「抱負」という言葉の意味
新たな年となり、ほどなく仕事が始まって、もうあっという間に迎える週末。
あなたにはどのような1週間でしたでしょうか・・・?
私もご多聞に漏れず、とにかく仕事に集中する怒涛の1週間でした。
給料も含めた精算処理に、役所への提出物処理、新年度の体制づくりに向けての度重なる打ち合わせなどに、運営側の立場として残業もできないため、限られた時間の中でかなり集中して業務にあたる日が続きました。
が、そんな仕事の合間にも、職員室の窓越しに手を振ってくれる可愛い子どもたちに癒され、また、心あたたかい先生たちとの笑顔の交流もあったりで、過去の職場で抱えていたような精神的ストレスはなく、今は心からやりがいを感じ、楽しんで仕事ができていることもあり、感じるのは心地よい疲れ。
お蔭で、夜はベッドに入ってすぐに眠りにつき、朝は爽やかな目覚めで始まる毎日でした。
とはいえ、このような感じで半ば流されるように毎日を過ごし、うかうかしていると、きっとこの2021年もあっという間に終わってしまうんですよ〜
というわけで、私もまずは目標を掲げ、これから1年大事に過ごしていかねばと思っているところです。
さて、新年のこの時期、日本人同士で会話しても改めて言うことではないかもしれないけど、英会話教室で先生から言われる言葉のナンバー1じゃないかと思うのが、
What’s your New Year’s resolution?
ワッツ ユア ニュー イヤーズ レゾリューション。
あなたの新年の抱負はなんですか。
英語の先生も、そうちゃんと日本語で教えてくれたりもしますね。
でもこの日本でいう「抱負」。
今更改めて意味を確認するほどでもないと言われるかもしれませんが、「抱負」とは、広辞苑によると、「心中に抱き持っている計画や決意」という意味。
なのに、なぜ、負けを抱くって書くのと思いませんか?
そんなこと考えるのって私だけかなーとか思いつつもググってみたら、意外と示唆されていました。
「抱負」の「負」は、「負ける」の意ではなく、何かを背負うとか負担するということで用いる「負う」の意味なのだそうです。
抱き背負う思い。
責任を伴った意志とでもいいましょうか、強い決意というわけで、単なる願望ではないのが「抱負」なんですね。
対して、resolutionの方はといいますと。
まず、この単語には、日本語の「抱負」同様に、決意、決心、他には解決や解像度などの意味があります。
そして、英単語の語源サイト「Gogengo!」によりますと、
resolution
http://gogengo.me/words/990
→ re-「強意」se「それ自身」lut「ほどく」-ion「こと、もの」
→自身の迷いを解きほぐすこと
→【名】決心
とありました。
「自身の迷いを解きほぐすこと」だとは、日本とはまた異なる解釈からきているところが面白いと思いませんか?
他にも少し違った解釈もありましたが、個人的には、この「自身の迷いを解きほぐす」という響きがとても好きです。
「抱負」と「resolution」それぞれの深い意味を踏まえつつ、私も新年の抱負/New Year’s resolutionを掲げようと思います。