ベートーヴェン 生誕250周年

気軽に楽しみたい、ベートーヴェン♪


先日、葛飾北斎の生誕260周年について書きましたが、今年の生誕●●年記念には、もう一人、偉大なアーティストの存在として、ベートーヴェンがあげられます。

今年、2020年は、ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン(Lutwig van Beethoven:1770年12月16日~1827年3月26日)、生誕250周年です。

ベートーヴェン生誕の地ドイツや、活躍の地ウィーンでは様々な催しが予定されています。
こちらもコロナの影響で予定通りとはいかないものの、会期が延長されたり、配慮がなされているようです。

ここ日本でも、クラシックファンはもちろん、そうでない人にも楽しんでもらおうと、記念サイトがオープンされたり、様々なイベントなどが企画されていています。


また、ちょうど今(2020年5月28日現在)発売中の雑誌「BRUTUS(ブルータス)」では、ベートーヴェン特集というわけではないのですが、「クラシック音楽をはじめよう」というタイトルで特集が組まれています。

見開き1ページのみですが、生誕250周年にちなんで「ベートーヴェンって、何がそんなにスゴイの?」という記事もあります。
そちらによると、

当時の音楽家は、教会や宮廷に雇われる社会的地位が低い立場だった。にも関わらず、苦労を重ねながら自立した媚びない芸術家として活躍したのがベートーヴェン。死後は“芸術家の理想”となった。

とのこと。

ちなみに、BRUTUSでクラシック音楽特集をするのは初めてなんだそうで、なかなか、面白いですよ♪

こちらの動画は、ザルツブルクの音楽大学の指揮科を首席で卒業した水野蒼生(みずのあおい)氏が、「もしベートーヴェンが今この曲を演奏したら、どうなるだろう?」というコンセプトのもとエレキやドラムなどバンド編成を率いてレコーディングした、日本では「運命」として知られる「交響曲第5番」です。

賛否両論ありそうですが、特に若い世代には人気のようです。

私もこちらが入ったアルバムを買いました。「交響曲第5番(運命)」のアレンジは現代的で面白いですけど、個人的には、他の曲の方が落ち着いてて、最近の精神状態には好ましい気がしています。

クラシック音楽は、現代的で親しみやすいアレンジがなされているものも多いので、普段クラシックなんて聴かないというかたにも楽しんでいただけるものは結構あると思います。

音楽は、クラシックに限らず、同じ曲でも、編曲によって、好みが分かれるところや、同じ楽譜、同じ楽器でも、演奏する人によって、雰囲気が変わったりするのも、面白いポイントですよね。
演奏する方も聴く方も、楽しみかたが自由で、人間の豊かさを育てる素敵な文化だと思います。

自立した媚びない芸術家、ベートーヴェンの音楽、これを機に、楽しまれてみるのはいかがでしょうか♪


あなたは
ベートーヴェンの「運命」
どのタイプがお好きですか?

水野蒼生 BEETHOVEN -Must It Be? It Still Must Be-

臨床美術を初体験した時の感動 その2

臨床美術との出会い 〜左脳と右脳〜


このウェブサイトを開設して一番初めに投稿した記事「臨床美術を初体験した時の感動 その1 臨床美術に出会うまで 〜東日本大震災というきっかけ〜」の続きです。

東日本大震災のあった翌年の1月に、心を病んだ叔父が亡くなりました。
私は、震災時に勤めていた会社では、パワハラがあり苦痛な状況でしたので、叔父の死後、自分の生を無駄にしたくないと思い、仕事を辞める決意をしました。

その頃に、
私って、なんで生きてるんだっけ?
私って、なにをしてる時が幸せなんだっけ?

と、自分を見つめ直し、考えた先にあったのが、美術に対しての思いでした。

小さい頃は、みんなが外で一斉に遊んでいる時でも、一人で黙々と絵を描いているような子供で、小学、中学では、図工や美術、写生会といった時間が大好きでした。

そんな
子どもの頃には大好きだったのに、成長するにつれて忘れてしまったこと
それがなぜだかとても大事であるような気がして、再び美術に目覚たのでした。

今さら自分なんかが美術の世界で食べていけるとは思えない。
でも、美術に関することで、なにか、私にできることはないか

と考え、インターネットで「美術・趣味・仕事・ボランティア」などの単語で検索をかけ、情報を探していたところ、ある日、「臨床美術」の文字が目に留まりました。

初めに記事を見たのは、臨床美術協会」が運営しているホームページでした。

「臨床美術は、絵やオブジェなどの作品を楽しみながら作ることによって脳を活性化させ、高齢者の介護予防や認知症の予防・症状改善、働く人のストレス緩和、子どもの感性教育などに効果が期待できる芸術療法(アートセラピー)の一つです。」

これなら私にもできるんじゃない?!
そう思って、調べていくと、東北福祉大学で「臨床美術のワークショップ(体験会)が受けられることを知り、仙台で受けられるのなら、受けない手はない!と思って、早速、ワークショップ参加の申し込みをしました。

さて、「臨床美術」初体験の日。
東北福祉大学の国見キャンパス(当時はまだ仙台駅東口キャンパスはありませんでした)を訪れ、少し緊張しながら、ワークショップ会場に入ると、あたたかい笑顔で先生が出迎えてくださいました。

私以外の参加者は、小学生の女の子とそのお母さん。
島になった机にみんなで向かい合って座る形。
机の上には、オイルパステルや工作道具。
教室の中には、いろいろな美術作品が並んでいて、それだけでワクワクしていました。

ワークショップは、まず、臨床美術を理解するための導入として、左脳モード右脳モードのお話から始まりました。

左脳右脳の違いというのは、一般的にも知られていますね。

左脳は、言語象徴時間理論など、
それに対して、
右脳は、非言語具体非時間非理性直感といった働きをします。

よく、ひとことでは、それぞれ、
左脳言語脳
右脳イメージ脳
と表現されます。

また、
面倒なことが嫌いな脳で、時間が経つのが遅いと感じるのは左脳モード
対して、
夢中になっている時など、楽しくて時間を忘れる感覚の時右脳モード
であるとも言われます。

さて、それでは、「デジタル画(シンボル画)」と「アナログ画」、
それぞれ、どちらが左脳モードで、どちらが右脳モードで描かれる絵でしょうか?

・・・と言いましても、デジタル画アナログ画ってなに?ってことになりますでしょうか。

それでは、今回は、ここまでにして、次回に、デジタル画アナログ画についてと、今度こそ本題の臨床美術の実践についてご紹介しますので、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします☆

この記事の続きは、こちらです↓
臨床美術を初体験した時の感動 その3


あなたには
子どもの頃は好きだったのに
忘れてしまった
なにかが、ありませんか?

トップの写真について

心が温まるチューリップの季節♪

当サイトのトップに掲載中の写真について、紹介させていただきます。
チューリップを背景にした鴨のいる風景、こちらは、オランダに行った時の写真です。
オランダと言えば、風車や歴史地区の世界遺産、ゴッホやフェルメールらによる名画、そして最も人気なのが、チューリップ。
特に4〜5月はチューリップの季節で、オランダで花のテーマパークとして有名なキューケンホフ公園では、国のシンボルであるチューリップを中心に、色とりどりの花々が咲きほこります。

開園を待つ大勢の人
園内にある風車の展望台

さて、私もお花は大好きですが、私の旅行のテーマは、主に「美術と世界遺産などの芸術に触れること」と決めています。そんな私にとって、優先順位を決めた時、限られた旅行時間の中で「花のテーマパーク」は上位に来ません。
なのですが、ちょうどこの時は、オランダ旅行へ行く予定にした時期が5月だったので、せっかくだからキューケンホフへも行ってみようと思ったのでした。

実際のところ、とても美しい広大な花の公園に、私は夢中になってしまいました。
写真が趣味の人間にはたまらない快晴のお天気に恵まれたこともあり、絶え間なくシャッターを切り、瞬く間に時間が過ぎてしまいました。
トップに記載の写真は、その時、輝くチューリップと気持ち良さそうに池に浮かぶ鴨が可愛らしくて撮影したものです。この写真もそうですが、敷地内にはたくさんの水辺があって、そこに草花が反射するのがまた素敵なんです。

園内中央の大ききな池の周辺
トップ写真の別バージョン

オランダの花のテーマパーク「キューケンホフ公園」、お花好きにはもちろん、そうでない人にもとってもお勧めの場所です!
とは言っても、新型コロナで当分海外になんて行けませんね・・・
けど、チューリップが美しい季節は日本も同じです。

外出が自粛されているので、不必要には出歩いていませんが、体がなまってしまうので、私は朝早起きして、時たま付近をちょっとだけ散歩しています。もちろん、人との距離を保つことに注意を払って。
今朝も6時頃、近くの公園へ行きました。その公園は、先日までは桜が美しかったですし、花壇も、いつも温かい方々の手によって整備されていて、とっても綺麗なんです。
まさに今はチューリップが咲いてきたところで、可愛らしく美しい景色に心が和まされます。
それに、チューリップに限らずとも、至る所で春の草花が見られます。必要最低限の買い物に出かけるような短時間でも、自然の美しさに感動することはできますよね。

開くのが楽しみなチューリップのツボミたち
小さなパンジーの目線

ちなみに、チューリップの花言葉は、恋の告白、片思い、博愛、思いやり。

花は、季節を感じるとともに、花言葉を知るのも、楽しいですよね。

なお、本記事には、いつも花を知るポケットブックとして利用している『花屋さんの「花」図鑑』を参考にしました(絶版のため現在は古本か電子書籍のみのようです)。お花屋さんにある最低限知っておくと良いお花について、花言葉付きでコンパクトにまとめられているので、重宝してます。

あなたは草花に心があたたまる
という感覚忘れていませんか?

知っておきたい221種 最新版 花屋さんの「花」図鑑 『花時間』特別編集

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