パリの美術館巡り1 翌朝も再びセーヌ川へと向かって

〜パリ3大美術館などについて〜


いよいよパリでの美術館巡り開始。
2023年10月下旬、朝が遅いフランス、まだ薄暗い朝7時、平日の人がほとんどいないホテルのレストランにて、まずはしっかり腹ごしらえ。


私は普段、仕事は事務作業が中心でそれほど体力を使わないこともあり、朝はお腹がすいたとしっかり感じない限りはコーヒーくらいで済ますことが多いのですが、旅先ではあちこちを歩き回り、食べることよりも見たいという欲求が強くなるため、朝食だけはガッツリ取るようにしています。
もちろん、本当は食べることも好きなので、一人ではない旅路では食事の時間も重視しますが、限られた時間をどう使うかとなってくると、一緒にいる人を気にしなくても良い時は、食べることが優先順位ではなくなるということなのです。
水分だけはしっかりと取るようにし、脱水症状などをおこして元も子もなくならないように配慮して動くようにしています。

さて、お腹を満たし、8時過ぎにホテルを出て、10時からの見学を予約しているオランジュリー美術館へと向かいます。

その道すがらに撮影した建物。

ポンピドゥー・センター/国立近代美術館


こちらは、ポンピドゥー・センター(Centre Pompidou)
1977年に開館し、奇抜な外観で話題となった総合文化芸術センターです。
写真はルナール通り(Rue du Renard)沿いで、センターの裏口側にあたります。

この5・6・7階に、パリ3大美術館の一つである国立近代美術館(Musée National d’Art Moderne)が入っているので、もちろん立ち寄りたい場所でしたが、私に残っているパリでの時間は二日間のみ。
初めてのパリで絶対に行きたいところとして私自身が考えていた優先順位から、今回は国立近代美術館に入館することは諦めていたので、せめてもと、目的地へ行くための経由地に組み込むだけにとどめ、外観だけを眺めてきました。

次の写真が、先ほどの写真の逆サイド側です。
こちらが正面玄関で、国立現代美術館へは建物の外にむき出しになっているチューブ状のエスカレーターを上がっていくのだそう。

ポンピドゥー・センター/国立近代美術館

国立近代美術館は有料ですが、センターへは無料で入館できます。
せめて1階のミュージアムショップだけでも入りたかったけれど、開館は11時から。
10時に予約済みのオランジュリー美術館へと向かわなければ。

ポンピドゥー・センター/国立近代美術館
Centre Pompidou/ Musée National d’Art Moderne

住所:Place Georges-Pompidou, 75004 Paris, France
Webサイト:https://www.centrepompidou.fr/fr/


ちなみに、パリ3大美術館と言われる残り二つは、ルーヴル美術館(Musée du Louvre)オルセー美術館(Musée d’Orsay)です。

初めてパリを訪れた私は、近現代アートよりもまずはゴールデンエイジのアートを、と考えていたので、国立近代美術館は諦めても、ルーヴルオルセーは外さなかったのですが、ポンピドゥー・センターのオフィシャルサイトにちょっと面白い動画がありまして。


私は、帰国してからこの動画を見て、パリ3大美術館の一つである国立近代美術館が入ったポンピドゥー・センターでも、意外と知らない人は多いようだということを知り、私にはそれがむしろ貴重に感じ、やはり入ってみたかったと悔やんでしまったというのが、後日談です・・・

・・・気を取り直して、先へ進みましょう。

前夜にも通ったパリ市庁舎(Hôtel de Ville)前へと再び。

パリ市庁舎


正面には五輪モニュメントが掲げられ、きたるパリ2024オリンピックを大々的にアピールしていました。

パリ市庁舎
Hôtel de Ville

住所:Pl. de l’Hôtel de Ville, 75004 Paris, France
Webサイト:https://www.paris.fr/


そして、朝のセーヌ川(la Seine)

セーヌ川


夜の風景も良かったですが、朝方の静かな情景もやはり良いですね。


運河に囲まれた都市は、そこここに架かる橋を見比べるのも楽しいです。

エッフェル塔を背景に見える橋は、歩行者専用の橋の一つでパリで最初の鉄橋として知られるポン・デ・ザール橋(Pont des Arts)、日本語に訳して芸術橋

セーヌ川とエッフェル塔


セーヌ川左岸にある芸術アカデミー(Académie des Beaux-Arts)と右岸の芸術の宮殿(Palais des Arts)とも呼ばれたルーヴル宮を結ぶ橋であったことからあったことからこの名が付けられたそうです。

ポンデザール橋
Pont des Arts

住所:Pont des Arts, 75006 Paris, France


次は、ポン・デ・ザール橋(Pont des Arts)のたもとから見たルーヴル宮(Palais du Louvre)


この場所から向こう岸に見えるのが、フランス学士院 (Institut de France) の一つである芸術アカデミー(Académie des Beaux-Arts)です。

フランス学士院/芸術アカデミー

芸術アカデミー
Académie des Beaux-Arts
住所:23 Quai de Conti, 75006 Paris, France
Webサイト:http://www.academiedesbeauxarts.fr/


しばしセーヌ川の風景を楽しんだ後、ルーヴルの敷地内に入りました。


ルーブルの西側に広がるチュイルリー庭園(Jardin des Tuileries)です。


この美しい庭園の設計は、ヴェルサイユ宮殿(Palais de Versailles)の庭園をも担当し、フランス式庭園の様式を完成させた造園家アンドレ・ル・ノートル(André Le Nôtre、1613- 1700)によるものとのことです。


そのチュイルリー庭園(Jardin des Tuileries)の西端にオランジュリー美術館(Musée de l’Orangerie)はあります。

オランジュリー美術館


オランジュリー美術館といえば、印象派の巨匠クロード・モネの代表作「睡蓮」。

などなど、こうなってくると、また長くなりそうなので、続きは次回に。

オランジュリー美術館
Musée de l’Orangerie

住所:Jardin des Tuileries, 75001 Paris, France
Webサイト:https://www.musee-orangerie.fr/


パリのような街の風景
夜と朝とでは
あなたはどちらがお好きですか?


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