする中にも、ハッとさせられることがあり、繰り返し眺めたい本の一つです。



あなたは
言霊を
信じますか?





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