食べ方で鍛える血液力
先日、献血について書いたのですが、献血したくてしても、検査で基準値を満たさずなかなかできない、というかたも結構いらっしゃるようです。
私も、稀にですが、ダメな時があるんです。
何か落ち込む出来事があって、そんな気持ちを挽回したくて、こんな私でも人の役に立ちたい!と思って献血へ行くことがあるのですが、そういう時というのはNGになりやすく、役立たずな自分にさらに落ち込むことになったりします・・・
そういう意味でも、献血は自分の健康のバロメーターにもなるので、私は良いシステムだと思っているのですけれども、体だけでなく、心にも疲れを感じている時は、何はともあれ、人の役に立とうなどと無理せず、ゆっくり休むのが一番かと思います。
大事なのは、しっかり休息を取ることと、食べること!
そこで、今回は「血液力をきたえる食べ方」という料理本をご紹介いたします。
病気の予防と美容は血液からということで、
良質の血液
弾力のある血管
スムーズな血流
この3つの総合力が、体をつくる源、血液力であるとし、そして、この血液力を、食べ方で鍛えようというものです。
食材ごとに、血液力としての栄養や食べ方、調理のコツなどまとめられている上、ひとつの料理からいくつかにアレンジする方法も紹介されていたりして、参考になります。
今回は、血になる肉として最も心強い赤身肉、牛肉のレシピから、「牛赤身肉のビール煮」を作ってみました。
たたいてつぶしたニンニクと生姜を炒めた鍋に、切って塩胡椒した牛肉の赤身を並べて焼き色をつけ、ビール・ローリエ・スープの素を加えて20分ほど煮込むだけの、簡単料理です。
保存する時は、煮汁ごと浸けて冷蔵庫で保存します。
アレンジが効くので、お肉が安い時を狙って、多めに作っておくと良いかと思います。
ちなみに、牛肉の栄養については、この本によると、
「牛肉の栄養分で特筆すべきは、鉄分の多さです。肉に含まれる鉄は、タンパク質と結びついて赤血球のヘモグロビンの成分として利用されます。鉄が不足すると、鉄欠乏性貧血やそれによる疲労感を引き起こします。動物性たんぱく質と結びついた鉄分はヘム鉄と呼ばれ、野菜などの植物性の非ヘム鉄より5〜10倍吸収率が高いのが特徴。ですから、牛肉で取るのは効率のいい食べ方なのです。」
とのこと。
お次は、昨日の牛肉のビール煮の残りを、「きのこたっぷりハッシュドビーフ」にアレンジ。
薄切りにした玉ねぎをバターで炒め、しんなりしたらしめじを加えて炒めた中に、細切りにした牛肉のビール煮を加え、野菜ジュース(私はトマトジュースにしました)・トマトケチャップ・しょうゆ・ローリエを入れて10分ほど煮込み、塩胡椒で味付けするだけ。
パセリを混ぜたご飯にスライスアーモンドを散らして、一緒に器に盛れば、おしゃれな一品に。
食べるものによって私たちの体はつくられます。
たとえ、そのときの血液の状態が悪くても、いい食生活を送ると、1か月で血液は変わりはじめるのだそうです。
牛肉、お安くはないですが、贅沢じゃないかな、無駄遣いじゃないかな、なんて、変なストレスを抱えず、自分の体への投資と思って、楽しく買い物したいと思います♪