鮭のあら汁 Salmon soup

あったか節約術!簡単なのにご馳走「鮭のあら汁」レシピ

〜下処理簡単、健康と美容にも最高のコスパ最強料理〜


いよいよここ仙台も雪が降り、景色が一面白く染まりました。
食卓に温かい汁物が欲しくなる季節ですね。

そんな中、「物価高で毎日の献立が大変…」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?
そこで本日は、寒い冬でもお財布にやさしくて美味しい、心身あったまるレシピのご紹介をさせていただきたいと思います。

というのも、先日たまたま、デパ地下で鮭のあらに出会うことができまして♪

仙台藤崎の地下フードコーナーで発見した鮭のあら

実は日頃、海育ちで魚好き!と言っている私でさえも、家で魚を料理して食べるとなると、魚は下処理面倒、臭いもちょっと苦手、というところで、自宅でのお魚料理って敬遠しがちなんですよね…

というわけで、魚料理にあまり縁がない方々もいらっしゃることは理解しておりますので、まずは念の為、魚のあらについて簡単にご説明しましょう。

魚のあらとは、魚を三枚におろした後などに残る、頭、骨、ヒレ、エラ、中骨、血合いなどの部位の総称で、鮭に限らず、これらは常に店頭に並んでいるわけではないのです。
しかしながら、いわゆる”残りの部分”ゆえに、大手スーパーでもお安く販売されます。
目立たず、隅っこでひっそり売られてたりします。

ですから、私にとっては、見かけたら即買いの格安ご馳走食材
雪も降り始め寒さが増してきた今、このあらを使ってシンプルに美味しい「あら汁」を作ろうと思い立ったわけで、せっかくだからブログにも残しておこうと思った次第です。

いろいろレシピがあるであろう鮭のあら汁ですが、私がご紹介するレシピには特別なテクニックは一切不要ですので、ご安心くださいませ。
(ただし、食材がどの程度の分量かや、味の濃さなどはお好みによるので、かなりざっくり分量なのはご了承ください。苦笑)

簡単で美味しい鮭のあら汁の〜材料〜
  • 鮭のあら 1パック分
  • 長ネギ 1本
  • お好みのきのこ 1パック分
  • 日本酒 50〜100cc
  •  適量
  • 味噌 適量
  • おろし生姜 適量
簡単で美味しい鮭のあら汁の〜作り方〜
  1. 鍋に、鮭のあらが浸るくらいの分量のを入れ、火にかけておく。
  2. ボウルに水と鮭のあらを入れ、流水で洗う。
  3. 鍋のが沸騰したら、鮭のあら日本酒を入れる。
    日本酒で臭みを取るとともに、旨みと濃くを加えます。
  4. 再び沸騰したらに弱火にし、浮いてきたアクをとる。
  5. そのまま蓋をせずに弱火〜中火で30分くらい煮る。
    *そのうちにアクが出なくなって、生臭さも無くなります。
  6. 煮込んでる間に、きのこを食べやすい大きさ、長ネギは斜め薄切りにし、生姜はおろしておく。
  7. 30分ほど煮込んだら、一旦火を止めき味噌をとぎ、おろし生姜を加える。
    あら汁の味が強いので、味噌は、負けないよう多めに。
  8. きのこ長ネギを入れて一煮立ちさせる。
    生姜は、煮込まない方が、あら汁に清涼感を与えます。

このシンプルな材料とレシピで十分に美味しいのですが、野菜はお好みで、じゃがいもにんじん玉ねぎ大根などを加えても。
実際には結構たくさんの具材で召し上がった経験のある方の方、割といらっしゃるのではないでしょうか?
というか、これは私の経験上もあっての想像なのですが。
私は生まれが海育ちなので、実家にいる頃は結構な頻度であら汁を食べてきましたが、いつも具がいっぱいでしたので。

しかしながら、今回はあえて、シンプルな具材でもとっても美味しいよ、というお話をさせていただきたいと思いました。

なんなら、きのこもなくても良いくらい。
私はなんらかのきのこを常備しているので、きのこの旨みエキスもと思い加えてますが、野菜は長ネギだけ、でもいけます。

鮭のあら汁 Salmon soup
味噌は仙台味噌(赤味噌)なので、お汁の色が赤茶色

ちなみに、宮城県名取市生まれで現在仙台市在住の、生粋の宮城県民である私が基本的に常備しているお味噌は仙台味噌です。

仙台味噌について

仙台味噌(せんだいみそ)は、宮城県で生産されている味噌である。米麹と大豆によって作られる辛口の赤味噌である。風味高く、そのまま食べる事もできるため「なめみそ」とも呼ばれる。”(Wikipediaより引用:仙台味噌 – Wikipedia↗

Wikipediaの説明にもあるように、仙台味噌は、長期熟成された赤みがかった色が特徴で、豊かな香りしっかりとした塩気、そして米麹の奥深い旨味がギュッと詰まっています。
この力強い味わいこそが、魚介系の出汁が効いた鮭のあら汁と相性抜群なんです。

鮭のあらの濃厚な旨味に、仙台味噌のキリッとした風味が加わることで、味全体が引き締まり、最後まで美味しくいただけます。
この味わいが気になる方は、ぜひ仙台味噌をお試しになってみてくださいね。


それから、生姜も入れずとも美味しいですけど、特にこの寒い季節はあったまり効果が増しますし、免疫力がアップし、風邪予防にもなります。
断然、投入をオススメします!
生姜のすりおろしが面倒な場合は、チューブやパウダータイプでも代用にはなるかと思います。

そして、もし多く作りすぎたなって時には、冷蔵庫で保存。
お汁がゼリー状になるかと思いますが、それは鮭のコラーゲンです。
鮭のあらをじっくり煮込むことで、このコラーゲンがたっぷりお汁の中に溶け出したのです。
温めればまたサラサラになりますし、お肌や関節の健康をサポートしてくれる食べる美容液ですから、惜しみなくいただきましょう。
あえてたくさん作って、お汁を冷凍保存するのもありです♪

ところで、私は常に生姜を常備しています。
数年前に、内科医の石原結實先生が書かれた生姜の効能についての本を読んでから、その効果を信頼、実感しているためです。
季節問わず、年中役に立つ食材ですが、寒い季節は特に欠かせません。

ちなみに生姜ほどではないけど、我が家ではネギも常備率高い食材

というわけで最後に、生姜の効能について、参考にしてきた本をご紹介しますね。

以下の4冊の本のうち、『医者いらずの「生姜」事典』は文庫本で生姜の効能についての詳細が、『いいことずくめの しょうが ねぎ』はオールカラーのレシピ本で、先にも述べた石原結實先生のご著書によるものです。
後の2冊については石原結實先生の娘さんである石原新菜先生のご著書です。

石原結實先生が日本における「生姜ブーム」や「温活」の大きな火付け役の一人だとすると、石原新菜先生は結實先生の教えを継承しつつ、特に「蒸し生姜」という形で、より手軽で効果的な生姜の摂取法を広め「蒸し生姜ブーム」を牽引されたと言えます。
蒸しショウガのかんたん健康レシピ』はスープやドリンクをはじめしっかり料理まで、蒸しショウガを使った簡単レシピが豊富に掲載されています。
1週間で勝手に最強の免疫力がつくすごい方法』は生姜について触れられているのはほんの少しですが、免疫力を高めるための様々な方法がイラスト図解で豊富、わかりやすくためになり、いろいろ試したくなることうけあいです。


この冬も、コスパ最高の美味しい食事と免疫力アップで、乗り切っていきましょう♪


あなたは
免疫力をアップさせるため
どんなことをしますか?

ホリスティックセラピスト鷺島広子さんのクリーム作り講座

ギャラリー蒼さんで冬のスキンケアワークショップ


今日は仙台駅前のギャラリー蒼さんにお邪魔し、クリーム作りが体験できる”冬のスキンケ”アワークショップに参加してきました。


講師は、holistic aroma salon H【a∫】(ホリスティック アロマサロン アッシュ)代表の鷺島広子さん。

サロンは二子玉川、カフェ/マーケットは国分寺を拠点にご活動されていますが、今日は、東京からお越し下さってのイベントです。


季節の行事や儀式と植物に関しての豆知識から、乳香(にゅうこう/フランキンセンス)をはじめとした香りのお話。

そして、冬のクリームの材料となる植物とオイルについての説明を伺いつつ、1滴1滴を自分の五感で感じてから始まるクリーム作り。

ピンク色の綺麗なクリームが出来上がった後は、目元をいたわるお顔のセルフマッサージ。
そして、鷺島先生お手製のとっても美味しいお菓子と、ギャラリー蒼の森さんが淹れてくださったコーヒーでまったり、至福の時間でした。


また、ギャラリーでは、「暮らしを耕すマーケット」も同時開催されていて、素敵なお品がたくさん並べられていました。

「天然酵母トミーズパン」「あったか靴下」「こだわり調味料」等は本日1日限りということで、特に、蒸して食べるのがオススメという”ふすまパン”はほとんんど売り切れちゃってまして、私も慌てて購入。


さて、こちらが、本日作らせていただきました、私のピンクのクリーム❤︎
良質のシアバターに、たくさんのオイルがブレンドされた贅沢なクリーム。
とってもしっとりで、香りも自分好みに調合しているので、癒されてたまりません。


私の2023年のテーマは「3つの美」、美術・美容・美食。
そんな私にとって、素晴らしく有意義な空間を体験させていただけました。

鷺島広子さん、今日は、本当にありがとうございました。
楽しく、気持ちよく、美味しく、癒されるとってもためになる講座、次回の仙台での開催が待ち遠しいです。
もしかしたら、待ち切れず、東京まで行くかもしれません。

そして、ギャラリー蒼のオーナー森さんより、ご丁寧にお便りをいただきまして、今回の貴重なワークショップに参加することができました。
ご案内いただけましたことに、心から感謝いたします。
ありがとうございました。

あなたの
2023年のテーマは
なんですか?

美容と健康に紫黒米の「古代米」

史都 多賀城の古代米グルメ「しろのむらさき」


先日、宮城県多賀城市にてとんぼ玉製作体験と東北歴史博物館で開催中の「GIGA・MANGA 江戸戯画から近代漫画へ 」を見に行った際に、多賀城産の古代米を購入してきましたので、そのご紹介をさせていただきます。


古代米」多賀城に行った際にはいつも購入しています。

奥の「多賀米」はササニシキに古代米がブレンドされていて、無洗米仕上げ、そのまま炊くだけでOK
手前のテトラポットは「古代米」のみ。白米に好みの分量入れて炊く

古代米」とは、その名の通り、古代から栽培されていた品種ですが、いろいろな種類があり、
・ぬかの部分に赤い色素(タンニン)を持つ米が「赤米
・紫黒色の色素(ポリフェノール)を持つ米が「黒米(紫黒米)
・緑の色素を含むものが「緑米
となるのだそうです。

多賀城産「古代米」の紹介と炊き方の案内リーフ

特に、紫黒米にはポリフェノールアントシアニンなど、通常のお米では摂取できない栄養素が含まれるお米で、美容と健康に良いとされ、注目されているとのこと。
たんぱく質やビタミン・ミネラルも多く含まれているので美肌効果があるのだそうですよ。

ポリフェノール:植物が作り出す抗酸化物質で、活性酸素などの有害物質を無害な物質に変える作用があり、動脈硬化など生活習慣病の予防に役立つ。
アントシアニン:青紫色をした天然色素の一種で、強い抗酸化作用があり、目に対する健康効果が注目されているとともに、近年では美容効果も期待されている。

白米1合に、「古代米」を小さじ1・2杯程度を混ぜて炊飯するだけで、とても綺麗な色に炊き上がります。

古代米を炊く前は、ほぼ黒色

白米にブレンドして炊くと綺麗な紫色に

奈良時代に創建され、陸奥国の国府として栄えてきた多賀城では、古代米の一種である黒舂米(こくしょうまい)と書かれた木簡が出土していることに因んで、紫色に輝くお米を使ったグルメは「しろのむらさき」と命名されたブランドとなっています。
(参照:多賀城市内観光協会「しろのむらさき」のページ

木簡(もっかん):字句などを書き記した木の札のこと。

美容と健康に良い上、もちもちしてとっても美味しい古代米


ところで、歴史などに詳しい人以外にはあまり知られていないことですが、多賀城跡日本三大史跡の一つです。

史跡(しせき)とは、歴史上の重要事件や施設があった場所のことで、「文化財保護法」では、「貝塚、古墳、都城跡、城跡、旧宅、その他の遺跡で、我が国にとって歴史上または学術上価値の高いもの」のうち重要なものとされています。
そのなかから選ばれた3ヶ所が日本三大史跡で、多賀城跡(宮城県多賀城市)、平城宮跡(奈良県奈良市)、大宰府跡(福岡県太宰府市)とされています。

多賀城市域の1/4が遺跡になっているなど、古代には東北の拠点であったことがわかっています。

多賀城の歴史にご興味のあるかたは、こちらの動画もどうぞ。
親しみやすい感じで紹介されていて、子供から大人までにわかりやすく、意外と地元人間でも知らなかったことが知れて、興味深く感じると思いますよ。

多賀城市役所による動画

多賀城の古代米のセットはアマゾンでも購入可能です


多賀城関連記事
とんぼ玉製作体験@多賀城/宮城県多賀城市のとんぼ玉工房「のんか」さん
世界に誇れる日本のアート GIGA・MANGA@東北歴史博物館/江戸戯画(GIGA)から近代漫画(MANGA)までをたどる漫画の歴史展覧会


あなたは
紫色に輝く美味しいお米
食べたことありますか?

精製された白い食品は控えめに

五穀たっぷりクラッカーのすすめ

前田製菓の製品「五穀たっぷりクラッカー」
・全粒粉5.3%、玄米2.6%、胡麻1.6%、きび0.5%、あわ0.5%
・砂糖は使用しておりませんが、大麦麦芽由来の麦芽糖を使用しております。
・五穀(小麦全粒粉・玄米・黒胡麻・きび・あわ)を使用し、穀物の風味が特徴です。

と記載されています。

先日カルディで見つけ、108円というお手頃価格だったので、購入してみました。
この製品自体は特に目新しいものではないのですが、ちょうどホワイトシチューの粉が残っていたのを思い出して、シチューの付け合わせに、一般的なクラッカーより体に良さそう、と思ってのことだったのですが、買って大正解な食品でした。

一口食べたら、素朴ながら香ばしくて、今まで食べたことのないクラッカー、日本製品ならではの美味しさ!と感動してしまいました。もっと早く買っておくべきだったとさえ思いました。次はまとめ買いするかもしれません。

シチューがカロリー高めなので、バランスが大事☆ そして腹8分目◎

私は、ご飯を炊く場合は、基本的にそのままではなく、もち麦だったり、五穀だとか十穀だとかをブレンドして食べるのが習慣です。雑穀好きなので、とても自分に合いました。

ここ数年でよく知られるようになったことですが、一般的に、パンやご飯、砂糖など、精製されていない白い食品はよろしくないと言われています。人間の体は、自然で純粋な食材を分解する酵素しか持っておらず、精製された白い食品は、食物繊維やビタミン、ミネラルが抜けた状態なので、体内に急激に取り込まれ、血糖値を一気に上昇させてしまうのだそうです。血糖値が一気に上がると肝臓からインスリンというホルモンを放出することとなり、低血糖を招きます。それは、危険な血糖値の変動であり、健康と美容に多大なダメージをもたらすということなんですね。

例えば、パンを食べるなら天然酵母で発酵させたもの、さらに精製された小麦粉ではなく全粒粉でつくられたものが理想的全粒粉にはビタミンやミネラル、食物繊維が多く残っていて、栄養的にもベターということです。

…とは言いましても、個人的には、神経質になりすぎず、食べたいと思うものを美味しく味わって食べるのが一番だと思います。人が勧めるものでも、自分が美味しいと感じなければストレスですから。
生涯、食べることを楽んで生きたいですね♪

それから、料理は、ぼけ防止に最適なのだそうです。
理由は、メニューを考え、上手に段取りを踏みながら調理するには、かなりの頭を使うから。

私も、料理は色々考えること、作ることが楽しくて、リフレッシュの効果があると感じています。私の中では、料理は何も立派なものではなくとも、行為そのものが創作活動で、アートの一種という感覚です。
でもこれが、いつも美しく、ちゃんと作ろうとか、義務になっちゃったりすると、嫌になるのかもしれません。

食材の栄養を考えることも、料理することも、なんでも、あまり気を張らないこと。
そして食事は、家でも外でも、食べるだけでも、食べてもらう時でも、食べさせてもらえてありがたい気持ち、食べてもらえて嬉しいという気持ちを、大切にしていきたいと思います。


あなたは料理を楽しみ
美味しく健やかな食生活を
送っていらっしゃいますか?



〜 今回 参考にした2冊 〜

医者が教える食事術 最強の教科書――20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68
結構過激なことも書かれていますが、そこが面白いです。この本には実践編も出されています。
著書の牧田善二医師には著作が多く、TVにも出て有名です。

世界一の美女になるダイエットバイブル
世界一の美女になるダイエット」の実践編として出された本です。
かなり恥ずかしいタイトルで、手に取るのも気が引けますが、写真やイラスト豊富で視覚的にも面白く、ダイエットに関わらず、色々と参考になります。