史都 多賀城の古代米グルメ「しろのむらさき」
先日、宮城県多賀城市にてとんぼ玉製作体験と東北歴史博物館で開催中の「GIGA・MANGA 江戸戯画から近代漫画へ 」を見に行った際に、多賀城産の古代米を購入してきましたので、そのご紹介をさせていただきます。
「古代米」多賀城に行った際にはいつも購入しています。
「古代米」とは、その名の通り、古代から栽培されていた品種ですが、いろいろな種類があり、
・ぬかの部分に赤い色素(タンニン)を持つ米が「赤米」
・紫黒色の色素(ポリフェノール)を持つ米が「黒米(紫黒米)」
・緑の色素を含むものが「緑米」
となるのだそうです。
特に、紫黒米にはポリフェノールやアントシアニンなど、通常のお米では摂取できない栄養素が含まれるお米で、美容と健康に良いとされ、注目されているとのこと。
たんぱく質やビタミン・ミネラルも多く含まれているので美肌効果があるのだそうですよ。
ポリフェノール:植物が作り出す抗酸化物質で、活性酸素などの有害物質を無害な物質に変える作用があり、動脈硬化など生活習慣病の予防に役立つ。
アントシアニン:青紫色をした天然色素の一種で、強い抗酸化作用があり、目に対する健康効果が注目されているとともに、近年では美容効果も期待されている。
白米1合に、「古代米」を小さじ1・2杯程度を混ぜて炊飯するだけで、とても綺麗な色に炊き上がります。
古代米を炊く前は、ほぼ黒色
白米にブレンドして炊くと綺麗な紫色に
奈良時代に創建され、陸奥国の国府として栄えてきた多賀城では、古代米の一種である黒舂米(こくしょうまい)と書かれた木簡が出土していることに因んで、紫色に輝くお米を使ったグルメは「しろのむらさき」と命名されたブランドとなっています。
(参照:多賀城市内観光協会「しろのむらさき」のページ)
木簡(もっかん):字句などを書き記した木の札のこと。
ところで、歴史などに詳しい人以外にはあまり知られていないことですが、多賀城跡は日本三大史跡の一つです。
史跡(しせき)とは、歴史上の重要事件や施設があった場所のことで、「文化財保護法」では、「貝塚、古墳、都城跡、城跡、旧宅、その他の遺跡で、我が国にとって歴史上または学術上価値の高いもの」のうち重要なものとされています。
そのなかから選ばれた3ヶ所が日本三大史跡で、多賀城跡(宮城県多賀城市)、平城宮跡(奈良県奈良市)、大宰府跡(福岡県太宰府市)とされています。
多賀城市域の1/4が遺跡になっているなど、古代には東北の拠点であったことがわかっています。
多賀城の歴史にご興味のあるかたは、こちらの動画もどうぞ。
親しみやすい感じで紹介されていて、子供から大人までにわかりやすく、意外と地元人間でも知らなかったことが知れて、興味深く感じると思いますよ。
多賀城の古代米のセットはアマゾンでも購入可能です
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