世界に誇れる日本のアート GIGA・MANGA@東北歴史博物館

江戸戯画(GIGA)から近代漫画(MANGA)までをたどる漫画の歴史展覧会


ただ今(2020年7月11日現在)、東北歴史博物館にて「GIGA・MANGA 江戸戯画から近代漫画へ 」が展覧されています。
開催期間は、2020年7月4日(土)~9月6日(日)です。

展覧会のチラシ
東北歴史博物館の後は、北九州市立美術館すみだ北斎美術館神戸ゆかりの美術館と巡回予定とのこと


私も早速、行ってきました。

東北歴史博物館
東北歴史博物館の南側入口

MANGAは周知の通り、いまや世界共通言語となった日本の漫画のことですね。
そして、GIGAとは江戸戯画(えどぎが)を指しています。

東北歴史博物館
東北歴史博物館内

この展覧会は、葛飾北斎や歌川国芳などの浮世絵といった江戸戯画から、明治・大正期の「滑稽新聞」「東京パック」などの諷刺漫画雑誌、昭和戦中期の子ども漫画「のらくろ」「冒険ダン吉」など、日本の漫画の変遷が展示されています。

GIGA・MANGA 江戸戯画から近代漫画へ 図録
展覧会図録とチケット半券
この半券提示で宮城県美術館の「ヨーロッパの宝石箱 リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展」と石ノ森萬画館の観覧券が割引される

第1章は「商品としての量産漫画の誕生」と題され、漫画のはじまりとして、江戸中期から幕末までの錦絵や版本などから、江戸時代の大衆メディア「江戸戯画」が紹介されていました。

江戸時代の「文字絵」ひらがな、カタカナ、漢字を用いた戯画
面白さにデザイン性も感じられ、ユーモアでありながらもなんだかおしゃれ


世界で最もその名を知られた日本人、葛飾北斎。
浮世絵の展示となれば、出ないはずがありませんね。
この展示でも、「北斎漫画」が日本の漫画の源流として、取り上げられていました。
そして他にも、浮世絵師の人気者といえば、歌川広重など。

葛飾北斎の「北斎漫画」と歌川広重の「名所江戸百景」シリーズ


第2章は「職業漫画の誕生」、第3章は「ストーリー漫画の台頭」と題され、幕末以降から昭和初期の流行について紹介されていました。

「東京漫画新聞社」や「読売新聞社」などの雑誌や新聞付録


浮世絵も、近・現代の日本漫画も、今や世界中で人気です。
本展覧会は、普段は芸術・アートなんて敷居が高いと感じているようなかたも含め、誰もが気軽に楽しめる内容ではないかと思います。

東北歴史博物館の屋外の水辺で寛ぐ人々

普段、漫画はほとんど見ないような私にとっても、日本の漫画の歴史についてを浮世絵から辿られたこの展覧会はとても興味深く、日本古来からのアートレベルの高さを再認識し、世界に誇れる我が国の文化、やはり大事にしていかなければいけないなと感じました。

 

東北歴史博物館は、仙台市の隣で、日本三景松島との中間地点に位置し、歴史のあるまちとして知られる多賀城市にあります。

博物館の屋外には、水辺があって、山に面しており、庭園も楽しめます。

東北歴史博物館
住所:宮城県多賀城市高崎1-1
電話:022-368-0106
営業:9:30~17:00、毎週月曜日定休
Webサイト:https://www.thm.pref.miyagi.jp/

 

東北歴史博物館周辺は散歩も楽しめる

なお、東北歴史博物館における次の特別展示は「伝わるかたち/伝えるわざ-伝達と変容の日本建築-」と題して、2020年9月26日(土)から予定されています。
新型コロナによって海外旅行にも行けませんが、そんな今こそ日本文化を見直すべきなのではないかと思います。
世界に誇れる日本建築の展覧会、次回もとても楽しみです。

東北歴史博物館(北側入口)は、JR東北本線「国府多賀城駅」のすぐそば


ちなみに、今年は葛飾北斎生誕260周年です。
ご興味のあるかたは、こちらの記事「葛飾北斎 生誕260周年/日本を誇る浮世絵師 北斎を楽しもう♪」も併せてどうぞ。

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あなたにとって
“日本文化 ”といえば
なんですか?

とんぼ玉製作体験@多賀城

宮城県多賀城市のとんぼ玉工房「のんか」さん


一昨日の記事でご紹介したアーティストの真紀さんは、ガラス細工製作にも取り組んでいらっしゃいます。

ガラス細工といえば「とんぼ玉」一時期ずいぶん流行りましたね。
私「とんぼ玉」未体験だったものでして、この度、真紀さんに同行し、初心者でも手軽に体験できる、とんぼ玉製作にトライしてみました。

工房はこちら。
宮城県多賀城市のとんぼ玉工房「のんか」さん。


その都度、とんぼ玉作家の官野さんにサポートしていただけるので、全くの初心者でも安心です。


こちらは真紀さんの作業風景。
さすが、手馴れていらっしゃいます。


最後に、今回の私の完成品はこちら。


取り掛かりから、冷却する時間、後処理を含め、およそ1時間ちょっと。

サポートしていただいたのでさほど難しくなくできたというのもありますが、やはり自分で手をかけたものだと、愛着がわきますね♪

なお、真紀さんのガラス作品については、また改めてご紹介したいと思っています。

こちらもどうぞ↓
とんぼ玉のんかさんのWebサイト


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あなたは
誰にでもできるガラス細工
ご存知でしたか?

ルピシア「ブックオブティー・日本三十景」で感じる季節

今日は7月7日、七夕です


本日、7月7日は、五節句のひとつ、七夕ですね。

湿気でじっとり蒸し暑く、星も見えない本日でしたが、せめて何か季節感を感じられることをと思い出したのが、お茶の専門店「ルピシア」より購入していた「ブックオブティー」シリーズの今年の商品「日本三十景」です。

LUPICIA THE BOOK OF TEA JAPAN

ルピシアの「ブック オブ ティー」シリーズは、豪華本をイメージした特製ボックスの中に多彩なティーバッグを詰め合わせ、 数量限定で発売される商品です。
その時その時でテーマがあり、お茶はすべて異なる上、一つ一つのパッケージデザインも素敵で、豆知識のつく小冊子も付いてきて、お茶のみならず見ても楽しめるので、自分の好みのテーマの時は購入しています。

今年販売されたのがちょうどコロナ渦に入った時でしたので、気軽に出かけられなくなった今、「日本三十景」というテーマに、せめて気分だけでも、と思い、購入したのでした。

付いてくる小冊子の中身はこんな感じです。

本日にぴったり、「七夕」についても取り上げられています。
そして、このイメージのお茶が「星祭り」。七夕の別名でもあります。

可愛らしい七夕のイラストが施された「星祭り」と名付けられたお茶。

緑茶ベースに、ふくよかな甘みを感じられます。

また、このお茶は、日本三大七夕祭りの一つ「仙台七夕まつり」にちなみ、天の川をイメージしてブレンドされたお茶ということで、仙台限定のお茶なのだそう。仙台市民としては、嬉しい限りです。

ただ、今年はコロナで、七夕祭りも見送り。
また、今日この時も洪水で被災されているかたもいらっしゃる・・・


自分が無事でいられることに感謝しつつ、世界と日本各地の平和な日の訪れを星に願いつつ、自分のやれることをただやるしかないのかな、と思うばかりです。


あなたは
星に
何を願いましたか?

日本三景 松島の素敵ポイント 風景編

日本が誇る自然 歴史と文化のある素晴らしい芸術的風景


宮城県の観光地・松島について、今回は「日本三景」と言われるその素晴らしい風景を、写真にてご紹介させていただきます。

JR仙石線 松島海岸駅
松島海岸駅前(後ろの和風家屋は交番)
松島海岸駅から徒歩2・30分の山の頂上「西行戻しの松」展望台からの眺め
展望台「西行戻しの松」には、絶景レストラン「le Roman ロマン」がある
le Roman ロマンFacebook
江戸時代の俳人 松尾芭蕉も訪れた「雄島(おじま)」
雄島」の絶景ポイント
雄島」は修行僧が集った霊場である
雄島」から見た「福浦橋」
雄島」から見た松島の町並み
浪打浜公園
茶室「観瀾亭」と、伊達家の大名道具が展示されている「松島博物館
散歩するのが気持ち良い海岸沿い
瑞巌寺の境外仏堂「五大堂
五大堂」の、将来を見据える橋とされる「透かし橋(縁結び橋)」
重要文化財「五大堂」と、絶景ポイント
松島の臨済宗妙心寺派の仏教寺院「瑞巌寺
瑞巌寺」の洞窟遺跡群
瑞巌寺」本堂前
瑞巌寺「復興地蔵堂」東日本大震災の復興祈願として地蔵菩薩が安置されている
縁を取り持つ寺院とされている「円通院
福浦橋」へ向かう海岸沿い
縁を引き寄せる出会い橋と言われる「福浦橋
松島のパワースポット「福浦島(ふくうらじま)」は県立自然公園に指定されている
たぬき明神
風情を感じる港ではカモメもくつろぐ
松島東浜海岸付近
先の記事でご紹介した「藤田喬平ガラス美術館」はこの近く

松島について、今回のご紹介は以上です。
絶景スポットは、本当はもっとたくさんあって、お伝えしきれません。
是非、訪れて、歴史ある美しい景色と松島の海の風を感じていただけたら幸いです。

松島のWebサイトはこちら
松島観光協会 「日本三景松島」

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あなたは
我が国の誇り日本三景を
巡りましたか?

日本三景 松島の素敵ポイント お土産編

松島、宮城の素敵雑貨や美味しいお土産たくさんあります


先日、宮城の誇る観光地「松島」について投稿したのですが、本日も、再び松島方面へ仕事で行って参りましたので、個人的に気になって購入した地元製品(お土産)について、ご紹介させていただきます。


立ち寄ったのは「たいかん亭」さん。

松島を代表する観光スポット「五大堂」の目の前

たいかん亭 Webサイト

五大堂
可愛い外装
カメノキナチュラルソープ

カメノキナチュラルソープは、シンプルであるということを大切にした、松島のオーガニックソープ。
カメノキナチュラルソープ Webサイト

Seven beach manna

震災後の浜で見つけられた「シーグラス」によって手作りされる素敵なアクセサリー。
Seven beach manna Webサイト

肉屋 牛たんおつまみ アヒージョと肉屋 牛たん スモーク

角切りゴロゴロの牛たんを味わえる「肉屋」シリーズ
AKIAKANE Webサイト

次の「松島こうれん」は、松島の歴史ある、懐かしくも上品なお菓子です。
たいかん亭」さんから徒歩4・5分のところ、「紅蓮屋 心月庵(しんげつあん)」で購入できます。

松島の伝統銘菓「松島こうれん」

紅蓮屋 心月庵 Webサイト


新型コロナによる大打撃を受けている観光地松島ですが、老若男女に楽しんでいただける名産品が、そこにはあります。

私も、改めて知ったものが多く、まずは地元の人間から、その良さを理解する必要があるかもしれないと感じました・・・

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あなたは
こんなにも素晴らしい
松島をご存知ですか?

海とガラスと庭園のミュージアム@日本三景松島 

美術作品のみならず水上庭園も素敵♪藤田喬平ガラス美術館


日本三景松島。
松尾芭蕉が「扶桑第一の好風(意味:日本第一の良い景色)」とたたえた景勝の地。
その大海を臨む場所に「藤田喬平ガラス美術館」はあります。
ガラス工芸家 藤田喬平の素晴らしいガラス作品と、世界の日本庭園を手掛けた造園家 中島健が設計した7,000坪の水上庭園で知られています。

私は、この美術館が出来たばかりの頃(1996年)に、ホテル「一の坊」に宿泊した際に訪れて以来で、今回ようやく二度目の訪問となりました。

松島を一望できるホテル「一の坊」に「藤田喬平ガラス美術館」は隣接していて、庭園は両方の建物の前に広がっています。

一の坊と美術館は館内および庭園で繋がっていて、一の坊に宿泊した場合は、美術館は無料で見学ができます。

通常の入館料は、1,200円です。(割引チケットはこちら


館内は写真撮影OKなのが嬉しいです。

藤田氏による、貴重で味わい深い語録や水彩画も数点、展示されています。


ガラスの特性を生かした展示がとても幻想的です。




美術館の出口から、庭園と海が見渡せる展望露台が、繋がっています。




和と洋がほどよくミックスされている美しい庭園。



水上庭園と外に広がる松島の美しい大海が同化してるような、素晴らしい眺め。


「心の豊かさの追求」をコンセプトにしているというミュージアムショップも広めで、全国のガラス作家さんたちによる様々な作品が展示販売されています。
どれも素敵で、あれもこれも欲しくなってしまいます・・・


今回、私は、青森県五所川原市の和田奈都子さんの作品「箸・スプーン置き」を購入。
スプーンがいい感じでおさまります♪




新型コロナウィルスの影響で、苦境に立たされている観光地、松島。
今月(2020年6月)中旬より、遊覧船の運行なども再開し、週末はそれなりに人が訪れるようになったそうです。
でも、私が訪れた平日はガラガラでした。
密は避けなきゃとはいえ、悲しすぎる・・・

松島の美しくて気持ちの良い自然、そして美味しい海の幸などなど、少しでも多くの人に楽しんでいただける状況になることを願います。

藤田喬平ガラス美術館
住所:宮城県宮城郡松島町高城浜1-4
電話:022-353-3322
営業:2020年6月現在、時間短縮
 9:30~13:30(最終入館13:00)
入館料 (税込):
 一般・大学生 / 1,200円
 小・中・高生 / 700円
Webサイト:https://www.ichinobo.com/museum/

※ちなみに、グーグルマップの営業・休館情報は完全ではないので、サイトの営業情報を確認するか、お電話してお問い合わせされることをお勧めします。


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あなたは
ガラス細工は
お好きですか?

Tavola2さんの濃厚もっちり生パスタ

仙台二日町の隠れ家的♪創作料理店


ここ数ヶ月、気になっていた料理店に、ようやく行ってきました。
そこは、創作生パスタが美味しいお店「Tavola2」さんです。

昨年(2019年)12月に仙台二日町にオープンした、まだ新しいお店です。
昨年の12月・・・なんて切ないタイミング・・・

ここ二日町は、最寄駅が地下鉄四番丁駅です。
仙台というと、どうしても、仙台駅前か国分町付近にしか人が集まりません。
二日町は、実は素敵なお店が結構あるのですが、国分町よりも少し北に位置するため、なかなか人がいらっしゃらない・・・
ただでさえ、そんな難しいところにお店を出したのに、オープンさせた矢先、コロナ渦に・・・

店主 高橋さんは石巻ご出身で、山形にいらしたこともあり、食材豊富な山形を題材に創作料理を提供されているのだそう。

言わずもがな、ご苦労なさっているこちらのお店。
ようやく再開となったところで、私も昨日、ランチタイムに初めてお訪ねしました。

注文したのは、「元祖!山形ダシの和風クリーム

山形ダシとクリームが意外と合う!そして焼いた長芋が添えられていて、ホッコリ食感も良い♪
「山形ダシ」というのは、いわゆる「出汁」ではありません。山形県村山地方の郷土料理で、夏野菜と香味野菜を細かくきざみ、醤油などで和えたもので、よくご飯や豆腐にかけて食べられます。
友人は、夏場、食欲がなくなると、この「山形ダシ」で生きられる!と言います(笑)

連れ立った友人達のパスタはこちら。

左「濃厚カルボナーラ 自家製トマトソース添え」トマトソースで味変が楽しめます♪
右「山形ダシを使ったペペロンチーノ」山形ダシでさわかな和風ペペロンチーノに♪

ランチタイムには、サラダスープがつきます。
これで税込1,000円♪とってもお得感があります。

シャキシャキ大根とカラフルな人参のサラダときのこのスープ

ちなみに、お水はセルフで。

レモンとミントのとっても美味しい飲料水です♪

食材がなんでも季節関係なく手に入り「旬」というものがわからない人が増えている現代、店主の高橋さんは、多くの人に「旬」を味わってほしいという想いで、その季節ごとにメニューを考えていらっしゃるのだそうです。

8月まで、特別メニューとして「生うにのクリームキャビアのせ」と「生うにのカルボナーラ」が!

いつも通るたび気になっていたこちらのお店、ようやく昨日、濃厚で美味しいと話題通りの生パスタを食べることができ、その味に幸せな気分になったのですが、このお店間違いないと判断した私は、期間限定の「生うにパスタ」絶対食べたい!と思い、今日もお邪魔してしまいました(笑)

本日注文したのは、「生うにのクリームキャビアのせ」!

黄金に輝くうにと黒い宝石キャビアのコントラストが美しい・・・
クリームにもうにが香って、素晴らしいハーモニー。キャビアのプチプチ感も絶妙!

場合によっては変わることもあるそうですが、本日のウニは石巻産とのこと。
新鮮で甘みがあって、クリームとすごくマッチした柔らかな濃厚さが美味しくて、昨日にも増してとても幸せな気分に浸りました♪
これで、サラダ、スープがついて2,000円は全然高くないです!
今度は「生うにのカルボナーラ」絶対食べます。

「たくさんの人に美味しい料理を食べてほしいし、二日町を地域の人たちと共に盛り上げたい!」
そんな愛を持って、真摯に料理の創作に励む高橋さんのお店「Tavola2」には、今後たくさんの人が訪れることでしょう♪

 

Tavola2
隠れ家キッチンターボラ2二日町店
住所:仙台市青葉区二日町10−15
電話:022-796-0802
営業:
 ランチ 11:30〜14:30
 ディナー 17:30〜23:30
Webサイト:インスタグラム


あなたは
絶品創作生パスタ
もう召し上がりましたか?

モダン・デザインの父 ウィリアム・モリス@宮城県美術館

「ウィリアム・モリス 原風景でたどるデザインの軌跡」展


宮城県美術館で開催されている、英国デザインの巨匠「ウィリアム・モリス(1834〜1896)」の展覧会は、新型コロナの為、当初予定より遅れて開催され、終了は、6月28日(日)となっています。

展覧会のチラシ

行こうと思っていたのに、気がついたら、もうすぐ終了ではないですか!
慌てて行ってまいりました。

宮城県美術館前に設置されている看板
宮城県美術館正面入口
宮城県美術館内の特別展入口

この展覧会「ウィリアム・モリス 原風景でたどるデザインの軌跡」は、そのタイトルの通り、モリスの幼少期にはじまり晩年に至るまで、デザイナーとしての生涯について展示されています。
モリスの制作活動と深いつながりを持つ「住まい」「学び」「働いた場所」など、その時々の環境に焦点を当てながら、風景写真とともに、モリスやその周辺作家による家具やテキスタイル、壁紙、書物などが紹介されています。

写真撮影OKコーナーは1箇所のみ。
暖炉に装飾された「ひなぎく」というタイトルのタイル・パネルと、デザインはモリス、刺繍は娘のメイが施したとされる暖炉の衝立(ついたて)「クランフィールド」
左手の椅子はモリス・マーシャル・フォークナー商会の一人、フォード・マドックス・ブラウンがデザインしたとされるもの

ウィリアム・モリスのデザインの美しさ、手仕事の素晴らしさ。
やはり写真では伝えられない・・・
芸術品は本物を見るに限りますね。

ちなみに、私は写真も趣味なので、数々の写真があわせて展示されているのは、見応えがあり、とてもよかったです。
なお、この展覧会のナビゲーターとなる写真家は織作峰子さん。織作さんの作品は大好きです(特にDIMENSIONS)。

購入した図録には、展示作品はもちろん、展示外の作品と、さらにたくさんの写真が挿入されていて、大満足でした♪

購入した展覧会チケット・図録・「ひなぎく」(1864年/デザイン:ウィリアム・モリス)のポストカード
個人的には、この写真右手の「リー」という作品にとても惹かれました。
実物は、124cm×98cmで、木綿にインディゴ抜染、色刷りの木版で製作されたもので、本物を見ないと、その素晴らしさはきっとわからないです・・・

ところで、今では言わずと知れていますが、宮城県美術館は、世界文化遺産である国立西洋美術館(東京都上野)の設計者ル・コルビュジエの、最初の日本人弟子であった前川國男が設計した建築物です。
今、移転・新築の問題がちょっと大きくなっていますが、どうなってしまうのでしょうね・・・

宮城県美術館のピロティの列柱に囲まれた中庭
正面入り口から伸びるピロティ回廊
前庭の野外彫刻ダニ・カラヴァン「マアヤン
個人的には、そこを縫って流れる細い小川が好き
やはりル・コルビジェを思わせる佇まい
以上、2020年、梅雨時の宮城県美術館でした♪

さて、次期(2020年7月14日(火)~9月6日(日))特別展は「ヨーロッパの宝石箱 リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展」とのこと。
こちらも、是非、拝見したいと思います。


あなたの好きな
手仕事は何でしょう?

ファブラボ仙台で自由で楽しいものづくり!

きっと面白いコトに出会えるデジタル工房


今日、FabLab SENDAI-FLATにて、3Dプリンタの講習会を受講し、リフレッシュしてきました。

FabLab SENDAI-FLATは、

誰にでも自由に
思いつきを形にできる、

まちの工作室です

(いただいたリーフレットより)

FabLab SENDAI-FLAT(ファブラボ仙台 フラット)は、宮城県仙台市の一番町にあるファブ施設です。

利用可能な工具たちがおしゃれにディスプレイされています

ファブ施設とは、3Dプリンタレーザーカッターなどのデジタル工作機械を、誰もが利用でき、オリジナル製品を作ることができるメーカースペースのことです。

様々なマシンが備えられています

Fab Lab(ファブラボ)は、fabrication laboratory(ファブリケーションラボラトリー)「デジタル・ファブリケーション(デジタル製造)実験室」の略で、「Fabulous(すばらしい)」の意味も含まれているのだそうです。
米国マサチューセッツ工科大学のニール・ガーシェンフェルド教授が提唱し、2002年にスタートしたアメリカの市民工房が発祥とされ、ファブラボは2013年には世界50カ国、200カ所以上で立ち上げられたとされています。
ここ日本では、2011年頃から普及したもので、世界に比べ、かなりの遅れをとっています。

日本でのスタートが遅かったとはいえ、この様々な可能性を秘めた面白い施設が仙台にもあるというのは、ありがたいことです。
兼ねてからデジタル機器(特に3D技術)を活用したものづくりに興味を持っていた私は、仕事を辞め、精神的にも時間的にも余裕ができ、満を持して、仙台のファブ施設であるFabLab SENDAI-FLATを訪れたのでした。

ヒントを与えてくれそうなアイテムがたくさん並んでいます

FabLab SENDAI-FLATを利用するには、まず、1時間の見学会(500円)に参加します。
そこで、施設の設備全体のお話をお伺いするとともに、マシンの実演も見せていただけるので、楽しいですよ。

見学会でいただけるリーフレット

そして、利用したいマシンが決まったら、改めて機材講習会(一律2,500円)を受講します。
講習会受講によって会員となった暁には、ものづくりを楽しむことのできるこちらのスペースに、オープン中は自由に出入りすることが可能となります♪
※当然ものづくり以外での利用は不可ですよ。また、機材を利用する場合は、予約と使用料金が必要です。

本日、私が受けたのは3Dプリンタの講習
3Dプリンタ講習会でいただいた試作品。手作り感が可愛らしい☆

私は、2週間前に見学会に参加し大網さんによる説明、本日は小野寺さんによる3Dプリンタ講習を受け、晴れてFabLab SENDAI-FLATの会員になれました。
初心者にも大変わかりやすいご説明をしてくださるので、ハードルもちょっと下がった感覚になり、私でもここで面白いことできるかも?と期待感が膨らむことうけあいです。
また、既にデジタル機械による何らかの制作をご経験されているかたにとっても、新たな発見に出会える機会になるのではと思います。

講習会も含め、機器を利用するとメンバーズカードにスタンプが押されます。

聞くの忘れちゃったけど、きっとこれもオリジナルハンコですよね。
繊細かつ可愛い!

今日は3Dプリンタの講習でしたが、やっぱり、ここに揃えられている機材、全部使えるようになれたら楽しさアップするでしょうから、是非とも全て使えるようになりたいと思いました。

メンバーズカードに押されるスタンプも機材毎のデザインで可愛いから集めたいし♪

伝統工芸とデジタルファブリケーションのコラボレーションにも取り組まれていて、東北地方ならではの可能性も感じます

FabLab SENDAI-FLAT、杜の都の素敵なアイディア創出空間☆
もっと早く来ていれば良かった!!
そう思える、とても価値ある体験でした♪♪

 

FabLab SENDAI – FLAT
(ファブラボ仙台 フラット)
住所:仙台市青葉区一番町2-2-8 IKIビル 4F-1
電話:022-797-5384
営業:水・金・土 10:00-20:00
Webサイト:fablabsendai-flat.com

なお、見学会をはじめとした予約は、こちらのページから申し込むことができます
ファブラボ仙台さんの各種予約のページ


あなたも
まちの工作室へ
出かけてみませんか?

かき氷店 梵くら 初体験 

仙台の名店「梵くら(ぼんくら)」さんの高級かき氷


地元・宮城県、長いこと住んでいますが、地元の有名店というところには意外と行かないものです。

2012年に創業の「梵くら」さんは、県内外からたくさんの人が訪れる、仙台で人気のかき氷店です。
私も、お店の外に行列ができている風景は何度となく目にしていたのですが、正直なところ、並んでまでかき氷を食べる気にはならないな、と、これまではスルーしていたのです・・・
でしたが、こちらのかき氷が美味しくて何度も行っているという友達の話を聞いていたら、感化されまして。

小ぢんまりとしたお店で、真夏だと列がもっと長くなるから、今が行き時!
ということで、かき氷日和の本日、初体験して参りました。

そのお店は、緑の並木が美しい、定禅寺通りのはずれにあります。

最寄りのバス停は「メディアテーク前」
仙台駅前発のバスで、12・3分です。
バス停「メディアテーク前」から定禅寺通りを西に、徒歩2・3分です。
なお、地下鉄の場合は、仙台駅から南北線で3分の勾当台公園が最寄り駅で、徒歩7・8分です。
12時オープンのお店の前には、開店前から人が並びます。
開店時に、店主さん(ご主人)が、お店の前の通りに看板と氷旗を出します。
小ぢんまりとした店内に、メニューが張り出されています。

値段は、安くて2,980円!
高いもので4,080円!!!

そんな、高級かき氷。
だけど、並んででも食べたいと言われるかき氷。

時期によって変わるメニュー。
今は、フロマージュブラン(フレッシュチーズ)を使ったかき氷が、限定メニューとして出されています。

ところで、「梵くら」なぜ、そんなお名前に?
奥さんのお話によると、「(ぼん)」はブラフマン、サンスクリットの『力』を意味する単語からきているヒンドゥー教またはインド哲学における宇宙の根本原理のことで、ご主人がこの言葉が好きで、これを使いたいというところに、動物の穴ぐらとか、自分の居場所的な意味で「くら」を付け、実は『ボンクラ』であるご主人にかけて、名付けたとのこと。

要するに、ここ「梵くら」に来れば、他では食べられない、美味しいものが食べられるということだね、と私達は解釈しました。

使われる材料に妥協がなく、全てが自家製です。
一つ一つ、ご主人が時間をかけて丁寧に作ります。

私以外の友達二人は、「パンプルムース・オ・フロマージュ」同じメニューを注文。
パンプルムースとはフランス語でグレープフルーツのことで、今時期しか食べられない国産の貴重なグレープフルーツなのだそう。

ふわふわのかき氷にキラキラのグレープフルーツが散りばめられて、見た目にも美しく、とても良い香りが漂ってきます。

私も味見させていただきましたが、グレープフルーツの爽やかな酸味と、フレッシュチーズとオリジナルシロップの穏やかな甘みのハーモニーが素晴らしかったです。

さて、私は、最高値の「オリーブオイル タヒチアンバニラ 金時ミルクフロマージュ」にチャレンジ!

すると、かき氷が出てくる前に、塩と胡椒と粉醤油を出されました。

パキスタン産の塩に、インドネシアの胡椒、そして、珍しい粉醤油。

そして、ようやく登場の「オリーブオイル タヒチアンバニラ 金時ミルクフロマージュ」!

黄色に輝くオリーブオイルと散りばめられたチーズ。中には金時(あんこ)が入っています。

タヒチアンバニラ、このバニラビーンズはとっても希少なものなのですって。
バニラと、オリーブオイルの組み合わせ。
食べる前は一体どうなるの??と思ってましたが、世界最高級とも言われるタヒチアンバニラと、果実香る芳醇なオリーブオイルとが絶妙なバランスで、優しくもコクのある甘さが素晴らしい。

塩・胡椒と粉醤油もかけてみました。塩気のあるチーズと合わせたり、味変が楽しめます。

大きく盛られていますが、全くキーンとしません。
サクサク止まらず口に運べて、年中オープンしているかき氷屋さんですが、確かに、これなら冬でも美味しく食べられるねと納得。

かき氷に、ここまで五感が刺激され、感動と幸せを味わえるとは、思ってもみませんでした。
まさに、衝撃のかき氷です。

高いお金を払ってでも、また来て、他の味も試したくなってしまう、リピーターさん達の気持ち、よくわかりました。

戦前のかき氷機が窓辺に置かれていました。窓の外には樹木の美しい定禅寺通り。
店内の材木は、テーブルをはじめ、ご主人が自ら加工したものとのこと。

やはり、何事も、百聞は一見にしかずですね。
生きててよかった!そう思える素敵な時間でした。

梵くらのご主人、奥さん、ありがとうございました!!
そして、今日も素敵なお店に誘ってくれた美香りん、ありがとう!

ちなみに、この右手の写真、食べ終わりのお皿で申し訳ないのですが、こちらで使用されているガラスの素敵な器は、ガラス工房尚(しょう)さんのもの。
近々、さんへもお邪魔させていただく予定ですので、訪問後、記事をアップしたいと思います♪

関連記事:
紅葉の秋保プチ旅/自然と美食と芸術を満喫する秋の一日
3時のおやつ展@ガラス工房尚/楽しくて美味しくなる♪3人のガラスと金属の素敵なコラボレーション

 

梵くら(ぼんくら)
住所:宮城県 仙台市青葉区 立町 23-14 スクエアビル 3F
電話:022-346-9027
営業:12:00~売り切れ次第終了、月曜定休
Webサイト:Facebook


あなたには
衝撃のかき氷の味
想像がつきますか?