アートな一級品!映画「クルエラ」

ファッショナブルでスタイリッシュな新しいディズニー映画


映画ネタが続いてしまいますが、今回も観てすごく良かった!!
心からそう思えた映画ですので、書かせていただきます。

映画「クルエラ」チラシ(表)
画像をクリックするとPDF画面が開き、拡大できます

本日お勧めさせていただくのは、映画「クルエラCruella)」。
伝統を踏襲しながらも常に新境地を開拓し続けているディズニー映画からの作品で、観客はまた新しい世界を体験することができる、まさにアートな一級品とも言えるのではないかと思える映画です。

映画「クルエラ」チラシ(裏)

さて、あなたは、沢山のダルメシアンの子犬たちが活躍するアニメ映画101匹わんちゃん」を覚えていらっしゃいますか?

1961年に公開されたディズニー映画「101匹わんちゃん」は、アニメ映画の古典的名作とも言われている作品ですから、多くの人がご存知ですよね。


Amazon Prime Videoはこちら→「101匹わんちゃん(1961)(吹替版)


この「101匹わんちゃん」の悪役として登場したクルエラを主人公として、現代の新しい解釈を交えて実写映画化されたのが、今(2021年7月23日現在)公開されている映画「クルエラ」なのです。

キャッチコピーが「ディズニー史上最も悪名高い”ヴィラン(悪役)”誕生秘話」となっているし、予告編も、何だかダークな感じがすると思いますが、本編134分の実際の中身はもっともっと深いもので、練られた脚本には拍手を贈りたい、そう感じます。

ちょっとだけネタバレになってしまいますが、「クルエラCruella)」とは「残酷・残忍」を意味するものということだけど、真のクルエラは実はあの人だ・・・、という深遠なストーリーとなっています。


私は女。心の声に従え。

I am a woman. Hear me roar.

印象に残る、このセリフ。
直訳すると、”Hear me roar.” は「私の叫びを聴け」って感じですが、この日本語字幕では「心の声に従え」と翻訳されたところがまた良いですね。

人に批判されようが、手強い敵がいようが、自分を貫く。
悪人を演じているが、実は、心の奥にはあたたかさが宿っている。
このヒロインのあり方に、ハッとさせられる人は多いと思います。

映画「クルエラ」のパンフレット
B6くらいの小ぶりなサイズ

そして、この映画、アートレベルも素晴らしい。
主人公はアートに情熱をかけるデザイナーであり、ファッション業界を舞台としているので、衣装がどれも素敵。
そして、パンクムーブメントが起きた70年代のロンドンが背景として設定されているので、当時を彷彿とさせるパンクファッションにロックな音楽もまたスタイリッシュ。

ディズニーとパンクロックが融合するなんてのも斬新ですよね。


そうそうたる俳優陣によって演じられるキャクター達のファッションもパフォーマンスもどれも素晴らしく、飽きない展開で、あっという間の2時間です。

この映画は、オープニング曲なくいきなり物語が始まる分、エンディング曲の部分が長いのですが、完全に文字だけの名前の列挙になるエンドロールの前に、エンドソング「Call me Cruella」(by Florence + The Machine)とともに流れる映像がすごくカッコイイです。
アートな映画好きには絶対に見逃せない部分。

パンフレットも、とても楽しめます。
主人公の『スケッチブック』というイメージで物語を紹介している構成が面白いです。

映画「クルエラ」のパンフレット

映画「クルエラ」。
アートな感性を刺激したい方には是非お勧めしたい映画です♪
ここ仙台では、チネ・ラヴィータにて上映中で、7月29日(木)が終了予定日となっています。


最後に余談ですが、ディズニー映画といえば、間も無く「ジャングル・クルーズ」が上映されます。
ディズニーランドに行けば、誰しも一度は乗るであろう、ジャングル・クルーズ。あのアトラクションを実写映画にしたものです。


こちらも絶対に観たいですね!


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