スポーツ的♪音楽

スカッとする映画 ドラムライン


明後日(2020年6月21日)は、父の日ですね。
DVDを整理してましたら、ふと目にとまった、「ドラムライン」。
これには、ちょっとした父との思い出があります。

ドラムライン」は2002年のアメリカ映画で、大学のマーチング・バンドの天才ドラマーを主人公にした、青春ものです。

これは、私から、生前の父に勧めた最後の映画です。
若い頃バンドマンだった私の父は、ギターが趣味でしたが、時々お箸をドラムのスティック代わりにカチカチやっている時もあるような音楽好きな人でした。
このDVDを観た父から、「これ、すごく良かったよ。スカッとした。久々にいい青春映画観たよ」と笑顔で言われ、とても嬉しかったのを覚えています。

私も、久々に、スカッとしてみるか、と思い、数年ぶりでこの映画を観てみました。

この映画は、主人公のデヴォンが、高校の卒業式で、ドラムを先生の指揮に従わずに演奏するところから始まります。
型にはまった演奏ではなく、ノリノリな雰囲気は、映画の中の生徒たちだけではなく、映画を見ている私達をも楽しませてくれます。
でも、実はこれが、これからの大学生活において、自らを陥れることになるデヴォンの自意識過剰さを表す布石なんですね。

さて、この映画のキャッチコピーは、

五感を震わす興奮と感動!

予告編はこちらです。
Youtubeにアップされている、公開当時の日本版は、画像がよろしくないので、海外版にて。
ファンのかたが製作したもので、英語がわからなくても、しっかり雰囲気は感じられるように作られています。

この映画は、親子の愛情に始まり、友達や先輩との友情、人生を歩む上で大切なきっかけになる恋愛や、教師との師弟愛といった、様々な愛をテーマにしています。

人間にとって最も重要な愛を物語るための題材として、大学のマーチングバンドを取り上げられており、さらに、人間の原始的な五感を最も刺激するドラムというリズム音楽に視点をあてた、とても見応えのある映画となっています。

最後には、ライバル校とのドラムライン対決があるのですが、これぞクライマックス!
何度でも繰り返して見たくなるシーンです。

日本映画では「ウォーターボーイズ」や「スウィングガールズ」にコンセプトが近いものとして、人気を博しています。

スウィングガールズ」個人的には東北の地・山形を舞台とされているので、愛着があります。


ところで、これらの映画では、音楽を奏でる上では、センスある音感に加え、スポーツ選手並みの体力と運動神経を必要とされるようなことが描かれていますが、運動と音楽って何かしらの相互関係があるのかな?
そう思ってネットで記事を検索してみましたら、アシックスのwebサイトの記事が目にとまりました。

音楽は運動に効果的? 「脳科学からみる運動と音楽の関係」

https://www.asics.com/

こちらの記事の、ラジオ体操の例が分かりやすいと思いました。
音楽なしでいきなり3番目の動きは?と言われると難しいですが、ラジオ体操の音楽を聞くと、自然と動きを思い出しますよね。
脳研究者である東京大学薬学部教授・池谷裕二先生によると、
「音楽は動きを暗記したり、いつもと同じことを繰り返すためにはすごく良いツールになる」
のだそうですよ。

また、音楽によって、
「報酬系・快楽系の神経が活動することで、本来であれば辛いランニングや腕立て伏せを楽に行うことができる。負担の軽減という意味でも、運動における音楽は有効に作用し、長続きさせる効果をもたらしてくれる」
ということです。

五感を震わす音楽と体験、積極的に日常生活に取り入れていきたいと思います。


あなたは
五感を震わす体験
していますか?