〜感じたパンダのすごさ、そして広がる想い〜
私はこれまでパンダに強い思い入れはありませんでした。
もちろん、可愛いとは思います。
けれど、映画好きの私でも、自ら進んでパンダの映画を観に行くタイプではありません。
映画『パンダのすごい世界』公式ホームページ:https://unpfilm.com/pandas/
そんな私が映画『パンダのすごい世界(原題:The Panda Adventure)』を観に行ったのは、パンダを推し活するほど愛している友人の存在があったからです。
彼女は、2026年1月27日の上野動物園の双子パンダ(シャオシャオ・レイレイ)の中国返還により、日本国内から約54年ぶりにパンダがいなくなったことで、喪失感の中にいました。
そんな時、私は『パンダのすごい世界』という映画が上映されることを知りました。

仙台での上映会場はフォーラム仙台のみ。
しかも、その上映期間は1週間限り(2026年2月27~3月5日)。
私はこのことについて彼女に連絡し、もし良ければ一緒に行かない?と誘ったわけなのです。
すると、パンダ推し活する彼女は、当然のことながら、この映画のことは知っていて、観に行くつもりでいたと。
しかしながら、フォーラム仙台には行ったことがない、何より『パンダのすごい世界』を共有できる、一緒に行けるなら嬉しいと、快諾してくれました。
さて、そんな私たちが迎えた映画鑑賞当日。
映画館には、パンダグッズを持った方が思いのほか多くいらしたようです。
(私はあまり気にしなかったのですが、友人がしっかり観察していました。)

物販コーナーではパンダのぬいぐるみが販売されていたようですが、私たちが映画館に足を運んだ時点の仙台での上映2日目にしてすでに売り切れていました。
そんな様子に始まり、そしてパンダまみれの映画を観て、私は思いました。
パンダって、本当にすごいな・・・
原題『The Panda Adventure』直訳して「パンダの冒険」であるところを、邦題では『パンダのすごい世界』とされたこの映画ですが、まさに、パンダすごい、です。
誕生、成長、野生復帰。
これまで知らなかった生態。
想像以上に繊細で、そして多くの人の手によって守られている存在であること。
パンダが大好きな人々が世界中に大勢いて、それはまるで人間のアイドル級であること。
正直なところ私は、パンダの本音はどうなのだろう、人間のエゴではないだろうか、と考えてしまうこともありましたが(動物愛護あるあるですね)、パンダには”可愛い”以上のものがある、ということを知ることができました。
そしてさらに、心に残ったのは、隣に座っていた友人の姿です。
彼女は映画の間、ずっと涙ぐんでいました。
後で聞くと、実は涙を伴うほどの感動を感じている反面、不安もあったそうです。
私に対して、「パンダ好きでもないのに、退屈していないかな」と。
大好きなパンダを想う一方で、私のことを気にしていたのです。
その優しさに、グッときました。
映画のあと、カフェで感想を語り合いました。
彼女は「とても有意義な時間で、気持ちが満たされた」と喜んでくれ、私自身も「パンダでここまで色々考えることになるとは、貴重な体験だった」と、それぞれの想いを共有しました。

私は友人に、この体験をブログに残そうと思っていることを伝え、改めて尋ねました。
「あなたにとって、パンダの魅力って何?」
彼女からの回答は以下の内容でした。
・見た目の可愛さ
・いつも笑っているように見える
・人間が持っている嘘やエゴ、欲がない
・欲がない=“知足(足るを知る)”に通じる生き方
・持ち物は何もなく、ひたすら食べて出して寝るのシンプル生活
・パンダ特有のパンダ座りは人間みたいで親しみを感じる
そして、映画を見終わって改めて
「可愛い。知りたい。守りたい。
自分にできることを、パンダやあらゆる動物のためにしていきたい。」
と感じたとのことでした。
ふと、私は思いました。
彼女にとってパンダは“可愛い動物”としてだけでなく、”理想の存在”でもあるのかもしれない。
だから涙があふれるし、守りたいと願うのだろか・・・
映画『パンダのすごい世界』は、確かに愛に満ちた作品でした。
けれど私にとって本当にすごかったのは、
好きなものを、ここまで好きでいられる人がいること。
加えて、その情熱を、分かち合おうとしてくれることでした。
私はきっと、彼女がいなければこの映画を観なかったでしょう。
だから今こう思います。
パンダのすごい世界を教えてくれたのは、パンダそのものだけではなく、彼女だった、と。

パンダを超えての私的な話になりますが、実は、彼女とここまで仲良くなったのは少し不思議なご縁です。
私の幼なじみのような存在であった同級生が結婚した相手が彼女でした。
私も同級生である彼も閖上という田舎町に生まれ、同じ幼稚園から高校までを共にし、彼も私も中高とバスケ部員(彼はプレイヤー、私はマネージャー)。
そんなわけで、もともとは彼と私が家族ぐるみで仲が良かったわけなのですが、高校を卒業してからの数年後、彼がピアノの教師をする彼女と結婚してから、幼少期から中学時代までピアノを習っていた私は、気づけば、私は彼女と語り合う時間の方がずっと増えていたのです。
もちろん彼女には、彼の存在がなければ出会うこともなかったでしょう。
彼女との20年以上の付き合い(彼とのことで言えば40年来)の中で生まれた、パンダ好きでもなかった私がパンダの映画を観に行き、パンダのことをきっかけにここまで深いことを考えることになったこのご縁は、回り道のようでいて、とても自然な流れだったのかもしれません。
映画『パンダのすごい世界』公式ホームページ:https://unpfilm.com/pandas/
映画『パンダのすごい世界』は、彼女と彼がいたからこそ出会えた映画でした。
縁というものは、本当に不思議で、ありがたいものですね。
今日も、あたたかい感謝の気持ちでいっぱいです。
いやはや、ここまでの気持ちにさせてくれた、パンダにも大感謝です。
人の心を、優しく豊かにしてくれる存在。
パンダ、本当にすごい・・・

