強くあたたかく生きる心

行為の意味〜結実の季節 より


これまで、宮澤章二さんの本「行為の意味」より、心に響く詩を、各章より一部ご紹介させていただいております。

「風と光の詩人」とも呼ばれる詩人、宮澤章二さん。
2010年に出版された本「行為の意味 ―青春前期のきみたちに」は、タイトルにある通り、青春前期の若者=中学生を対象に書かれた詩集ですが、どんよりした現代に生きる大人が美しい心を取り戻すのにも適した一冊ではないかと思います。
老若男女、多くの方々に読んでいただけたら、あたたかい世界が広がる気がします。

今回は、一番初めにご紹介した、「〈こころ〉はだれにも見えないけれど、〈こころづかい〉は見える」の一節で知られる代表作『行為の意味』も収録されている三番目の章「結実の季節」より、抜粋させていただきます。


強く そして あたたかく

強く そして あたたかく生きるために
地球上の人間たちは 生まれて来た
冷たい心 荒れる心 で生まれる人間など
初めから この世には 一人もいない

さまざまな風景を見せる この地球には
貧しさに耐えつつ生きる民族も いる
飢えに苦しみながら暮らす民族も いる

一度でもそれを考えたことはないか
実りの大地に 飢える不安もなく生きる
その幸せを 一度でも思ったことがあるか

光る風のなか 鮮やかな緑にいだかれる夏
一つしかない命 の自分の胸に手を当て
<強くあたたかかく生きる心>を確かめよう
燃えて脈打つ何かが 指に触れはしないか


2020年7月30日現在、ジメジメした毎日が続いてはいますが、梅雨が明けたら、夏の緑を感じられる場所にでも訪れて、こういった一編の詩に思いを馳せてみるのはいかがでしょうか・・・

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あなたの胸にも
脈打つ何かを
感じませんか?

行為の意味―青春前期のきみたちに

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